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タイトル:Daily Drama Express 2007/07/18 ホタルノヒカリ (2)  2007/07/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/07/18 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ホタルノヒカリ
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 高野誠一(藤木直人)
 雨宮 蛍(綾瀬はるか)
 手嶋マコト(加藤和樹)
 三枝優華(国仲涼子)
 二ツ木昭司(安田 顕)
 山田早智子(板谷由夏)
  神宮司要(武田真治)
原  作 ひうらさとる『ホタルノヒカリ』
脚  本 水橋文美江
主題歌  aiko

あらすじ  第二回 恋をするのも命がけ 干物女とラブレター

 −−わたしは干物女。すでに枯れている。女として、すでに終わっ
ている。

 怖い顔つきで通行両調査をしている雨宮蛍(綾瀬はるか)。
 山田早智子(板谷由夏)から、お昼行く時間がないから、パンでも
買ってきてくれとのメールを受け取る。
 『了解!』と返信する蛍。

 蛍は『朝倉屋』という古色蒼然とした店でパンを買うが、後から入
ってきたOL二人組は、「ここ、いまいちパッとしないんだよね」と
言って、買わずに、駅向こうまで行く。


 デザイナー・手嶋マコト(加藤和樹)は部長・高野誠一(藤木直人)
に、朝倉屋のリノベーションをやりたいと言う。1週間程度で、予算
も50万円以内で、と。

 営業は自分たちを通してくれと言い、高野は大して利益が出ないと、
今抱えている仕事だけでも忙しいだろう、と却下する。

 しかし蛍は、あの店の前を通るたび、どうにかしてあげたいと思っ
ていた。それに自分たちの手で朝倉屋を生き返らせられたら、OLの
間にも口コミで噂が広がるだろう、とマコトを援護。
 早智子も、OLの口コミ力はバカにならない、と口添え。

 高野は、それならやってみろと、蛍にスケジュール調整を命じ、蛍
は、「手嶋さんならやれると思います」と言ってしまう。

 高野は蛍に対して、自分自身が枯れているのをどうにかしろ、と内
心突っ込む。

 高野が営業を付けようとすると、営業はこれからクライアントとの
打ち合わせがあると、拒否。
 三枝優華(国仲涼子)が、自分が一緒に行きます、と手を挙げる。

 蛍は、やはり二人はあの後.....と想像し、わたしにも花を咲かせ
てくれ!と内心叫ぶ。

 優華と外に出たマコトは、携帯メールを送る。

 蛍は、マコトからの『さっきはありがとう』というメールを受信す
る。

 蛍は、マコトは必死に自分のメールアドレスを見つけてくれたのだ、
と1人感激。

 そこに早智子が、渡すの遅くなったけど、課内のアドレス一覧表の
間違いが無いかチェックして、と渡す。

 蛍は真相を知り、がっかりするが、それでもうっとりとマコトから
のメールを見つめている。わざわざメールするほど、わたしに感謝し
ている.....と。でもそれは感謝?キスしたから?単なるありがとう?
と悩む。

 早智子は、蛍のメールは仕事系?恋愛系?と問う。

 早智子のメール講座。
 恋愛のメールに、あまり絵文字をたっぷりでは、バカっぽく見える。
彼からのメールには、疑問形で返す。どうしても返信しなければなら
なくなるような。そうやってメールでお互いの距離を縮める、と言う。


 家でいつもの恰好で縁側に寝ころんでいた蛍は、足をバタバタさせ
ながら、大後悔。マコトからのメールに対して、たった一言、『了解』
と、自衛隊のような返信をしてしまったのだ。どうしたらいいか考え
ても、いい考えが浮かばず、とりあえず冷蔵庫からビールを取り出す。

 高野は自室のラジオで、台風五号が近づいてくるとの天気予報を聞
いていた。

 高野は雨合羽を身にまとうと、蛍に、暴風雨が来るから雨戸を補強
するぞ、と言う。

 高野の恰好を見た蛍は、口に含んでいたビールを、高野の顔めがけ
て吹いてしまう。

 高野の監督の下、釘を打つ蛍。
 蛍は、台風が来てからやればいいと言うが、高野は万全に準備して
おかなければ、気が済まないのだという。

 蛍は、それなら高野が釘を打ってくれと、金槌を渡す。

 高野はそれまで携帯メールを見ていた。
 蛍は、それって仕事系?恋愛系?と聞く。
 それ何?と言う高野に、恋愛メールについて、早智子の受け売りの
説明。

 疑問形って?と高野に問われ、「『今何時?』とか」と答える蛍。
 それで?と更に聞かれ、「たとえば『8時だよ』とか、返事をしな
ければならないでしょ」と苦し紛れに答える蛍。
 高野に、時間を聞いて関係が深まるか?と笑われる。

