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タイトル:Daily Drama Express 2007/03/07 ハケンの品格 (9)  2007/04/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/07/07 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ハケンの品格
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 大前春子(篠原涼子)
 森 美雪(加藤あい)
 里中賢介(小泉孝太郎)
 東海林武(大泉 洋)
 浅野 務(勝地 涼)
 黒岩匡子(板谷由夏)
  小笠原繁(小松政夫)
 天谷眉子(白川由美)
 桐島敏郎(松方弘樹)
脚  本 中園ミホ
主題歌  「」

あらすじ  第9回 スーパーハケンの過去

 東海林武(大泉洋)が捨てたゴミは、ゴミ箱に入らず、風に吹かれ
て嘱託の小笠原繁(小松政夫)の足元に転がってくる。
 それを拾った小笠原は、それを持ち帰って、マーケティング課で読
み上げる。

 みんな、誰かに東海林がプロポーズして見事に振られていることを
知る。誰にプロポーズしたか、東海林に聞いてみよう、となる。
 裏に携帯番号が書いてあるので、掛けてみようとなると、森美雪
(加藤あい)が、その紙をシュレッダーにかける。

 里中に桐島敏郎(松方弘樹)部長から電話。東海林が逃げてしまっ
たので、すぐプレゼンのために来い、と言う。

 みんなの関心は、東海林がプロポーズした相手が、美雪か春子かと
いうこと。美雪が手を挙げる。みんな2ヶ月でプロポーズにまで持ち
込むなんて、魔性の女!?と騒ぎになる。
 春子は、そこのお時給泥棒に、給料泥棒、早く仕事に戻りなさい、
と言う。
 みんな、でもどうせ断ったんだよね、と引き上げていく。

 美雪は、少しはお役に立てましたか?と言うが、春子は仕事中は携
帯の電源切ってあるので、関係ありません、と言う。
 美雪が、個人情報守らなきゃと思って、必死で、と言うと、ダメハ
ケンも2ヶ月でここまで育ったんですねぇ、と春子。


 里中のプレゼンは成功。
 プレゼンの後、桐島は、東海林は突然辞表を置いて出て行った。飼
い犬に手を噛まれるとは、このことだねぇ、と言う。
 里中は、その辞表はしばらく保留にしておいてください、と頼む。

 マーケティング課に戻って里中は、ハケン弁当が最終選考に残り、
来週販売会だ、と言う。
 近耕作(上地雄輔)たちは、東海林も手柄をマーケティング課に譲
るなんて、たまにはいいところもあるもぇ、と言う。

 春子の試作品は、おかずが10品入って千円。これを五百円に近づ
けるには、おかずの品数を減らさなければならない。おかずは3品で、
選べるようにしたら、どうだろう。毎日同じでは飽きてしまうし、と
なる。

 春子は、サバ味噌だけは外せないし、毎日同じでも、あきない、と
言う。
 それは、春子だけが特殊なのだろう、と小笠原。

 昼休みになり、春子はお昼へ行き、里中は黒岩匡子(板谷由夏)と
一緒に東海林を探す。

 マーケティング課に、浅野務(勝地涼)の後輩で、四月から社員に
なるという男の子が、ノー天気に入ってきて、「ハケンってなんです
か?」と聞く。


 夜、美雪は春子に、今年は景気も上向きで、後輩もみんな就職して
いる。なんで自分は運が悪いんだろう、と嘆いている。あんな子でも
就職できるんだから、と。
 春子は、あれはどうみても、コネ入社でしょ、あんなのを受け入れ
なければならない社員に同情する、と言う。

 そこに里中と浅野が入ってきて、春子に、東海林に電話してみて欲
しい、と頼む。
 春子は、ハケンの個人情報をそこら辺に捨てるなんて、ハエ以下。
辞職しようが、のたれ死のうが、知らない、と言う。

 里中と匡子は東海林の部屋へ行き、チャイムを鳴らすが、誰も出な
い。帰ってくるまで待ち伏せしようか、と匡子。
 里中は、絶対連絡してくるよと言って、ハケン弁当のチラシにメモ
を書き、ドアに挟んで帰る。
 匡子は入社したとき、東海林はいつも不満を言っていた。飲み会の
席では、自分が社長になるから、みんなついてこいと言っていた。一
番会社の言うこと聞きそうな人が辞めちゃうなんて、と嘆く。


 休日にもかかわらずカンタンテに一ツ木慎也(安田顕)がやってき
て春子に、ハケン弁当が軌道に乗るまで春子にいて欲しいと、S&F
から要請があった。それに、なんのスキルもない美雪が契約できたの
は、春子が契約してくれるという条件があったから、と言う。
 春子は、美雪はおまけだというのか。自分が契約を更新しないとい
うのは、何年もマネージャーをやっている一ツ木なら、分かっている
だろう、と追い返す。
 一ツ木はそれでも気が変わったら連絡くださいと未練を残して出て
行く。

