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タイトル:Daily Drama Express 2007/05/31 ホテリアー (7)  2007/06/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/31 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ホテリアー
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 小田桐杏子(上戸彩)
 水沢圭吾(及川光博)
 緒方耕平(田辺誠一)
 北野みつ子(片平なぎさ)
 柏木真由美(笛木優子)
 森本正和(竹中直人)
 森本あかね(サエコ)
 後藤加世子(小田茜)
原  作 カン・ウンギョン
脚  本 江頭美智留ほか
主題歌  「」

あらすじ  第七回 兄妹、運命の対決

 大日東開発会長・森本正和(竹中直人)は、今度の定時株主総会で、
自分の会社の人間を送り込めば、東京オーシャンホテルも、自分のも
のになる、と言う。

 来月、40人の予約。女子大の同窓会。総支配人・緒方耕平(田辺
誠一)の考えたレディース・プランが好評なのだ。みんなこのままい
けば、リストラも無くなるかも知れない、と期待する。


 副総支配人・岩間武彦(東幹久)がM&Aの専門家・水沢圭吾(及
川光博)と弁護士のエドワード・キクチ(甲本雅裕)に、リストラ第
一案を持ってくる。ざっと100名の人員整理で、年間4億円のコス
ト削減になる。そのリストには、緒方の名前も入っている。
 キクチは、「仕事、早いね」と言う。

 第二弾も、と言う岩間を水沢は、「後にしてくれ」と追い出す。

 水沢はずっと杏子が異父妹であることを考え続けていた。
 キクチは、仕事は仕事。しっかりしてくれ、と言う。


 緒方は、IT関係のコンベンションに関しての指示を一同に出す。
 今月に入って、客室稼働率は上がっている。


 従業員たちが騒いでいる。掲示板に、『第一次整理解雇 候補者リ
スト』が貼り出されている。

 緒方は、こんなものに惑わされずに、各自仕事に戻って欲しいと言
うと、そのリストを掲示板からはがす。
 杏子がいきなり駆け出す。

 杏子は水沢たちに、どういうことか問う。やり方がひどすぎるので
はないか。水沢を見損なった。スタッフの気持ちを少しは分かってく
れるかと思ったのに、と言う。

 水沢は、杏子に出て行ってくれと言う。杏子と話すつもりは無い。
今も、これからも、と。

 杏子は怒って部屋を出て行く。

 キクチが、たった一人の妹にあそこまで言うことはないのでは?と
言うが、水沢は、キクチが妹のことと買収を切り離せと言っただろう、
と言う。


 社長の北野みつ子(片平なぎさ)に、誰が貼り出したの?と問われ、
岩間は自分だと言う。スタッフに、危機感を持って欲しかった。この
リストは、水沢にも見せてある、と言う。
 みつ子は、何で勝手にそんなことをやるのか、と問う。
 岩間は、リストラは絶対に必要。グズグズしていたら、再建を助け
てくれる人さえ、いなくなる、と。
 緒方は、もうすぐ定時株主総会なので、それまでことを荒立てない
方がいい、と言い、みつ子も同意する。


 泊まり客の松井(金子昇)が、やたらとスタッフを捕まえては長話
をする。今もフロントのスタッフ相手に、延々とイタリアのホテルの
すばらしさを話していた。


 水沢が岩間を呼び立てる。
 水沢は、岩間が何でリストラ候補のリストを勝手に貼り出したのだ、
と問う。
 岩間は、事は迅速に進めた方がいい、と言うが、水沢は、すべてこ
ちらの指示通りに動くようにと言う。


 スタッフ相手に長話をする松井は、レストランで、1本10万円以
上するロマネコンティをあける。別にホテルの常連客というわけでは
ない。


 水沢とキクチが森本邸を訪ねると、森本の娘・森本あかね(サエコ)
が出迎える。森本は渋滞のため、少し遅れる、と言う。
 水沢は、あかねが同席するなんて、珍しいと言う。
 あかねは水沢に、自分が東京オーシャンホテルに戻れるよう、森本
を説得して欲しい、と頼む。
 水沢は、たとえ森本を説得できたとしても、東京オーシャンホテル
があかねを雇うとは思えない。自分には荷が重すぎる、と言って断る。

 森本と森本の秘書・柏木真由美(笛木優子)が戻り、食事が始まる。

 ナイフをじっと見つめていたあかねは、突然ナイフを手に立ち上が
ると、自分の喉に、ナイフの切っ先を当てる。そして、自分を東京オ
ーシャンホテルに戻すよう、要求する。
 森本は、親を脅す気か!?と怒る。

 水沢が割って入り、留学前に実務経験があった方が、より講義内容
も頭に入る。許してあげたら、と言う。

 場所をバーに移すと、森本はあかねの非礼をわび、そして東京オー
シャンホテルが敷地の一部を売却するのと噂を耳にした。そんなこと
をされたら、評価額が下がるので、絶対阻止しろと言う。

