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タイトル:Daily Drama Express 2007/01/29 東京タワー (4)  2007/02/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/01/29 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 中川雅也(速水もこみち)
 中川栄子(倍賞美津子)
 中川兆治(泉谷しげる)
 藤本ハル(赤木春恵)
 藤本香苗(浅田美代子)
 佐々木まなみ(香椎由宇)
 鳴沢 一(平岡祐太)
原  作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト
ン」
脚  本 大島里美
主題歌  『』

あらすじ  第四話 病の宣告

 −− ばあちゃんが死んだ。何もしてあげることもできずに、ばあ
ちゃんは死んでしまった。悲しさよりも悔しさに泣けた。さよならと
もありがとうとも違う。何か感じたことの無いような気持ちが言葉に
ならなかった。


 1994年3月。
 自動車修理工場で、バイトをする中川雅也(速水もこみち)。
 クラブでも、黒服のバイトをしていた。

 あの下宿先へ戻ってきて、部屋を覗くと、誰かいる。
 間違えた?
 そして部屋番号を確かめて入り直すと、山田耕平(柄本祐)。
 離れてみて、やはり雅也と一緒にいないといけないと思って出てき
た。今度はK−1の格闘家になると言う。
 耕平がいると縁起が悪いから追い出そうとするが、雅也にすがりつ
く耕平。

 雅也は、イラストも描いていた。
 耕平が、部屋中に散らばる「かっぱ」の文字を見る。

 オカン・中川栄子(倍賞美津子)は筑豊で、知り合いから店を居抜
きで貰った。その店名を雅也は書いていたのだ。

 その文字の書かれたのれんを、妹・藤本香苗(浅田美代子)に、う
れしそうに見せる栄子。


 雅也の部屋は、水も出るし、ガスもつく。鳴沢一(平岡祐太)に借
りていたお金も返し、家賃もきちんと払う雅也。


 −− あの頃にボクらが見ていたものは、どんな風景だったのだろ
う。自分のこと、目先の課題をこなすことで精一杯。何一つ確かなも
ののない生活。けれどきっとこの先は、今よりも少しはましになって
いるはずだと信じていた。
    そんな生活の後ろで、確実に日めくりはめくられていた。


 栄子は張り切って店をやるが、のどに違和感を覚えていた。


 居酒屋で、大学時代の仲間に会う雅也。

 鳴沢は女性誌の編集者をやっている。先輩がイラストレーターを探
していたから、売り込んでみたら?と言う。

 その集まりに、遅れてやってくる佐々木まなみ(香椎由宇)。

 鳴沢と仲良さそうなまなみに、がっかりする雅也。
 だが、鳴沢は会社に戻らないと、と中座してしまった。

 帰り道、まゆみと二人きりになる雅也。
 まゆみは最近忙しくて、あまり写真は撮れない、と言う。そして今
度、雅也のイラストを見たい、と言う。

 栄子は、お客の前で歌を歌って、楽しくやっている。
 そこにオトン・中川兆治(泉谷しげる)が来て、ほかの客は全部帰
ってしまう。
 雅也はどうしてる?とオトン。
 バイトと絵を描いている、とオカン。
 オトンは、一度どん底に落ちてみなけりゃ、わからないだろう、と
言う。
 オカンは、どん底まで落ちたなら、後は上るだけだ、と前向きで明
るい。


 鳴沢の紹介で女性誌の編集長に会う雅也。
 イラストを見せると、いいじゃない、と言われ、今週中にこのコラ
ムに合うイラストを何パターンかお願い、と頼まれる。

 さっそく女性誌を何冊も買い込んでイラストの研究を始める雅也。
 でも、雅也が真剣になればなるほど、次々と邪魔が入る。
 遂に雅也はみんなを部屋から追い出す。

 栄子から雅也への電話を取る耕平。
 耕平は、雅也は初めてのイラストの仕事で、デリケートになってい
て、電話に出られない、と言う。
 栄子は喜び、自分の店も順調、と雅也に伝えて、と言う。

 電話を切った直後、栄子は倒れる。


 宮西中央病院。
 栄子は、貧血でしょう。いい年なんだから、あまり無理して働かな
いように、と言われる。
 最後に栄子は、クビの付け根がクリクリすると言って、診て貰う。


 雅也は必死にイラストを描いている。
 その傍らで寝ている耕平。


 栄子の甲状腺に腫瘍が見つかる。いわゆる癌だった。


 雅也はせっかく描いたイラストの上に墨を垂らしてしまい、描き直
す。


 呆然と道を歩く栄子。
 ショーウィンドウに映った我が身の汚さに、思わず髪をなでつける。

 今日も栄子は店をやる。昼から酔って入ってきた客たちは、栄子に
唄をせがむ。

 栄子は医者から、今なら腫瘍は摘出できる。でも、声帯の方に広が
っているので、声帯を摘出することになる。
 声帯を摘出すると言うことは、しゃべれなくなると言うこと。医者
は命が助かるためには、一日も早い決断を、と勧める。