 天谷眉子(白川由美)は春子に、昔は春子も美雪のようだった。何
もできず、不器用で、やればやるほど空回りしてと言う、と言う。何
度も春子のことは助けてきたじゃない、と。

 春子は、すがる手がなかったからここまでやってこられた。ハケン
は一人で知らない会社へ行き、居場所を作るもの、と言う。


 春子と通勤バスの中で会う里中。一ツ木に頼んでおいたが、なんと
かハケン弁当の企画が形になるまでだけでもいいから、春子に契約延
長して欲しいと頼む。
 無視する春子。

 バスを降りた里中は、あんな話、バスの何でするようなことじゃな
いですね、と春子に詫びる。
 春子は、なぜ自分が1カ所に三ヶ月しかいないか、その理由はもう
分かってますよね、と言う。でも、わからない里中。
 春子は、こんな風に馴れ馴れしく話しかけてくる人がいるからです、
と言う。

 東海林からの留守電に気づく里中。再生する。
 東海林は、自分がいなくて会社が回らないのではないか?−−いや、
そんなことないか。突然退職したのはヘッドハンティングされたから。
S&Fよりいい会社で、ワンランク上の人生を送ろうと思ったから。
トックリ(春子)に振られたからじゃないぞ。振るなんて、大前春子
の分際で。里中もハケン弁当ガンバレよ。困ったら、トックリを使え。
あいつは車の修理と結婚以外は、何でもできるから、と吹き込んでい
る。


 バリバリと仕事をこなしている春子。ボーッとしている里中に、見
積書を突きつける。


 東海林は、ハケン弁当のチラシを手に、ボーッとしている。『プレ
ゼン通りました。見積もり会場で待ってます』と書かれている。


 匡子に書類を届けた女性が、春子に声を掛ける。十年ぶりぐらいか
しら?懐かしい、と。彼女は子供が小学生になり、手が離れたので、
ハケンで働き始めた、と言う。
 春子は、「勤務時間中なので、失礼します」と行ってしまう。
 呆然とする彼女(近藤のぞみ(石田ひかり))。


 春子は、食品衛生管理士や調理師の資格を持ち、ハケン弁当の試作
品を作っている。

 里中が、先日のバレンタインデーの時のように、かぶり物とか、
PRの原稿を渡すが、春子は無視。

 みんな、東海林主任と春子がやり合わないと意気が上がらないと言
うが、春子は一人淡々と仕事をすすめ、邪魔が入らなくていいと言う。

 浅野の後輩・那須田透(斉藤祥太)が、『クルクル』という名の犬
を連れて、試食会にやってくる。
 クルクルは春子に向かって吠え、しばしにらみ合う春子と『クルク
ル』。

 那須田は、美雪にクルクルを預けて、どこかへ行ってしまう。

 春子が一人準備室へ入ると、丁度、東海林からのFAXが入ってい
た。

 ハケン弁当の試食会。
 なんと春子は自ら進んで弁当のかぶり物をかぶり、ウグイス嬢のよ
うに、アナウンスを始める。
 だじゃれのオンパレードに、みんな里中が書いたのか?どこかで聞
いたような?と言い合う。

 里中が春子の手元を覗くと、東海林からのFAXだった。ダジャレ
部分もちゃんとしゃべる春子。

 のぞみが里中に、先ほどのウグイス嬢が春子か、と聞く。

 お弁当は昼前に完売。
 みんなが準備室に戻ると、一ツ木が、ちょっと目を離したすきに、
クルクルがいなくなってしまった、と駆け込んでくる。
 みんなでクルクルを探す。

 のぞみは里中に、春子とは同期で東京中央信託銀行に入行したと語
る。銀行の統合があって、のぞみも春子も、リストラされてしまった。
のぞみはすぐに結婚したが、春子は派遣になったと聞いた。
 先日再会した時、すっかり雰囲気が変わってしまって、びっくりし
た。行員時代の春子は、明るくてカラオケ好きで、春子の周りにはい
つも笑いが絶えなかった。そして自分のことは後回しにして、いつも
みんなのことを助けてくれたという。
 里中は、今でもみんな春子に助けられている、と言う。
 のぞみはそれを嬉しそうに聞く。


 春子が口笛を吹くと、クルクルがやってきて、おとなしく座る。
 春子は訓練所にいたときは落ちこぼれのバカ犬だったが、すっかり
成長したね、と言う。

 一ツ木が、春子は『犬訓練士』の資格を持っていて、落ちこぼれの
犬を警察犬にし、事件解決で7頭も表彰されている、と言う。


 里中が桐島に、試食会は二時間で完売し、評判もいいと報告。あと
の課題は、単価650円をどう500円に近づけるかだと言うと、桐
島は、あまり理想を追わないように、という。


 東海林の机を、桐島に命じられて片付ける派遣社員。汚いサンダル
などを捨てようとするのを里中が止め、すべて段ボール箱につめさせ
る。

 春子はクルクルをかり出す。

 その頃東海林は、遂にハケンにでもなるか.....と思い始めていた。
 そこにクルクルが飛びついてくる。春子の命令で、クルクルはお座
り。
 春子は東海林に、会社を辞めるのは自由だが、立つ鳥跡を濁さず、
と言って、サンダルを投げる。そして、クルクルは、クルクルパーマ
(東海林)より役立つと言う。

