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タイトル:Daily Drama Express 2007/07/06 山田太郎ものがたり (1)  2007/07/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/07/06 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 山田太郎ものがたり
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山田太郎(二宮和也)
 御村託也(櫻井 翔)
 山田和夫(松岡 充)
 山田綾子(菊地桃子)
 一ノ宮校長(宇津井健)
 鳥居京子(吹石一恵)
  永原眞実(吉沢 悠)
 中井正美(大塚ちひろ)
 池上隆子(多部未華子)
 杉浦圭一(忍成修吾)
 山田次郎(鎌田晟裕)
 山田三郎(清水尚弥)
 山田よし子(村中暖奈)
 山田五子(吉田里琴)
 山田六生(渋谷武尊)
 山田七生(稲垣鈴夏)
原  作 森永あい『山田太郎ものがたり』
脚  本 マギー
主題歌  

あらすじ  第一回 麗しの王子様は…ケタ外れのド貧乏

 山田太郎(二宮和也)には、雲が食べ物に見える。お腹が鳴る。
 「ああ、お腹空いた」と言うと、もう一度バラックのトタン屋根の
上に、大の字に寝転がる。

 朝、6人の弟妹達と一緒に、母・山田綾子(菊地桃子)に見送られ、
登校。


 2007年4月。
 池上隆子(多部未華子)は固く目をつぶる。そして『特進クラス』
の貼り紙を見る。トップは太郎。

 名門・一ノ宮高校の中でも、更にエリートだけを集めた『特進クラ
ス』。
 隆子は庶民だが、なぜ苦労してセレブの集まるこの高校の特進クラ
スに入ったかと言えば、それは彼氏をゲットして、玉の輿に乗るため。

 ハイヤーで学校に送り届けられる御村託也(櫻井翔)。
 駆けてきて太郎と、二人並んで校門をくぐると、全校生徒が熱狂し、
騒ぐ。
 太郎はこの学校で唯一、300万円の授業料を全額免除されている。

 全校生徒から、太郎は大金持ちだと思われている。

 太郎は干物のにおいの元を探し、隆子を見つける。
 見つめられた隆子は、「見つけた。わたしの王子様」と内心つぶや
く。


 始業式での一ノ宮校長(宇津井健)の挨拶。「三本の木を育てて欲
しい。やる気、根気、そして慈悲の心.....って、『気』は付かない
か」とギャグを混ぜる。

 校歌は、御村のピアノに、太郎の指揮。講堂のオーケストラボック
スでは、オーケストラも演奏している。

 太郎の姿に見とれた女生徒たちが、次々と失神。

 担任の鳥居京子(吹石一恵)は、つい太郎と御村に見とれてしまい、
「無駄にかっこいいあの二人、やりにくいな.....」と内心ぼやく。

 クラス委員決め。
 中井正美(大塚ちひろ)は、太郎か御村が委員長になることを狙っ
て、副委員長に立候補。
 でも、杉浦圭一(忍成修吾)が、委員長レースに名乗りを上げ、太
郎はせっかく立候補したのだから、杉浦が委員長にいいのではと言い、
御村も賛成する。

 太郎はこれでバイトの時間が減らなくて済んで、ホッとしている。

 太郎はチョコレート菓子の空き箱を、筆箱代わりにし、その中に禿
びた鉛筆を沢山入れていた。
 またお腹が鳴ってしまい、振り向いた御村に、「聞こえちゃっ
た!?」と謝る太郎。

 太郎は校長と一緒に学校の温室の菜園に入る。
 お腹が鳴った太郎に、トマトを一つ渡す校長。

 隆子は太郎と一緒に帰りたい、と一生懸命帰ろうと誘うための練習
をしていたが、そのそばを太郎がすごいスピードで駆け抜けてしまい、
声をかけられなかった。

 迎えのハイヤーにいったん乗り込んだ御村だったが、太郎が気にな
り、「今日は歩いて帰る」と言ってハイヤーを降りると、太郎を尾行
する。

 途中太郎は、いい匂いをさせている屋台で、思いっきりその匂いを
記憶すると、駆け出す。

 太郎を必死に追いかけたが、御村は見失う。

 帰宅した太郎は、早速洗濯物を取り込み、「やっぱ、バイオの力が
必要か」と言いながら、家庭菜園のミニトマトを収穫。

 山田家家訓
 一、一円に笑う者は、十円で爆笑
 一、金は借りるな、返せない
 一、お金が落ちているかもしれない、だけど上を向いて歩こう
 一、いつも心に家族の笑顔

