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タイトル:Daily Drama Express 2007/04/30 プロポーズ大作戦 (3)  2007/05/15


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/04/30 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プロポーズ大作戦
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 岩瀬健 (山下智久)
 吉田礼 (長澤まさみ)
 榎戸幹雄(平岡祐太)
 多田哲也(藤木直人)
 奥エリ (榮倉奈々)
 鶴見尚 (濱田岳)
脚  本 金子茂樹
主題歌  桑田佳祐『明日晴れるかな』

あらすじ 第3話「席替えしたら結婚できますか」  

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<妖精(三上博史)の言葉>男の名前は岩瀬健(山下智久)。結婚式
場に現れた憐れな男である。これまで何百という結婚式を見てきたが、
新婦に対してここまで後悔している男は稀である。そもそもこれほど
悔いている者は結婚式には参加しないものだ。幼馴染であるがゆえ彼
女の思いをずっと伝えられなかったつけが、皮肉にもこんな形でめぐ
ってくるとは、しかも結婚を祝福するスピーチまで任されてしまうと
は、つくづく憐れな男である。男は、スライド写真を見ながらやりな
おしたいと強く願った。見るに見かねた私は写真の時代に戻ることを
許可した。私とは無論この教会に住む妖精である。
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 健が見ているのは、新郎である多田哲也(藤木直人)が健たちの高
校に教育実習生として現れ、学校を去る日に撮った記念写真。健は多
田との別れが辛くて号泣している。

 妖精は健に「求めよ。さらば与えられん」と言い、健はその言葉に
従い「ハレルヤチャンス」と唱え、再び高校時代にタイムスリップ。

 健はタイムスリップするのは、もう3回目なので「絶対に告白する
ぞ」と意気込んでいる。が、鶴見尚(濱田岳)と榎戸幹雄(平岡裕太)
は、健が教育実習生のキャメロン(松本莉緒)に気があると思い込ん
でおり、健をからかう。それを見ていた礼は、冷たい視線を送る。

 多田は黙々と授業をこなすだけで、生徒との対話もなく地味な印象
で、吉田 礼(長澤まさみ)も「はずれ」であることを認めている。
それを聞いた健は「あの人がはずれだと言う気持ち忘れるなよ」と念
を押す。

 イケメン好きで恋人と別れたばかりの奥エリ(榮倉奈々)だけが多
田のことを気にしている。礼は多田のことを何を考えているかわから
ないと評価は低い。

 健は、今回は正念場なので「一気にいくぞ」と腹をくくって告白し
ようとするが、告白の言葉をためらっていると、礼から日直の仕事を
私にやらせ押し付けようとしていると勘ぐられ告白の機会を逃す。

 多田の授業中。健は数字を使った占いで礼との相性を占ってみると
94パーセントと出て嬉しくなる。

 エリは大胆にも多田に、自分と多田の交わる確率はと質問する。そ
の質問に多田は真面目に数式で答え、2つの曲線が交わらないという
証明を説明する。

 健は次に多田と礼の占いをしてみるが、相性は27パーセントで低く、
また嬉しくなる。

 放課中に多田はさっきの交わらない曲線の説明が説明不足だったの
でと黒板に書き説明を始める。この日日直の礼が、多田の板書を消し
てしまい、みんなの知りたがっているのはこんなことじゃない、たっ
た2週間だけどもう少し私たちのこと考えてくれてもよかったんじゃ
ない、このままじゃあずっと平行線だよと抗議する。

 同じく日直の健は多田が教壇の上に忘れた座席表を見つける。健の
記憶では、健が座席表を礼に見せ、多田が生徒思いであることを生徒
たちに知らせることになった。多田とみんなが打ち解けるきっかけを
作ったのが健だったのだ。健は座席表を自分のポケットにこっそり隠
す。

 ホームルーム中、クラスメートの間に、「他のクラスと花を贈るら
しいけどどうする?」というメモが回される。礼はノーの欄に書き込
んでいる。鶴見が多田に、ホームルーム中に自分達による席替えをし
たいと提案し、担任の伊藤先生(松重豊)も了承する。

 女子が先に席を決め、次にその席が明かされないまま男子が席を決
めた。礼は前と同じ席に座り、健は榎戸に勧められ榎戸の前の席に座
ってしまった。健は礼が前と同じ席に座ることを予想できたのに、礼
の隣に座らなかったことを後悔し、どうしてこんな簡単なことができ
ないんだろう、過去に戻っても素直になれない自分に無性に腹が立っ
た。

