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タイトル:Daily Drama Express 2007/03/05 東京タワー (9)  2007/04/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/03/05 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 中川雅也(速水もこみち)
 中川栄子(倍賞美津子)
 中川兆治(泉谷しげる)
 藤本ハル(赤木春恵)
 藤本香苗(浅田美代子)
 佐々木まなみ(香椎由宇)
 鳴沢 一(平岡祐太)
原  作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト
ン」
脚  本 大島里美
主題歌  『』

あらすじ  第9回 将来の約束

 借金催促の電話に出る佐々木まなみ(香椎由宇)。弱気の母親に、
頑張ろう。できるだけのことはするから、と言う。

 −− 手術から2ヶ月後、オカンは退院した。

 オカン・中川栄子(倍賞美津子)の声も出る。中川雅也(速水もこ
みち)も売れっ子イラストレーターとなり、雅也のイラスト待ちの編
集者の行列ができる。鳴沢一(平岡祐太)が編集者を仲介してやって
いる。
 なんでこんなに仕事が来るのかは、栄子が編集者たちにご飯を振る
舞いながら、雅也のイラストを売り込んでいるからだ。

 −− オカンは元気になった。

 徹夜で遂にイラストの上に突っ伏して寝てしまった雅也。栄子がも
うお昼だと起こしに来る。これからイラストを取りに来るから、仕事
の人に迷惑を掛けてはいけない、と言う。

 −− しゃべることもできるし、笑い声も出せる。健康にも気を遣
い、近所の内科医にも毎週通った。オカンの病気は治ったよう。

 食卓には、田舎の集会所のように大勢の人たちが集まってきている。


 まなみはまた東京へ戻ってきた。


 まなみは来ていないわね、という栄子に、向こうも忙しいらしい、
と雅也。

 −− また沢山の人がオカンの飯を食べに集まってくる日が始まっ
た。楽しい時間は、鈴が坂道を転がり落ちるように、音色を残して過
ぎていく。何気ない日常の後ろで、ドンドン日めくりをめくられて、
あのころははるか未来だったはずの21世紀も気づけば手が届くとこ
ろまで来ていた。


 1998年 東京。

 まなみが訪ねてくると栄子は雅也に、早く支度するよう言う。三週
間と二日ぶりのデートなんだから、と。
 そんなことまで管理しなくていい、と雅也。

 雅也はまなみに、最近忙しい中にも、おもしろくなってきた、と言
う。

 母の日のギフトに目をとめるまなみ。そして雅也に、将来について
考えたことがあるかと問う。

 雅也はそんなに変わらないだろう、と言う。まなみは、どこにいて、
誰と暮らしているのだろうと考えると言うが、無言のままの雅也。

 −− 五月にある人は言った。誰もが未来を求めて旅立って、結局
生まれた場所に帰っていくのだ、と。

 手塚修一郎(石黒賢)は雅也に、まなみがそんなことを言い出すの
は、結婚を考えているんじゃないのか?と言う。

 まだそんなこと考えてない、と雅也。


 雅也が帰宅すると、栄子は楽しそうに雅也のために必要経費を付け
ている。
 栄子は、みんなに聞いたと言って、ペアグッズを次々と取り出す。
雅也は気が早い、と文句を言って自室へ入る。


 鳴沢は、最近やっと自分が編集という仕事に向いていると思えるよ
うになった。一方、まなみにはいくつかバイトを紹介したけど、会社
もあるし、大変なんじゃないかな、と言う。
 雅也はまなみの実家の旅館が大変なことさえ、気づいていなかった。

 まなみは実家に、一生懸命送金していた。


 栄子を囲んで、母の日のお祝い。
 徳本寛人(高岡蒼甫)は、昼間実家へ帰って、かんぴょうを貰って
きた、と取り出す。
 レオ・リー(チェン・ボーリン)も、台湾のお母さんに電話してし
まった、と言う。

 雅也にとっては、まなみが来ないことが気がかり。

 夜遅くなってから、まなみがやってくる。まみなは、実家の母には
花かごを贈っていた。栄子にフラワーロックを贈ると、栄子はまなみ
をベランダから呼ぶ。そこには雅也からのフラワーロックがあり、お
そろい。
 栄子は、あの『真珠の指輪』を取り出し、まなみに持っていて欲し
い。頼りない息子だけど、雅也のことを頼む、と言い、礼を言って受
け取るまなみ。
 雅也は眠ってしまっていた。