 蛍は、自分にはこれぐらいしか思い浮かばないので困っている、と
言う。

 高野は、干物女が久しぶりに恋をすると、大変だな、と言う。

 遂に雨が降ってきて、大急ぎで補強した雨戸を元のようにはめる高
野。


 会社で帰り支度をしていた優華がマコトに、大雨が降ってきたみた
いだと言う。
 でも、まだマコトが仕事を続けるようだと気づいた優華は、帰るの
を止め、資料集めを手伝いながら、彼女とどうなったのかと聞く。

 マコトは、彼女は年上で、大人の女性という感じ。どう対応したら
いいかわからないと言う。


 蛍は傘を差しながら雨戸を閉めようとするので、前が見えず、うま
くできない。
 風にあおられた蛍は雨戸ごと庭にたたきつけられ、雨戸の下敷きに
なる。

 高野は仁王立ちで、「雨合羽を笑った者には、カッパの報い」と笑
う。蛍を助けない。


 優華は、臆することなく進めば?と言うが、マコトはいいんです。
今は仕事に打ち込みます、と言う。
 優華は、マコトのことはいつでも応援する。いつでも相談に乗るよ、
と言う。

 そこに神宮司要(武田真治)が来て、「何応援するの?」と問う。
 優華は、朝倉屋のリノベーションと答えるが、マコト君の恋でしょ、
と要。聞いていたのだ。

 優華は、マコトのことは入社したときから知っている。マコトとは、
ロンドンに行ってからもメールのやりとりをしていた。マコトはああ
見えて、恋に不器用なところがある、と言う。

 要は、それってホストの手口じゃないか、と言う。

 優華と入れ替わりに早智子がやってきて、要に何話していたのか聞
く。
 要はリノベーションの予算、少なすぎるってと答えるが、早智子は
優華はマコトのことが好きなんだね、としっかり話を聞いている。
 要には、早智子がうっとうしい。


 お昼を一緒に食べる、高野、経理部次長・二ツ木昭司(安田顕)、
要。
 二ツ木は、高野の引越祝いのパーティー、いつしに行っていい?と
しきりに聞くが、高野はその必要は無い、と断る。二ツ木も奥さんに
逃げられて、一人暮らしなのだ。
 高野が奥さんに逃げられたことが要にばれそうになり、必死にフォ
ロー。

 要は、マコトは調子に乗りすぎている。これでリノベーションが成
功したら、ますます天狗になるのでは、と心配している。
 高野は、マコトにやらせているのは、リノベーションがそんなに簡
単なものではないことを分からせるためだという。

 二ツ木は、高野には冷たいところがある。目の前に困っている人が
いても、笑ってアイロンがけをしているような、高野はそういうチマ
チマしたことが好きなのだ、と言う。

 要は食べ終わると、勝手にごちそうになることにして、お金を払わ
ず出て行く。

 高野は二ツ木に、妻はマンションを出て行き、携帯電話も通じない
し、メルアドも変えてしまっていて、行方不明で連絡もとれないと愚
痴る。
 二ツ木は、高野の方は変えていないのだから、そのうち連絡が来る
よ、と慰める。


 会議室でみんなマコトのスケッチを見る。どこかでみたようなデザ
イン.....

 サッと見た高野は、大口を叩いていた割に、表層的。これじゃ単な
るリフォームだ。根本からやり直せ、の一言。
 高野は冷たい。


高野が帰宅すると、蛍は座敷を紙くずだらけにして、資料作りをして
いた。
 高野は、二人暮らしのルールを忘れたのかと問う。

 お風呂は覗かない。
 二人で暮らしていることが会社の人にばれないようにする、と答え
る蛍。

 高野は、仕事は持ち込まないだろ、と言うが、蛍は間に合わなかっ
たらかわいそうという。
 マコトか?と高野。
 「何でわかるんですか!?」と蛍。
 「頼まれた?」と高野。
 「頼まれたったわけじゃ」と蛍。

