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タイトル:Daily Drama Express 2006/12/09 たったひとつの恋 (9)  2007/01/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/09 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル たったひとつの恋
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 神崎弘人(亀梨和也)
 月丘菜緒(綾瀬はるか)
 草野甲 (田中聖)
 大沢亜裕太(平岡祐太)
 本宮裕子(戸田恵梨香)
脚  本 北川悦吏子
主題歌  「」

あらすじ  大沢亜裕太(平岡祐太)に抱きしめられて驚く月丘菜緒(綾瀬は
るか)。
 我に返った亜裕太は、好きなように使っていいからと家の鍵を渡し
て、飛び出して行った。

 朝になり、菜緒の携帯が鳴る。相手は亜裕太だった。
 「俺から、神崎弘人(亀梨和也)に連絡つけたから。3時半に横浜
港に行って」

 弘人は出かける準備をする。
 そこへ、弟:廉(齋藤隆成)が起きてきた。
 弘人は廉に「母ちゃんのこと好きか?」と問いかける。
 廉は「お母ちゃん好きだよ。だっておかあちゃん、今はあんなんだ
けど、本当は綺麗だし、優しいし。自慢の母ちゃんだよ」と答える。
 「そっか…そうだな。」と弘人は廉を抱きしめる。

 横浜港
 菜緒が立っていた。
 弘人は首からぶら下げている父親の形見の指輪に触れ…菜緒のもと
へ走っていく。
 「家。。。出てきた。出てきたの」という菜緒。
 何も言い返さない弘人。

 二人で遊覧船に乗る。
 弘人は「何考えてんの?」と菜緒に問いかける。
 「家…捨ててきた。わたしは、あなたが大事よ。何よりも、誰より
も。何に代えても、すべてを捨てても弘人が必要なの。わたしにとっ
て弘人が一番大事よ」
 「どうするつもり?」
 「一緒にいるわ。一緒にいたい。ずっと…」
 「じゃあこのまま、どっかに二人で行くってこと?」
 「うん…」
 「三日後考えてみ?例えば地方へ行くとするじゃん。小さいアパー
トに二人で一緒に暮らすとするじゃん。でも三日後、窓の外を見なが
ら(菜緒は)きっと泣くよ。お母さんのことを思って泣くよ。お兄さ
んのこと、お父さんのことを思って泣くよ。菜緒は泣くだろ?俺には
さ。そんな菜緒をどうすることも出来ないんだ」
 「大人だね。冷静だね。」
 「大人になれよ。冷静になれよ。」
 「わたしのこと、もう好きじゃないの?」
 「本気で言ってるの?中学生かよ。」
 「だって。不安なのよ!わたしはあなたみたいにいっぱい恋してな
い!今一緒にいたいの!今一緒にいなきゃダメになっちゃう!」
 「信じろよ!」
 「私のために、何かを捨ててよ!あなたの大切なもの。ひとつ捨て
るぐらい私にしてよ!!」
 弘人は、その言葉を聞いて、悲しそうな目をする。
 「オレは、捨てれない。弟も、母親も、捨てられない。親父亡くし
てさ、オレまで居なくなるわけにはいかないんだ。」

 その時、菜緒の携帯に母:みつこ(田中好子)から着信が。
 みつこは、菜緒の身体のことを心配し、元気だと知り安心する。
 みつこは、あまりにも分らずやの父親:雅彦(財津和夫)と喧嘩し
て、外から電話を掛けてきたのだ。
 「菜緒、帰ってらっしゃいね。お母さん、待ってるわ」と言って電
話を切った。

 弘人は、菜緒に「俺達はさ。それぞれの場所へ帰るんだよ。」とい
った。
 「それって。サヨナラするってこと…?だよね」
 「あぁ。。。」

 弘人の決断に、菜緒は従い、泣き続けた。

 夜になり、遠くに見える横浜の街の灯り美しい中、
 海を見つめ「くじら…見に行きたかったなぁ。一緒に。いないかな
ぁ〜。いるわけないか。」と菜緒は言い、笑みを浮かべる。
 そんな菜緒の姿をみた弘人は、微笑みながら「なんか。可愛いなあ
ぁ〜って思ってさ。」という。
 「もういいよ。言わなくて。そんなこと。もう言わなくていいよ。」
 再び、菜緒の瞳から涙が溢れる。
 「言いてえよ。一生分言いてえよ!」
 「馬鹿ぁ。。。」
 「泣くなよ…切なくなるじゃんかよ…こっちだって泣きてぇんだ
ぞ…」
 弘人の瞳からも涙が溢れてくる。

