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タイトル:Daily Drama Express 2007/01/31 ハケンの品格 (4)  2007/02/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/01/31 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ハケンの品格
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 大前春子(篠原涼子)
 森 美雪(加藤あい)
 里中賢介(小泉孝太郎)
 東海林武(大泉 洋)
 浅野 務(勝地 涼)
 黒岩匡子(板谷由夏)
  小笠原繁(小松政夫)
 天谷眉子(白川由美)
 桐島敏郎(松方弘樹)
脚  本 中園ミホ
主題歌  「」

あらすじ  第四回 恋とお時給

 大前春子(篠原涼子)は、東海林武(大泉洋)から離れると、「乗
りまーす」と言って、バスに乗ってしまう。
 「電話するわ」と東海林は言うが、東海林は春子の携帯の番号を知
らないことを思い出す。


 森美雪(加藤あい)は、明日は給料日。親にも散々迷惑を掛けたか
ら、初めての給料で何かプレゼントしようかな、と浮かれている。

 美雪ちゃんは優しいね、と浅野務(勝地涼)。

 でも、春子と近耕作(上地雄輔)は、明日、派遣の現実を知ること
になるとさめている。


 今日は正社員と派遣だった子の結婚式。
 派遣女性から、正社員と派遣女性の結婚について聞かれた春子は、
「平日の結婚式は業務が滞ります」と言うだけ。
 黒岩匡子(板谷由夏)も同感。

 「大前さん、こういう話し、きらいらしいですね」と浅野。
 「30過ぎた独身女性は、みんな嫌いでしょ」と嘱託の小笠原繁
(小松政夫)が言い、匡子からにらまれる。

 その結婚式。
 新婦の経歴として、派遣社員だったことが紹介されると、新郎の両
親は、新婦は正社員と聞いていた、と怒り出す。
 今度は新婦の両親が、娘をバカにするのかと怒り、大騒ぎ。
 司会の東海林が、とりあえずお色直し、とする。

 ドアが開くと、入ってきたのは、なんと春子。
 つかつかと桐島の前に立つと、今日中にと依頼されていた見積もり
ができたので認め印が欲しい、と言う。
 今、持っていないと言う桐島敏郎(松方弘樹)部長に、部長の机か
ら拝借してきた、と認め印を差し出す。
 桐島は認め印を押す。

 今度は春子はつかつかと里中賢介(小泉孝太郎)の前へとやってく
る。そして今、6時1分前なので直帰していいか、と聞く。
 里中が許可すると、春子は書類を里中へ渡し、帰って行く。


 翌日の会社。
 二人は強引に新婚旅行に旅立っていったらしい。

 派遣女性たちは、自分たちは下に見られているんだ.....とがっか
りする。

 里中が、上も下もないと言っても、近は、それは建前で、本音は格
差社会。ボーナスもない自分たちを見て、正社員たちはまだ下がいる
と安心するのだ、と言う。
 小笠原は、自分にもボーナスはありませんよ、と自嘲気味に言う。

 春子はマグロの解体ショーでさらに評価が上がり、時給
3,500円になったらしい。

 話題を振られた春子は、働かない正社員がいるおかげで、自分たち
派遣社員がお時給をもらえるのだ、と言う。

 言いたい放題の春子に、みんなは東海林がガツンと言ってくれると
期待する。

 東海林は、「大前春子さん」と呼びかけるが、振り返った春子にに
らまれて、何も言えない.....
 春子は、「今、忙しいのです」と言い、退散する東海林。

 自席に戻った東海林を、みんなブーイングで迎えるが、東海林は、
「みんな働け!ったくみんな働かない会社だな」と逆ギレ。


 東海林は、会社の中で春子に声を掛けられなかったので、里中を誘
って、春子が愛用している定食屋へ入る。
 でも、やはり声が掛けられない。
 遂に春子が食べ終わってしまう.....

