メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/04/19 ホテリアー (1)  2007/05/16


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/04/19 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ホテリアー
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 小田桐杏子(上戸彩)
 水沢圭吾(及川光博)
 緒方耕平(田辺誠一)
 北野みつ子(片平なぎさ)
 柏木真由美(笛木優子)
 森本正和(竹中直人)
 森本あかね(サエコ)
 後藤加世子(小田茜)
原  作 カン・ウンギョン
脚  本 江頭美智留ほか
主題歌  「」

あらすじ  第一回 

 『東京オーシャンホテル 創立30周年パーティー』

 朝礼で、「くれぐれも粗相の無いように」と服装支配人・岩間武彦
(東幹久)から名指しで注意されるフロント・アシスタント・マネー
ジャー・小田桐杏子(上戸彩)。


 韓国では、家賃を三ヶ月分ためて、部屋を追い出される日本人。


 オーシャンホテルの大忙しの厨房では、新米シェフ・田中エリ(じ
ゅよん)が、オードブルの皿を全部ひっくり返してしまい、オードブ
ルは変更して作り直しとなる。


 ラスベガスでは、M&Aの専門家・水沢圭吾(及川光博)が米国人
からホテルを買収し、ホテルを乗っ取られた米国人に刺されそうにな
るが、逆に跳ね返し、米国人は手を切って倒れる。


 今朝チェックアウトされたお客様が、客室で指輪を無くしたと電話
が入り、杏子が探しに行く。
 なかなか見つからず、ハウスキーパー・紺野里子(大島蓉子)が、
お客様の勘違いでは?というが、杏子は、オーシャンホテル心得第三
条『お客様はどんな時も間違わない』と言って、みんなで探し、遂に
見つける。

 だが、その仕事のため、杏子は会場のセッティング開始に遅れ、ロ
ビーを走る。
 岩間に、オーシャンホテル心得第五条『いつでも平常心で』という
条項に反すると叱責される。
 杏子はその時は静かに歩いたが、すぐ駆けだし、杏子を追いかけて、
岩間も会場へやってきた。杏子は岩間に、会場設定を手伝わせるちゃ
っかりした面も持っていた。


 杏子は厨房へ行って、オードブルを10分で出してくれと要求する。
 レストラン料理長・黒岩輝夫(塩見三省)に、関係ない者は入るな。
命令する気か!と怒鳴られてもひるまない。

 黒岩は部下に、5分でオードブルを出すよう号令し、ホッとする杏
子。


 社長・北野幸治郎(大杉れん(インターネットの標準外の漢字のた
め))は、だらしがない恰好をし、仕事をさぼって、隠れてタバコを
吸っているベルボーイの息子・北野洋介(佐藤祐基)を叱責する。息
子だからと言って、特別扱いはしない、と。

 洋介が部屋を出て行った直後、幸治郎は胸を押さえて、苦しみ始め
た。


 ハイヤーに乗った大日東開発会長・森本正和(竹中直人)は、韓国
のM&Aの専門家・シン・ドンヒョク(ペ・ヨンジュン)に、ホテル
の買収についての電話をする。


 会場に料理が次々と運び込まれる。間に合った.....

 森本たち招待客が次々と入ってくる。森本は、娘・森本あかね(サ
エコ)を伴っている。森本は、あかねはまだ大学生だが、自分の跡継
ぎにと考えている。

 東京オーシャンホテル側は、北野社長以下、主立った者が揃って出
迎える。
 森本は、今日は料理を楽しみに来た。料理だけは一流だからな、と
皮肉を言う。

 北野の妻・北野みつ子(片平なぎさ)は杏子に、森本のご案内を命
じるが、藤田総支配人が、自分が案内すると、進み出る。


 パーティー開始。
 北野社長の挨拶。

 途中の休憩時間に杏子は、缶コーヒーを持って厨房を訪れる。料理
を間に合わせてくれた黒岩と、レストラン主任・荻原隆一(丸山智己)
をねぎらうため。
 黒岩は、「おっかないアシスタント・マネージャーににらまれちゃ、
遅れるわけにはいかんだろう」と言い返す。

 杏子は厨房にある写真を見る。
 黒岩は、その写真が外せないことを詫びる。40センチのマダイを
釣ったのは初めてだからな、と。
 杏子は、自分のことは気にしないで、と言う。

