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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/15 結婚できない男 (7)  2007/01/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/15 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 結婚できない男
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 桑野信介(阿部寛)
 桑野育代(草笛光子)
 早坂夏美(夏川結衣)
 沢崎摩耶(高島礼子)
 中川良雄(尾美としのり)
 田村みちる(国仲涼子)
 村上英治(塚本高史)
 吉川沙織(さくら)
脚  本 尾崎将也
主題歌  Every Little Thing『♪スイミー』

あらすじ  第七話 親戚づきあいが嫌いで悪いか!!

 法事用のネクタイを締める桑野信介(阿部寛)。でも、きちんと結
べず、インターネットで結び方を調べて結ぶ。それでも長さがそろわ
ない。

 やっと結べて部屋を出ると、田村みちる(国仲涼子)に会う。
 親父の三回忌と桑野が言うと、ネクタイはグレーではなく、黒では?
と早坂夏美(夏川結衣)。

 なんで冠婚葬祭というのは、こんな面倒なんだ、とぶつくさ言っ
てまた家へはいる桑野。

 みちるは、親切に言ってやったのに、お礼もないなんて、と怒る。

 桑野は黒いネクタイを締める。もう長さが合わないが、上着の前を
締めて、ごまかして家を出る。


 精進落としの席。話題は桑野の結婚のことばかり。

 母・桑野育代(草笛光子)の同居の話が持ち上がると、妹・中川圭
子(三浦理恵子)は賛成、と言うが、義弟・中川良雄(尾美としのり)
は煮え切らない態度。圭子は中川の態度を責める。

 育代はそれを聞いてしまい、今の家を離れる気はない。死んで位牌
になれば、同居するかも知れないが、と。
 桑野とは位牌になっても同居したくないと言う。

 法事が終わり、桑野は仕事に戻るという。こんな八墓村、一刻も早
く出たいと毒づく。


 今日のクライアントは二世帯住宅の希望者。桑野は終わった後、真
ん中にリビングではなく、リングを作ってやろうか、と言う。受ける。

 村上英治(塚本高史)は、自分の親は同居しないと言っているから
大丈夫、と言うが、桑野が結婚したら相手の親もある。単純計算で親
戚が二倍になることだ、と言う。

 沢崎摩耶(高島礼子)は、自分は結婚したらお姑さんとうまくやる
自信もあるけど、と言い、これでこの話は打ち切り。仕事の話しに戻
す、と言う。


 夏風邪をひいたのか、体がだるい桑野は、夏美の診察を受けに行く。
すると、夏美も体がだるく、夏ばてと言う。
 桑野は医者の愚痴を聞きに来たのではない。余計体調が悪くなった
という。
 夏美は体力を温存したいので、早く終わらせたいという。

 会計を待っている暑い。桑野が事務員にもっと温度を下げてくれと
言うと、寒いという方もいらっしゃるので、と事務員。
 その初老の男性(竜雷太)は、夏美を呼び止め、2,3分の時間が
無いわけがないだろう、と言う。
 夏美は桑野を見て、ちょうど探していたところだと物陰に連れて行
く。そして助かったという。
 あの男性は誰かと問うと、父親、と夏美。

 いい発想が得られない桑野。

 金田裕之(高知東生)のホーム・ページ。「行きつけのバーで、ち
ょっと新しいカクテルにトライ」という写真がアップされている。
 その金田の隣に、女性の腕が写っている。そのブレスレット.....
千鶴(SHEILA)のものと同じ。


 みちる、千鶴、吉川沙織(さくら)、村上で軽く飲む。結婚したと
き、相手の親との同居の是非を巡って議論になる。


 自宅マンションの前で、慌てて姿を隠す夏美。なんと父親が立って
いるのだ。

 夏美は見つからないように回れ右をすると、みちるのところへ行き、
今夜は何も聞かず泊めて欲しい、と言う。

 飲みながらわけを話す夏美。父親の用件なんて、見合いに決まって
いる、と。
 みちるは、一度ぐらい、お見合いしてみたいなと思っている、と言
う。
 夏美は、父親の持ってくる話なんて、いつもろくでもない。結婚し
たら専業主婦になって欲しいなんて思っていると、とんでもない男、
とか。父親は夏美が医者をやっているより、結婚してくれる方が親孝
行だと思っている、と言う。

 みちるは親なんて、そんなものだろうと相槌を打つ。
 夏美は、母親が死んでから、父親を止める者がなくなり、ますます
頑固で口うるさくなっている、と愚痴る。


 桑野がコンビニでビールを買おうとすると、夏美の父親に声を掛け
られる。最初は人違いだと言っていたが、面倒になって、桑野と認め
る。

 すると、病人が酒を飲んではいけないと返させる。桑野は渋々戻し、
帰り道の自販機で、ビールを買おうとする。
 すると、コインが戻ってくる.....

