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タイトル:Daily Drama Express 2007/03/02 花より男子 (9)  2007/04/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/03/02 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 花より男子
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 牧野つくし(井上真央)
 道明寺司(松本潤)
 花沢類 (小栗旬)
 美作あきら(阿部力)
 西門総二郎(松田翔太)
 大河原滋(加藤夏希)
 松岡優紀(西原亜希)
原  作 神尾葉子
脚  本 サタケミキオ
主題歌  「」

あらすじ  第九回 切ない雨の別れ

 「やっぱりあんたも見送りに来てたのか。少しは人間らしいところ
あるな」と道明寺司(松本潤)。
 「明日、会長室に来なさい」と道明寺楓(加賀まりこ)。
 「話があるなら、ここでしろよ!」と道明寺。
 「業務命令です。明日、道明寺グループの次期会長を決めます」と
楓。


 牧野つくし(井上真央)は女中頭・タマ(佐々木すみ江)に、楓に
見つかったことを話す。
 後悔しているか問うタマ。
 つくしは怖かったけど、後悔はしていないと答える。でも、このお
屋敷にはもういられないのではないか、と言う。
 タマは、今夜は楓から帰宅しないとの連絡を受けたので、安心して
いていいと言う。


 道明寺はF4のメンバーに、つくしといるところを母・楓に見つか
ったことを話す。
 西門総二郎(松田翔太)と美作あきら(阿部力)は、せっかく大河
原滋(加藤夏希)にパワーを貰ったのに台無しだという。でも、まだ
つくしが道明寺家に住んでいることまではばれていないのなら、とも
言う。

 そんな状況でも道明寺は、つくしと手を握ったことを嬉しそうに話
す。まさか手を握っただけでドキドキしてる!?ときかれ、そんなこ
とはないと言うのだが、あきらかに動揺している道明寺。

 花沢類(小栗旬)は冷静に、楓は道明寺とつくしが乗り越えていか
なければならない壁だという。


 楓のところへ行く道明寺。楓は、滋はつくしに気を遣って身をひい
たのだろう、と言う。


 遂につくしたちは、あとは卒業式を残すのみとなる。浅井百合子
(瀬戸早妃)たちは、つくしは道明寺と卒業パーティーで踊るんでし
ょ。自分たちには花沢たちを紹介して、と言う。


 道明寺は、つくし以外の女には興味なんて無いというと、楓はそれ
が次期会長の言葉か、と問う。
 道明寺は、結局大川原財閥との合併はチャラになっていないのだか
ら、こんなところで息子の惚れたはれたを気にしていないで、さっさ
とニューヨークに戻ったらどうだ、と言う。


 つくしが、この場所ともお別れ、といつもの非常階段に来て、道明
寺は大丈夫なのかなと案じていると、花沢が階段からムックリと起き
上がり、案じていても仕方ない。それよりつくしが笑っていてくれな
いと、あきらめきれないだろう、と言う。


 道明寺は楓に、自分はつくしと共に、次期会長として新しい道明寺
グループを作っていく。みんなが楽しく過ごせるような、と言って会
長室を出て行く。

 楓は手にしていた自分のめがねをくしゃくしゃにしている。
 道明寺もしっかりしてきましたねと言う秘書の西田(デビット伊東)
に、飼い犬に手を噛まれるという言葉があるが、まさか自分がそんな
ことになるとは思わなかった、と言う。


 つくしが歩いているとそばにハイヤーが止まり、道明寺が降りてく
る。
 つくしが、二人でいるところを見られたら大変なんじゃないの?監
視されているかもしれないし、と言うと、道明寺はそうかも知れない
が、二人でいることを楽しみたい、と言う。
 つくしが、前のようにこのことで誰かにまた迷惑が掛かるんじゃな
いの?と聞くと、あれでも楓も人の親、話せばわかるだろう、と楽観
的。

 二人はレストランで食事をする。つくしはおいしい、と喜んで食べ
る。
 自分の周りに、おいしそうに食べる人なんていないと道明寺。
 あんな長いテーブルじゃ、表情なんてわからないでしょ。鍋を一緒
につつける距離がいい。そうだ、今度鍋に招待する、とつくし。
 道明寺は、庶民の食べ物は口に合わないけど、一度招待を受けるか、
と言う。


 花沢たち三人はF4ラウンジで、楓がどんな手を仕掛けてくるか考
えている。自分たちで防ぎきれるものならいいのだが、と。でも、楓
もある意味なりふり構わず仕掛けてくるだろうな.....とも考える。


