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タイトル:Daily Drama Express 2007/05/28 プロポーズ大作戦 (7)  2007/06/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/28 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プロポーズ大作戦
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 岩瀬健 (山下智久)
 吉田礼 (長澤まさみ)
 榎戸幹雄(平岡祐太)
 多田哲也(藤木直人)
 奥エリ (榮倉奈々)
 鶴見尚 (濱田岳)
脚  本 金子茂樹
主題歌  桑田佳祐『明日晴れるかな』

あらすじ  第7話「恋と花火はいつ散りますか?」

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<妖精(三上博史)の言葉>
人間とは物事がうまくいかなかった時に、理由を求める生き物である。
状況やタイミング、天気や運勢さまざまな言い訳を引っ張り出し自分
を慰める。こんなはずではなかった。もう一度やり直せばと。やり直
せば本当にうまくいくのだろうか?一度目でできなかったことが、二
度目でできる自信はどこからくるのだろうか?男の名前は岩瀬健(山
下智久)。今この男の本当の実力が試されている。自分の殻を破り捨
て14年間告白できなかった彼女に思いを伝えることができるのか?そ
の真価が問われている。果たしてこの男に幸せは訪れるのか?
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 映し出されたスライドには奥エリ(榮倉奈々)は写っていない。エ
リは元彼に呼び出されたためいなかった。健は、この日吉田礼(長澤
まさみ)が多田に告白されたと後で知った。この日を思い出すたびに
胸に激痛が走る。

 健は多田より早く告白しようと戻って礼に気持ちを伝えたいと強く
願うのだった。現れた妖精は「これまでずっと告白できなかったお前
が新郎を差し置いて先に告白するなんて無理だと思わないか?」と否
定的な見解を示すが、健は「できますっというかやります」と言う。
妖精は「自分の殻を破れるのか?そばにいた14年間で一度もできなか
ったことをやろうとしてるんだそ。口でいくらやると宣言したところ
で、自分の殻を破れなければそんなことできるはずがない。殻を破る
ということは多少の痛みを伴うものだ」と念を押すと、健は「自分の
殻を破って多田さんのを阻止して絶対に告白します」と言う。

 妖精は「求めよさらば与えられん」と言い、健は「ハレルヤチャン
ス」と唱えた。

 タイムスリップしたのは、ハンバーガーショップ。多田が「好きで
す」と言い礼が「実は私も好きなんです」と言い合っている。状況が
つかめない健も負けじと「おれも好き」と言う。話は「冬のソナタ」
の話だった。

 2004年夏。アテネオリンピックで谷亮子が金メダルを取ったことを
新聞では伝えている。健たちは大学の研究室の大掃除をしている。礼
が一人っきりになったので、健は礼のそばに行くが、礼は健が掃除を
サボりに来たと勘違いして用事をいいつける。健は「礼、俺、礼のこ
とがすーすー」と言っていると、榎戸幹雄(平岡裕太)が健にビデオ
を向けたので、健は「スーダラ節」を歌ってしまう。礼は二人に資源
ごみを捨てるように命じ二人は捨てに行く。

 掃除をする礼とエリ。エリは現在恋人はいない。エリは一度気持ち
を決めたら揺れない礼をうらやましく思っている様子。礼は「もう迷
わないって決めたんだ。気まぐれで優しくされることに、もうなびか
ないって決めたの」と健のことをあきらめたようなことを匂わせる。

 多田は教育実習の写真を見ている。多田は写真の中の礼を見つめて
いる。礼とエリは花火を見つけた。

 ゴミ捨て場で使えそうな本棚を見つけた健たちは水をかけている。
エリは研究室で見つけたふうせんに水を入れて作った水ふうせんを鶴
見にぶつけた。健たちは水ふうせんで遊ぶ。健は油断して北島康介が
金メダルを獲ったことを言ってしまい慌ててごまかす。

 健は礼の笑顔を見ながら、もし俺が殻を破れなかったら、多田さん
より先に気持ちを伝えることができなかったらこの笑顔はまた手が届
かなくなってしまうのだろうか?と思う。

