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タイトル:Daily Drama Express 冗談じゃない! (6)  2007/05/29


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/20 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 冗談じゃない!
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 高村圭太(織田裕二)
 広瀬理衣(大竹しのぶ)
 広瀬壮平(草刈正雄)
 野々村冴子(飯島直子)
 山田元雄(田口浩正)
 山田朗  (荒井健太郎)
     大西  (梅沢昌代)
 あけみ (高畠華澄)
 友田聡 (田中圭)  
 岩崎舞 (立川絵理
 杉田修造(高田純次)
 佐々木 (小林すすむ)
 高村絵恋(上野樹里)
 広瀬香恋(仲里依紗)
 広瀬世恋(菅野莉央)
 広瀬未恋(森迫永依)
脚  本 伴一彦
主題歌  織田裕二『Hug Hug』

あらすじ 第6話「浮気!?ハンカチおやじ大ピンチ」

 よく晴れた朝。圭太(織田裕二)、理衣(大竹しのぶ)、絵恋(上
野樹里)、香恋(仲里依紗)、世恋(菅野莉央)、未恋(森迫永依)
はテーブルを囲んで朝食をとっている。香恋は理衣が圭太の元彼でな
いと知ってつまらなそうだが、絵恋は「もし本当なら大変でしょ」と
怒る。世恋は「離婚して元彼と再婚するの?」と尋ねる。理衣は壮平
(草刈正雄)とは上手くいっているからそんなことはないととぼける。
未恋も「どうしてパパと一緒に帰らなかったの?」と聞く。理衣は 
Cuvee Rie の売り込みがあるからと説明し、尾行なんて止めなさいと
注意する。香恋たちは圭太の元カノは?とかあれこれ聞いてくる。圭
太はそれが煩わしくて仕方ない。香恋たちは理衣が帰るまでずっと日
本にいると言い、圭太は頭が痛い。

 ベル・ファミーユでの仕事もだいぶ板についてきた圭太。が、店内
に入ってきたお客に笑顔で「いらっしゃいませ」と声をかけようとし
てこわばってしまう。入ってきたのは佐々木(小林すすむ)と元部下
だった。ファミレスの店員をしていることを知られただけでも気まず
いのに、突然泣き出した赤ちゃんをあやすところまで見られ、圭太は
「冗談じゃないよ」と愚痴をこぼす。

 圭太は落ち込んで帰宅する。すると、キッチンでは精肉店のポスタ
ーを描いた謝礼を現物支給で受けたという山田(田口浩正)と息子の
朗(荒井健太郎)が来ていて、大きな肉をあぶっているところだった。
脂のしたたるおいしそうな肉を見て、絵恋たちは大はしゃぎ。一緒に
食べようと圭太を誘うが、気が滅入っていた圭太はその気になれず、
仕事を持ち帰ったからと自分の部屋にこもってしまう。圭太は佐々木
に醜態を晒したとため息をつき、また転職雑誌を開く。

 圭太は絵恋が1人でいるところを見計らって転職の相談をしようと
するが、香恋たちがくっいていてなかなか時間がとれない。一方、理
衣は都内のレストランを精力的に回り Cuvee Rie を売り込む。その
帰り、le duel というバーに寄ると、冴子(飯島直子)がいた。理衣
と冴子は先日飲んだときすっかり意気投合していたので一緒に飲み始
める。話は冴子の恋愛話になる。好きになった人がいるが、既婚者だ
と打ち明ける冴子に、理衣は酒の勢いも手伝って一気に突き進め、行
動しないで後悔するより、行動して後悔した方がいいと後押しす る。
冴子は不倫はしたくないと躊躇うが、理衣は「持ってる思いをぶつけ
んのよ」と煽り立てたので、冴子も次第にその気になる。

 翌日、圭太は1人で食事に来たおばあさんにクレームをつけられる。
ご飯に髪の毛が入っていたと文句を言うおばあさんに、圭太はちゃん
と確かめて運び、こっちには何の落ち度もないと言い返す。このおば
あさんはよく1人で来て、長々と話相手させたり、味に文句をつけた
りすることで有名だった。言い合いになるのを見て、冴子が飛んでき
て圭太に謝らせようとする。圭太は不服顔で謝ろうとしない。おばあ
さんは「二度と来るか!」と言って席を立つ。冴子は平謝りで、お代
も受け取らなかったが、圭太はそれに納得がいかない顔つきだった。