 蛍は、マコトのためじゃないと強調。自分の恋の相手はマコトでは
ない、と。

 蛍は、きちんとした夕食を食べている高野に、リノベーションの失
敗例を集めている、と言う。人は失敗から学ぶもの、と言う。
 「人生に失敗している君ならではの発想だな」と高野。
 「人生に失敗!?」と蛍。
 「少なくとも女としては失敗しているだろう」と高野。でも、これ
を機に、マコトとの関係は深まるかもしれないと付け加える。
 蛍はその言葉に舞い上がり、もう一度言ってくださいと言っても、
なかなか言って貰えない。
 やきもきしていると、やっともう一度、マコトとの関係も深まるか
もしれない、と言って貰え、有頂天になる蛍。

 蛍が資料作りをしている横で、高野はワイシャツにアイロンを掛け
ている。
 庭では蛍が二匹舞っている。


 朝目覚めると高野は携帯メールをチェックするが、新着メールは無
い。

 座敷を覗くと、蛍が相変わらずウキウキと資料作りをしていて、や
がて「やっとできたー!」と叫ぶ。


 マコトは会社に泊まり込んで、朝倉屋のデザインをずっと考えてい
た。

 蛍は机上にさりげなく作ったファイルを置くが、気づいて貰えない。

 優華が、少し休んだらと言っても、マコトは休まない。完全に煮詰
まっている。


 家で縁側に寝ころんで雑誌を読んでいる蛍。

 帰宅した高野は、どうしてマコトにファイルを渡さなかったのか、
と問う。
 気づいて貰えなかったと蛍。
 資料はどこにあると問われ、どこかその辺に、と蛍。
 ファイルは雑誌の下にあった。

 高野はそれを掘り出すと、人ごとかよ、とあきれ、あんなに一生懸
命作ったのに、渡さない、と怒る。
 蛍は渡そう、渡そうとしているうちに、日が暮れてしまった。だっ
て好きな人には疑問形でしょ、と言う。

 高野は、それはメールだろう、とあきれる。
 蛍はこれから、「アホミヤ」と呼んでくださいと開き直るが、すか
さず高野から「アホミヤ」と呼ばれ、落ち込む。

 高野が自室で着替えていると、「アホミヤです」と蛍がやってくる。
今夜台風が直撃しそうなので、非常食の用意をしました、と渡す。
 高野は、明日はマコトに資料を渡すよう言う。もし直接渡すのがそ
んなに蛍にとって高いハードルなら、朝早く行って、マコトの机の上
に資料を置き、手紙でも置いておけばいいだろう、と言う。
 手紙!?とひく蛍に、それならメールを送っておけばいいだろう、
と高野。

 蛍は早速メールを作成。「アホミヤです」と書き始め、慌てて「雨
宮です」に修正。

 何とか打ち終わり、送信。

 台所で料理している高野にまとわりついて、マコトとの距離が30
センチぐらいになった気分、と浮かれる蛍。
 蛍は高野が調理しながら飲んでいたワインに目を付け、ちょうだい、
と言う。

 高野は、冷蔵庫に入れておいた、100g 1,680円の高級チーズが無い
と言う。
 蛍は、道理で高級すぎて口に合わなかったわけだ、と言う。

 高野は、二度と食材を取られないよう、冷蔵庫の真ん中に、赤いビ
ニールテープを貼って、二等分する。
 ついでに食卓の上にも、蛍のもので選挙されないよう、半分の位置
に赤いビニールテープを貼る。


 マコトは強風の中、お弁当屋で、蛍のメールを受信。
 蛍に電話するが、通じない。


 座敷に目を向けた高野が、「携帯」と言う。
 「携帯まで、線引くんですか!?」と驚く蛍に、携帯が鳴っている
ようだが、と高野。

 自室に飛んでいって、携帯を見た蛍は、マコトがこれから資料を取
りに家に来るというメールを見て、驚く。

 廊下をはって座敷まで来る蛍。
 「蛇女か?」と高野。
 あまりのことに驚いて、腰が抜けてしまった、と蛍。標高 5000メ
ートルのエベレストから突き落とされた気分と言う蛍に、エベレスト
は8848メートルだと、冷静な高野。
 蛍はそんな高いハードル、越せませんと言い、高野は何が何でも玄
関で食い止めるのだ。二人で暮らしていることがばれたら高野も立場
上困る。すぐ追い返すのが何なら、近くのカフェでお茶でもしてくれ
ばいいとアドバイスを言う。
 でも、外は雷まで光ほどの暴風雨。

 蛍はとりあえず高野に、玄関から高野の痕跡を消し、掃除をしてく
ださいと、つるしてあった洗濯物を回収しながら言う。
 蛍自身は着替えてくる。こんなかっこうでは男の人の前に出られな
いと言う。