 東海林は、ヘッドハンティングされたから、引き留めても無駄だと
言うが、春子は、見栄を張るのはおよしなさい。クルクルパーマが一
生直らないように、東海林は一生、あの会社で生きていくしかない。
この原稿、会社に対する未練タラタラでしょう、と言う。里中が、道
に迷った子犬のような目をして、ずっと東海林を探しているとも。
 そして「ハウス」と言い、そこで待っているようにと命じると、ク
ルクルを連れて帰社する。


 那須田は、クルクルがいない。美雪に預けたのに、どうしたんだよ
と文句を言う。おまけに、入社してマーケティング課に配属だったら
イヤだな。暗いし、美雪はいなくなっちゃうし、と言う。

 浅野が遂に那須田を叱る。謝れ、と。社会人になると言うことは、
そういうことだ、と。
 渋々謝る那須田。
 小笠原は、浅野も来月で、新入社員じゃなくなるんだな、と言う。

 そこに春子が帰ってきて、東海林を内堀病院で見つけました、と里
中に報告すると、お昼へ行く。美雪がついていく。

 美雪は、あと三週間ですね。やはり那須田のようなコネ入社がうら
やましい、と言う。
 春子は、ハケンには家柄も学歴も、偏差値も関係ない。入社試験な
んてばくちのようなものではないか。受かれば一生その会社に縛られ
る。落ちれば別の道を探すだけ。落ちたからっと言って、人生が目の
前でなくなるわけではない。受かったからと言って、明るい未来が待
っているわけではない。人生の運試しはこれから。美雪はまだ、人生
のスタート地点に立ったばかり、と言うと、先に食べ終わり、店を出
て行く。
 春子の言葉をかみしめる美雪。


 夜、里中が内堀公園に駆けつけると、ずっと東海林が待っていた。
 里中は、桐島には辞表を待って貰っている。一緒に頭下げよう、と
言う。桐島に逆らっていたのは里中じゃないか、と東海林が言うが、
里中は東海林の原稿を聞いて、一緒に働きたいと思った。前に東海林
は、共に働くことは、一緒に生きることだと言っていたじゃない。ま
た一緒に働こう、と言う。
 里中は東海林に、アンケートの裏の春子の携帯番号を見なかったの
か、と聞く。
 東海林は慌てて何番!?と聞く。
 里中は、見る前にシュレッダーにかけられちゃった、と言う。

 里中は、春子は東京中央信託銀行に入り、当時は明るくて、当時か
らみんなを助けていたと言う。
 でも、リストラにあってと言うと、東海林はだからあんなねじ曲が
っちゃったんじゃないのか?と言う。

 里中は、そうは思えない。きっといろいろな職場で、自分たちには
想像もつかないような体験をしてきたんだろう。
 東海林は、里中は転校生が来ると、放っておけないタイプだっただ
ろう、と言う。
 里中は、東海林は好きな子を虐めていたタイプだろう、と言う。

 東海林がすなわち春子のことはわからない、と結論づける。
 東海林は、自分は春子に完全に振られてしまったけど、里中はまだ
告白もしてないじゃないか。ガンバレよ。あんな寂しい女をこのまま
次の職場へ行かせられないだろう、と言う。


 里中がバス停へ行くと、春子がベンチに座って、バスを待っていた。
 その隣に里中は座り、今度一緒にカラオケへ行きましょう。昔よく
行っていたんでしょ、と言うる
 春子は当然自分が断ると分かっていて言ってますか?と言う。
 里中は、いろいろな職場で、自分にはわからないような苦労をして
きたのだろう。どうしてあんなに高いスキルを身につけようとしたの
かもわからない。
 でも、このまま辞めてしまわないで、里中のためにも、契約を延長
して欲しい、と頼む里中。


寸  評  遂に、春子の過去が明らかになりました。と言っても、銀行の
OLで、リストにあって、派遣社員になったというところまでですが。
 肝心のなぜ、別の企業への再就職ではなく、ハケンを選んだかにつ
いては、まだ語られていませんね。それが、最終回のキーワード、と
いったところでしょうか。

 東海林も、やはり会社に戻るようですね。しかも、春子や里中にお
膳立てして貰って。東海林には、ちょっと甘えがあるのかな。

 里中は、果たして春子に告白するのでしょうか?また、本当に東海
林は春子と可能性がないのでしょうか?気になります。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 春ドラマの楽しみの一つは、月9の主題歌が桑田佳祐のことです。どうして、
サザンオールスターズではなく、桑田佳祐になっているのか、ということはち
ょっと気になりますが。
 でも、これで春の歌が増えてよかったです。夏の歌には事欠かないのですが、
春と言うと、『彩』など、少ししかなかったですから。(鈴木)

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