 栄子が雅也を起こす。さっきまなみが帰ったというと、雅也は鉄砲
玉のように飛び出し、追いかける。
 やっと追いついて声を掛ける。
 「昨日も徹夜だったの?」と明るく聞くまなみの前で、涙ぐむ雅也。
なんで家のことを言ってくれなかったのか。そんなに自分は頼りない
のか、と聞く。
 まなみは指輪を取り出し、本当に貰っていいのか、と問いかける。
このままずっと楽しいままいられたらいい。でも、今はこっちで楽し
ければ楽しいほど、北海道で一人でいる母のことを思い出す。自分は
このまま東京にいていいのかな?と。そして雅也に謝る。


 ため息をつく雅也に手塚は、なにごともタイミングを逃さないよう
にしないと。たった一言が言えなかったために、何年も後悔すること
があるからね、と言う。


 栄子は次々とペアグッズを買ってくる。雅也はなぜ栄子はオトン・
中川兆治(泉谷しげる)と結婚したか聞く。
 兆治は、栄子と出会って一週間もしないうちに、結納を抱えて、飛
び込んできた。びっくりしているうちに、結婚してしまった。ちょう
ど、兆治が今の雅也と同じ年のころだった。

 雅也はまなみに電話して、今度の日曜、自分たちの将来の話をした
い、と言う。


 栄子のぬか漬けの手伝いをする山田耕平(柄本祐)。栄子は、耕平
も早くいい人を見つけたら、と言う。
 自分なんかが結婚できるかなと言う耕平に、栄子は耕平の優しいと
ころ、ずっと見てきたという。


 まなみの電話に対して母親は、もう今月で旅館は閉めるので、送金
は要らない。いい条件で買い取ってくれるところがみつかった。旅館
が無くなれば、借金も片付く、と言う。
 お母さんはどういるのかと問われると、自分一人ぐらいどうにでも
なる。それよりまなみは、東京で頑張りなさい。それだけの理由がい
るんでしょ、と言う。
 切れてしまった電話の受話器を耳に当てたまま、しばし、ボーッと
しているまなみ。


 夕暮れの墨田河畔で待っている雅也のところへ行くまなみ。雅也は、
前は東京は自分の居場所ではないと感じたり、ゴミダメだと感じたり
したけど、今は東京が好き。自分の街だと言える。それはずっと一緒
にいたい人ができたから、と言う。
 まなみは、それは自分も同じ。18才で単身上京してひとりぼっち
だったけど、雅也や栄子や大勢の人に会えて、一人は寂しい。北海道
に一人いる母の寂しさを思うと、自分が北海道に戻って、一緒に旅館
を手伝わなければ、と思う。だから、指輪はもらえないと返そうとす
る。
 雅也は、それは栄子があげたものだから、と断る。

 まなみは指輪を持って北海道へと旅立つ。


 ベランダで水やりを終えると、フラワーロックに対して、手拍子を
打ちながら、炭坑節を口ずさむ栄子。


 『’89.2.16 初めての東京タワー』と裏に書かれた写真を、
自室で見ている雅也。

 リムジンバスに乗り込むまなみ。
 雅也は追いかけるが、すんでのところで間に合わず、バスは羽田空
港へと向かって走っていってしまう。バスの窓から東京タワーを眺め
るまなみ。

 雅也は土砂降りの中、傘も差さずずぶ濡れで、歩いて帰ってくる。

 帰宅すると栄子が、風邪を引くとタオルを差し出すが、雅也は自分
で拭くからいいと、タオルだけ受け取り、自室へ入り、脱力する。


 雅也は風邪を引き、マスクをして、イラストの注文を受ける。
 雅也は栄子のかかりつけの内科医に、風邪薬を出して貰う。そこで、
栄子の胃ガンがだいぶ大きくなっていることを知る。


寸  評  栄子の胃ガンは転移でしょうか?原発性でしょうか?
 転移だとすると、やはり喉の癌の切除が足らなかったためでしょう
か?それとも、もう最初の手術の時に、リンパ節への転移等があった
から?

 予告によると、この胃ガンは進行性でもう手術できないとのこと。
遂に、栄子の命のカウントダウンが始まってしまうのですね。

 また、まなみは北海道に帰ってしまいました。今後、雅也とはどう
なるのでしょうか。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 まだまだ、地方から出てきて、東京に生活の拠点を移す人は多いのでしょう
ね。私自身は、もともと東京近辺で生活しているため、地方から出てきた人の
気持ちなどが、今ひとつわかりません。
 ちなみに、団塊の世代の1/3だかが、三大都市圏に住んでいて、その中に
は、故郷に帰りたいと思っている人も結構いるらしいと聞きました。
 大都市に上京した初代、そして、そこで生まれた二代目はどのように思うの
でしょうか?
 わたし自身のところは、江戸時代からの江戸っ子とは言えませんが、三代前
はすでに東京人。田舎には暮らせません。。。(鈴木)

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