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タイトル:Daily Drama Express 2007/05/21 プロポーズ大作戦 (6)  2007/05/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/21 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プロポーズ大作戦
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 岩瀬健 (山下智久)
 吉田礼 (長澤まさみ)
 榎戸幹雄(平岡祐太)
 多田哲也(藤木直人)
 奥エリ (榮倉奈々)
 鶴見尚 (濱田岳)
脚  本 金子茂樹
主題歌  桑田佳祐『明日晴れるかな』

あらすじ 第6話「10代最終日何を卒業しますか」  

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<妖精(三上博史)の言葉>
人間とは物事がうまくいかなかった時に、理由を求める生き物である。
状況やタイミング、天気や運勢さまざまな言い訳を引っ張り出し自分
を慰める。こんなはずではなかった。もう一度やり直せばと。やり直
せば本当にうまくいくのだろうか?一度目でできなかったことが、二
度目でできる自信はどこからくるのだろうか?男の名前は岩瀬健(山
下智久)。今この男の本当の実力が試されている。キスには成功した
ものの、肝心の告白を避けていては結婚はおろか恋愛に発展するはず
もない。果たしてこの男に幸せは訪れるのか?
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 吉田礼(長澤まさみ)は新郎の多田哲也(藤木直人)と写っている
写真を見ながら、20歳の誕生日が研究室でコーヒーだったことに、礼
は泣けてきたと話す。多田は、この日頑張ったおかげでコンペで賞が
取れたと言う。

 健は、どうして20歳の誕生日を真っ先に祝ってやらなかったのだろ
うと後悔し、戻りたいと強く願う。妖精が現れるが、健は自分は写真
には写っていないので、タイムスリップできないとあきらめているが、
写真の中には、健の部屋で写ったスナップ写真が写っていたのだ。

 妖精は「当たってくだけろ」と言うが、当たってくだけたことがあ
るか?相手に気持ちを伝えたぐらいでくだけたりしないよと言う。妖
精は健に「決めつけはタブーだ。よく胆に命じておけ」と釘をさして、
健をタイムスリップされる。

 タイムスリップした健は、榎戸幹雄(平岡裕太)の彼女・優子(原
史奈)から浮気をしたと責められている。幹雄は夕べのアリバイを健
に頼んだらしく、健は優子から責められていたのだ。幹雄は優子と同
棲中だが、同棲を解消することになる。

 幹雄は部屋の荷物を運び出し、合鍵を返しに行こうとすると、優子
が幹雄をビンタした後、抱きつく。二人は元の鞘に収まる。

 学生食堂。奥エリ(榮倉奈々)が幹雄の彼女の行動に驚いている。
礼は自分にはあのやり方は向いていないと言うが、エリが「向いてい
るとか向いていないとかじゃなく失いたくない物がある時に、格好悪
くても思い切って一歩踏み出せるかどうかなんだろうね」と言い、礼
も納得する。

 多田が礼の所にやって来て、コンペに出品する予定の3年生が取り
やめたので、礼に代りに応募しないかと行ってく。しかし、今日が締
め切り。健は礼がこのコンペで最年少で大賞を取り、希望だった大学
院進学の推薦をもらったことを知っていた。多田は礼が提出した課題
に少し手を加えればコンペに間に合うし、中央郵便局なら今日の消印
を押してくれるからと説得する。

 今日は礼の誕生日で、10代最後の日だからみんなで夕食を食べてカ
ウントダウンする約束があった。躊躇する礼に、健は「チャンスなん
だろう。やった方がいいよ」と勧め、礼は多田と研究室へ。

 研究室で、手紙を見つめている礼。健が入ってきて、まだご利益を
使っていないからと「中吉」のおみくじを渡す。健は礼を励まそうと
しているのだが、このぐらいのことしか思いつかない自分を歯がゆく
思う。

 礼は健が誕生日プレゼントをおみくじでごまかそうとしていると怒
り、健にかまっている暇はないと健を追い出す。

 次にエリがやって来て、礼に今まで勝負かけたことがあるかと聞く。
礼は中学3年の卒業式前に、好きだった人に手紙を書き待ち伏せして
渡そうとしたのに、その日に限って相手が通らなかったので渡せなか
ったことがあると告白する。礼は未だにその思いを引きずっている。
エリは、ちゃんとぶつからないと永久に後悔するよと助言する。

 健は礼にプレゼントを渡したいが、お金がないので、幹雄のバイト
先で日払いのバイトをさせてもらえるように頼む。

 研究室。礼は多田に「先生だったらずっと答えが出ない問題があっ
たらどうしますか?」と尋ねる。礼は平行線になったままずっと答え
が出ない問題があるのだと言う。多田は僕だったらとことんやってみ
る、もしダメだったらまた別の問題を探すと答える。