 高野が掃除を終えたところに、現れた蛍は、派手なワンピースに、
満艦飾の帽子までかぶっている。迷っているうちにこんなことになっ
てしまった、と。
 高野は、後は蛍自身でどうにかしろ、と言い放つ。

 蛍は電話で断ると言うが、資料を直接渡せもしない蛍には、無理だ
ろう、と高野。

 蛍が考えあぐねて、居留守を使おうと玄関の電気を消し、居間に行
くと、高野が雨合羽を着用し、蛍のファイルをビニール袋にくるんで
いた。
 一か八かやってみる。10分経って戻ってこなかったら、ニアミス
したと思えと言い置いて、出て行く。
 蛍は高野を見直す。


 マコトは大通りでタクシーを降りると、蛍の家を探していた。

 ゴミ箱などが吹き飛ばされる中、真琴を捜す高野。

 無事マコトを見つけると、自分も蛍からメールを貰い、資料を受け
取った。このファイルを持って、一刻も早く仕事に戻れ、と高野。


 雨も上がり、甚平に着替えた高野は、縁側に座っている。

 蛍は高野にお礼というと、缶ビールを渡す。
 高野は、妻は料理が苦手だった。でも、徹夜とまではいかないが、
頑張って弁当を作ってくれた、と言う。
 愛妻弁当ですねと目を輝かせる蛍に、高野は弁当は持って行かなか
ったという。その頃、昼はクライアントと食事していたから。いい夫
だったとは言えない、と言う。

 蛍は、いい夫ではなかった高野と、恋から遠ざかっていた蛍。二人
は代われますよね、と言う。
 でも、高野は、蛍は変われない。一生掛かっても無理。いや、生ま
れ変わっても無理、と断じられてしまう。


 会社に戻って、蛍の資料を参考に、デザインするマコト。
 隣にいた優華は、声を掛けてきた要に、今度のデザインはいいと見
せる。
 要は優華に会いに来た。話があるから聞いて欲しい、と言う。


 蛍は自分だって女だ、と言いながら、必死の形相でマコトにメール
を送る。


 要は優華に、優華の恋を応援することにした。要が応援するからに
は、マコトは優華の手に落ちたも同然。マコトに言い寄る女は、バッ
サ、バッサと切り捨ててやる、と言う。


 朝目覚めた高野は、縁側の窓を開け、くしゃみを一つ。
 ふとゴミ箱を見ると、蛍の携帯が捨ててある。

 蛍の部屋からうめき声が聞こえ、高野は断って入ると、うなってい
る蛍の布団をはぐ。
 すると蛍は、ずっと変な顔をしている。

 蛍は高野に、ゆうべ勢いで変なメールを送ってしまった。メールを
取り返す方法は無いかと聞く。これでは会社へいけない、と。

 あきれて放っておく高野。

 マコトは蛍のメールを受信する。
 件名:デザインは…
 本文:進んでますか
    大丈夫ですか
    私は…
    私は…
    あなたに逢いたいです
    (*^o^*)

    ホタル


寸  評  荒唐無稽なドラマではありますが、諸処に「わかる、わかる。そ
うそう」と相槌を打ちたくなるポイントがたくさんあります。
 そんな合間合間に、クスッと笑ってしまうポイントが、憎いくらい
うまく配置されていて、最初それほど期待していなかったのですが、
なかなか見応えのあるドラマに仕上がっていると思います。

 仕事内容としては、大きなプロジェクトは描きにくいからか、町中
のパン屋のリノベーションという簡単にわかる題材に縮小してしまっ
ているのが、ドラマらしいずるさですが。

 高野にとってホタルは、年の離れた妹という感じで、ホタルも高野
のことは年の離れた兄さん、という感じになっているのでしょうか。
お互い、男女の気持ちはもっていない感じに描かれていますよね。
 でも、結末としては、二人が恋に落ちる、あるいは結婚までいって
しまうのかな、とも思うのですが。どうなるでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 空梅雨と危ぶんでいたら、大雨が降るし、毎日曇っていて、時々雨が降るよ
うな毎日ですね。
 今年の夏はラニャーニャ現象が発生しているため、猛暑と言われていたので、
わたしとしては、梅雨明けが遅いのは歓迎です。商売によっては、梅雨明けが
遅いのは大打撃かも知れませんが、夏の暑さがとにかく苦手なわたしにとって
は嬉しいです。
 こうなると、梅雨明けが遅くて、残暑が10月まで続いた、あれは確か
2003年を思い出してしまいます。
 ことしの夏はどうなるのでしょうか?
 これ以上、台風や地震の被害に遭わなければ、と思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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