メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/01/15 東京タワー (2)  2007/01/31


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/01/15 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 中川雅也(速水もこみち)
 中川栄子(倍賞美津子)
 中川兆治(泉谷しげる)
 藤本ハル(赤木春恵)
 藤本香苗(浅田美代子)
 佐々木まなみ(香椎由宇)
 鳴沢 一(平岡祐太)
原  作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト
ン」
脚  本 大島里美
主題歌  『』

あらすじ  第二回 涙の別れ後

 1989年3月 東京。
 春になると東京には、日本の隅々から若い奴らが吸い集められてく
る。そこに行けば、何か新しい自分になれる気がして。

 中川雅也(速水もこみち)が入ったのはけやき荘103号室。トイ
レは共同、歩いて5分ぐらいのところに銭湯、という環境。
 部屋に入った雅也の最初の感想は、「狭かー」だった。
 とりあえず段ボール箱をあける雅也。


 妹・藤本香苗(浅田美代子)相手に雅也を心配するオカン・中川栄
子(倍賞美津子)。


 雅也の部屋はまた雨漏りする。


 初日から寝坊し、全力ダッシュの雅也。満員電車にも押し込まれ、
大学へ到着。
 教室へ入り、「みんなテレビの中の言葉、つこうとる」と感激。

 声を掛けられた同じ視覚デザイン科の鳴沢一(平岡祐太)らと一緒
に東京巡り。言葉をからかわれ、外人を指さして止められ、古着屋の
服の値段の高さに驚く。
 でも、買ってしまう。


 オカンは、雅也に仕送りするために、身を粉にして、朝から晩まで
働く。


 雅也が下宿へ帰ると、手塚修一郎(石黒賢)がもやしを担いで戻っ
てくる。都会人の生きる知恵と言う。
 手塚が声を掛けると、みんな部屋から飛び出してきてねもやしを分
けてもらう。雅也は欲しいかと聞かれ、断る。偽造テレホンカードを
手にしている者もいる。


 大学で雅也は基礎のデッサンで教官から注意される。
 鳴沢は雅也が独学と聞き、びっくりする。みんな予備校に通って合
格しており、独学とは珍しい。大学へ入っても予備校とメンツがあま
り変わらないと言う。

 キャンパスで、あの上京したときのバスの中で、写真を撮っていた
女子学生を見かける。
 鳴沢は彼女に、「佐々木さん」と声を掛け、一緒に次の演習をしよ
うと誘う。そして、雅也も同じ学科、と紹介。


 画材屋へ行く雅也たち。
 初めて見るいろいろな画材にキュロキョロしている雅也。
 でも、鳴沢たちは専門用語も交え、慣れた様子。

 雅也は、高かったけれども、思い切ってアクリル絵の具を買ってし
まう。


 意気揚々とその絵の具を大学に持って行くと、鳴沢たちに、最悪、
と言われてしまう。
 雅也が買った物は五万円以上する品だが、一万円のこっちの品の方
が、よほどいい。買う前に相談してくれればいいのにと言われる。


 雅也は空腹を覚えたが、冷蔵庫は空。
 思いあまって電話しようか悩んでいると、手塚に声を掛けられる。
そして、ついてこいと言われる。

 手塚は勝手に大家の自転車に乗り、雅也にも乗るよう言う。

 手塚は、トラックが食べ物屋の前にもやしの袋をいくつかおろして
走り去ると、その一つをサッと盗む。

 二人は川岸に並んで腰を下ろす。
 手塚はフリーライターをしているが、根無し草のようなもの。どう
しても食うに困ったとき、一袋までと、盗みは決めている、と言う。

 二人は揃って寝転がる。
 雅也は、東京に来て、初めて伸び伸びした気がする。大学でもこれ
しちゃ、あれしちゃ笑われる、といつも気にしていると言う。


 雅也が大学へ行くと、鳴沢が、久しぶり。あんまりさぼっていると
単位、やばいよ、と言う。
 鳴沢たちは企画展の準備をしている。佐々木まなみ(香椎由宇)が、
『夢 未来に向かって』と題された葉書を渡す。

