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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/14 サプリ (6)  2007/01/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/14 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル サプリ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 藤井ミナミ(伊東美咲)
 石田勇也(亀梨和也)
 柚木ヨウコ(白石美帆)
 今岡響太郎(佐藤浩市)
 荻原智 (瑛多)
 田中ミズホ(りょう)
 桜木邦夫(相島一之)
 渡辺ユリ(浅見れいな)
 松井良英(原口あきまさ)
原  作 おかざき真里
脚  本 金子ありさ
主題歌  絢香『Real Voice』

あらすじ  Episode 6 透けて見える恋心

 朝、バッグに荷物を詰め込み出勤しようとすると、バッグの手が取
れる。

 −− ずっと愛用していたバッグが壊れた。

 藤井ミナミ(伊東美咲)は、柚木ヨウコ(白石美帆)と一緒にバッ
グを買いに行くが、なかなか決められない。
 「バッグと男の趣味が似る」とヨウコ。
 「じゃあわたしは?」とミナミ。
 「注文ばかり多くて、一つに決めきれないやっかいな女?」とヨウ
コ。

 荻原智(瑛多)では女の影がある。石田勇也(亀梨和也)では幼す
ぎる。決められないのは要は自分に自信がないから?


 オリエンテーション説明会議 『カレーCM』

 今岡響太郎(佐藤浩市)が作品を披露。今岡の作品は渋いものとお
ちゃらけるものとで、全然違う路線。

 今回、独身男性をターゲットとしたカレールーが、今岡班ご指名で
来ている。

 でも、みんなの空気は暗い。カレールー業界は言わずと知れた大激
戦区。新規が入り込める隙間は小さい。だからメーカーも大量の試供
品を送ってきた。要は自分で食べて、使い手側の気持ちをわかって欲
しいということ。

 松井良英(原口あきまさ)が、試食会でもやりますか、と言い出す。
作るのは紅一点のミナミ?でも、みんな無理、と言う。
 ミナミは、プロ顔負けのカレーを作ってみせる、と大見得を切る。

 自席でミナミは勇也に、カレーを作る自信がないと打ち明ける。
 勇也は、一通り何でも作れるから、代わりに作ろうか、と言う。

 ミナミは頼む。サラダもデザートも必要だし、食器も気の利いたも
のでなければ。食材の買い出しも勇也で、と言う。そして、ミナミが
作ったことにして、と。

 勇也は、ぶっ飛ばしていいですか?と言う。


 今岡班でカレーパーティーをやると聞きつけたアルバイトの女の子
たちがうらやましがる。勇也は、参加したら?と誘う。

 渡辺ユリ(浅見れいな)は、今日は締め日なので参加できません!
と断る。


 田中ミズホ(りょう)は本日午後半休。荻原智(瑛多)は奥様営業
マンは優雅でいいですねぇと言う。
 ミズホは旦那ともめていて、今日慌てて家に帰ったらしい。

 松井は迷って、ひたすら紙に思いついたことを書き殴っている。
 ミナミも時々やる。そうやって、脳みその奥を掘っていくと、たま
にきらっとするものを見つけることがある。
 勇也は、すごいですね、と言う。

 勇也がコーヒーを入れに行った隙に、勇也は最近、変わったねと話
す松井とミナミ。


 ヨウコは今岡に、女も仕事の疲れを男でいやされたいときもある、
と文句を言うる


 勇也はカレーパーティー参加者に、好き嫌いを聞いて回っている。

 ミナミは、一通り調理器具が揃っていて、大人数が入れる会場は、
なかなか見つからないとため息をつく。


 今岡は、学校から紺野なつき(志田未来)が怪我をしたと呼び出さ
れ、慌てて飛び出していく。


 勇也は会場として、今岡の家を提供。今日は今岡父子は遅くなるか
ら大丈夫、と言う。

 みんな今岡の部屋は気障だという。
 ミナミが、まずサラダを作ったことにするが、塩を振ろうとして、
ふたが開いていない。


 なつきと今岡はレストランで食事。なつきは、今岡はいつもこんな
ところで食べているのか?デートをするときは、いつもこんな隠れ家
的レストランで?と聞く。
 勇也から聞いたのか?と今岡。
 なつきは、雑誌のインタビューで、今岡自身が答えていた、と答え
る。

