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タイトル:Daily Drama Express 2007/06/10 冗談じゃない ! (9)  2007/06/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/06/10 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 冗談じゃない!
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 高村圭太(織田裕二)
 広瀬理衣(大竹しのぶ)
 広瀬壮平(草刈正雄)
 野々村冴子(飯島直子)
 山田元雄(田口浩正)
 山田朗  (荒井健太郎)
     大西  (梅沢昌代)
 あけみ (高畠華澄)
 友田聡 (田中圭)  
 岩崎舞 (立川絵理
 杉田修造(高田純次)
 佐々木 (小林すすむ)
 高村絵恋(上野樹里)
 広瀬香恋(仲里依紗)
 広瀬世恋(菅野莉央)
 広瀬未恋(森迫永依)
脚  本 伴一彦
主題歌  織田裕二『Hug Hug』

あらすじ 第9話「遂に告白!!」

 圭太の母、静子(白川由美)がいきなりやって来た。圭太(織田裕
二)も絵恋(上野樹里)も驚くが、静子は来た訳を話そうとせず、疲
れたと言って理衣(大竹しのぶ)たちが使っていた和室に入り込む。
そして圭太の父の写真を机の上に置き、申し訳なさそうに眺めだす。
圭太の父は10年前に亡くなっていた。

 静子は今日自分に付き合ってほしいと圭太に頼むが、圭太には仕事
がある。絵恋が代わりを申し出るが、静子は快く思わず、断る。

 その日、杉田(高田純次)はひどく険しい表情でベル・ファミーユ
を訪れ、冴子(飯島直子)に話があると呼び出す。

 舞(立川絵理)に静子との嫁姑戦争勃発を指摘された絵恋は、家に
帰るとさっそく夕食の支度を手伝おうとするが、静子は断る。が、圭
太が「今日のご飯2人で作ったの?」と聞くと、静子は「1人。だって
手伝ってくれる人いなかったんだもの」と言い出すのだった。

 静子は少し考え込んだかと思うと、圭太に会ってほしい人がいると
切り出す。絵恋は即座に恋人だとあてる。圭太は驚く。静子は70歳、
圭太にはいい年してという思いがあった。だが絵恋は「年は関係ない
でしょ」と猛反論で圭太に口を挟ませない。

 圭太はしぶしぶ受け入れながらも変な人じゃないのかと尋ねる。静
子によれば相手は20歳年下の会社経営者でしっかりした人だと嬉しそ
うに話す。そんな静子の様子に圭太は呆然となってしまう。

 絵恋は理衣に電話し静子の恋話をしつつ、理衣が残したレシピの質
問をする。もっとも実際に質問をしたのは、山田(田口浩正)だった
が。絵恋は山田に手伝ってもらっていた。理衣は Cuvee Rie の販促
でまた日本に来るという。「今度はパパと一緒でしょ」という絵恋の
言葉に理衣は「もちろん」と答える。

 山田は圭太の昔の恋人のことが気になるかそれとなく尋ねる。が、
絵恋に「それって何かあったんですか?」と突っ込まれ慌ててなにも
ないと否定する。

 その夜、圭太と絵恋は静子の相手を食事に招く予定だったが、静子
は相手を連れてこなかった。仕事の都合だと静子は話すが、圭太は何
かおかしいと感ぜずにはいられない。

 翌日、圭太は静子から相手の名刺を借りて会いに行く。だが、名刺
に記載された住所にはビルも会社もなかった。圭太は驚き、静子に会
社は架空で電話番号もでたらめだと教える。だが、静子は心外そうに
携帯電話を取り出し、連絡は取れると言う。

 確かに連絡は取れた。圭太は携帯を借り、事の次第を問いただす。
相手は実直そうな話しぶりだったが、名刺については古いものを渡し
たかもしれないと説明する。圭太は驚き、静子にお金を貸していたり
しないかと問いただすが、静子は「何疑っているの?」と笑って相手
にしないのでますます不安になる。

 翌日仕事中に圭太は冴子に呼び出される。そして昨日杉田が Cuvee
 Rie などの売り込み拡大を狙い冴子をワイン事業部へ配置転換を内
示したことを伝える。さらにSGフーズはファミレス部門から撤退する
ことが決まったことも。冴子は淡々とやりたい仕事があるなら転職し
た方がいいと勧める。

 その夜、初老の男性が閉店後のベル・ファミーユにやって来た。男
性は奥野と名乗る。静子の恋人だった。圭太は会社のことを説明して
ほしいと厳しい表情で問う。奥野は見栄を張って嘘をついていたと明
かす。名刺の会社は倒産し、現在は新しい事業を始めようとしている
ところだという。さらに静子にはバツイチだと言ったが、実際はバツ
ニだということも。