 雅也を呼び出した教官は、このままでは確実に留年になるが、どう
するんだ。でも、やる気のない者にやらせることはできない、と言う。


 雅也は下宿仲間と麻雀を打つ。


 雅也は、なんとか企画展に出品するが、教授は、雅也はこの絵を思
いっきり書けたのかな?。それにこの絵からは雅也が何を表現したい
のかが全く伝わらない、と言う。

 下宿にその絵を持ち帰った雅也は、押し入れに放り込む。


 1990年 東京。
 東京駅の前で踊る山田耕平(柄本佑)
 雅也が声を掛ける。
 耕平は、筑豊のビデオ屋でバイトしていて、夢を見つけた。それは
ダンサーになることという。

 雅也と一緒に街を歩きながら、こんなに人が大勢いるのは祭か?と
言い、外人がおる!と指さす。まるで一年前の雅也のよう。
 耕平は、東京タワーを見ると、東京を感じるというが、雅也は、あ
んなもの、昼間見ればただの鉄塔、と格好をつける。

 雅也の下宿先へ行くと、狭い部屋でタバコをふかしながらの麻雀。
 手塚は、東京生活のコツとして、方言は使わないこと。トラブルは
拳で解決。金は貰うもの。飯はたかるものと言い、もやしづくしの食
事を耕平に出す。

 大学に行かないとヤバイのでは?と言われても、こういうゴミダメ
の方が、自分には合っている、と雅也。
 耕平が、雅也のオカンから預かってきた今月分の仕送りを渡す。雅
也はこれで借金が払える、と右から左へ渡してしまう雅也。


 久しぶりに大学へ行き、まなみに会う雅也。
 雅也は、まなみの東京タワーの夜景に、この頃が一番キラキラ見え
た、と言う。
 ますみは、ここが出発点だと思う、と前向き。

 −− 誰かが言った。そこに何があるのか。トンネルを抜けた先に
何が見られるのか、と。

 雅也は、街ティッシュに書かれていた、怪しげなファイナンスに、
仕送りの金を持っていく。
 絶対に儲かるという言葉に、オカンからの現金書留封筒からお金を
取り出す。
 でも、女子社員がその封筒にコーヒーをこぼしてしまい、雅也は何
とか封筒をきれいにしようとする。

 雅也は下宿仲間に、先物取引で儲かったら、おごってやる。大学は、
芸術家気取りのボンボンばかりで合わない。ここの方がよっぽど合っ
ていると言う。

 そこに大家が、筑豊から電話が来た。栄子が大けがと伝える。
 雅也が慌てて電話を替わると、香苗おばさんが、栄子が自転車で転
がり、膝がぱっくり割れてしまった、と言う。
 雅也は、たいしたこと無いじゃないか、と言う。
 香苗が、帰ってこられないの?と聞いても、そんな金無い、と雅也。

 松葉杖をついた栄子が電話を替わり、雅也が大学を卒業するまでは
死ねないから、頑張って卒業するように言う。
 でも雅也は、もう大学は辞める。オカンは田舎者だから知らないだ
ろうけど、東京では簡単に大金が稼げるのだ、と言う。
 本当にそれでいいのか.....とオカン。


 雅也が先物取引をした店へ行くと、店はつぶれ、投資は持ち逃げさ
れていた。
 呆然とする雅也。


 手塚は、そんな簡単に金を稼げるわけがないだろう。お金はどうせ、
田舎から送られてくるのだからいいじゃないか。自分はライターをし
ているが、頑張っても一日5千円。まだ、大学のお坊ちゃんたちの方
が、踏ん張っているじゃないか、と言う。
 雅也は、自分は手塚たちのように.....と言うが、手塚は、自分た
ちと一緒にしないでくれ。みんな生きていくために必死で働いている。
雅也は騒いで壁にぶつかって、それで終わりになっている。それは東
京に出てくることが目的になっているからだ、と言う。