 数点のイラストを仕上げる雅也。

 雅也に電話する栄子。でも、話題は雅也のイラストの仕事だけ。肝
心の用事は「忘れてしもうた」と言って、話さないまま。


 イラストを持って行くと、編集長に、思っていたのとは違う。こう
いう人まねではなく、雅也らしい作品を期待していたのに。今回は考
えさせて貰う、と言われてしまう。

 社を出て、鳴沢と会い、公園で話す。

 ダメだったと落ち込む雅也に、コツコツとガンバレ、と鳴沢。

 雅也は、鳴沢のように、最初から何でも持っている奴にそんなこと
を言われたくない、と言う。

 鳴沢は、自分は何でも持っている訳じゃない。今の仕事は、雑誌の
最後に載っている風俗情報の校閲。芸能人にインタビューなんて大嘘。
イラストで食べたいとも思ったけど、その勇気もない。まなみにして
も、学生時代から、会えば雅也の話ばかり。雅也をうらやましいと思
ったという。

 帰宅した雅也は、集めた女性誌をゴミ箱に捨てると、真っ白なケン
ト紙を机上に広げ、自分のイラストを描き始める。


 栄子は医師に、手術は甲状腺だけで、声帯は取らないように頼む。

 その決断を聞いた香苗は、命に関わることなのに!!と驚くが、栄
子はもう決めた、と言う。雅也にもこのことは話していない。東京で
やっとイラストの仕事を始めた雅也に、こんなことで水を差したくな
い、と言う。


 雅也のイラストは採用される。


 雅也が、慌ててアパートを飛び出そうとすると、公衆電話が鳴る。
迷ったが出ると香苗からで、大事な話、と言う。
 でも、雅也はこっちも大事な用。後で絶対掛ける、と言って電話を
切ると、アパートを飛び出す。

 雅也はまなみと喫茶店で待ち合わせをしていた。その用件は、まな
みにイラストを見せること。女性誌に載ったイラストを、まなみに見
せる。
 雅也らしい、といとおしそうに見るまなみ。「頑張ってるんだね」
と言う。

 まなみを食事に誘う雅也。ごちそうするという。

 まなみが雅也を連れて行ったのはラーメン屋。「ここのラーメン、
すっごくおいしいんですよ」と言って。

 雅也と一緒に歩いていたまなみは、カバンからカメラを取り出すと、
夕陽に浮かぶ東京タワーの写真を撮る。
 二人ともまだ東京タワーに上ったことがなかった。これから上ろう
と言うことで相談がまとまる。

 公衆電話を見つけ、香苗に電話する雅也。
 香苗は、栄子が癌になったと告げる。


 病院の売店で、栄子は雑誌に載った雅也のイラストを見る。


 電話を終えた雅也はフラフラと歩く。
 香苗は、栄子が声帯の癌は取らなくていいと言っていたと言ってい
た。


 栄子は、そばにいた患者にも、雑誌のイラストを見せ、全国で売っ
ている雑誌に、息子のイラストが載ったとうれしそうに、見せる。


 気落ちしてアパートに戻った雅也。鳴っている公衆電話を取る。
 栄子からで、雅也のイラストが載った雑誌は宝物。売店に売ってい
るものを全部買い占めた、と言う。
 雅也は、香苗から全部聞いた。自分はそんなに頼りないのか。借金
も全部返したし、水道も電気もつながっているし、家賃も滞納してい
ない。そんなに子供に見えるか、と言う。

 雅也がよく考えたかと問うと、栄子はよく考えた。これから雅也と
電話で話せなくなったら困るじゃないか。癌ぐらいじゃ死なないよ、
と言う。そして電話を切ってしまう。

 雅也は部屋に飛び込むと、目を丸くしている耕平を無視して、手近
にある着替えをカバンに詰め込むと、飛び出していく。

 −− やっと三度の飯が食えるようになったって時に、すでに次の
課題が待っていた。
    今度の課題は大きく、難しい。そして何よりも苦しい。


寸  評  雅也が順調になると、栄子の身体が不調になりますね。
 栄子が不調になり、雅也は奮起する、というか。

 遂に来週、栄子は東京に引っ越して来るのでしょうか。そして、癌
がどうなるのか、気になります。
 でも、今時、こんな癌について無知なシナリオでいいのでしょうか。
ちなみに声帯をとっても今、気管で声を出すリハビリもあります。こ
うして努力している方たちに失礼なのではないでしょうか。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 花粉症が本格化してきて、つらい日々となりました。今年は花粉の量は少な
めとのコトですが、果たしてどうなのでしょうか。

 このところ、たびたびまぶたがけいれんを起こして調子が悪いです。どうし
ても困ると言うほどのものではないのですが、うっとおしいです。(鈴木)

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