 貧しい夕食の前に太郎が、新学期と言えば、何かと物いり。だから
太郎が短期バイトで入ったお金を.....と言うが、綾子はそのお金で、
路傍で売られていた絵を買ってしまったという。
 綾子はお嬢様育ち。夫・山田和夫(松岡充)との出会いも、和夫が
売っていた絵を買ったことだった。

 三男・山田三郎(清水尚弥)は、おかずは要らない、と言う。友達
からふりかけをもらったから、と。

 太郎は、帰り道にかいだ食べ物の匂いの記憶を呼び覚まし、それで
ご飯を食べる。
 でも、ほかの弟妹はそうはできない.....

 明日は次女・山田五子(吉田里琴)の誕生日。太郎が五子の好きな
ものを奮発するというと、コロッケと五子。
 五子指定のコロッケは、横綱コロッケ。これはかなりおいしく、し
かも安い。従って、おばさん達と壮絶な取り合いになるのが難点。
 太郎は弟妹達に何とかするという。


 御村は自宅で花を活けていた。


 太郎は弟妹達を寝かせるとバイトへ。綾子は身体が弱くて働けない。
和夫は絵を描きに行っていて、行方不明。

 太郎は道路工事現場でバイト。
 休憩時間に先輩から缶コーヒーをおごって貰い、今週もう少しバイ
トに入りたいと頼む。
 太郎に見とれていた先輩は、請け合う。


 太郎は授業中、朝からずっと寝ている。
 京子も、「天使の寝顔.....」と見とれかけて.....注意しなければ
と思うのだが.....やはりできない。

 太郎は旧家の跡取り、大企業の御曹司、どこかの国の王子、などい
ろいろの噂。

 お昼を食べていない太郎に、女子生徒が、お昼一緒にどうですか?
と声を掛ける。
 弁当を持ってきていないと太郎が言うと、太郎に弁当をくれる。

 太郎が礼を言うと、更に明日も太郎にお弁当を持ってくるとか、吉
兆のお弁当を届けされるとか、次々と申し出が集まる。
 隆子は、「こんな庶民のお弁当じゃ駄目か」と思う。


 学校が終わると駆け出す太郎。
 その行き先は、横綱コロッケ。みんな続々と集まっている。
 隆子は母親・池上まりあ(柴田理恵)に手を引かれている。特売品
を狙うには、兵隊の数も必要と、まりあ。

 隆子は、特売品を争う生活はできない、と戦線離脱。

 太郎は、気合い十分で駆けていくが、結局一つも手にできずじまい。


 帰宅した太郎は、コロッケ買えなかった、と五子に謝る。
 五子はイメージでゴハンを食べてみると言う。

 太郎が代わりに唐揚げを買ってきたと取り出すと、五子は「そうだ、
唐揚げの方が好きだった」と言う。


 池上家が庶民なのに、一ノ宮の高い学費を払えているのは、まりあ
の倹約のおかげ。
 隆子は夕食の席を飛び出し外を走りながら、こんな生活をしないた
めに、美男子の御曹司と、玉の輿をゲットすることが、自分に科せら
れた義務と自分に言い聞かせる。

 隆子は道路工事のバイトをしている太郎を見かけ、大金持ちでもお
金のありがたみを知るために、バイトをしているなんて、偉いわね、
と勝手に妄想している。そしてクラスのみんなには、黙っているから、
と言う。
 太郎は話してもいいと言う。


 帰宅した太郎がトイレにはいると、トイレットペーパーが無くなっ
てしまう。


 校長は、温室にやってきた永原眞実(吉沢悠)に、永原以来の天
才・太郎がいると言う。


 昼休み、太郎は女子から沢山の弁当を貰う。

 隆子の弁当は、横綱コロッケ二つがおかず。庶民的すぎて恥ずかし
い、と隆子は食べずにふたをする。

 横綱コロッケの匂いをかいだ太郎が、隆子の前に立っている。
 太郎に見つめられた隆子は、その瞳に吸い込まれそうになり、太郎
に弁当を渡す。


 永原は、後輩の京子が特進クラスの担任では心もとないと校長に言
う。大学で数々の失態を見てきたから、と。
 校長は、もう少し長い目で京子を見てやってくれないか、と言う。