 その時、船内にあと15分で到着するとのアナウンスが。
 「あと15分。手つないでてもいい?」とお願いする菜緒に「いい
よ。」と答え菜緒手を優しく握る弘人。
 「ね。一つだけお願い事をしてもいい? 菜緒さ、骨髄移植して
5年で大丈夫なんだよな。今ちょうど3年目だったっけ。菜緒がちゃ
んと元気で生きてるかどうか心配だから、3年だけ…クリスマスイブ
とかに、あのベランダから、オレにあのオレンジのイガイガを振って
くれないかな」
 「振ったら振り替えしてくれる?」
 「うん」
 「分った。。。 私、弘人の手好き。あたたかくて、いつも握り締
めてほしい時はギュッとしてくれて、それがすごい好きだった。」

 ”僕たちは、長い長い残りの人生の、その中の15分間だけ、手を
繋ぐ。こうして、二人の二十歳の恋は終わったんだ。。。今も鮮やか
に蘇る…恋。あの船の上で、本当は僕はこう言えば良かったんだ。
「時間をかけて整えようよ。お互いの立場を」菜緒だって大学を卒業
して。僕だって、工場を軌道に乗せて、そうしたら僕たちを取り巻く
状況も変わってくるかもしれないのに。だけど、あの時、あの船の上
で、あの強い瞳の前で僕は黙った。君の瞳は僕に時間の猶予なんて許
さなかった。もう、ここで答えてもらえないと、この気持ちは死んじ
ゃうという勢いだった”

 菜緒と別れたことを亜裕太と草野甲 (田中聖)に告げると、亜裕
太は弘人に熱くつかかってきた。
 二人は3年ぶりに殴り合いの喧嘩をする。
 弘人は、亜裕太が菜緒を想っていた気持ちに初めて気づいた。
 ”亜裕太が菜緒を好きだった気持ちに、全く気づいていなくて、こ
う言っちゃなんだけど…笑った。俺らの喧嘩は子供のころから3日と
もたない。あの喧嘩も今となっては良い思い出だ”

 弘人は借金で回らなくなった工場を手放すことにした。
 ”父親の残した工場を守ることが自分の務めだと思っていたが、一
番に守らなければいけないのは、弟と母親だ。母親は水商売を辞め、
廉の体調も安定し中学への進学も決めた。
 あのオレンジのイガイガは、クリスマスイブに2年ほど光った。俺
ももちろん懐中電灯を振った。横浜中を照らす勢いで。3年目。。オ
レンジは光らなかった。僕は光を見つけることが出来なかった。真っ
暗だった。僕の心も真っ暗になった。僕は彼女がて死んだとは思えず、
僕を忘れたんだと思った。何故か…何の迷いもなく。そう確信した。
死んだのは彼女ではなく、彼女の心の中の僕だ。「君を連れて逃げる」
なんてことも出来たのかもしれない。でも、出来なかった。所詮二十
歳だった。僕たちは優しすぎて、幼すぎて、どうしようもなく二十歳
だった。
 こうして僕も、二十歳の頃の恋は終わっていった。『あの頃、僕は、
君をちゃんと愛せてたかな。。。』”

 3年後、甲の結婚式。
 スーツに革ジャン姿で少し大人びた弘人。そこへ、スーツにコート
の亜裕太がやってきた。
 甲は裕子と別れ、別の女性と結婚をした。結婚式の後、久しぶりに
3人でビールを交わす。
 亜裕太から、本宮裕子(戸田恵梨香)が神戸からお祝いにやってく
ると聞いた甲は驚く。甲と裕子は、弘人達が別れてから自然消滅とな
り、大学を卒業した裕子は神戸へ戻ったが、お互い連絡を取り合う良
い仲になっていたのだ。

 弘人はタバコを買いに外へ出て行き、海を見つめながらタバコに火
をつけた。
 ふと、赤レンガ倉庫の方へ目をやると、菜緒の姿が目に入った。そ
して菜緒の横には別の男性:斉藤(池内博之)が。
 弘人の目線に気づいた菜緒。「弘人・・・」

 一方、甲と亜裕太の前に大きな花束を持った裕子がやってきた。
 甲は、一気に緊張する。「(気持ちが)はるか昔に戻った」

 斉藤も弘人に気づき、気を利かせ先に行く。
 菜緒は、弘人のもとへゆっくりと歩きだす。
 吸っていたタバコを慌てて消す弘人。
 「ビックリした…」と菜緒。
 「結婚式…だったんだ。甲の。今、裕子ちゃんも来るって。そこの
レストランで、みんなでさ。」
 「あっ。あたしはちょっと。」
 「・・・だよな。」
 「明日。裕子には会うの。」
 菜緒の左手の薬指には、ダイヤの指輪が光っていた。菜緒は慌てて
左手を隠す、その時、結婚式場のパンフレットを落としてしまう。
 弘人は「結婚するの?」と聞く。
 「うん・・・まだ分んないけど。今。。色々見てる。」と菜緒は答
えた。
 その答えに、動揺を隠せない弘人は「あっオレ、亜裕太たち待って
るからさ。行くわ。みんなによろしく言っておくね。」と言い、その
場を逃げるように去っていった。
 ”俺は今、世界一かっこ悪いぞ…”