 健は意を決して水ふうせんを投げてサイダーの缶に当てたら俺と付
き合うの決定なと言ってみる。健はサイダーの缶に見事命中して喜ぶ
が、礼は「そういうミラクルは本当の告白の時にとってかなくちゃダ
メでしょ」と、健の言葉を冗談と思っているようだ。

 健たちは大学の屋上から花火を見ようと準備をする。だが、花火は
近くのマンションに隠れて見えない。健はここでも、告白をしようと
試みるが告白できない。エリの携帯に元彼から花火を一緒に見に行こ
うというメールが入る。榎戸は寂しさを紛らわすためだと誘いに乗ら
ないように釘を刺す。

 エリもわかっているが気持ちはふらついている。鶴見が「行って来
い。まだ未練があるんだろう。なら納得いくまでぶつかってこい。こ
っちで応援してるから」とエールを送る。エリは元彼のところへ行く。

 礼は花火を取りに行く。落ち込んでいる鶴見に健は「何ぼっーとし
てるんだよ。邪魔して止めなきゃ絶対後悔するぞ」と言う。鶴見は
「手を伸ばしても届かない人なんだ」と言い返す。健は「手を伸ばし
ていねえくせになぜ黙って見逃してるんだよ。今さらから振りするの
ヒビッてるんじゃねえよ。ホームラン狙って思いっきり空振りしてこ
いよ。女なんかにつる(鶴見の愛称)の良さわかんなくていいんだよ」
と言う。

 多田は一人研究室でアルバムの礼を見ている。

 エリを追いかけた鶴見。「やっぱり行くなよ」と鶴見。「男に二言
はないんじゃないの」と礼。鶴見は「とにかく行かないでくれよ。お
前は俺の憧れなんだよ。どんなに手を伸ばしても、手の届かない高嶺
の花なんだよ。自分でもよくわかってる。だから頼むから俺の憧れな
んだから都合のいい女になるんじゃないよ。泣いてばっかりの恋愛な
んてするんじゃねえよ。もう見てられねえよ」と渾身の告白をする。

 その時、エリに元彼から電話の着信があり、エリは電話には出ず屋
上へ引き返す。エリは私に頼みごとするなんて10年早いと言う。鶴見
はエリ好みの長身になるために、今から頑張って牛乳を飲み、バレー
やバスケットで背を伸ばすと言う。

 一人写真を見ていた多田は礼が去年の花火大会に行けなかった多田
のために、携帯で花火の音を伝えてくれたことを思い出す。その頃、
健は研究室へ向かった礼を追いかけていた。

 走りながら健は、鶴見に言った言葉はチャンスを逃してばかりいた
自分に対する苛立ちだったと述懐する。結果や体裁ばかり気にして一
度も全力でバットを振らずに試合を終えてしまった自分への苛立ちだ
った。もし間に合うならどうかもう一度チャンスを下さいと願って走
っていた。

 礼が研究室のドアを開けた。礼は多田がまだいたことに驚く。花火
を手にした礼に、多田は去年の花火大会の時、礼が花火の音を届けて
くれたことを嬉しく思ったことを話す。「吉田さんぼく」と告白が始
まろうとした瞬間、ドアが開いて健が飛び込んでくる。

 健は多田の様子を見て、運命とはどうしてこんなにも切なくできて
いるんだろう。人が幸せになりたいと願う時、どうして誰か人が悲し
まなくてはならないんだろう。でもどうしても多田さんより先に礼に
伝えたい言葉がある。俺は礼が好きだ。そう泣きたいぐらいに好きだ
と思う。

 花火を終えて片付けを終えた健たちは研究室に来る。健は礼に「ち
ょっと一瞬いい」と声をかけるが、鶴見に引き戻される。鶴見の提案
で王様ゲームをすることなった。健は榎戸に理由は聞かずに、榎戸が
王様になったら、礼と健の二人を廊下に出して欲しいと頼む。しかし、
王様を引き当てたのは多田。