 夏美の父親が返却レバーを回したのだ。
 桑野は単なる夏ばてだから、禁酒の必要は無い、と言って買う。
 夏美の父親は、桑野と夏美の関係を問う。
 桑野は、単なる患者で、先日は夏美の話に調子を合わせただけだ、
と言う。
 単なる患者なら、話を合わせる必要はないだろう、と夏美の父親。
 桑野は、夏美の父親を振り切ろうとする。


 みちるの化粧品を見せてもらう夏美。
 桑野から電話。「今日、会えますか?」と言う。
 「わたしとですか?」と夏美。
 「あ.....はい」と桑野。
 「どうして?」と夏美。
 「会うのに理由がいるんですか?どうしても会いたいのです」と桑
野。
 夏美は了解する。


 桑野が部屋を出ると、ちょうどみちると夏美も出てくる。
 桑野は、「そこにいたのか」と言うと、13時、
A to Zカフェで、と言うとそそくさと出勤していく。

 みちるは夏美に、桑野から突然結婚して欲しいと言われてしまった
らどうするんですか?と言って冷やかす。


 そわそわとカフェへ行く夏美。

 桑野がやってくる。
 本題にはなかなか入らない.....昨日のことを謝る夏美。

 桑野は、なぜ父親を避けるのか、問う。
 夏美は、どうせ父親は見合い話を身って来るだけでしょ、と言う。

 桑野は、見合いでもして、父親に孫の顔でも見せてやれば?相手が
再婚でも、文句言える年じゃないんだし、それじゃ亡くなった母親も
悲しむ、と言う。

 母親が亡くなったことを話しましたっけ?と夏美。

 それは、わたしが話した、と言う夏美の父親。そしてなぜ親をさせ
るのか?と問う。

 夏美は、親不孝で済みませんが、放っておいてください、と言う。

 夏美の父親は、夏美はいつもこんな態度なのか、と問う。
 桑野がそうですと答えるが、夏美は、こんな態度を取るのは、桑野
と父親に対してだけだ、と訂正する。

 一足先にカフェを出て、コンビニでビールを買う桑野。そこで夏美
の父親と再会。店を出た後もついてくる.....桑野がついて来ないで
くれ、と言うと、ホテルがこっちだから、と夏美の父親。

 桑野が、自分はここで曲がる、と言うと、夏美の父親が、自分の話
も聞いて欲しい、と言う。でも、夏美には自分から言いたいので、桑
野の中途半端な言葉で伝えないで欲しい、と言う。
 桑野は、夏美とはつきあいがないので大丈夫だ、と答える。


 ビアホールで飲んでいる夏美、みちる、村上。なぜ父親と桑野が!?
と疑問に思う夏美。
 村上は、桑野は自分より押しの強い人には従ってしまう、と解説。

 ふと辺りを見回すと、桑野が『一人ビアホール』。ダンサーがそば
で踊っても、無関心。

 村上は桑野に携帯で、一緒に飲みましょう、と言う。
 断る桑野に、電話を替わった夏美が、一人で飲んでいられると、気
になって困ると言う。

 一緒のテーブルに着くと、親子げんかに巻き込まれて、とんでも無
い目にあった。この親にしてこの子ありだな、という。
 桑野のせいでよけいこじれたと思う、と夏美。どうせ父親の用なん
て、お見合いの話なんだから、と。

 桑野は、「それが違うんだな」と言う。でも約束で話せない、とも。
 何で父親の肩を持つのだとの声に、夏美と敵対している人の肩を持
ちたいだけでしょ、と村上。

 桑野は、夏美が父親の秘密を知ったら驚くだろうな.....と言いな
がらも話さない。


 桑野が行きつけのバーへ行くと、金田が女性と飲んでいる。隣に座
った女性が、父に金田を紹介したいと言うが、金田は早すぎるだろう
と敬遠。すると女性は、パパが田園調布の家を建て替えたいって言っ
てるんだけど、と言いだし、金田は現金に、「紹介して!」と言う。


 桑野が帰宅すると、みちるが帰るのを待っていたと顔を出す。そし
てお裾分け、と肉まんの箱を差し出す。
 桑野が中をのぞくと、5個入りの箱に、ちゃんと五個入っている。

 みちるは夏美の父親の話を聞きたいと言う。
 桑野はダメだと言うと、肉まんの箱を抱えて、ドアをバタンと閉め
て入ってしまう。


 桑野は、二世帯住宅に玄関を二つ、どのようにつけるかで悩んでい
る。
 そこに摩耶がやってきて、二世帯住宅の件、また意見が分かれたか
ら、作業はペンディング、と言う。
 そして、摩耶が、丸山神社で夏祭りをやっているから、気晴らしに
行ったら?と言うが、くだらない、と桑野。


 ケンを連れたみちると夏美が、夏祭りにやってくる。夏美はどうし
てこう男は頭が固いのか、と嘆き、「サンプル少なすぎ」とつっこむ
みちる。

 すると、金魚すくいに真剣になっている桑野を発見。桑野は理論的
に攻めるが連敗。

 夏美とみちるは、桑野に声を掛けずに立ち去る。


 桑野はレストランに一人で入り、六人席に一人で座り、ステーキを
注文する。
 取れた金魚が一尾入ったビニール袋を灰皿へ入れ、サボテンのオブ
ジェにひっかける。

 後から六人連れのサラリーマンが入ってきたが、六人で座れる席は
なく、離れた席同士に別れるしかない。サラリーマンはあきらめて出
て行く。
 このやりとりの間、桑野はずっと、我関せず。


