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タイトル:Daily Drama Express 2007/05/25 帰ってきた時効警察 (7)  2007/06/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/25 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 帰ってきた時効警察
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 霧山修一朗(オダギリ ジョー)
 三日月しずか(麻生久美子)
 熊本  (岩松了)
 又来  (ふせえり)
 十文字疾風(豊原功補)
 真加出 (小出早織)
 サネイエ(江口のりこ)
 蜂須賀 (緋田康人)
 諸沢  (光石研)

脚  本 三木聡ほか
主題歌  「」

あらすじ 第7話「ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、それなり
の理由があったのだ!」

(総武警察署の時効を迎えた事件を管理する「時効管理課」に所属す
る霧山修一朗(オダギリジョー)には、時効になった事件を調べると
いう趣味がある。

 時効管理課に、おやつのゆで卵を持って来た三日月しずか(麻生久
美子)。ゆで卵には、時効管理課の又来(ふせえり)、サネイエ(江
口のりこ)の似顔絵が描いてある。熊本(若松了)のだけ顔を思い出
せず、へのへのもへじが書かれ、霧山の卵には似顔絵に加えてハート
がいっぱい。

 十文字疾風(豊原巧補)が自室の窓から視線を感じたという話をす
る。みるとかなりの美女がいる。犯罪の匂いがして、部屋に踏み込む
と、あやしそうなおっさん(園子温)がいて、一人暮らしの画家が石
膏に衣装を着せて絵を描いていたのを、十文字が間違えていたことが
わかったという。

 その話を聞いた熊本が「そういえばこれもそういう事件だな」と時
効事件の話をする。「イノシシ主婦見間違い事故それとも殺人事件な
のか?」という事件。

 大間下村の猟友会のメンバーがイノシシを捕獲したと思ったら、村
に住む主婦・一宮理恵子(宮地真緒)。理恵子はバレーが好きなごく
普通の主婦。同日、理恵子の夫・一宮一路(山中崇)が自宅の和室で
倒れていたのを、一路の姉・御厨(みくりや)まさへが発見。事態は
急転。一路は自分の頭を猟銃で打ち抜いて死んでいた。この自殺で理
恵子の事故は一転殺人事件の可能性をおびてきた。

 考えられるのは、一路が理恵子を殺してから自殺したのではないか?
あるいは理恵子が一路を殺して逃げその途中に事故に遭ったのか?あ
るいは一路の自殺と理恵子の事故は無関係なのか?捜査は混乱し、
「イノシシ主婦見間違い事故それとも殺人事件なのか?」とどっちつ
かずの名前で呼ばれ時効を迎えた。

 諸沢(光石研)から理恵子に当たった銃弾を見せてもらう霧山。大
間下村の村民は皆仲良しで、猟友会のメンバーも同じ服に同じ猟銃。
霧山が「同じ猟銃だと特定できないんですか?」と質問すると諸沢は、
普通はわかるが、この銃弾は衝撃で変形したため銃の特定が難しいの
だそうだ。

 理恵子から硝煙反応がでなかったので、理恵子が夫を殺したという
線は消えた。猟友会のメンバーによる事故か?殺人か?猟友会メンバ
ー以外による殺人もありうる。殺された理恵子の趣味はママさんバレ
ーだったと、諸沢はパノラマ写真を見せてくれる。

 霧山としずかはバスに乗って大間下(おおまか)村へ。ママさんバ
レーの練習を見学する。バレーで機敏な動きを見せるまさへは、男勝
りのきっぱりした性格。何もない大間下村では、男はイノシシ狩り女
はバレーをしている。

 練習を終えたまさへに霧山が時効になった事件を趣味で調べている
と説明すると、まさへが「趣味で何かやろうとするやつが大嫌いなん
だよ」と怒る。まさへにとってバレーは趣味ではなく世界を目指し命
をかけているのだと言う。霧山は、趣味とはいえ趣味とは言えないほ
どの気迫で捜査したいと思います」と言い直す。

 村の駐在(高泉淳子)から話を聞く霧山としずか。一路とまさへは、
大雑把な村人の中では珍しく筋を通す人たちで一本槍姉弟と呼ばれて
いた。駐在は理恵子には愛人・関口ミッシェル(加勢大周)がいたこ
とを明らかにする。日本人だがフランス帰りのいい男で、浮気に気付
いた一路が理恵子を殺して無理心中かと思われたが、謎が残っている。
理恵子がわざわざ一路のイノシシの毛皮を着たのか?と駐在はここま
で話をして、業務終了と話を打ち切る。

 霧山としずかが歩いていると、イノシシが出たとの通報により猟友
会のメンバーが来た。通報したのは誰かわからない。その時霧山は不
審な物陰を見た。

 時効管理課。十文字と蜂須賀(緋田康人)が川でブラジャーと言い
ながらおぼれている男を見た。十文字は持っていたブラジャーを投げ
たが、男は溺れた。みんながあきれると、十文字は男はフランス帰り
で、フランスでブラジャーとは救命胴衣ということと説明する。その
話を聞いた霧山はおおまかに言えばお手柄と言う。

