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タイトル:Daily Drama Express 2007/04/13 帰ってきた時効警察 (1)  2007/05/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/04/13 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 帰ってきた時効警察
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 霧山修一朗(オダギリ ジョー)
 三日月しずか(麻生久美子)
 熊本  (岩松了)
 又来  (ふせえり)
 十文字疾風(豊原功補)
 真加出 (小出早織)
 サネイエ(江口のりこ)
 蜂須賀 (緋田康人)
 諸沢  (光石研)

脚  本 三木聡ほか
主題歌  「」

あらすじ 第1話「嘘は真実を食べる怪物だと言っても過言ではないのだ。」

 総武警察署の時効を迎えた事件を管理する「時効管理課」に所属す
る霧山修一朗(オダギリジョー)には、時効になった事件を調べると
いう趣味があったが、現在はお金がなくて止めている。

 「交通課」に所属する三日月しずか(麻生久美子)は霧山と一緒に
時効になった事件を調べていた。しずかは、霧山に気があり、霧山が
じゃんけんに負けて名前を書き込んだ婚姻届IIを手に入れ、隣に自分
の名前を書き入れて持っている。

 霧山は恋愛に疎いし、しずかも霧山と共に時効事件を捜査するも告
白などはしないので、二人の仲は依然として同僚のまま。しずかは何
かドラマチックなきっかけでもあればと次のような妄想をする。

 自分が警察を辞め、とある港町で小料理屋の女将をしており、そこ
へ腕を負傷した霧山が「かくまってもらいたい」と入って来るという
もの。

 時効管理課。課長の熊本(若松了)は、時間に遅れないように30分
時計を遅らせていると言って、又来(ふせえり)に「上司だけどバカ
かあんたは」と突っ込まれ、皆の失笑を買う。霧山の同僚はサネイエ
(江口のりこ)など個性的な面々。時効管理課に新卒の真加出(小出
早織)が配属される。

 真加出は、あいさつがわりにみかんの缶詰を皆に配る。真加出は、
霧山に趣味を尋ねる。霧山は、前は時効になった事件を調べることだ
ったが、今はお金がなくてやっていないと言う。

 熊本が霧山に15年前の「由良木町代議士殺人事件」を調べてみるよ
うに勧める。

 食堂。しずかが霧山に再開すればと言うが、霧山はお金がないので、
シャドーボクシングならぬシャドー捜査(相手がいるつもりで捜査す
る)をしてみようと思っていることを話す。

 「由良木町代議士殺人事件」とは、自由民権党の福原健一(あべか
つのり)が、鈍器で殴られ死亡した事件。福原の破損した腕時計が
9時をさしていた。
 事件当夜9時に福原を別荘に訪ねた社会民権党議員の秘書・剣道清
彦(温水羊一)が犯人として逮捕されるが、当時駆け出しのキャスタ
ーだった榎田美佐子(浅木久仁子)が剣道の冤罪を晴らした。

 美佐子は、事件当日福原の腕時計が10分進んでいたことを1枚の写
真を元に立証したのだった。福原が殺されたのは8時50分で、その時
間に剣道は、工事現場の誘導員に目撃されていた。剣道は釈放され事
件は迷宮入り。

 日曜日。蜂須賀(緋田康人)が馬券で当てたという話を聞いた時効
管理課の面々と三日月は競馬場へ。真加出のビギナーズラックに賭け
て、霧山は捜査資金を稼いだ。

 霧山としずかは、剣道を尋ねるが門前払い。

 次に、霧山としずかは榎田美佐子を訪ねる。美佐子は時間に厳格で
二人は約束の時間に遅れたことを咎められる。代議士殺人事件で手柄
を挙げた榎田美佐子は、現在テレビ夕日「ニュースの木」の看板キャ
スター。局内でも女帝と呼ばれ、幅を利かせている。

 美佐子から話を聞いた霧山は美佐子が何かを隠していることを直感
する。それは、美佐子がスタッフに買いに行かせた便秘薬。何かを隠
したいと思っている人は、体内から出したくないので、便秘になるの
だと霧山は独自の推理をする。

 時効管理課。霧山は、捜査内容を披露する。剣道に門前払いされた
ことを聞いた又来が、剣道と同級生だからと捜査につきあってくれる
ことになる。剣道が事件現場で覚えていたのは、香水の匂い。又来の
香水と同じ匂いらしい。

 霧山は美佐子に会いに行く。霧山は、福原議員は不倫をしていたの
ではないかという疑問をぶつけてみるが相手にされない。剣道らに変
装させて、美佐子の香水の臭いを嗅がせてみるが、美佐子の香水の匂
いは又來と同じではなかった。