 その夜。
 弘人は、菜緒へのショックを忘れたく、とにかくお酒を飲み続けた。
 ”正体なく飲んで、頭が痛くて、吐いた。神様、いくつになったら
人は大人になれるんだ。教えてくれ。いくつになったら、俺は何かに
傷ついたり、へこんだり、あがいたりしなくなるんだ”

 翌日、裕子と会った菜緒は、「もう、会うこともないと思ったのに
なぁ。」と呟いた。
 結婚を決めた菜緒だったが、弘人のことが気になり裕子に尋ねる。
 裕子は、弘人は工場をたたみ磯子へ引越して大きな造船所に再就職、
母親が水商売を辞めて、デパ地下のお惣菜売り場で働いていること、
廉が元気になって中学で野球をやっていることを話した。
 それを聞いた菜緒は、まるで自分のことのように喜んだ。
 裕子は、菜緒が5年の再発期間も過ぎて今は元気だと弘人に伝えた
ことも告げた。
 少し迷ってから裕子は「ね。弘人君荒れてたよ。菜緒が結婚するか
もしれないって聞いて」といった。
 「もう…そんな。仕方ないよ」と菜緒は答えた

 高校で英語教師として勤める菜緒。
 結婚を控え、斉藤の両親が田舎から出てきた。
 菜緒の携帯に斉藤から「本当に食事会に出席してもらえるんでしょ
うか」と他人行儀に連絡が入る。
 そんな不器用な斉藤に「おかしいよ。わたし達付き合ってもうずい
ぶん経つのに、他人行儀」と笑って答える菜緒。

 斉藤からの電話を切った菜緒は、押入れの奥深くに仕舞い込んでい
た箱の中から、あのオレンジのイガイガを取り出し、あの頃のように
ベランダに出て、弘人が住んでいた工場の方へ向かって振ってみた。
 すると、誰もいないはずの工場から、懐中電灯の光が見えた。
 菜緒は、慌てて部屋を飛び出し工場へと走る。
 工場へと辿り着いた奈緒は、弘人の姿を探すが何処にもいない。あ
の頃と何も変わらないヒロトが住んでいた部屋に上がり、懐かしんで
いると、どこからか音がする。慌てて階段を下りていく菜緒。
 再び、弘人を探す菜緒。すると、懐中電灯の灯りと共に、弘人の姿
が。突然、目の前に奈緒現れて驚く弘人。
 「何してんの?!」
 「そっちこそ。なんでいるの?」
 「機械が売れたから。整備してた。」

 二人は距離を縮めることなく、お互いを見つめ合った。


寸  評  1時間で展開がはやすぎです。
 二人は別れる選択をしました。とても切なく、胸がキュンとする光
景でした。
 そして、あっという間に3年。
 甲と裕子も別れていて、突然、甲の結婚式。
 そして、菜緒は他の人との婚約。
 急いで話を進めたように感じ、荒々しさを感じました。

 ただ、菜緒の結婚話を聞いた弘人の荒れ方が本当に切なくて見てい
て泣けてきました。
 なのに…菜緒の優柔不断な態度。
 結婚を決めたのに弘人が気になり・・・
 菜緒の行動は恋愛ドラマありがちなストーリーですが、やっぱり嫌
ですね。

執 筆 者 西脇()

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2. 編集後記
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 年末年始は再放送や総集編がとても多いですよね。
 中でも私が一番嬉しかったのは「ちゅらさん 総集編」
 前回の総集編で放送した内容と同じだったのですが、ビデオテープで保存し
ていてノビノビになってしまっていたんです。音楽なんて、びよ〜〜〜んとノ
ビ〜てしまい最悪な状態でした。
 今回、DVDに録画出来、これで永久保存版です。
 できれば…ちゅらさん2も総集編に入れて欲しかったです。

 さて。「ちゅらさん4」すごく楽しみ♪
 ただ、予告を見る限り、弟の恵達は出ないような気が。。。
 スケジュールが合わないのかもしれないけど、こんなイイ作品に出ないなん
て。
 それに、妻であり恵里の親友の祥子ちゃんがかわいそう。(西脇)

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発行元:ドラマ研究会
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