 水沢は、評価額とは?−−売却するつもりですか?ホテルを再建す
ると言ってたじゃないですか!と抗議する。

 森本は、東京オーシャンホテルは潰して、更地を売却する。その方
が効率がいいから、と言う。

 水沢は、それでは話が違う!と声を荒げるが、森本は、水沢から何
か言われる覚えはない、と言う。

 帰りの車の中で、キクチは水沢に、妙な気は興すな。あと少しで
50億が手に入る。あのホテルがどうなろうと関係ない。今までもそ
うだっただろう、と言う。


 杏子は、水沢の態度の急変について考えていたる

 杏子が咳をしたところに緒方が来て、大丈夫かと声を掛ける。来月
は株主総会もあるから、体調に気をつけるように、と。

 杏子は、緒方までリストラ候補にするなんてひどい、と言う。
 緒方は、自分が首になるだけで、このホテルが守れるなら、それで
いいと思っている、と言う。
 杏子は、緒方やみつ子が辞めるなら、自分も辞める。このホテルが
自分の生きる場所だから、と。


 杏子はみつ子に、IT会議の企画書を持って行く。
 みつ子は、あのリストラの貼り紙で従業員たちが動揺しているので
はないかと心配している。
 杏子は、それぐらいのこと、何でもない、と言うる


 杏子はレストラン料理長・黒岩輝夫(塩見三省)に、会議の合間に
軽食を出したいと頼む。
 黒岩は杏子の顔色が悪い、と心配する。
 杏子は大丈夫と言う。
 黒岩は、杏子は元気が取り柄だが、頑張りすぎるのが難という。
 杏子は黒岩に、みつ子が胃薬を飲んでいるみたいだから、何か消化
にいい物を作ってあげて、と頼む。


 みつ子は、黒岩が作ってくれたおじやを見て、感激する。昔作って
くれて、懐かしい。
 自分が頼りないため、みんなに迷惑を掛けて申し訳ないと言う。
 黒岩は、そんなことはない。従業員たちの気持ちは一つ。みんなこ
のホテルが好きなだけという。


 あかねが緒方に、また東京オーシャンホテルに勤めさせて欲しいと
電話する。
 緒方は、みつ子が決めることだが、今はリストラを進めている最中
だから難しいのではないか、と言う。

 あかねが電話を終えると、部屋に真由美が入ってくる。
 あかねは、電話まで監視するの?と文句を言う。
 真奈美はデータCDを取り出し、これを持って行けば雇って貰える
だろう、と言う。中身は森本の脱税の証拠となるデータ。

 あかねは、森本を裏切るのか?とびっくりする。
 真由美は、森本は今、いろいろ危ない橋を渡っている。脱税など、
その中では軽いもの。森本を助けたいのだ、と言う。


 また、松井が新聞を持ってきてくれと言う。今日何度目の用事だろ
う。
 今度は杏子が行く、と言う。フロントマネージャー・上田奈津子
(西田尚美)は、10時からIT会議の打ち合わせだから、遅れない
ように、と言う。

 杏子が訪ねると松井は、部屋の中に新聞を置いて欲しいと言う。
 杏子が部屋にはいると、杏子にしばらく一緒にいて欲しいと言う。

 杏子が部屋を出ようとすると、松井は何でみんな自分から去ってい
こうとするんだ!と叫び、杏子にナイフを突きつける。

 ナイフを突きつけながら杏子に、廊下を歩かせる。


 IT会議の打ち合わせが始まるが、杏子はいない。
 奈津子はみかなに、杏子がどこにいるか知らないかと電話をしまく
るが、誰も知らない。


 ハウスキーパー・市川香織(堀まゆみ)が、松井にナイフを突きつ
けられて歩いている杏子を見かけ、慌てて緒方に連絡する。

 松井は杏子を屋上に連れて行く。

 緒方とベルボーイ・飯塚雅人(渡邉紘平)が屋上に駆けつける。

 ホテルに戻ってきた水沢は、杏子が屋上で人質になっているとの話
を小耳に挟み、屋上へ駆けていく。

 松井は、銀行の人を呼んでこいと要求を出す。銀行のせいで松井の
会社も家族も壊れた。もう終わりだ。女房も息子を連れて出て行った。
借金しか残っていない。もう終わりだ、と。

 緒方はやり直せる間は、終わりではない。明日のことがわかる人な
んていない。だから頑張るのだ、と言う。
 「下を見てください。そこから落ちたら本当に終わりです。こちら
にお戻りください」と。

 ハウスキーパー・紺野里子(大島蓉子)や香織、ベルボーイのみつ
子の息子・北野洋介(佐藤祐基)が屋上へやってきて、松井の妻が家
に戻っていた。実家から借りたお金を持って、このホテルに向かって
いる。まだ妻はあきらめていないじゃないか。
 そして、やり直したらまた、このホテルに来てください。スタッフ
一同、松井を歓迎しますと緒方。

 杏子を解放した松井はバランスを失い、屋上から下へ落ちそうにな
る。
 水沢が飛び出し、松井を支える。
 しかし、松井が焦って振り回したナイフで水沢の手の甲が切れてし
まう。