 荻原が、黒岩と一緒に写真に写っている青年・緒方耕平(田辺誠一)
が失踪して二年になりますね、と言う。

 杏子は自分の鍵がついたネックレスを外して、昔を思い出す。
 お客様に叱られてしまったことを、緒方に話す。
 緒方は、「ありがたいな」と言った。一度失敗したり、怒られたり
したことは、二度と繰り返さない。そうしていけば、もっともっとい
いホテルになるから、と。
 そして少し照れて、今日は杏子の誕生日だからと言って、あのペン
ダントをくれたのだ。


 あかねはパーティー会場をそっと抜け出す。
 森本の秘書・柏木真由美(笛木優子)が追ってくるので、ある部屋
に身を隠す。
 真由美は気づかず、ほかを探している。

 あかねが隠れた部屋では、また洋介が隠れてさぼってタバコを吸っ
ていた。
 あかねは横柄に、洋介に裏からの出口を聞く。

 洋介は最初は無視したが、二度聞かれ、出口なら自分が案内する、
と言う。

 裏口から、私服に着替えた洋介と、コートを羽織ったあかねが出て
くる。

 洋介は高級スポーツカーで、あかねを送る、と言う。
 あかねは、ベルボーイの給料って、そんなに高いの?東京オーシャ
ンホテルは傾きかけているって聞いたけど、と問う。
 洋介は、自分は関係ないと答える。

 あかねは洋介の車に乗り、行く先を尋ねる洋介に、「どこでも」と
投げやりに答える。


 パーティー会場で森本は、東京オーシャンホテルの経営は火の車。
創立30年ともなれば、あちこちがたが来て、修理したいだろうが、
それに金を貸す銀行もない。今なら自分が20%増しで株を買い取ら
せて貰う、と言い出す。
 みつ子は、こんなところで、そんなことを言わないで欲しいと頼み、
北野は、「売る気は無い!」と怒気を含んだ声で言う。
 だが、次の瞬間、北野は胸を押さえて苦しがって、床に倒れる。

 みつ子と杏子が駆け寄り、助けようとし、周囲は騒然となるが、森
本は冷ややかに見下ろしている。


 病院で寝かされている北野。洋介が遅れて病室に飛び込んでくる。

 気がつく北野。みつ子は、後は藤田がやってくれているから心配し
なくていい、と言う。

 病室を飛び出していく洋介。
 杏子が洋介を追いかけ、洋介がホテルを守っていかなければならな
いのだと言う。
 洋介は、両親が30年間大切に育ててきたこのホテル。自分よりも
大切に、とすねる。
 杏子は、今はそんな子供のよなことを言っている時ではないとたし
なめるが、洋介は、杏子には自分の気持ちなんてわからないだろう、
と更にすねる。

 杏子は、洋介の気持ちなんてわかりたくもない、と言い返す。両親
が揃っていて、何も不自由をしたことのない、お坊ちゃまの気持ちな
んて、と。


 藤田がみつ子に辞表を出す。

 そのうわさはたちまぢ全従業員の間に広がる。今まで東京オーシャ
ンホテル一筋にやってきた藤田が辞めたことで、オーシャンホテルが
危ないという噂は本当だったんだ!と言い出す者までいる。


 レストラン・マネージャー・後藤加世子(小田茜)は、岩間に、総
支配人が辞めた今、次の総支配人は現副支配人である岩間だ、と言っ
て寄り添う。
 岩間は満更でもなさそうな顔をしながら、加世子は気が早すぎる、
とたしなめる。


 厨房では、岩間に総支配人は務まらないだろう、とのもっぱらの評
価。
 緒方がいたら.....と惜しむ声も上がる。
 若手は、緒方はとんでもないことをして、辞めたのでは!?と驚く
が、荻原は、緒方ははめられたのだ、と言う。


 藤田は東京オーシャンホテルの株主名簿を携えて、森本に、大日東
開発会長室で会う。これが大日東開発で雇ってもらうための手土産だ
ったのだ。

 名簿を受け取った森本は、藤田に札束入りの封筒を投げて渡すと、
真由美に、「お客様のお帰りだ」と言う。

 自分を雇ってくれるのでは!?とつかみかかろうとする藤田。
 男二人が、藤田を取り押さえる。
 森本は、自分の会社を平気で裏切るような男を、雇うわけがないだ
ろう、と冷ややかに言う。