 里中に促され、春子に声を掛ける東海林。この間のことを怒ってい
るのか、と問う。
 「どうぞ、お気になさらないで」と春子。
 東海林は、春子の携帯番号がわからないけど、とにかく自分の番号
を渡す、と手近の紙に書く。
 春子は受け取らないので、東海林は春子のポケットに強引に入れる。

 春子が出て行くと、里中は、バス停で東海林が春子にキスしたこと
見てしまった、と言う。
 東海林は、なぜか春子に吸い寄せられて、と言う。


 美雪はウキウキしながら通帳記入する。
 でも、派遣会社から振り込まれたのは10万3200円。美雪はこ
れで家賃と水道光熱費を払ったら、翌月まで生きていけない、と頭を
抱える。

 近が、派遣は時給制だって、最初からわかっていただろう。特に一
月は休みが多いので、給料は少なくなる、と言う。


 東海林は桐島に、ロシアとの話がまとまり、今日の3時に関係者が
来社すると報告。そして春子についてきて欲しいと言うが、春子は無
視。
 桐島が、ビッグプロジェクトだから、春子にも頼むといい、と言い、
引き受ける春子。

 事前の打ち合わせで、東海林は春子に、春子は何もしなくていい。
資料には目を通しておいて、と渡す。
 通訳はいるのですか?との春子の問いに、東海林は自分が二年間、
モスクワ支社にいたので、大丈夫、と答える。


 美雪が春子に、お願いがあるというと、即座に断る春子。
 春子の予想通り、美雪のお願いは、家賃を払ったら生活できない、
ということ。
 春子は、それなら破産しなさい、と言う。


 東海林は一ツ木慎也(安田顕)に、春子はロシア語の資格を持って
いるか問う。
 それはまだ無い、と一ツ木。
 喜ぶ東海林。春子は得意分野だと、その場を仕切ってしまうから、
と。
 謝る一ツ木。

 東海林が春子の携帯番号を聞くが、一ツ木は、それは教えられない。
連絡が必要なときは、自分を通して欲しいと言う。春子の年齢も教え
ない。
 派遣のトラブルで一番多いのが時給で、次が正社員との色恋沙汰、
と一ツ木。

 ロシア語の勉強をしている東海林。もう三年、使ってないから、と。
 里中は、東海林は春子のような生き方がうらやましいのではないか、
と言う。ああいう人を見ていると、今まで自分たちがやってきたこと
は何だったのだろう、と思う。でも、春子はきっと東海林のようなデ
キル男が好きだろう。東海林が本気なら、里中は東海林を応援する、
と言う。


 翌日、商談の準備をする東海林。
 美雪が持っていた資料を床にまいてしまい、ぐちゃぐちゃになる。
 東海林は怒りながらも、急いで必要な契約書を拾うと、商談へと向
かう。

 一方、用意した資料が古いと言われた里中は、美雪に資料を共用ロ
ッカーにしまっておいてくれるよう頼む。そしてそれが終わったら、
今日は春子は商談で忙しいから、お茶を出しておいてくれるよう、依
頼。


 東海林はロシア人との商談をすすめる。フィリピン沖のエビが予定
より高値で商談は難航しそう。


 みゆきの時給は1,200円。
 派遣女性は、そんなに安いなら、ほかの派遣会社にも登録しておい
たら?もっといい話があるかもしれないよ、と言われる。
 ほかの会社にも登録できることに驚く美雪。


 交渉はもめ、時計を大げさに見る春子。


 美雪は別の派遣サイトを見ていたが、里中にコーヒーを出して、つ
いでに様子を見てきて欲しいと言われ、コーヒーを持って行く。

 でも春子は美雪に、「お茶はいい。あと1分で終わるから」と言う。

 突然春子が立ち上がり、ロシア人のリーダーに向かって、強い語気
で、ロシア語でまくし立てる。

 「何が起きたのか!?」と桐島。
 「たった今、商談成立しました」と東海林。

 春子は、6時だからと帰っていく。


 タブラオ「カンタンテ」で、デザートを食べながら春子に愚痴る美
雪。家賃は結局母親がこっそり、払ってくれていた。プレゼントを贈
るどころか、これじゃますます親に迷惑を掛けるばかり。
 ところで、春子が登録しているのは、『ハケンライフ』だけですか?
と聞く。
 「身体が一つだけなのだから、一つで充分」と春子。
 美雪は、ハケンライフはほかと比べて、時給が安いらしい、と言う。
 不平だけは一人前、と春子。

 美雪は、貧乏な派遣は、一生貧乏から逃げ出せない。春子みたいに
スキルが高くて、時給の高い人は違う。でも、自分にはスキルを磨く
余裕は無い、と愚痴る。

 その時はすでに春子は隣には座っていなかった。

 眉子の息子・天谷リュート(城田優)が美雪に、「不幸な美人だね」
と声を掛ける。

 店に里中と東海林がやってくる。
 春子はリュートとフラメンコを踊る。みんな感嘆の声を上げる。

 里中と東海林が春子を呼ぶが、春子は勤務時間外だと不愉快そう。
 里中が、東海林は春子に礼を言いたくて、とフォロー。
 春子は、勤務の一環として行ったまでで、お礼を言われる筋合いで
はない、と断る。
 里中はさらに、東海林は個人的に礼を言いたかったのだと言うが、
春子は個人的に言われることはないと断る。