 帰り道、なつきは今岡に、「あのー」としか呼びかけない。
 今岡が、「パパ」と呼んでいいんだよ、と言っても、なつきは呼べ
ない。そして、勇也にケーキを買っていこうか、と言う。

 今岡となつきが帰宅したとき、まだみんなが家にいた。
 勇也が調子に乗って、今岡のアルバムを持ち出し、今岡の昔の写真
を披露している。

 今岡は勇也を部屋へ連れて行き、なつきは挨拶もせず、部屋へはい
る。


 残業しているユリたち。わたしたちに伝票の山、押しつけておいて、
今頃カレー・パーティーなんて、いいなぁという同僚に、自分たちで
は話が合わない。どうせ行っても、相槌を打つか、合コンの受付させ
られるぐらい、とさめているユリ。


 ミナミが買い物に行くと言い、勇也が渡りに船、とつきあう。
 勇也は、何で面倒な人の方へ行くのかと問う。ミナミはあこがれて
いるのかも知れない。自分が不器用だから、何でも器用にこなす人に
あこがれるのかも知れない。でも、それって誰かに似ていると思って
考えると、ミズホに似ている。お似合いの二人。気持ちが透けて見え
るように思う、と言う。


 おいしいと好評のカレー。ミナミは、「ちょっとだけ手伝ってくれ
てありがとう」と勇也に言う。

 今岡は、カレーを食べるみんなに、家の家具調度は高級品だからこ
ぼすな、と言う。

 勇也が「あ、ヤベ!」と叫ぶ。
 今岡はカレーをこぼすなんて、と慌てる。
 ヨウコが、濡れたぞうきんの方がいいと、サッサと拭く。

 片付けの時、勇也はどんなカレーでも好き。シーズン前には必ずカ
レー、と決めているという。

 今岡は、今のがコピーになる。覚えておくように、と言う。それが
消費者のインナーサイドだから、と。

 よく理解できない勇也。
 荻原が、それは消費者の心のうちの声のことだ、と説明。
 松井が、「三度の飯よりカレー好き」と言う。
 ミナミは、「わたしには勝負カレーがある」。
 などなど、みんないろいろなアイディアを出す。

 そこにいたまつきも笑う。

 ヨウコはなつきと並んでキッチンに立つと、「笑えるんだ」と言う。
 なつきの表情が、また硬くなる。


 ミズホに誘われてランチへ行くミナミ。
 ミズホは、仲良くしましょう。わたしたち、男の趣味も似ているこ
とだし、と言う。
 ミナミは、家庭を乱して男にちょっかいを出す趣味はない、と言う。

 お互いを遠回しにけなし合う二人。


 携帯を打っている勇也。
 ユリが何しているの?と聞く。
 カレーのコピーを打ち込んでいる、と勇也。


 ミズホが、荻原との間には、歴史がある、と言う。初めて会ったの
は、ラグビー場。ミズホは元ラグビー部のマネージャーだったが、そ
の時はすでに社会に出ていて、いろいろわかり始めていたが、一新に
ボールを蹴る荻原に青春を感じたという。


 ユリは勇也に、そんなことしても誰も相手にしないから無駄だとい
う。
 勇也は今、生まれて初めて脳みその奥底を掘っているという。


 ずっと取り組んでいる勇也を残して、みんな帰って行く。
 ユリが帰りがけ、勇也に数冊の参考書を渡す。やるんならしっかい
りやりな、と。


 コピー案。
 松井、ヨウコ、ミナミときて、グループ分けしようかと言うとき、
勇也が自分のアイディアを披露する。

 最初、軽く考えていた一同も、聞いているうち、だんだん真剣にな
っていく。今岡は、使う使わないは別として、今後頭数に入れようか、
と言う。

 ミナミが勇也を呼び止め、大人を説得するには、なぜその言葉を選
んだのかのロジックが必要、と言う。

 ユリは勇也に、もっとねぎらってもいいのに、いきなりあんなこと
を言うなんて、と同情する。
 でも勇也は、それはちょっとうれしいかもと言う。ミナミはバリバ
リ仕事したい人だから、もし自分がどうでもいい奴なら、相手にもし
なかっただろう。それをアドバイスしてくれるというのはすごいこと。
これに気づかないなんて、もったいないことしてきた、と言う。