 テレビ局員から話を聞くと、同日の美佐子の行動には不自然な点が
ある。美佐子は事件担当ではないのに、事件現場に一番乗りしていた。
美佐子の当時乗っていたのは赤い車。

 霧山は誘導員(蛭子能収)に話を聞く。誘導員が覚えていたのは、
当日女性が運転した赤い車が通ったこととセスナが通ったこと。

 時効管理課。皆が仕事をしていると、十文字疾風(豊原巧補)がや
って来た。真加出が十文字になぜ刑事になったのかと尋ねる。十文字
は小学生時代にある事件を解決したことと自慢げに話す。

 うさぎ小屋のうさぎがいなくなり、うさぎ当番の吉備津が疑われた。
しかし十文字は吉備津が犯人でないことを確信していた。なぜなら、
犯人は十文字だったから。これを聞いた霧山は調べていた事件の謎が
解けた。

 霧山としずかは美佐子に会いに行く。霧山は美佐子に「福原議員を
殺したのはあなたです」と言う。

 霧山の推理。美佐子と福原は当時不倫関係。愛情が憎しみに変わり、
美佐子は福原を殺害。巧みに証拠隠滅を図ろうとしていた時に、剣道
が尋ねて来た。死体を発見した剣道は、パニックになり思わぬ行動を
する。

 隠れていた美佐子は、剣道の慌てぶりを見て落ち着きを取り戻し、
証拠隠滅を図る。時間を見計らって犯行現場に戻り、駆けつけたテレ
ビ局スタッフと合流。自分の赤い車はスタッフに運転させ、検問を通
過させた。

 その後、美佐子は自分の身を守るためと自分の地位を確立させるた
めに、大きな賭けに出る。それは剣道の冤罪を晴らすこと。

 福原が時間を10分進めていたのは、時間にうるさい美佐子と会う時
だけのこと。福原議員の勉強会の日と美佐子の休日は重なっていた。
勉強会は美佐子との密会の日。

 動機は、福原議員が美佐子の調べたスクープを握り潰そうとしたた
め、美佐子が応じないと、福原は美佐子の学歴詐称を公表すると言っ
た。学歴詐称を公表されればキャスター生命はおしまいになってしま
う。

 霧山は、事件当夜セスナが測量用の航空写真を撮っていたこと、そ
の写真には事件現場の別荘が写っており、別荘の拡大写真には美佐子
が写っているとスライドで見せるが、美佐子は当日この服を着ていな
かったから、写真は合成だと言い張る。

 霧山は、写真が合成であることを認める。確かにデートには女らし
い服を着ていただろう。それを知っている美佐子こそが、嘘をついて
いるのだと追い詰めると、美佐子は自分が今までついた嘘を認める。

 霧山の推理を聞いた美佐子は、小学校4年生の時についた嘘が美佐
子が嘘つきになったきっかけだと話す。大きなお屋敷の子どもだとつ
いた嘘で皆の注目を集めることができた。それ以来、嘘は雪だるまの
ように積もった。

 犯人の自白が聞けた霧山は「誰にも言いませんよカード」を美佐子
に渡す。このカードは犯人を不安にさせないために、霧山が事件の全
容を誰にも公表しないと約束した証のカードだ。

 美佐子はカードを捨てようとするが、霧山はある犯人(東ちづる)
がカードを捨てたが、翌朝そのカードが戻ってきたという不思議な話
をするが、それはもちろん嘘。

 時効管理課。皆が珍しく残業している。熊本が明日の天気が見たい
とテレビをつける。画面には榎田美佐子が写っている。美佐子の人相
が変わっていて、皆驚く。毒がぬけたような顔だ。


寸  評  「時効警察」は、毎回欠かさず見ていた大好きなドラマでした。
時効管理課は、なんとなくダラーッとした空気が流れていたのですが、
1年ぶりですが、やはりこのダラッと感は同じでした。

 十文字疾風の毎回トレンチコートを着てイケメンをきどっているけ
ど、「あんた相当おかしいよ」という感じもそのままでしたね。「ア
ンフェア」などとは対極にある警察ドラマです。

 シリーズ第一弾で、料理研究家として出演していた東ちづるもちょ
っと出ていましたね。シリーズ第一弾を見ていなくても楽しめると思
いますが、見ていた方がもっと楽しめると思います。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 3月下旬に放映していた「グッジョブ」(松下奈緒主演)を期待せずに見た
のですが、面白かったです。建設会社の営業補助をするOLたちの話。職場の空
気をよくするも悪くするも、自分の心がけ次第という感じで、夜11時台に見る
番組なので、明るい感じで終わるので「明日も頑張ろう」という心地よい感じ
になるところがよかったと思います。再放送と新シリーズを期待しています。
(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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