 東海林が、ロシア語、完璧だった。一ツ木に聞いたが、資格欄に無
かったが、と聞くと、資格欄に書ききれなかったから書かなかっただ
け、と春子。

 里中は、東海林は春子からの連絡をずっと待っていたんだよと言う
が、春子はそんなことは関係ない、と言う。

 東海林は、別の場所で話したいと言い、二人は店の外へ出る。
 東海林は、寒いので結論だけ言う。春子は自分のこと、好きか、嫌
いかと聞く。
 自分には関係ない、と春子。派遣だから声を掛けやすい。いらなく
なったら捨てればいい。そういう例をイヤと言うほど見てきた、と言
う。
 東海林は、どうして春子は笑わないのか、と聞く。
 春子は会社は労働の切り売りを欲している。自分たちも短期間、時
間を売っているだけ、と言う。
 東海林は、自分はただ、もっと楽しく仕事をしたいだけ。2ヶ月後
に、オレはもっとあんたのことを好きになっているかも知れない、と
言う。

 春子は、仲良くやりたいなら、それは正社員同士でやって欲しい。
それに春子に対して、ヒューマンスキル ゼロと評したのは、東海林
自身ではないか、と言う。

 その時、冷たい風が吹き、二人は同時にくしゃみをする。
 東海林は笑い、春子は憮然とする。


 美雪の元に、別の派遣会社からの案内が届く。受付業務で、時給
1800円。
 美雪は、派遣仲間の島田香に相談する。面談が明日なのに、どうし
たらいいか、と。

 香は、何か適当な理由をつけて、休んじゃえばいい、と言う。

 美雪は一ツ木に、実家の母が急病で倒れて、明日群馬まで帰らなけ
ればならなので、お休みが欲しいという。
 一ツ木は、美雪は嘘なんてつくような人じゃないよね、と言う。

 電話を切った一ツ木は、これで身内の急病、六人目なんだよね、と
ぼやく。


 春子は熱を出していた。38.8度。
 でも、気合いで出社する。

 里中は、一ツ木から、美雪が母親の看病のために実家に帰ったと聞
いたので、春子に今日は美雪の分まで頼む、と言う。

 春子の様子がいつもと違う。
 美雪の席に着席してしまったり、ペンを逆さに持って書類を書こう
としたり。

 東海林は発熱で休暇。
 派遣女性たちは、社員には有休がたっぷりあって、いいわねと言う。

 匡子が東海林にかかってきた電話を取る。
 でも、英語も日本語も通じず、ひたすら東海林を、と言っている。

 桐島に呼ばれて、ふらつく足取りの春子が電話を替わる。

 電話を終えた春子は、ロシアのメンバーは、早く帰国したいので、
今日の15時までに契約を終えたいと言っている、と言う。

 みんな、嫌みだと言いながら、契約書をチェックする。すると、イ
ンボイスが抜けている。
 みんなインボイスを探すが見つからない。
 里中が、もしかしたら、昨日古い資料と一緒に共用ロッカーにしま
ってしまったかも知れない。ロッカーの鍵は美雪に預けたという。

 美雪のデスクを捜すが、鍵はない。美雪自身が持って帰ってしまっ
たらしい。

 美雪の携帯に連絡する。
 美雪は鳴った携帯を見るが、でない。

 困った里中は、一ツ木に連絡する。
 一ツ木は、美雪の実家に電話する。でも、電話に出た美雪の母親は、
自分は元気だと言う。

 香は、もう人の派遣女性に、今頃美雪は、時給1800円の面談、
うまくいっているかな、と話している。
 それを春子が聞き、美雪が面談に行った会社はどこか?と問いただ
す。