 太郎はトイレで、トイレットペーパーを一つ失敬する。バイト代が
入ったら、二つ返しますからと言って。

 でも、太郎は上着の下に隠したトイレットペーパーを、ショックの
あまり駆けてきた京子にぶつかられたため、落としてしまう。そのト
イレットペーパーは階段を転がり落ち、見ていた杉浦に、「トイレッ
トペーパー盗んだんだ」と言われてしまう。

 転がり続けたトイレットペーパーは、御村の前まで行き、足で止め
た御村は、花粉症の自分のために用意してくれたのだろうけど、あい
にくトイレットペーパーは使えない、と言う。
 たちまち大勢の女生徒がティッシュを差し出す。

 太郎が女子生徒に騒がられるのがおもしろくない杉浦が、太郎が貰
った弁当を一つ盗む。

 太郎は杉浦が盗んだ弁当が、隆子から貰った横綱コロッケと知ると、
猛然と追いかける。
 駆ける太郎の後を、隆子が追う。

 屋上で杉浦は、そんなにこの弁当が大切か、と言う。
 大切だ、と太郎。

 それを見た隆子は、太郎が自分のことを愛してくれていると勘違い。


 杉浦が「返してやろうか」と言い、嬉しそうに受け取ろうとする太
郎。
 でも杉浦は、その弁当を放りあげ、太郎は飛びついて受け取ろうと
する。
 弁当は、御村が先にキャッチ。太郎に渡す。

 その様子を見て、隆子はますます感激。


 帰宅した太郎は、五子にその弁当を披露。
 五子は感激し、まずはコロッケのイメージでご飯を食べると言う。
 太郎が食べてもいいんだよと言うと、五子は、太郎に食べるよう言
う。五子が横綱コロッケをリクエストしたのは、太郎に食べさせたか
ったから。前の時、太郎はみんなに分けてしまって、結局太郎自身は
全然食べられなかった。太郎が一番大変な思いをしているのに、と。
 太郎は一口食べ、「おいしい」と言う。

 その後、次々とみんなから貰った弁当を披露。
 みんな見たこともないと感激。
 五子は、横綱コロッケが一番好き、と言う。


 山田家のそばに立っている御村。
 帰宅した綾子が、「太郎のお友達?上がっていったら」と声を掛け
ると、御村は、「いえ、いいです」と断る。

 御村はしみじみと『友達』という言葉の響きをかみしめる。


 綾子は五子に、プレゼントを買ってきたと言って披露。
 それは高そうなワンピース。いくらしたのかわからない。

 太郎はため息をついた後、「ま、いいか。また稼げば」と自分に言
い聞かせる。


寸  評  まだ初回のためか、このストーリーの人気の秘密が分からないで
す。そのうち、わかってくるのかな?
 ところで、お金持ちの集まる学校、庶民の女の子って、放送枠、嵐
のメンバー等々も相まって、『花より男子』と、時々オーバー・ラッ
プしてしまいます。

 また、1人けなげに家計を支える長男と、その一方で息子が血のに
じむ思い出稼いだお金を湯水のようにってわけではないですが、今日
のご飯にも困るのに、絵や服に浪費してしまう母親って、見ていて、
いちいち腹立ちます。
 もう少ししっかりしなよ、母親でしょ!!と。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このドラマと、『花ざかりの君たちへ』の二本で、美少年(年齢が上の子も
いますけどね)は、かなり払底したのではないでしょうか。

 ところで主役はジャニーズの二人ですが、この番組のHPの顔は結構ましで
すね。細かくてわかりにくいですが、今回も写真ではなく絵ですよね。何とな
く昔読んだ、ポプラ社の少年探偵団シリーズの表紙を思い出します。とてもリ
アルな油絵でした。あの絵は結構好きだったので、今でもよく覚えています。
(鈴木)

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