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タイトル:Daily Drama Express 2007/06/14 ホテリアー (最終回)  2007/06/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/06/14 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ホテリアー
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 小田桐杏子(上戸彩)
 水沢圭吾(及川光博)
 緒方耕平(田辺誠一)
 北野みつ子(片平なぎさ)
 柏木真由美(笛木優子)
 森本正和(竹中直人)
 森本あかね(サエコ)
 後藤加世子(小田茜)
原  作 カン・ウンギョン
脚  本 江頭美智留ほか
主題歌  「」

あらすじ  最終回 そして運命の日!!

 従業員がみな、社長の北野みつ子(片平なぎさ)の容態を心配する。

 病院でみつ子が目覚める。病名は胃潰瘍。

 総支配人・緒方耕平(田辺誠一)は、今週いっぱいは入院して、静
養してください、と言う。

 みつ子は、株主総会まであと10日しかないと心配する。
 緒方は、自分たちに任せてください、と言う。

 ベルボーイのみつ子の息子・北野洋介(佐藤祐基)が、ホテルとみ
つ子自身の身体とどっちが大切かと問う。
 みつ子は、「ホテルよ」と言ったら怒る?と言って笑う。

 フロント・アシスタント・マネージャー・小田桐杏子(上戸彩)が、
自分たちでは、頼りなさ過ぎますか?と済まなそうに言う。


 みつ子が胃潰瘍で入院と聞いた従業員たちは、大病でなくて安堵す
る。

 フロントマネージャー・上田奈津子(西田尚美)に、みつ子の心労
は副総支配人・岩間武彦(東幹久)のせいと責められ、岩間は素直に
謝る。

 今日もみんな委任状集めに必死。
 緒方とM&Aの専門家・水沢圭吾(及川光博)は株主に、大日東開
発に東京オーシャンホテルを再建する意志がないことを説明し、口説
く。

 今は東京オーシャンホテル 46% 対 大日東開発 49%。水
口夫人・ゆきえ(高橋ひとみ)の3%を取れなかった影響は大きい。


 緒方は大日東開発会長・森本正和(竹中直人)の娘・森本あかね
(サエコ)に、森本の裏帳簿のCD−ROMを返す。
 どうして?と言うあかねに、それがみつ子の意志だから。みつ子は
あかねに、父親と争って欲しくないと思っている、と言う。


 みつ子を見舞った緒方と水沢。現状は、東京オーシャンホテル 
48% 対 大日東開発 50% の大接戦。明日の株主総会で来場
した人の分も集計しないと結果は分からない、と言う。


 あかねが突然帰宅する。
 弁護士のエドワード・キクチ(甲本雅裕)も来ていて、森本はあか
ねに、一緒に前祝いのワインを飲もうと誘う。

 あかねは断り、自室に入ると、バッグの中からCD−ROMを取り
出す。


 杏子はプールサイドで水沢に礼を言う。
 水沢は生まれて初めて人のために何かしようと思った。それは守り
たいものができたからだ。でも、結果は予断は許さない、と言う。

 杏子は、明日の株主総会でホテルの経営者がどうなるかはわからな
い。でも、東京オーシャンホテルに泊まってくださるお客様がいらっ
しゃる限り。最高のおもてなしをする。それがわたしたちホテリアー
の誇り、と言う。


 翌日、株主総会。続々と集まってくる株主たち。
 森本、森本の秘書・柏木真由美(笛木優子)、キクチもやってきて、
委任状を提出する。もちろん水口夫人の分も。

 杏子が電話を受け、洋介と共にみつ子の病室に駆けつける。

 みつ子は起き上がり、どうしても株主総会に行くという。

 洋介が、みつ子が行ってもどうなるものでもないだろうと止めるが、
みつ子は今日、東京オーシャンホテルの運命が決まる。どうあっても
見届けなければならないと言う。

 杏子と洋介がタクシーにみつ子を乗せ、東京オーシャンホテルへと
向かう。でも、タクシーの中でもつらそうなみつ子。

 株主総会が進行する。
 役員の議案に対して、森本が緊急動議を出し、現役員7人の解任を
求める。

 みつ子が会場に到着し、着席。

 投票が始まる。

 そして集計。賛成 50,681票 対 反対 47,773票。
 森本の反対案は否決され、原案が通る。

 森本がキクチに対して、票の読み間違いを非難する。

 キクチは、読み間違いなんて無い。人をだますような人にはついて
いけない。自分のボスは水沢だけだという。

 森本は怒って海上を飛びだし、真奈美は森本を追いかけながら、も
う東京オーシャンホテルにはこだわらないでください、と言う。
 森本は真由美に、口出しするなと怒鳴ると、北野を憎んでここまで
やってきたと言う。
 真由美はみつ子を取られたからですね、と言う。