 真由美が藤田の懐に、札束入りの封筒を入れる。

 藤田が追い出されると森本は、真由美に、さっそくホテル買収のプ
ロを手配するよう命じる。
 真由美は、一人心当たりがあると答え、行動に移す。


 ルーレットに興じる水沢。エドワード・キクチ(甲本雅裕)がそば
に立っている。
 水沢は勝ち続け、チップの山を築く。


 杏子はみつ子と一緒に北野を病室で看病する。
 北野が杏子にメモを渡す。開くと、緒方のソウルでの住所が書かれ
ていた。

 北野は苦しい息で、今の東京オーシャンホテルの経営は大変苦しい。
それを立て直すために、杏子に緒方を連れ戻して欲しい、と言う。
 杏子は、緒方は事件を起こしたのでは.....と言うが、北野は、あ
れが仕組まれた事件だというのは杏子も感じている通りだと言う。


 緒方が事件を起こしたとされるのは、次のようなあらまし。
 緒方は上得意客の買い物の荷物を、部屋へ運ぶ手伝いをした。
 部屋に入ると、その女性客はワンピースの背中のファスナーをおろ
して欲しいという。緒方が断っても、しつこく頼むので、緒方がおろ
すと、女性客は緒方に抱きついてきて、ベッドに押し倒す。
 緒方が、逃げようと上になったとき、女性客の夫が入ってきて騒ぎ
となる。
 緒方はそれで退職したのだ。


 みつ子は、あの時、緒方を守ってやれなかった自分たちを悔い、も
う一度、緒方とホテルの建て直しをしたいと言う。


 ホテルの庭で、杏子は黒岩に、緒方を探しに行くかどうか迷ってい
ると言う。
 黒岩は、本当は緒方に会うのが怖いのではないか?と言う。
 杏子は、そんなことはない、と言う。
 黒岩は、杏子は緒方のことが好きなのだろう、と言い出す。
 慌てて否定する杏子。


 韓国・ソウルへとやってくる杏子。
 ホテルへ行き、緒方について聞くと、半年前に辞めた、と言われる。
家の住所を聞く杏子。

 そんな杏子の様子を、ロビーの向こう側から見ていたシン・ドンヒ
ョク。


 杏子がホテルで聞いた住所を訪ねると、緒方は追い出された後。三
ヶ月も家賃をためてしまったからだった。

 それから、街のいろいろなところで、緒方の行方を尋ねる杏子。


 キクチが、日本から東京オーシャンホテルの買収のオファーが来て
いると言うと、水沢は日本からのオファーなら断ってくれ、と即座に
言う。日本には絶対行きたくないらしい。
 断れない筋からの依頼だとキクチが言うと、ふっかけてやれと水沢。
そして、この店も味が落ちたな、と言う。

 その店内で、若い日本女性が何度も店員を呼んでいるが、無視され、
遂にキレ、支配人を呼びつけると、何分待たせるのだ。忙しいという
言い訳は通用しない。スープが来るまで10分。それから20分経っ
てもメインはおろか、スープさえも来ない、と。
 すぐお持ちしますと言われても、一流店でマナーの勉強もできると
思ったが、これでは何にもならないから帰ると言う。
 その女性は杏子。

 その様子を見ていた水沢とキクチは、威勢のいいお嬢さんだ、と言
い合う。


 翌日、緒方を訪ね歩いていた杏子は、バッグを奪われ、追いかける
が、追いつけず、やがて前に飛び出してきた黒塗りの車にぶつかって
しまう。
 その車に乗っていたのは水沢とキクチ。

 杏子はいきなりその車に乗り込むと、ひったくり犯をおってくれと
言う。
 水沢はキクチに、杏子の言うとおりにするよう命じる。そして杏子
のことは、昨日レストランで見ていた、と言う。

 車からひったくり犯を探すが見つからない。
 水沢が、そんな大切なバッグの中身は?と尋ねると、化粧ポーチと
ガイド・ブックと杏子。パスポートやお財布、携帯は小さな肩掛けポ
シェットに入れていて無事。
 あきれる水沢。そして杏子が泊まっているのが、自分たちと同じホ
テルと知ると、送る、と言う。