 パチンコ屋で健はバイトするが、幹雄の彼女にバケツで水をかけら
れたことが原因で風邪をひいてしまい、バイト中に倒れる。健は今ま
で礼に誕生日を祝ってもらったことはあっても、まともに礼の誕生日
を祝ったことがなかったことを思う。戻ってきても寝ていることしか
できない自分をふがいなく思う。

 研究室。礼は健にもらった消しゴムを見つめている。エリが言った
「格好悪くても思い切って一歩踏み出せるかどうかなんだろうね」と
多田の「自分で一から向き合わないと納得いく答えなんか見つからな
いですよね」と言った言葉を思い出す。礼は「ケンゾーへ」と書かれ
た手紙を見ている。

 礼は研究室を飛び出し健の部屋へ走った。多田には10代のうちに
どうしてもしておかなくてはいけない問題があると断った。

 健の部屋の前でブザーを押すが返答がない。礼は近くにいても素直
にいえないことがたくさんあって、私ケンゾーのことがと言うが、健
が出てこないので、ドアを開けて部屋に入ってみるが、健はいない。
電話が鳴り留守番電話に録音されたのは、健がコンパに来ないので友
だちからの催促だった。

 健は郵便局の前で礼が来るのを、プレゼントを持って待っていた。
時刻は12時になるが礼は来ない。健は郵便局員に局を閉めないでほ
しいと必死に頼む。一方、礼は健のアパートの階段で健が来るのを待
っている。

 礼は健が来ないのであきらめて、手紙を開封して読む。礼は転校し
たその日、健が消しゴムを忘れた礼のために、消しゴムをちぎって渡
してくれて以来好きだったこと、健のことをが大切なので言わなくて
もいいことを言ってしまい、本当に大切なことが言えなくなること、
今まで通り話せなくなるのがいやで告白できなかったことが書かれて
いた。礼は手紙で飛行機を作り、飛ばしてしまう。

 健は郵便局の前で礼を待っていたが、局が閉められてしまい部屋に
戻る。机の上に薬の袋と「お大事に 礼」のメモがあり、礼が来たこ
とを知り、研究室に急ぐ。

 大学へ戻った礼を待ちかねていたのは、多田で多田はコンペの事務
局にかけあい、明日の朝までに作品を直接持っていけばいいように掛
け合ってくれていた。礼の作品が仕上がった。

 多田と礼は完成と礼の誕生日を祝って缶コーヒーで乾杯する。記念
に写真を撮ってあげるという多田に、礼は一人では恥ずかしいので一
緒に撮ってほしいと頼む。多田がセルフタイマーのスイッチを押して
いるころ、健は懸命に走っている。

 シャッターが押されようとする瞬間、健は研究室の窓のブラインド
ごしにいた。写真には、多田と礼、ブラインドごしに健が写っている。

 健はタイムスリップする。妖精が、タイムスリップ前にした忠告、
思い込みの話をする。彼女のために課題を出してから誕生日を祝って
やろうと思っていたのはただの思い込み、彼女はコンペに受かること
より、健と過ごす誕生日を期待していた、お互いに相手を思いやるあ
まりすれ違っているのは皮肉だと言う。

 妖精は、恋愛は自分勝手以外の何者でもない、自分勝手にできない
のは相手のことが好きだから、まだ二人が付き合っている訳ではない
のだがら、チャンスは残されていると励まし、戻るも戻らないもお前
次第と言う。

 次の写真には、健、礼、多田、幹雄、鶴見尚(濱田岳)の5人が写
っている。この写真の日、礼は多田から告白された。この日を思い出
すたび、健の胸に激痛が走るのだ。


寸  評  今回のエピソードはとても切なかったです。相手のことを思いや
り、相手のために一番良いと思えることをやっていたと思っていたの
に、気持ちがすれ違ってしまう。礼と健との間でなくても、日常生活
でもこんなすれ違いはありそうです。

 エリに付き添う鶴見もせつない役ですね。エリがふられるところに
居合わせ、ふられたエリを慰める役、エリのことを大好きなのに、友
だち以上に見てもらえないなんて。

 それに過去に戻っても、果たせなかった後悔がまたできてしまい、
何だかやるせない気分になりましたが、来週の展開はどうなるのでし
ょうか。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 先週の土曜日、映画の「博士の愛した数式」を見ました。博士みたいな数学
者に教えてもらったら、私も数学が楽しく学べたかもと思いました。完全数28、
220と280は友愛数。映画や原作を読んでいない人は何のことかわからないかも
しれませんが、数字と博士のエピソードがこんなにも符合し、細部までこだわ
られている作品はすごいなと思いました。早速、原作(新潮文庫)を買い求め
て読んでしまいました。

 数学者としてまず頭に浮かんだのは藤原正彦だったが、文庫の解説を藤原正
彦が書いているのには驚きました。原作者小川洋子は、「博士の愛した数式」
の原稿を書く前に、藤原正彦に会いに行ったというエピソードがあったらしい
です。映画も原作もとても面白いので、一度見てください。(たま)

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