 キクチは水沢に、自分が森本についたようにみせかけたのは、『敵
を欺くには、まず味方から』という日本の諺を地で行ったようなもの。
自分のボスは水沢だけだ、と言う。

 キクチに礼を言う水沢。
 礼を言うなんて、水沢らしくないとキクチ。

 みつ子、緒方、杏子は、水沢とキクチに礼を言う。
 水沢は、すべてはキクチのおかげという。
 キクチは、本当に感謝すべきは水口夫人。水口夫人はキクチの芝居
に付き合ってくれた。水口夫人の委任状の委任先はキクチ。水口夫人
は、キクチが東京オーシャンホテル側の人間であることを確かめて、
委任状を渡した。
 水口夫人は、自分のせいで緒方が解雇されたことをずっと気に病ん
でいて、これでやっと埋め合わせができると思った。すなわち、水口
夫人の3%はもともと森本のものではなく、東京オーシャンホテルの
ものだったのだ。

 みつ子は東京オーシャンホテルの株を、私財をなげうって買い取っ
てくれた水沢に感謝する。


 水沢は杏子に、まだ杏子のことを素直に妹とは思えないけど、自分
の大切な人であると言うことには、間違いないという。

 杏子は、自分を生んでくれた母、そして父のことを教えて欲しいと
言う。

 水沢は、いったいどういうことかきく。

 杏子は生まれてまもなく捨てられ、養護施設に収容された。二歳の
時、特別養子縁組で、今の両親に引き取られたという。すなわち、二
年前に亡くなった母親は養女。

 水沢は、とんでもない間違いをしていたという。
 水沢の生母は、旧姓・本田ナオコ。すなわち小田桐ナオコは、杏子
の育ての母。つまり、水沢と杏子は血がつながっていない。

 杏子は、生前母が気にしていたのは、水沢のことかも知れない、と
言う。小さいとき、三歳ぐらいの男の子の写真を見て、ナオコは泣い
ていた。でも、その男の子が誰かは聞いてはいけない気がして、聞け
なかった。ずっと水沢のことを心配していたのだ、と言う。

 水沢は杏子に礼を言う。これでやっと両親を許せる。きっと神様っ
ているんですね。これで杏子を愛せる、と言うと杏子を抱きしめる。
そして一緒にアメリカに来て欲しい。もうお金も別荘もクルーザーも、
何もないけど、と。

 水沢が緒方を部屋に呼び、杏子にアメリカに来て欲しい。一生そば
にいて欲しい、と言った。杏子と結婚する、と。

 杏子と水沢とは兄妹では!?と心配する緒方。

 水沢は、杏子とは兄妹では無かった。そのことを緒方には言ってお
きたくて、と言う。

 緒方は、杏子を幸せにして欲しい、と言う。
 水沢は、杏子を一生幸せにすると言う。

 オフィスに戻った緒方は、一人残っていた杏子に、水沢から、杏子
と結婚して、アメリカに渡ると聞いた、と言う。

 杏子は、アメリカに行くってことは、このホテルを離れるってこと
ですね.....と暗い顔になる。このホテルがずっと自分自身の居場所
だった、と言う。

 緒方は、これからは水沢のところが杏子の居場所。今までよりもっ
と幸せになるのだと言う。


 翌日、みんな杏子が水沢と結婚することを知っていた。


 森本は花束を抱えてみつ子を見舞う。そして今回は負けを認めるが、
東京オーシャンホテルはあきらめない、と言う。
 みつ子は、もう北野を恨むのはやめて、と言う。

 それでも森本があきらめないと知ると、みつ子は自分もあきらめず、
絶対東京オーシャンホテルを守り抜いてみせると言う。

 森本は最後に、やはり東京オーシャンホテルとみつ子のことはあき
らめないと言って、病室を出て行く。


 森本のところにあかねがやってきて、CD−ROMを返す、と言う。
この森本の会社の裏帳簿のCD−ROMをみつ子に渡したのだが、み
つ子は使わなかった。東京オーシャンホテルは堂々と戦って、勝った。
あかねは、森本にも堂々として欲しい、と言う。

 森本がCD−ROMを受け取ったとき、東京地検特捜部の捜査員た
ちが、森本の脱税容疑で乗り込んできて、森本の身柄を拘束する。

 森本は真由美に弁護士を呼ぶことと、あかねのことを頼む。
 森本は、地検特捜部の捜査員にCD−ROMを渡すと、おとなしく
従う。

 あかねは、ちゃんと罪を償って戻ってきて、と言う。
 真由美もあかねと二人で待っていると言う。


 みつ子は勝手に退院してきてしまった。
 駆けつけてきた緒方と杏子に、病院でただ寝ているなんて耐えられ
ない。この社長室が自分の居場所、と言う。

 仕事なんて、元気になればいくらでもできると言う杏子に、もう時
間が無い、とみつ子。医者に、はっきりと聞いてしまった。ここで目
を閉じれば本望。自分亡き後は、みんなで力を合わせて、東京オーシ
ャンホテルを頼む、と言う。