 春子は会社を飛び出すると、バイク便のお兄さんから、バイクとメ
ットを強引に拝借すると、美雪が面談に行った会社へととばす。

 美雪はもまさに面談を受ける会社へと入っていこうとするところ。
春子が美雪を呼び止める。
 「止めないでください!」と美雪。

 春子は美雪から鍵を受け取る。
 春子がよろけ、美雪が支えると、すごい熱。
 それでも春子はまた、バイクにまたがる。

 途中、ロシア人チームのハイヤーを追い越す。

 みんな、ロッカーをドライバーでこじ開けようとしていたが、無理。
 そこに春子がやってきて、鍵を差し込み、開け、サッとインボイス
を取り出す。

 これで15時の契約に間に合う。

 やってきたロシア人グループのリーダーの女性は春子に、自分の車
を追い越さなかったかと、問う。
 「それが何か?」とロシア語で問い返す春子。


 美雪が面談が終わり、ボーッと海を眺めていると、母親からの電話
を受ける。
 母を病気と偽ったことを謝る美雪。
 母親は、美雪がちゃんと食べているか心配する。父親も同じく美雪
の身体を心配しているという。


 春子は、帰宅時はつらそうに身体を曲げていたが、里中に声を掛け
られ、身体をシャン、と起こす。

 里中は、春子がいなかったら、契約ができなかったと礼を言う。
 そこに美雪が駆けてくる。
 もう、お母さんは大丈夫なの?と心配する里中。
 曖昧に頷く美雪。

 でも、遂に春子は倒れてしまう。

 里中と美雪は、春子を下宿先まで運ぶ。

 天谷眉子(白川由美)は、春子は39度の熱があっても、出勤して
しまう。
 春子は、最初時給600円のレジ打ちから始めた。それが今までに
なったのは、どんなつらい仕事だったとしても、契約期限の三ヶ月は
勤め上げる。春子は決して約束を破らないのだ、と言う。


 すがすがしく目覚める春子。
 上着のポケットのレシートに気づいて引き出す。その裏には、あの
時東海林が書いた携帯番号がある。
 春子はそれを丸めてゴミ箱に捨てる。


 出勤する春子。
 美雪が追いかけ、もう身体は治ったのか、と聞く。
 春子は、風邪は土日で治し、仕事は休まないもの、と言う。

 美雪は春子に、時給1800円のお仕事はどうしたの?と聞かれ、
みんながやっているからって、自分も気軽にやってしまったが、その
せいで春子に迷惑を掛けてしまった。こんなことをしているから、派
遣はダメだって言われるんですね。2ヶ月後に更新してもらえるよう、
時給1200円のお仕事、頑張ります、と言う。
 春子は、面談で落とされたってことね、と言う。


 東海林が額に熱冷ましのシートを貼ったまま出勤。咳もひどい。た
ちの悪い風邪に捕まってしまったと、里中にぼやく。

 東海林は春子を呼び止め、自分が風邪でダウンしてしまっていた間
に、契約にサインまで貰ってくれてありがとうと言う。
 春子は、サインを貰ったのは桐島部長です、と言う。

 東海林は春子に、同じ釜の飯を食う第一弾として、ふぐを今夜食べ
よう、と言う。
 無視する春子。
 東海林が、ふぐは嫌いか?と問うと、大好き!と春子。でも、東海
林とは絶対イヤだ。たとえ時給3000万円貰っても、東海林とはイ
ヤだと言う。

 東海林が、キスした仲じゃないかと言うと、春子は、たまたま飛ん
できたハエが唇に止まったからと言って、ハエを怒る人はいない。そ
れだけだ、と言う。

 東海林は怒り、里中の制止を聞かず、春子に、春子は電柱だ。オレ
がハエなら、間違って電柱にとまっちまっただけだ、と騒ぐ。


寸  評  なんと、あの衝撃的な東海林とのキスを、春子はこんな風に思っ
ていたから、あんなに淡々としていられたんですね。
 キスまでするから、一気に!?と思ったのに、これはなかなかな展
開で、おもしろいです。

 そういえばオープニングで、春子がなぜ非正社員の道を歩んだかと
いうくだりがありますが、なぜなんでしょうかねぇ。初回に、どうも
勤めていた銀行が倒産したっぽいシーンがありましたが、それがきっ
かけでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先日、東京シティマラソンが行われました。よくできたなぁ、と思います。
それと、完走した人が9割ぐらいいることがとても驚きです。応募者が10万
人いて、そのうちの3万人だけが走れた、と言っても、すごい割合ですよね。
 でも、全員がフルマラソンを走ったわけではないのですね。10キロ コー
スもあったそうなのです。それは、日比谷公園が終点だったそうです。

 ところでその夜の『スタメン』では、知り合いの会社の人が出ていました。
あの会社が、よく社内まで映させたなぁ、とびっくりしました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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