 栄子のベッドサイドで、雅也の件を聞いたオトン・中川兆治(泉谷
しげる)は、雅也がそう思うなら仕方ないだろう。自分も大学を中退
しているから、なんとも言えないが、と言う。


 雅也は、久しぶりに大学へ出て、いきなり倒れる。


 みんな雅也を避ける。
 ビニール袋で顔を覆った耕作が雅也に、食料を届けると逃げ出す。
 なんと雅也は風疹にかかり、みんなうつらないように、逃げたのだ。


 雅也がふと気づくと、女性がリンゴをすり下ろしていた。−−なん
とオカンだった。
 雅也が「ひざは?」と聞くと、「もうええんよ」とオカン。

 オカンは雅也の絵がいいと言う。
 雅也はオカンには絵がわからないから、そんなことを言う。こんな
絵、ダメなんだ、と言う。
 東京では、ダサイと言われないように洋服も揃えて、高い画材を買
って。でも、何にもならない。自分には才能も根性も無い。今まで送
ってもらった金、全部を無駄にしてしまった、と言う。

 オカンは、今まで雅也のためにしてきたことを一つも大変と思った
ことは無い。東京に飲まれてどうするのは。東京を飲み込んでやりな
さい、と言う。


 オカンは帰って行く。
 耕作は、追いかけなくていいのか?筑豊で見るオカンは、いつも働
いていたという。
 雅也はハッとして追いかける。

 オカンは雅也にカバンを持たせると、東京に来て、人や車が多いの
にも、ビルが高いのにも、確かにびっくりした。でも、もっとびっく
りしたのが看板の大きさ。いつか雅也の絵も、あんな大きく飾られた
らいい。卒業まで、しっかり頑張りなさいと言う。


 耕作と一緒に寝ている雅也。

 目覚ましが鳴り、また遅刻!と慌てて家を飛び出し、大学へと向か
う雅也。


寸  評  わたしは自宅通学だったのでわからないのですが、地方出身者で
下宿していると、やはり大学からドロップアウトしたいという誘惑に
襲われることがあるのでしょうか。
 父親も息子も中退ではねぇ。
 学費が足らなくて、やむなく中退は同情できますが、通う気が無く
なって中退、というのはどうもねぇ、と思います。
 雅也は貧乏な家で、母親が昼夜無く働いて育ててくれたのだから、
もっとお金を大切にすれば、と思うのですが、それができないのが、
息子という者ですかねぇ。こういうの見ると、活を入れてやりたくな
ってしまいます。
 どうもこういうテーマって、ちょっと肌に合わないんですよね。

執 筆 者 鈴木()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 深夜番組の中で、『のだめ』に次いで興味を持っているのが、『コマネチ大
学数学科』です。あのチャラチャラした格好の現役東大女子大生ははっきり言
って邪魔ですが、最初バカにしていたコマ大は、そうか、数式ではなくて解く
とは、ああいうことだと最近気づいてから、コマ大のコーナーも楽しくなりま
した。
 数学は昔から好きで、中学生の時、数学の本を読んでいました。ある時、数
学の先生が授業で、マイナスの数の平方根は無い、と言うのです。虚数がある
でしょうと質問したら、中学の数学ではそこまで教えないのでいらないと断ら
れました。その時以来、その数学の先生に対しての信頼を無くしました。「実
数では無い」と正確に答えて欲しかったのです。その時思ったのは、「所詮、
公立中学の数学の先生って、この程度なのね」ということ。思い上がった中学
生でした。
 バラエティー、気づいてみるとたけしの発案とか、出演しているものが多い
ですね。なんだかんだはあっても、たけしはすごい人なのだと感じました。
(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。