 圭太は、そんなことよりも静子の残りの人生を背負うだけの覚悟が
あるのかと聞く。奥野はもちろんそのつもりだと答え、さらに静子に
も嘘についてすべて正直に話したという。結婚した後嘘をつき通して
幸せな人生はないと思ったからと奥野は涙ながらに話す。圭太が「母
は何と?」と聞くと、考えさせてほしいと答えたという。断られたと
感じた奥野は裏切っていたから当然のことだと自分を責める。そんな
奥野を圭太は「嘘は裏切り、ですか?」と思わず自問する。理衣との
過去を絵恋に隠していることも同じと感じたからだ。

 マンションに戻ると静子は肩を落としていた。だが奥野の嘘に対し
てではなく、自分も年が60歳だと嘘を言っていたからだと言う。静子
も自分が許せずにいた。だが絵恋はそんなのは大したことじゃないと
逆に励ます。一方圭太は自分も嘘をついていることがひっかかって何
とも言いがたい気分だった。

 絵恋はすぐさま奥野を招く。静子は驚き慌てて奥の部屋に引き下が
ってしまうが、圭太や絵恋に促され、年をごまかしていたことを白状
する。だが奥野は静子との会話の中で70歳とうかがえる節があったの
で70歳だとわかっていたし、気にしていないと答え、婚約指輪を贈る。
静子は嬉しそうに受け取る。そして圭太は「母をよろしくお願いいた
します」と頭をさげる。静子と奥野は食事をした後、手をつないで仲
良く帰っていった。

 こうして一件落着したが、圭太はいろいろと考えた後、理衣に電話
する。「本当は会って話せたらいいんだけど」と言う圭太に、理衣は
後ろから「いいわよ」と答える。驚く圭太に理衣は今日壮平(草刈正
雄)と日本に来て、理衣も圭太に話すことがあるので会いに来たのだ
という。

 理衣は、セブリーヌが結婚し壮平が振られたという事の顛末を話す。
圭太は、絵恋に本当のことを伝えたいと話す。理衣は理解を示し「今
となっては絵恋に結婚すると言われたときに、どうして話さなかった
んだろう」とため息をつく。だがこうなったら過去のことを悔やんで
もしかたないと圭太は絵恋にすべてを話す決意を固める。

 壮平から電話が入ったため、理衣はホテルに戻るという。去り際、
理衣は「私、広瀬と離婚することになったから」と告げる。圭太はび
っくりするが、理衣はさっさと出て行ってしまう。

 理衣の離婚はすでに絵恋にも伝えられていた。絵恋は「元彼と結婚
するのかな」と圭太に話しかける。圭太は「それはないよ」と沈んだ
面持ちで答える。絵恋は「どうして言い切れるの?」ときょとんとす
る。圭太は深刻な表情で「もう嘘は言わない。元彼は僕なんだ」と絵
恋に明かす。絵恋は驚きのあまり固まってしまう。


寸  評  ここに来てようやく主題をひっぱり出して展開させようとしまし
たが、いささか性急な流れで、事の重みをそれほど感じさせませんで
した。
 ひとつとしては絵恋の恋愛観がオープンであることで、壮平と理衣
の離婚に対して許容度は高いですし、静子の再婚も容易に理解を示し
ている点に現れています。なので、圭太に真実を告げられてもしばら
くは許せないかもしれませんが、結果としては受け入れるのだろうと
いうのが見えてますので、それほどショッキングという感じが伝わっ
てこないのです。
 もう一つは圭太の打ち明け方があまりにも単刀直入で、どれだけ悩
んでいたかが見えないことです。見えないというのは映像に出ていな
いということで、圭太がずっと悩んでいたのはわかるのですが、それ
がどれほどのものかをもっと具体的に出しながら打ち明けなくてはそ
のことが伝わりません。ですので、打ち明ける際に前置きが必要であ
ると思います。理衣も絵恋に対して罪悪感があるならば、一緒に打ち
明けた方がいいのではないのか?圭太単独でまず打ち明けることにし
たのはどうしてなのか?、そういうプロセスが見えないとどれだけ深
く悩んでいたか伝わってこないのです。
 次回に続けるための切り方として先に核心を打ち明けたということ
かもしれませんが、別に「大事な話があるんだ」で次回に続けてもい
いと思います。このドラマの主題ですからここは丁寧に扱ってほしい
気がしました。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 季節の変わり目のせいか、先週風邪をひいてしまいました。私の場合、まず
のどに来ます。かさついた感じがあったら、その晩寝ると翌朝腫上がっていま
す。このときが一番つらいのですが、熱はないので飲み込むときの激痛以外に
は支障がありません。薬を塗って炎症を抑えると1日でおさまりますが、翌日
に熱が出てきます。ひどいときは鼻づまりと咳に見舞われますが、今回は熱だ
けで済みました。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
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