 桑野が帰宅すると、マンション前で夏美の父親が待っていて、夏美
に持ってきた地元の菓子だが桑野にあげる、と言う。
 桑野は断っていたが、根負けする。
 桑野は夏美の父親に金魚を預けると、自宅に取りに行く。

 持ってきたのはあの肉まん。
 夏美の父親は、一人では全部食べきれないと言い、桑野も一個食べ
る。

 夏美の父親は、『あのこと』を夏美に話してくれたかと、問う。
 桑野は約束を守って、話していないという。
 夏美の父親は、どうして話してくれないのだ。ふつう話すものだろ
う、と言う。

 そこに夏美とみちるが戻ってきて、夏美の父親は、急いで隠れる。

 夏美は一尾だけの金魚を見て、一尾だけではかわいそうだから、も
う一尾捕ってあげてください、と言う。
 桑野は、一尾捕る苦労もわからないで、とつぶやく。


 翌朝桑野は、腹痛と吐き気とで、夏美の診察を受ける。夏美は、何
か悪いものを食べなかったかと問う。
 桑野は、そういえば、もらった肉まんを冷蔵庫に入れないままにし
ておき、それを食べたという。
 夏美はそれが原因だという。

 桑野は、それなら、夏美の父親も食べている。しかも4つ食べてい
るからひどいのではないか、と言う。
 夏美は、そんな人ね知りません、という。

 でも、桑野が診察室を出て行こうとすると、慌てて父親の泊まって
いるホテルはどこか聞く。
 桑野は、「エドワードホテル?エイドリアン?うーん、王朝のよう
な名前.....」と悩む。

 桑野に連れられて夏美は、ホテルNORMANに父親を訪ねる。
 夏美の父親は、往診を頼んだ覚えはない、と言いながらも素直に夏
美の診察を受け、「医者なんだな.....」とつぶやく。そして、結婚
式場のパンフレットを渡す。
 まだ相手も決まっていないのに、式場だなんて気が早いと文句を言
う夏美。

 父親は、これは自分の結婚式、とあかす。山歩きの会でいい人と巡
り会って、と。
 夏美は、結婚式に出るという。
 父親は夏美が出られるように非番の20日にしたと言う。そして夏
美も早く結婚しろ、と言う。そして桑野にもいい人を紹介しましょう
か、と言う。
 桑野は、「自分が結婚するからって、人にも押しつけないでくださ
い」と言う。
 「押しつけるとは何だ」と不満を言う父親。


 二世帯住宅は、予算不足と言うことで、キッチンとリビングを共通
にする。そこには、桑野の、お互い顔を合わせ、時には喧嘩する場所
も必要という意見も反映されている。
 父親の方は納得し、息子も予算不足ならば仕方ない、と受け入れる。


 桑野は満足そうに大音量でモルダウを聴いている。クライマックス
になり、携帯が鳴っても気づかない。
 チャイムが鳴り、渋々出る。

 そこには夏美が立っていて、引き出物を渡す。
 どうせ、使えない絵皿とかだろうと桑野は言い、夏美はピンポーン
と答える。桑野はそれでも、渋々受け取る。
 桑野は、夏美の父親ぐらいの年齢になると、もう相手の両親のこと
を考えなくていいですねと言う。
 夏美は、父親の相手の女性には、87才になる元気で頑固なお母さ
んがいる、と言う。
 桑野は、そうすると夏美と結婚すると、もれなく頑固な父親と祖母
がついてくるということで、ますます縁遠くなりますね、と言う。
 余計なお世話です、と夏美。

 桑野が行ってしまった後、みちるが夏美に声を掛ける。桑野と夏美
の父親は似ているという。
 夏美は、似ていない。父親は頑固で、桑野は偏屈だと反論。普通の
男が現れるのを待つ、と言う。

 桑野は引き出物の包みをあけ、やっぱり使えない絵皿であることを
確認する。


寸  評  確かに親戚が集まってどうこう、というのは煩わしいですね。結
婚に伴い、親が二倍になり、親戚も二倍になる。。。。こういうのも、
結婚したくない人が増える一因かもしれません。

 二世帯住宅について、こんな記事を読んだことがあります。二世帯
住宅を希望するならば、自宅を改築する前に、賃貸の二世帯住宅に住
んでみるべきだ、と。二世帯住宅を希望する人は多いのですが、途中
で放棄してしまう人も多い。でも、一度建て替えた自宅は簡単に取り
壊せないため、仕方なく二世帯住宅を賃貸物件として出すそうなので
す。だから、そういう賃貸物件で、二世帯住宅を経験した方が失敗が
無い、というんですね。
 確かに、と頷ける話だと思いました。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 みなさま、申し訳ありません。遂に年が改まってしまいました。必ず最後ま
で執筆しますので、待っていてください。
 とは申しましても、年末に集中放送がありましたので、本放送を見損なった
人も、結構ご覧になったかもしれませんね。なにはとまれ、頑張るのみ!(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
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