 ゴミ焼却場。「今日で最後なんてですよね」と多田に話しかける健。
すると、多田は、君たちと会う前に戻れるならもう一度やり直したい
です、実は大勢の人を前にすると極度に緊張してしまうことを告白す
る。健は「多田さんはすごいいい先生になりますから」と励ます。

 多田は今までの人生であだ名がついたのは1回だけで、健が礼に
「ケンゾー」と呼ばれているのを羨ましがっている。

 健は礼が「ケンゾー」と初めて言った時のことを思い出す。転校し
てきた礼は健の隣に座った。

 次の授業で、健は黒板の字が見えないので、礼の隣の席に代わりた
いと申し出る。礼は健が隣の席に来たのが嬉しいが、また日直を一緒
にしなくてはいけないし、健は黒板も消さないし、日誌だって書かな
いしと憎まれ口。

 礼は日誌を書いているが消しゴムがない。健に小3の記憶がよみが
える。転校してきた日、礼が消しゴムを忘れたので健が自分の消しゴ
ムをちぎって渡したのだった。すると礼は「ありがとう。ケンゾーく
ん」と言ったのだ。

 礼に渡した消しゴムは「岩瀬健三」、健の消しゴムの側面には「岩
瀬健 三年」と書いてあり、健は「三」と「年」の間を切って渡した
のだ。礼もその時のことを思い出したようで、あのときの健がかっこ
よかったので、あのままお嫁さんになってもいいと思ったと言う。

 健は笑顔の礼を見て、このまま多田の書いた座席表を隠しておいて
よいのかと悩む。

 クラスメートの間に、また「花を贈ろうと思うけどどう思う」とい
うアンケートが回された。アンケートの裏側は多田の座席表(生徒の
似顔絵や多田が見た生徒の印象が書き込まれていた、多田は生徒たち
一人一人をよく知ろうと努力していた)だった。裏を確認した生徒た
ちはイエスの欄に書き込みをし、礼もイエス欄に書き込む。

 生徒たちは多田を見直し、色紙を渡す。花束を渡す役に指名された
のは礼で、礼は多田に謝る。多田が健が色紙に書いた内容がよくわか
らないと聞きに来る。健は「絶対にあきらめません。負けませんから」
と書いていた。健は適当にごまかす。

 礼はアンケートの字を見て、アンケートを回したのが健だと気付い
ていた。記念写真をとることになり、男子生徒はピラミッドの組体操
をして、健はピラミッドの一番下で苦しそうな顔をしている。礼は多
田の隣で多田と腕を組んでいる。

 健は現実に戻り、披露宴会場で、スライドを見ている。妖精が現れ、
健に、本質を見極めろという忠告を再度言うが、妖精は今回の健の行
いを評価している様子で、人間は出し抜いたりするものだが、健には
いくじなしに徹する勇気があった、彼女の中では評価は着実に上がっ
ていると励ます。

 次の写真は、卒業式の写真。健の制服の第二ボタンはなくなってい
るが、ボタンを渡した相手は礼ではない。礼は健の隣でむっつりした
顔で写っている。


寸  評  今回の展開には少しイライラしてしまいました。もっと「早く告
白して」と。ただ、健が座席表をずっと隠しておけなかったのには、
好感が持てました。多分自分も同じことをしただろうと思います。思
ったより高校生時代が長いですねこれからの展開はどうなるのでしょ
う。ドラマ中でキャメロンと呼ばれていた松本莉緒、武田久美子と顔
が似ているなと思いました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 「生徒諸君」の1回2回と「わたしたちの教科書」の1回目を見ました。どち
らも生徒の自殺があり、全体的に暗いトーンで、見ると気持ちが落ち込みます。
今後展開がどうなっていくかに興味はあるのですが、暗くて(特に生徒の様子
が)殺伐とした気持ちになるので、見続けるかどうかの判断が難しいところで
す。

 私は「生徒諸君」の教師編は全く読んだことがなく、ナッキーが生徒だった
頃の漫画は友だちと熱狂して読んでいました。1回目にナッキーの生い立ちに
少しだけ触れていましたが短すぎたし、ナッキーの学生時代というのは仲間た
ちとの出会いと交流がメインなので、その点をもう少し突っ込んでドラマで触
れてもらわないと、教師編ではナッキー一人が明るく浮いているという存在に
見えて仕方ありません。初回だけでもスペシャルにするか、単発で生徒編を放
送して欲しかったと思います。「生徒諸君」は昔映画化された記憶があります。

 内山理奈はいつも荷の重い役が回ってきていますね。「大奥」は前のシリー
ズが好評だった後だったし、「嫌われ松子の一生」は中谷美紀が好演した後だ
ったし、「生徒諸君」は漫画のファンが多いと。(たま)

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