 王様ゲームをよく理解していない多田は、「王様は吉田礼さんのこ
とが好きです。本当に吉田さんのことが好きなんです。大学に入学し
た時から好き」と告白してしまう。榎戸は「場所とかタイミングとか
考えないよ」とあきれ気味。

 エリはかっこいいよ、そんなふうに好きって言われたら女の子は喜
ぶと評価する。

 健は結局最後まできっかけや場所にこだわってこの期に及んでも自
分のからを破れなかった。健は多田さんは思っていたよりもすげぇ人
だった。14年の歳月を費やしても礼に言えなかった一言をいとも簡単
に言ってみせた、完敗だったと思う。

 鶴見たちは祝福ムードで、記念写真を撮る。礼と多田は笑顔、健は
しょげている。

 現在に戻った健。健は過去に戻っても何もできず、これから先何を
しても未来は変わらないとあきらめる。健は鶴見から、本当にありが
とう、健が言ってくれなかったら、俺たちどうなってたかわかんない
もんとこの時の礼を言われる。なんとエリと鶴見はつきあっていた。
鶴見とエリの未来は変わっていたのだ。

 健は愕然とした。俺は何やってるんだと。妖精が現れ、「お前は何
度同じ失敗をすれば気がすむんだ。なんでタイミングやきっかけにこ
だわろうとするんだよ。この信号が変わったら告白しよう。この車が
通り過ぎたら言おう。二人っきりになったら気持ちを伝えよう。そん
な小さなことにこだわっているから大きな幸せをつかめないんだよ」
とあきれ顔で言う。

 健は「なんかすいませんでした」と謝り「タイムスリップするの止
めます」と断る。妖精は無理に引き止めたりしないと消えた。

 健は榎戸からこの写真がタイムスリップした最後だったなと声をか
けられた。前からおかしいと思っていたが、健がおかしなことを言っ
た日と写真を撮った日が一致することから、健がタイムスリップして
いたことを確信したのだと言う。

 健が生の北島康介より早く「気持ちがいい、チョー気持ちいい」っ
て言ったこと、高校時代に荒川静香のイナバウアーを知っていたこと
はおかしいと思っていたことを語る。榎戸はもと早く気付いていれば
協力してやったのに、お前あの後、過去に来なかっただろ、また戻っ
てこれば力貸してやれたのに」と。


寸  評  なんかこんなイライラした終わり方で終わられると。今回はイラ
イラ感が残り、前回よりももっとやるせなくなってしまいました。
「健、もっと頑張らなくていいの?尻すぼみだよ」と思わず、見てい
るこっちがハッパかけたくなってしまいました。チャンスやタイミン
グチャンスを考えずに行動しろというのが今回の教訓です。行動した
多田と鶴見は告白できましたからね。前回の「明日やろうは馬鹿やろ
う」という教訓をどうしていかさなかったの?

 それにくらべて、鶴見は良かったですね。未来をばっちり変えまし
た。この回は、健のふがいなさを際立たせるために鶴見のエピソード
があったようですね。健を応援したいけれど、告白もできないようで
は、礼が多田を選んで正解のような気もしてきて。多田は良い人です
から、健でなくてもいいかと思えてくるのです。確かに自分の殻を破
るのは難しい。今度はばっちり決めてほしいと思います。健のタイム
スリップを知った榎戸がキーパーソンになりそうです。

 長い間、月9枠を見てこなかったのですが、今回はかなりはまって
みています。もう1つあらすじを書いている「時効警察」よりもはま
ってます。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 「星ひとつの夜」を見ました。渡辺謙が不倫相手を殺した殺人犯役、玉木宏
が90億円稼いでいるデイトレーダーの役でした。二人の交流を描いているので
すが、何せ役の設定があまり現実離れしており、馴染めませんでした。

 先週休止になった「セクシーアンドロボ」が見られて嬉しかったです。立て
こもり事件の余波で中止になった(放送内容が立てこもりだったため、影響を
考えて)と聞きましたが、低視聴率に加えて不運が重なったドラマだと思いま
した。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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