 荻原は、ミズホが旦那さんともめているのか?と聞く。もしそうだ
としたら、自分に原因があるし.....と。
 ミズホは、「ノーサイド」とつぶやいた後、わたしが許せないのは、
「ストッキングの伝線、裏返しに脱がれた靴下.....、ひとり先走っ
た年下の重い男.....試合終了にしよっか」と言うと、にこやかに振
り返る。

 荻原は自席に戻ると、机の引き出しからミズホにもらったクロスの
ペンダントを取り出すと、そうじのおばさんに捨てておいてください
と頼む。


 家で飲んでいた今岡が突然、カレーパーティーをやるなんて、この
家の主導権、握ろうとしてるのか!?と怒ると、勇也の頸をしめる。
 それを見たなつきは笑い、今度いつヨウコが家に来るのか、と聞く。


 オフィスで荻原はミナミに、学生時代よく行ったカレー屋に行こう!
と誘う。喜ぶミナミ。

 荻原のところにミズホの夫から電話。先日ミズホの携帯を見て、問
いただした。そして関係を知ったが、ミズホと別れる気もないし、二
人を許す気もないと言う。


 ミナミとカレーを食べても上の空の荻原。終わったときミナミは、
「あそこ行こう」と言う。


 今岡はヨウコに、カレーの歴史を語る。ヨウコは本題を話すよう促
す。

 今岡はなつきに、ヨウコが今度いつ来るのか聞かれても、頭の中で
はずっとコピーを考えている、と言う。
 ヨウコは、すなわち別れ話ね。さすがクリエーターはこんな時もス
タイリッシュ、と言う。


 ミナミと荻原が来たのは、荻原が練習していたラグビー場。
 荻原はボールを目の前にすると一人で一心にボールを蹴っている。


 勇也がユリに、参考書は自分のだという。
 意外感に打たれ、プレゼンの必要なんて無いのでは?と問う勇也。

 ユリは、向こうにあこがれていたときがあった。みんなに藤井、藤
井と頼りにされ、いつも忙しそうでキラキラしている。
 でも、向こうには行けないことがわかった。

 「三年、五年という言葉、知ってますか?」と言い出すユリ。
 ポカン、とする勇也。

 それは四大を出て三年、短大なら五年。その間に相手を見つけない
と、社内恋愛は難しいということ。
 自分は、もう、とユリ。
 ユリを抱きしめる勇也。


 一心にボールを蹴っていた荻原が、つい夢中になってしまって、と
ミナミに謝る。
 ミナミは見ていて理解できなかった。これじゃ一緒にいる意味が無
い。時間の無駄、と言うと、一人荻原に背を向けて歩き出す。

 −− 上手に嘘がつけて、ホッとした。
    本当は考えていた。ボールを蹴る彼を見ながら、わたしはほ
かの誰にも負けない彼にしてあげられることが無いか。それが想像す
ること。彼が誰のことを考えているか。誰のそばにいたいか。それを
察して手を離すこと。
    それでもまだ期待していた。追いかけてこないか、と。
    けれどわかってしまう。夜の道はまっすぐで、追いかけてく
れない感じがわかってしまう。


寸  評  遂に勇也はクリエーターとしての道を歩き始めるのでしょうか?
 また、ミナミは、荻原をあきらめきれるのでしょうか?

 いつも思うのですが、この手の恋愛ドラマって、すごい狭い人間関
係の中で、関係が錯綜して、ドロドロになりますね。まあ、現実のよ
うにいろいろな関係があったら、視聴者はなんのストーリーか、どれ
がどれだからわからなくなって言うリスクがありますが。

 ところで、ユリが社内恋愛(結婚?)は、すなわち25才までとい
う意味の発言をしますが、わたしのつとめている会社ではもっとずっ
と高齢です。
 むしろ、その程度の年齢の時の結婚は、大学時代の恋人とというの
が多いですね。
 一般職女性の場合は、やっぱり、25才まで!?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 志田未来ちゃん、このドラマではまだ小学生役だったんですよね。それが翌
月には中学二年生で、妊娠してしまう役に挑戦、なんですね。

 昔より、今、子役が頼もしい気がします。まだ安達祐実が「家なき子」をや
っていたとき、小学生だか、中学生になったばかりだかで、よくこれだけ演じ
られるものだと、感心した記憶があります。でも、未来ちゃんにしても「女王
の教室」で同級生を演じていた子たちにしろ、演技が達者で、不安感がありま
せん。
 まあ、その分、子供っぽさに欠けるかも知れませんがね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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