 冴子は奥の部屋に圭太を呼び厳しく注意する。圭太は自分にミスは
なかったと譲らないが、冴子はたとえ落ち度がなくても謝るもの、ク
レーマーをリピーターにしなければファミレス経営は成り立たないと
接客マニュアルを読み直すようにと指示する。

 圭太は面白くなく帰りに1人酒を飲もうと le duel に入る。接客に
向いてないとぼやきながら注文したお酒を飲もうとした圭太だが、グ
ラスに金髪が1本混入していた。圭太は若い金髪の店員を呼んで文句
を言うが、店員は「お客さんのでしょ」と相手にしない。圭太は不愉
快になり帰ろうとすると、店員は「800円」とお代を請求してくる。
圭太は「客を何だと思ってんだ」と言いつつ、今日の自分の接客と同
じだと気づく。

 圭太が店を出ようとしたところ、冴子がやって来た。圭太は冴子に
今日の接客のことを話そうとするが、冴子は「私はオンとオフを切り
替えることにしているので」と穏やかな口調で断る。圭太は帰ろうと
するが、そこへさっきの金髪の店員を連れた年長の店員が現れて圭太
に謝り、1ドリンク無料にしますと申し出る。そこで圭太は冴子と一
緒に飲むことにする。

 冴子はチャンスだと思ってアプローチをかけようとする。すると突
然圭太が「好きなんです」と思いもかけない言葉を口にしたので舞い
上がってしまう。が、圭太が言ったのはスクリーンに映し出された格
闘技の選手のことだったので、冴子は恥ずかしさがこみ上げ店を飛び
出していく。圭太はびっくりして追いかけてどうしたのかと聞くが、
冴子は過呼吸状態に陥って答えられない。圭太は冴子を介抱するが、
その様子をたまたま友田(田中圭)が見て、絵恋に写メールを送って
くる。絵恋は驚き、理衣に見せる。理衣も冴子と知って驚きを隠せな
い。

 冴子は落ち着きを取り戻すと圭太に向かい自分の気持ちを伝えよう
とする。が、圭太はきょとんとしている上、絵恋から電話が入りあっ
さりと冴子と飲んでいると告げられてしまう。圭太にその気がないと
知った冴子はタクシーを拾い逃げるようにして去っていく。

 冴子に圭太に告白するようけしかけたと理衣に聞かされた絵恋は、
それはセブリーヌを応援するのと同じだと非難する。理衣と壮平の問
題は家族の問題、香恋たちも不安になっていると絵恋に言われ、さす
がに理衣も考えさせられる。

 圭太は絵恋に転職のことを切り出そうとするが、理衣や香恋たちが
いたり、早番ですれ違いになったりしてなかなかできない。

 圭太が早番で出てくると、すでに冴子が来ていてトイレを丁寧に磨
いていた。絵恋は友田に昨晩の様子を詳しく聞くと、友田はかなりヤ
バイ雰囲気だったと答える。だが舞(立川絵理)がそれが嘘で冴子は
さっさとタクシーで帰ったと教える。舞は直接聞けばいいのにと言う
が、絵恋はタイミングが合わなくてと悩む。別々の部屋で寝ていると
聞いた舞は「だめだよピロートークしなきゃ」とアドバイスする。

 その日、前日クレームをつけたおばあさんがやって来た。おばあさ
んは菓子折りを持っていた。あの日後で冴子が謝りに来たけれど、あ
れは自分の悪戯で謝るのは自分の方だと言う。おばあさんは1人暮ら
しで寂しいあまりついついやってしまうのだと言う。おばあさんは圭
太にも謝ると帰っていく。

 その晩、圭太は絵恋と2人で外食しようと電話をするが、絵恋は理
衣がお客さんを呼んでいて圭太にも会わせたいので帰ってきてほしい
のだという。圭太はしかたなく帰ってくるが、理衣が呼んだお客さん
とはなんと冴子だったので驚いてしまう。