 その途中、杏子は、歩道を歩く緒方の姿を見つけ、車を飛び降りる
と、緒方の名前を呼びながら追いかける。しかし緒方は立ち止まらな
い。

 とある食堂。そこで緒方は皿洗いのバイトをしていたが、皿を落と
して割り、叱責されている。
 顔を上げた緒方は、杏子の姿を認める。

 一緒に帰ろう、と言う杏子。
 緒方は、もうホテルマンには戻らない、と言う。最初は北野に紹介
されたホテルに勤めたが、事件のことが漏れ、辞めざるを得なかった。
ほかにも勤めたが、どこでも同じ、と。

 杏子は、二人で海辺に、小さなホテルを建てるという夢はどうした
の?と問うが、緒方は、夢をあきらめれば楽になる、と言う。

 杏子は、自分が本当の両親に育てられなかったことで自棄になって
いたとき、「人は希望すれば、夢が叶う」と教えてくれたのは、緒方
じゃないか、と復帰を懇願するが、遂に緒方は、クビを縦に振らない。


 あきらめた杏子がホテルに戻ると、シン・ドンヒョクが杏子に声を
掛け、お茶に誘う。

 シン・ドンヒョクは、緒方のおかげで、このホテルを建て直すこと
ができた、と言う。

 杏子の携帯が鳴り、出ると、みな子からで、北野が亡くなったとい
う。

 泣き出す杏子にシン・ドンヒョクはハンカチを差しだし、今は泣い
ている場合ではない。緒方は杏子が立派なホテル・ウーマンになるの
を見届けられなかったのが残念だったと言っていた。今は杏子にでき
ることをやめべきでは?と言う。


 翌日も杏子は緒方に会いに行き、北野が亡くなったこと、みな子も
緒方が戻ってくることを待っていると言うが、緒方は二度と戻らない
と断る。


 ホテルをチェックアウトする杏子。
 水沢に声を掛けられ、挨拶する。杏子は、日本に来たら自分が働い
ている東京オーシャンホテルに来てくれたら特別室をご用意します、
と言う。


 空港で杏子は、「さようなら」と言う。


 シン・ドンヒョクに呼ばれ、緒方がやってくる。
 シン・ドンヒョクは、緒方に、今ホテルマンに戻らなければ、もう
戻れないと諭す。


 みな子が新社長となり、みんなに挨拶。このホテルの社是『人生は
希望』ということを胸に、頑張っていきましょう、と言う。
 みな子は、新しいスタッフを紹介するという。

 入ってきたのは緒方。新総支配人として。
 みんな騒然となる。


 真由美は、水沢は条件として、買収後の東京オーシャンホテルの株
の5%を要求してきた。こんなひどい条件、断りましょう、と言う。
 森本は、むしろ水沢にする、と言う。それだけの条件を出してくる
と言うことは、この買収に絶対の自信があるということだから、と。

 キクチが水沢に、森本は全部の条件をのんだという。


 杏子は緒方に、また一緒に働けて嬉しいという。


 ホテルの玄関で緒方は水沢に会い、フロントへ案内する。
 「ようこそ東京オーシャンホテルへ」と杏子。

 水沢は杏子に会いに来た、と言う。


寸  評  結構期待していただけに、なんだかなー、という感じの1回目で
した。
 あんなに固くホテルマンには戻らないと決めていたはずの緒方が、
いくら北野社長が亡くなったからと言って、こんなにあっさりと復帰
するなんて。
 あと、杏子の位置づけが今ひとつよくわかりません。22才と言う
ことは、高卒で入ったとしてもまだ5年目。アシスタント・マネージ
ャーって、どの程度の役職なのでしょうか?また、ホテルの買収劇に、
フロントのアシスタント・マネージャーが、どう、重要な役割を果た
すのかが、よくわからないのです。

執 筆 者 鈴木()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、先週出張より戻って参りました。
 これから今までの遅れを取り戻せるよう頑張りますので、お待ちください。

 ところでたまっていた録画を見ていてはまり、一気に先週分まで通して見て
しまったのが「ライアー・ゲーム」です。深夜ドラマなので、出演者はお笑い
の人たちが多く、制作費、安く抑えているんだろうな、と思わせることもあり
ますが、それを感じさせないほどのストーリーのおもしろさです。

 深夜放送なので、見ていらっしゃらない方も多いかとも思いますが、これは
拾いものでした。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。