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タイトル:Daily Drama Express 2007/02/15 きらきら研修医 (6)  2007/02/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/15 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル きらきら研修医
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 織田うさこ(小西真奈美)
 立岡ケン(ウエンツ瑛士)
 木下みかこ(りょう)
 川合真介(生瀬勝久)
 向井隆史(パパイヤ鈴木)
 山崎英彦(加藤雅也)
 壇ノ浦龍平(原田芳雄)
原  作 織田うさこ『きらきら研修医』
脚  本 荒井修子
主題歌  主題歌「CHU-LIP」大塚愛

あらすじ 第6回「父と娘を結ぶ包帯!」

 織田うさこ(小西真奈美)は、病院からの帰り道、立岡ケン(ウエ
ンツ瑛士)から告白されそうな雰囲気になったが、その時サイレンの
音が響き渡ったことで、何もなかった。

 次の日、うさこはナースステーションで、向井隆史[ムック先生]
(パパイヤ鈴木)が、痴漢と間違われて警察に連行されたことを知る。
向井は見た目は、怪しげだが、心優しく患者からの人望が厚く、病院
の医師の中では人気ナンバーワンなのだ。

 うさこは、廊下で向井が倒れたのを助ける。うさこの見立てでは過
労だが、向井はうさこに、最近食欲が落ちていてスキルス(胃がん)
を疑っていることを告白する。

 うさこたちは、向井家のホームパーティに招待された。うさこは、
向井が5人の子持ちで、妻が妊娠中であることを知り、向井の病状を
心配する。

 向井はホームパーティで子どもたちと共に得意のダンスを披露しよ
うとするが、長女の倫子(村崎真彩)だけがダンスに加わろうとしな
い。向井と倫子の間はしっくりいっていないようだ。

 ある日、向井は倫子との仲を修復しようと待合せをして二人で出か
けようとする。しかし、病室巡回で寂しげな老婦人・五十嵐の話相手
になっているうちに、時間が過ぎてしまい、うさこを待合せ場所に向
かわせる。

 うさこは、倫子の待つ橋の上に向かうが、倫子は約束をすっぽかさ
れたことで腹を立て、向井に対する不信感を募らせる。

 向井の妻は向井の仕事中に切迫流産の危機で入院。倫子は向井の携
帯に電話したがつながらず、いつも仕事優先の向井にますます不信感
を募らせる。

 うさこは、忙しい向井に休暇を取ってもらい検査が受けられるよう
にと、向井の仕事を肩代わりする。そして、うさこは子どもたちを自
宅に引き取り面倒をみる。

 ところが、うさこは、病院にやけどの重症患者が大勢運ばれたこと
で緊急に呼び出しされてしまう。うさこは、山崎英彦(加藤雅也)に
子どもたちの世話を頼み病院へ。

 うさこが患者の処置をしていると、検査中の向井がやって来て、患
者の処置に当る。

 うさこの部屋。倫子は、お湯を沸かしたやかんで手にやけどを負っ
てしまう。山崎が倫子を病院へ連れて行く。

 そこで倫子は、向井が懸命に患者を処置する姿を見て感動する。倫
子は向井に処置してもらい、向井はいつも約束が守れないことを倫子
に詫びる。

 向井の元へ倫子からメールが届く。それは、患者のために一生懸命
な向井をねぎらう内容だった。

 うさこは、一生懸命な姿は患者だけでなく、家族にも通じるのだと
嬉しくなる。それと同時に、自分や家族のことが二の次になる医者の
仕事の大変さも再認識する。

 向井の体調不良・食欲不振の原因がわかった。それは、山崎が配っ
ていたダイエット・クッキーのせいだった。向井は、無類のお菓子好
き。ダイエット・クッキーと知らず食べていたため、食欲が落ちてい
たようだ。うさこの皮膚科研修はまだ続く。


寸  評  第1話の指導医は寺島進、第2話から4話までは生瀬勝久で、演技
力も定評があるし、中身のない話の割にはドラマ的には安定していた
と思うのですが、第5話からはパパイヤ鈴木、どうも見る気が失せて
いくのを感じます。パパイヤ鈴木って、振付師で俳優ではないですよ
ね。ムック似を探したのだろうけど、ドラマは演技力が勝負の世界で
はないのですか?どうせなら古田新太とか香川照之をキャスティング
してくれたらいいのに。

 確かに向井の人の良さは出ているとは思いますが、これを3話連続
で見せられると辛いものがあります。


 院長役の原田芳雄は、少し写ってセリフもなくというシーンが多い
し、今の所、ストーリーにあまり絡んでくる役ではないので、なぜ出
しているんだろう?と思います。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 二夜連続ドラマの「李香蘭」を見ました。私が涙したのは、番組の終わり近
くで、李香蘭の晩年を演じた野際陽子が自分を助けてくれたロシア人の友人を
訪ねていった場面でした。ロシア人・リュバチカが兄を、日本軍によって殺さ
れたにも拘わらず、子ども時代からの友人李香蘭を助けるために奔走したので
す。その真実が50年ぶりに本人の口から明かされたというのが、一番感動的
でした。少女時代から20代までの李香蘭を熱演していた上戸彩には心が動か
なかったのはなぜだろう?

 映画「魂萌え!」を見ました。平凡な主婦・敏子(風吹ジュン)が、夫(寺
尾聰)の死後に、夫の愛人(三田佳子)発覚、同居したがるアメリカ帰りの息
子、身勝手なフリーターの娘(常盤貴子)たちに翻弄されながらも、自分の生
きる道を懸命に探していくという話です。先に放送されたNHKドラマでは、原
作通りでしたが、映画では原作にないストーリーが加えられていました。敏子
が映画好きで、映画を上映する技師の技術を身につけ一人立ちしていくという
ストーリーです。映画の前評判がよかったので見たのですが、原作にない場面
も満足できる内容でした。怒りが人を変えていく原動力になるという原作の根
幹にあるものが、きちんと描かれていたように感じました。敏子がプチ家出で
泊まるカプセルホテルの支配人が豊川悦司と豪華キャストでした。

 岩波新書から出ている森田誠吾の「明治人ものがたり」が面白かったので、
同じ著者の「魚河岸ものがたり」を読んでみたくなり、書店で求めようとした
ら絶版でした。森田誠吾といえば、作品数は多くないとはいえ、一応直木賞作
家です。確か、「魚河岸ものがたり」で直木賞を受賞したはずだし、この作品
は小林薫主演でNHKドラマにもなっている名作なのに……。読書好きな私とし
ては、とてもショックな出来事でした。本は、古本をアマゾンで購入できたか
らよいのですが、「良貨は悪貨に駆逐され」ではないけれど「良書は悪書に駆
逐され」てしまうのでしょうか。

 「華麗なる一族」を見ています。ドラマの取材で西村雅彦が「ドラマの見所
は?」と聞かれたのに対して「見所は木村拓哉くんです」と答えていたのが、
印象的でした。先に木村拓哉ありきというドラマのせいか、中堅以上の俳優は
良い人を揃えているのに、出番が短すぎて演技が際立たないんですよね。この
ドラマ一番得をしているのは、悪女役にイメージ・チェンジした鈴木京香では
ないかと思います。木村拓哉との絡みが多いので、写るシーンが多いからです。
万俵家を彩る若手女優の不確かな演技力も鈴木京香の存在感を際立たせている
と思います。西田敏行は、早々と病死してしまって出番がなくなってしまいま
したし、前評判の割にはイマイチ感がぬぐえません。(たま)

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