 道明寺がカードで払おうとすると、カードが使えなくなっている。
道明寺は現金を持ち合わせておらず、つくしが払う。
 つくしに払って貰ったことのショックで、道明寺は死にたいくらい
だと頭を抱える。そしてお金が無くてはデートどうしよう、と悩む。
 つくしは、お金が無くてもデートはできる。庶民のデート、教えて
あげる、と言う。

 ペットショップでつくしが子犬を抱かせようとすると、道明寺は子
犬を怖がる。いつぞやの動物園の時、とつくしが問うと、あの距離感
で柵もあればOK、と道明寺。

 つくしが、次は公園でバドミントンをしようと言う。
 道明寺は、道具がないと言うが、つくしはそんなの借りればいい、
と行こうとする。

 二人の前に西田が立っている。西田は解雇された。今、楓は道明寺
グループの立て直しにやっきだが、それは企業本来の姿とは言えない。
以前のような血の通った道明寺グループに戻って欲しい。なお、西田
はケンのように自殺することはないので安心するよう言う。

 道明寺とつくしは、自分たちのせいで被害を被る人が出てきてしま
ったという。
 つくしは、西田に、ニューヨークで道明寺に何があったか教えて貰
い、また会うことにしたという。
 道明寺も、つくしが倒れたことを教えてくれたのは西田だったと思
い出す。

 つくしは、今日は道明寺家には帰らず、松岡優紀(西原亜希)のと
ころに泊めて貰う、と言う。


 つくしは優紀の両親から歓待され、いつまでいてもいいよ、と言わ
れる。


 道明寺は楓に、西田をクビにしたり、カードを止めたり、やること
がせこいと文句を言う。
 楓は言いたいことはそれだけ?と言うと、大川原財閥が正式に合併
を断ってきた、と言う。


 道明寺とつくしと花沢、西門、美作。西門や美作は、金の心配なら
しなくていい。自分たちがどうとでもするからと言う。
 でも、大川原財閥との合併がなくなった影響は大きいだろう。日本
でも多くの企業が倒産するかもしれない。


 楓は役員会で、道明寺グループは大幅な事業縮小をしなければなら
ない。去年のリストラの比ではない、と言う。


 道明寺は勘当され、花沢のところに泊めて貰う。花沢の世話にはな
らずにすませたかったとのだがと言う道明寺に、道明寺に迷惑を掛け
られることには慣れているから、と花沢。道明寺には、今まで花沢に
迷惑を掛けていたという自覚がなかった。


 つくしは千石屋の女将・千石幸代(加藤貴子)に、取引先が、取引
を断ってきていないか聞く。幸代はそういうことに影響されない、取
引先だけと取引しているから大丈夫という。

 千石屋の表に、西門のバイクが、後ろに美作を乗せてやってくる。
優紀は、西門のバイクの後ろに乗せて貰っている美作をうらやましが
る。


 道明寺は花沢に、自分はつくとを守っていけるのか。今まで道明寺
家という看板に守られていただけではないか、と弱気で問いかける。
 花沢は、それはこれからそれが試されるのではないか。さっそく新
聞に道明寺グループと大川原グループの合併が無くなり、大幅リスト
ラがされ、大量の失業者が出ることが書かれている。


 つくしたちは四人で喫茶店へ行き、これからのことを話す。
 つくしは、一人で考えさせてと言って、先に席を立ち、一人で電車
に乗っている。


 夜、またあのケンが飛び降りたときのことを夢に見て、起きる道明
寺。


 つくしも寝られないでいた。
 優紀も目を覚ますと、リビングで話し声が聞こえる。
 二人がそっと覗くと、優紀の両親が話をしていた。優紀の父親の会
社の取引先は、道明寺グループ。まだローンも残っているのに解雇さ
れたら.....と。

 優紀はつくしに、気にしないよう言うが、つくしは、「もしかした
ら取り返しのつかないこと、しちゃったのかも」とつぶやく。


 つくしは楓に会いに行く。つくしは、自分が身を引けば、道明寺グ
ループは持ち直すのか?もう自分が道明寺に会わなければ、道明寺の
勘当が解け、倒産も防げるのか?と聞く。

 楓は、やっとつくしにもことの重大さがわかったのね。言われなく
ても頑張っている、と言うとつくしにもう一切自分たちに関わらない
で、と言って追い出す。


 道明寺は花沢に、決めた、と言う。これからはつくしと二人で新し
い生活を始める。毎日鍋ばかりかも知れないけど、誰もがうらやまし
いと思うような二人になってやる、と。