 緒方はレストラン料理長・黒岩輝夫(塩見三省)に、みつ子の言葉
を伝え、みつ子を止められなかったという。
 黒岩も、止められない。黒岩自身も目を閉じるまで、ここに立ち続
けたいと思う。だから何が何でもそれまでここを潰すんじゃないぞ、
と緒方に言う。


 副総支配人・岩間武彦(東幹久)は緒方に、今まで自分がしてきた
ことを詫び、どんなことがあっても、どんなことをしてもこの東京オ
ーシャンホテルを守っていきましょう、と言う。
 固く握手する緒方と岩間。


 私服の杏子が、水沢の部屋に入る。
 水沢は明日、このホテルをチェックアウトする。杏子は仕事のキリ
がいいとき、来てくれればいい。今住んでいるアパートは、もっと小
さいところに越さなければならないけど.....としゃべり続けるのを
杏子は止め、自分はアメリカへは行けない。杏子は東京オーシャンホ
テルを守っていかなければならない。ずっとここにいる。だからアメ
リカには行けない、と詫びる。

 水沢は笑って頷き、杏子を許す。


 海辺に立つ杏子のところに、駆けつける緒方と奈津子。
 杏子は自分の人生を生きればいいんだという緒方に、杏子は、だか
ら自分の人生を選んだ。一生ホテリアーとして生きていく、と言う。


 チェックアウトに降りてくる水沢とキクチ。
 ホテル従業員一同、深々と礼をする。

 フロントに立っていた杏子に水沢は、すべてを整理してくる。だか
ら待っていて欲しい。杏子が来られないなら、水沢が行けばいいと言
う。


 ハイヤーの中でキクチは水沢に、クリスマスもこのホテルに来るこ
とになりそうだという。


 岩間が奈津子に告白しようとするが、奈津子は携帯で呼ばれて行っ
てしまう。
 残された岩間の頬を、レストラン・マネージャー・後藤加世子(小
田茜)が思いっきり叩き、「すっきりした」と言う。


 洋介は、あかねは自分が守る、と言う。
 うるさそうな顔をするあかねに洋介は、今は緒方のことを好きかも
しれないが、絶対洋介の方がいい男になると言う。
 「どうだかね」とあかね。


 みつ子は北野の遺影に、わたしたちの子供たちがこんなに立派にな
りましたと報告。


 今日もそれぞれの持ち場で精一杯働く従業員たち。
 「ようこそ東京オーシャンホテルへ」と、フロントに立つ杏子。


寸  評  上戸彩が主役のドラマ、少ない回数でコンパクトにまとめるとい
う路線は正しいと思います。多分彼女の感情表現が今ひとつなので、
場面に動きが無いと、引っ張れないのでしょうね。

 でも、こんな最終回は無いと思います。たかが実質45分の中に、
何度どんでん返しを盛り込むのでしょう。
 みつ子の容態:(先週)苦しんで倒れる=>たかが胃潰瘍=>でも
実はもうすぐ死にそうなほど悪い状態
 ホテルの買収劇:実はキクチは東京オーシャンホテル側で、水口夫
人もそう。(前回、水口夫人が「いいホテルね」と言った言葉は真実)
 杏子と水沢の関係:兄妹と思ったら、杏子は養女だった。よって二
人に血のつながりが無く、結婚できる。=>杏子はアメリカに行って
水沢と結婚?=>でもホテルを守るため、日本に残る。結婚は破棄?
=>水沢が日本に帰ってくる。

 また、岩間の人格をどのように設定したのかが最終回で分からなく
なりました。今までは自分の出世のためなら、ホテルを売っても何し
てもいい。加世子も同じ目的を持っているので岩間とくっついている。
 それが突然、ホテルを守るためになんでもする。今までうるさっが
っていた奈津子に告白。

 全9回は最初から分かっていたのですから、もっとネタを小出しに
して、それぞれのネタに驚けるようにして欲しいです。
 これじゃ、ホテル買収劇のどんでん返しも、「あっそう」で過ぎて
しまいます。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 まだ六月だというのにこの暑さはなんでしょう。真夏のように暑く感じます。
このあと、七月、八月と、どんどん暑くなっていったらと思うと、怖いです。
 もともと、暑いことは大の苦手で。真夏日の日中は100メートル歩くのに
何分かかるのだろうと思うほど、行動がにぶくなってしまいます。今年の夏は、
亀になってしまう!?(鈴木)

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