 水沢の怪我に気づいた杏子が駆け寄ると、水沢は近づくな、と振り
払い、屋内に戻る。


 水沢は病院で怪我の手当をして戻ってくる。
 緒方は水沢に礼を言う。
 水沢は、勝手にやったことだから、と言う。

 緒方は水沢に、杏子をこれ以上傷つけないで欲しい、と言う。以前
の水沢とは、態度が全く違うじゃないか、と。
 水沢は緒方に、杏子を愛しているのですね、と言う。
 緒方は、杏子のことを大切に思っているが、杏子が愛しているのは
水沢の方だと言う。

 水沢は、自分は杏子を愛することができない。杏子は実の妹だから
だ。自分のことを捨てた両親にも、今なら許せると思って調べたが、
そのためにこんなに苦しめられるとは、よくよく家族や普通の幸せに
は縁が無いのだな。そしてこのことは内緒にして欲しい。そして、東
京オーシャンホテルは予定通り買収されるだろう。その時、妹を守っ
てやって欲しい、と深々と頭を下げる。


 ホテルの前をうろうろしているあかね。
 岩間にぶつかる。
 岩間はあかねに、今度は何をさぐりに来たのだ、と嫌みを言う。
 あかねは、みつ子に会いたいと言う。


 杏子はIT会議の事務局の人に、会場の説明をするが、杏子は咳を
する。


 社長室に通されたあかね。社長室にはみつ子のほかに緒方も岩間も
いる。
 あかねは森本の許可は取ってあるといい、手みやげとして、大日東
開発の裏帳簿の入ったCDを渡す。

 みつ子はあかねの熱意に打たれ、アルバイトとしての復帰を許可す
る。

 みつ子は緒方と二人になると、森本が買い集めた株数を聞く。
 10%程度では?と緒方。でも、株式総会では、委任状を集めて、
役員の解任動議を発議するだろう、と言う。
 みつ子は株主に、委任状を森本に渡さないように頼んで。電話で駄
目なら、直接会ってでも。
 でも、どうしても駄目なときは、この帳簿を使いましょう、と言う。


 岩間は加世子に、もし大日東開発の裏帳簿が世間に漏れたら、東京
オーシャンホテルの買収どころではなくなるだろう。それは困る!と
言う。


 岩間は夜、そっと社長室に忍び込み、ナイフで机の鍵を開け、CD
を盗み出す。


 今日も残業している杏子に緒方は、自分も残業付き合う。夕食をお
ごろう。豪勢に寿司でも取ろう、と言ったとき、杏子が倒れる。

 緒方は杏子をソファーに寝かせる。


 気がついた杏子は起き上がり、自分は丈夫だから、大丈夫と言う。
 緒方は杏子の腕をつかみ、行くな!と言う。そして水沢のことはも
うあきらめろ、と言う。

 どうして!?と突っかかる杏子に緒方は、水沢は杏子の兄だという。
 信じない杏子に緒方は、自分も最初、信じられなかったけど、と説
明をし、杏子を抱きしめる。


寸  評  最後に杏子が倒れた原因はなんでしょうか?これっていよいよ、
ヒロインの不治の病発症でしょうか。
 それとも、思わせぶりに終わったけど、ただの過労?

 岩間は完全な犯罪者ですよね。この前は水沢の部屋を家捜しし、今
度はみつ子のデスクからCDを盗み出す。しかもナイフで机の鍵を開
けて。こんな技を使える岩間って、何者!?
 そういえば、わたしの勤めている会社では、昔は丸秘資料を収めた
机は、机についている鍵だけでなく、万力のような形の鍵でも閉めて
おかなければならなかったと先輩に聞きました。ここまでやってあれ
ば、岩間に盗まれずに済んだんでしょうけど。

 このホテル、森本に買収されなくても早晩潰れるかも!?

 それと、最初から不思議だったのは、森本がホテルを欲しいなら、
最短距離にあるのは、洋介とあかねの結婚だと思っていました。それ
なのに、なんで買収なんて面倒な方法を、と思っていたのです。
 でも、目的はホテルの跡地の転売と知ると、あかねを敗者になる洋
介のところに嫁がせるわけにはいきませんね。納得です。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 「帰ってきた時効警察」−−「帰ってきた」というフレーズを聞くと、頭の
中にクルクルと回るのは、「帰ってきたウルトラマン」。「帰ってきたぞ、帰
ってきたぞ、ウルトラマン!」と。多分、ウルトラマンのドラマは見たことが
無いと思います。だから、多分歌詞もメロディーもどっかで聞きかじった適当
なものだとは思いますが。
 それと、ウルトラマンを思うと、いつのオリンピックだか、コマネチが話題
になっていたときのオリンピックがセットになって思い出されます。同じ頃だ
ったのでしょうか。
 幼いときの記憶は渾然一体となって、曖昧なまま、それが事実だったかのよ
うに紡がれていきます。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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