 花沢は、道明寺に、もっと気楽に生きたら?と言う。
 道明寺は、花沢は気楽に生き過ぎてるんだよ、と言って出て行く。

 一人になると、ため息をつく花沢。


 道明寺の携帯は不通。携帯まで止められたのだ。見上げると怪しい
空模様。


 つくしは道明寺家の部屋へ入ると、自分の荷物をまとめている。


 道明寺が千石屋へ行くと、優紀がつくしは道明寺家へ行ったと教え
る。

 遂に雨が降り始める。
 傘を持っていない道明寺は、雨に降られて、軒下に駆け込む。


 道明寺家を出たつくしも傘を持たずに雨に降られている。目の前に
ずぶ濡れの道明寺が現れる。
 道明寺は、雨が降っても金が無くて、タクシーに乗れないから。庶
民ってのは大変だな。濡れると髪もストレートになってしまうけど、
これもいけるだろう、と言う。

 つくしはもう、道明寺とはつきあえない、と言う。
 道明寺は、一緒にいくぞとつくしの手を取るが、つくしはにぎらな
いので、すっこ抜ける。
 つくしは、道明寺は、道明寺グループの次期会長として、やるべき
ことがあるでしょ、と言う。
 道明寺は、楽しそうにメシ食ってたのはウソか?庶民のデートを教
えてくれるって言ったのも、鍋に招待してくれるって言ったのも、全
部ウソか?と問う。
 つくしは、昨日楓に会って、今後一切、道明寺と関わらないと約束
してきたという。
 楓に脅されたのか!?と憤る道明寺を慌てて止めるつくし。全部自
分で考えて決めた、と言う。そして道明寺の背中を押す。

 道明寺は振り返り、つくしに、「オレを一人の男として見たことが
あるか?家のこととか、母親のこと、全部取っ払って、ただの男とし
て」と問いかける。

 つくしはため息をつき、「どうだろ.....でもね、もしあんたのこ
とが本当に好きなら、こんな風に出ていかないよ」と言って振り返る
と、歩き去る。

 ずぶ濡れで歩くつくしの前に、大きな傘を差した女中頭のタマ(佐
々木すみ江)が現れる。強がって道明寺にあんなウソをついて、あん
たバカだよ、と悔しそうに言うタマ。

 つくしはタマを振り切って歩いていく。


 顔に笑みを浮かべる楓。


 ローカル線に乗っているつくし。

 両親のところへ行くと、両親はわかめを干している。父・牧野晴男
(小林すすむ)は船酔いがひどくて漁に出られず、わかめを干すぐら
いしか、仕事が無いのだ。ここへ来て、生活レベルは格段に下がって
いる。

 つくしは、やはり家族一緒に暮らしたいと思っている、と言う。
 父も母・牧野千恵子(石野真子)も弟・牧野進(冨浦智嗣)も喜ぶ。


 落ち込んでいる道明寺に、一緒に飲みに行こうと誘う三人。でも、
道明寺は心配されるのがウザイとふてくされている。
 西門が、勘当されたって、家に未練たっぷりなんじゃないか。そう
でなければ、つくしのことを追いかければいいじゃないか、と言う。


 夜の海辺。つくしが思い出すのは、道明寺のことばかり。


 赤信号が変わるのを待っているとき、道明寺は向かいにケンの姿を
見つける。
 信号が青に変わり、道明寺は、ケンを追いかけて、走り始める。


寸  評  せっかく、これで道明寺とつくしが一緒になれるのかと思ったの
に、つくしは、自ら身を引いて。。。うまくいかないですね。
 大富豪の御曹司や、お嬢様にも憧れますが、でも、自分の結婚が多
くの人の生活を左右するなんて、耐えられないですね。
 道明寺楓が、大川原財閥令嬢と息子の結婚を画策するなんて、結局、
万俵家の閨閥結婚とも一緒ですよね。やはり、企業が同族経営なのに
巨大化するということは、個人の自由をなくすということでしょう。
 今、社会的には、同族経営の会社でいろいろな不祥事が発覚し、同
族経営であることは、否定的にとらえられていると思います。これか
らはどうなっていくのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 ドラマを見て苛つくのは、主人公が周りから誤解され、どんどん自分の意志
とは別の方に進んでしまい、大変な目に遭い、しかも、自分は本当はどう考え
ているのか、きちんと主張できないシチュエーションです。
 今、録画したままになっていた冬ドラマを見ているのですが、『演歌の女王』
と、『エラいところに嫁いでしまった!』の2本は、本当にイライラします。
特に、『演歌の女王』は、普通に見ていることに耐えられず、倍速でとばして
見ています。『エラいところ...』は出演者に救われて、普通の速度で見るに
耐えていますが。
 どうか春ドラマでは、こういう苛つくドラマがないことを祈りつつ、取り貯
めたドラマを片付けているところです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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