 霧山は関口ミッシェルに会いに行く。関口は炭焼きで顔が汚れたと
黒い顔をしている。顔を洗うが鼻だけが黒い。関口は理恵子の愛人だ
ったことを認めた。村はずれの小屋を愛のオアシスと呼んで、ここは
パリと仮想し逢引を楽しんでいた。関口から霧山は、一路だけがイノ
シシをしとめたことがあり、猟友会のメンバーは射撃が下手であるこ
とを聞かされる。関口は、嫉妬に狂った夫の犯行と見ている。

 関口と別れた霧山は自分が尾行されているような気がする。霧山は
まさへがバレーを練習している体育館へ。まさへは、理恵子がバレー
の練習をいい加減にしてさぼってカラオケに行くので、チームの風紀
が乱れ、おまけに不倫をしていたのを快く思っていなかった。

 霧山はバレーチームのメンバーに誘われて、スナック「鳩時計」へ。
スナックのママ(由紀さおり)からまさへの両親がなぜ死んだのかを
聞く。生半可な知識でキノコ狩りに行き、毒キノコを食べてしまった
が、大まかな性格だったため、子どもたちに食べさせるのを忘れ、三
日三晩笑いながら踊りつづけた。その姿を見たまさへと一路は一本槍
と言われるほどきっちりとした性格に。

 霧山の家にあやしい男(池田鉄洋)が訪ねて来る。男は霧山を尾行
していた男で理恵子の事件の時、イノシシが出たと通報した男でもあ
った。男によると、そのイノシシは理恵子ではなくてまさへだと言う。

 一路の家で、霧山としずかは鼻の白いいのししの置物を見つけた。
二人は愛のオアシスも見に行くと、中はラブホテルのような内装と調
度。しずかがベットに座るとまだぬくもりがある。クローゼットを開
けると中からは関口とイノシシ料理店の女将が出てきた。

 事件現場に出かけた霧山としずかは猟銃の音を聞く。猟友会のメン
バーたちがいて前もこんなことがあったと話す。

 事件の真相がわかった霧山は、まさへの元へ。理恵子を殺したのは
まさへ。一路の猟銃で撃った。あの日、理恵子の浮気話の相談を電話
で受けたまさへは、心配になり一路の家に行くと一路が自殺。理恵子
に復讐しようとしたまさへはイノシシの毛皮と猟銃を持って出かけた。
まさへの走るスピードは速くまるでイノシシのように見えた。

 小屋に向かう理恵子に追いついたまさへは、川岸で話をする。川岸
が寒かったため、まさへ理恵子に毛皮を貸した。二人の間に揉め事が
起こり、逃げ出した理恵子をまさへが打った。ちょうどその時猟友会
メンバーも来て発砲。着弾したのはまさへ。

 話を聞いたまさへは「よく調べたね」と言い、事件について説明す
る。一路に代わって理恵子を成敗しようとしたまさへ。理恵子が浮気
を遊びと言ったため、猟銃でコーチを撃って心中しろと言ったが、理
恵子は悪びれた様子もなく、逃げた。まさへは脅かすつもりで撃った
のが当たってしまったと告白。まさへの趣味は猟でこの時趣味は危な
いと思ったらしい。


 話を聞いた霧山はまさへに誰にも言いませんよカードにHを加えて
渡す。まさへはその真意を汲み取り、「本気のホの字(H)」と言い
当てる。

 しずかはまさへから一路の家のイノシシが白かった理由を聞く。イ
タリアではイノシシの鼻をなでると幸せになると言いわれているので、
一路はなでいたのだ。


寸  評  パノラマ写真は懐かしかったです。今はすっかり見ませんよね。
スナックに貼ってあった張り紙が気になりました。「スキットはルル
ル」「スキッとしビビビ」「笑顔は無料 話は五百円」「質問は三百
円」など。由紀さおりのセリフの中には、「誰だって一本槍になりた
くなると言っても過言ではないのだ。よろしくお願いします」といつ
もナレーションに入る「過言ではないのだ」と「よろしくお願いしま
す」が入っていましたね。

 加勢大周を見ると歳月を感じます。昔は人気があったのに…。国生
さゆりがポニーテールをしているのを見ると「バレンタイン・キッス」
を歌っていた頃を追い出し、自分の年齢を時々感じます。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 「砂時計」がハッピーエンドで終わりました。切っても切れない運命の人が
いるという感じでした。セリフがよかったです。大悟は小さい頃の方が男らし
かった感じがします。何度も繰り返し出てきましたが、お母さんが亡くなって
一人ぼっちになった杏に「おれがそばにおっちゃるけん」というセリフの時は
泣けました。最終週も毎回泣けてきました。特に、大森暁美演じるおばあちゃ
んが要所要所で言うせりふがよかったです。砂時計をなくして落ち込む杏が、
私はいつも大事なものをなくしてしまうと言うと、今あるものを大事にすれば
いい、大事なものなら神様もそうそう取り上げたりしないと、こんな優しいお
ばあちゃんがいたらいいなと思いました。(たま)

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