 テーブルを囲んで食事が始まるが、重々しい雰囲気に包まれる。絵
恋はフランス語で冴子と喧嘩させる気なのとにらむ。理衣は圭太にア
プローチするように言ってしまったことの罪滅ぼしのためと言う。仲
のいいところを見せて諦めてもらおうと考えたのだった。

 だが、突然冴子が「そういうことだったんですか」とフランス語で
話し始める。びっくりする理衣と絵恋に冴子はワインの勉強のためボ
ルドーに3年間住んでいたと話す。理衣も絵恋も気まずくなるが、冴
子はフランス語で、圭太は自分の理想、でもそれは奥さんを大切にす
る人で自分に振り向かない人だからと微笑む。圭太は何の話か分から
ず困り果てているが、冴子の言葉に重苦しいムードは消え、和やかに
なる。

 冴子はベル・ファミーユという店名は自分がつけたこと、その言葉
の直訳は「いい家族」だが、「義理の家族」という意味もあり、お客
さんをそういう風に思いたいという意味がこめられていると言う。冴
子の話に圭太たちは皆感じ入る。冴子は笑顔で帰っていったが、道中
人目もはばからず泣き出す。

 理衣は家族で撮った写真を手に取り「ベル・ファミーユか」とつぶ
やく。その夜、絵恋は枕を持って圭太の部屋に行き香恋たちが帰るま
でここで寝ることにすると笑顔を見せる。圭太と絵恋はお互い話し合
えなかったことを話す。絵恋は冴子のこと、圭太は転職しようと考え
ていたが、冴子の話でファミレスの仕事が面白く思えてきたこと、そ
して長い1人暮らしだったから、いっぺんにたくさんの家族ができて
生活することに戸惑っていたことなど。

 翌日、おばあさんがにこにこしながら「来ちゃった」と現れる。冴
子は喜び手を取って店内に案内する。さらに佐々木たちが「また来ち
ゃった」と現れる。圭太は「いらっしゃいませ、ベル・ファミーユへ
ようこそ」と晴れやかな顔で挨拶する。

 その日はすき焼きを囲んで6人での夕食。お肉の取り合いに食卓は
てんやわんやだが、圭太はもう煩わしさを感じることなく、にぎやか
な雰囲気にすっかりなじんでいた。


寸  評  理衣が「おとなしかった」せいか、安心して見られました。“ベ
ル・ファミーユ”にこめられた「家族の大切さ」というのもいいエピ
ソードでしたし、理衣や香恋たちを邪魔に思えて仕方がなかった圭太
が、すっかり溶け込んでいたという変化もいい感じでした。中盤に来
て少し盛り返しているように思います。
 が、それでも何か物足りなさを感じます。やはり圭太のキャラクタ
ー設定の弱さでしょうか。これが「アットホームダット」の山村や
「結婚できない男」の桑野みたいな強烈なキャラクターで描くと面白
くなると思います。特に山村の場合、家事や家族を省みない仕事人間
だっただけに、家事の大変さ、家族の大切さを思い知るシーンがとて
も大きなインパクトをもって伝わってくるのですが、圭太は気が弱い
タイプで振り回されている感じが強いのでメッセージが伝わってこな
い気がします。前クールの「拝啓、父上様」の一平もそうですが、自
己主張の弱いキャラクターは主役をはれないんじゃないかと思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 「ライアーゲーム」が面白いです。26日の日中にこれを書いてますが、敗者
復活戦、どうやって逆転できるかとあれこれ考えてしまいます。直は律儀にフ
クナガに票を入れているみたいですが、別に契約でそうしているわけでもない
ので、他の人に入れても問題ない状況です。なので直が持つ残り7回分の投票
総数35を誰に入れるかで順位は変わりますし、あるいはフクナガとの契約を破
棄する契約を結ぶとかできたら面白くなりそうですが。いずれにしても目が離
せません。
 今クールは中盤以降盛り返すドラマが多い気がします。「花嫁とパパ」、
「特急田中3号」など3回目にはもう脱落してもいいかなと思ったのですが、こ
こに来て面白くなってきています。前者は賢太郎が愛子に理解を示し始めたこ
と、後者は一郎のあのポジティブシンキングの個性が強烈で口だけのはったり
でも説得力があるというか、スカッとします。(けん)

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