メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2006/12/02 たったひとつの恋 (8)  2007/01/11


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/02 (Sat) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 土曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル たったひとつの恋
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 神崎弘人(亀梨和也)
 月丘菜緒(綾瀬はるか)
 草野甲 (田中聖)
 大沢亜裕太(平岡祐太)
 本宮裕子(戸田恵梨香)
脚  本 北川悦吏子
主題歌  「」

あらすじ  丘公園で神崎弘人(亀梨和也)は月丘菜緒(綾瀬はるか)を抱き
しめる。
 「ちょっと、こうしてていい? もうちょっと。ここで、こうして
てもいい?」

 翌朝。
 弘人工場の船から、毛布を羽織り出てくる菜緒。
 買出しから戻った弘人に幸せそうに微笑みかける。

 菜緒は指輪を弘人にねだる。
 「ね、こういう時ってさ、なんか、チュッとか、したりするんでし
ょ? してみて。ハイ!いいよ。」という菜緒に、弘人はキスをしよ
うとするが、どうしても笑ってしまう。
 「もう、いい加減にしてよ!」と菜緒が弘人を突き飛ばす。
 「大丈夫?」
 「だい…じょうぶ。」
 笑い合う二人。

 菜緒が病院に戻る時間。工場の前で菜緒は「じゃあね。もう行くね。
」という。その言葉は既に5回目。
 弘人は菜緒を引き寄せて抱きしめる。「じゃあね。またね。また、
すぐね。」という弘人。
 菜緒は「…うん。」と小さく頷く。

 病院に戻った菜緒。
 待っていた母:みつこ(田中好子)は眠っていた。

 弘人は、仕事中も口笛を吹くほど上機嫌。
 そして、丁度いい大きさのナットを見つけ、微笑を浮かべる。

 月丘家。
 夕食の準備を手伝う菜緒は父:雅彦(財津和夫)に呼ばれ、菜緒に
運転手兼ボディーガードをつけ、今後の移動は全て車になることを告
げられる。
 雅彦は「お前が襲われそうになっただなんて、お父さんは知らなか
った。神崎弘人と、もう、会うな。」と言い、菜緒はみつことの約束
を守るため「はい。」と答えた。

 一方、神崎家。
 弘人の弟;廉(齋藤隆成)が、作りかけのクジラのランプを弘人に
見せる。
 その時、弘人はナットで何かを作っていた。

 翌日の学校帰り。
 菜緒と本宮裕子(戸田恵梨香)が楽しく話をしながら帰ろうとする
と、目の前には菜緒の運転手が待っていた。
 菜緒は、裕子も一緒に車に乗せていいかと運転手に聞く。
 「はい。裕子さんなら大丈夫です。」
 二人は大沢亜裕太(平岡祐太)のバイトするハーバー・カフェへ行
くことにする。

 「なんか・・・大変そうだね。」と亜裕太がいうと「ちょっとね。
不良娘だから仕方ない。」と菜緒は答える。
 その時、裕子の携帯が鳴った。相手は草野甲(田中聖)。二人は会
う約束をしていたのだ。そのことを黙って菜緒に付き合ってくれてい
ることに気づいた菜緒は、「裕子、悪いことしちゃったな。」とつぶ
やく。
 亜裕太は「菜緒ちゃん、人のことはいいからさ、自分のことだよ。
どうするつもりなの?」と菜緒に聞く。
 「弘人にね。弘人に伝えて欲しいの。暫く連絡できないけど、必ず、
必ず説得するからって。」
 「わかった。伝えておくよ。でも頑張るな。そんなに頑張って大丈
夫なの?」
 「亜裕太君。みんなに内緒にしてくれる? 弘人のお母さん、うち
のお父さんにお金借りに来たの。私たちの写真持って強請りにきた
の。」
 「そう…」
 「弘人は知らないから、弘人には…」
 「言わないよ。」
 涙ぐむ菜緒に亜裕太はハンカチを取り出し「お嬢さんなのに強いな、
菜緒ちゃんは。応援するからさ。最後まで。」という。

 弘人の工場に、甲、亜裕太、裕子が訪ねてきた。
 3人で訪ねてきたということは、良い話ではないと弘人は気づく。
 亜裕太「(菜緒ちゃん)親に反対されているんだって。暫く待って
くれって。親説得するからって。」
 裕子「菜緒、襲われそうになったんでしょう?それお父さんが知っ
ちゃったみたいで。これ菜緒の新しい(携帯)番号。一応。」
 弘人「いい。それ知ったら、かけたくなるからさ。菜緒が決めたこ
となら俺待つからさ。」

 月丘家。
 みつこは、雅彦の厳しさに反対している。
 しかし、雅彦も兄:達也(要 潤)も「ここは厳しくビシっと言っ
ておかないと、菜緒のためにならない」という。

 菜緒はマンションからオレンジのイガイガを振った。
 弘人は気づき、懐中電灯を探す。
 廉は「知ってるよ。あの光は菜緒お姉ちゃんとお兄ちゃんのクジラ
の声なんだよね。クジラって、クジラ同士で200キロ離れたところか
らでも話が出来るんでしょう?クジラだけに届く声があるんだよね。
菜緒お姉ちゃんとお兄ちゃん、そうでしょう?」と弘人に言った。

 スタージュエリーの重要な会議中。
 会社のことを考え、寝ずに働く部下:斉藤(池内博之)がいた。

 一方、ハーバー・カフェで、甲は亜裕太に、自分たちに出来ること
はないかと相談する。
 そこへ、裕子がやって来た。裕子は菜緒と買い物に行っていたのだ。
 亜裕太が「菜緒ちゃんと買物だって?」と裕子に聞くと「うん。菜
緒が会うの許されてるの、三人しかいないの。みんな女友達。私、そ
のうちの一人だからさ、出番多いの。」と裕子は答えた。

 甲と裕子はデート中、甲は「なんか、あの二人が幸せじゃないと俺
らも心の中、パっと晴れない…」という。
 「でも好きだよ。甲君は?もう、そんなでもない?」
 「いやいやいや。あの…裕子ちゃん、日々…可愛いよ。日々、好き
です…好き。」
 「何それ。」裕子が微笑む。

 スタージュエリーの前をウロウロと歩く弘人の母:亜紀子(余貴美
子)。女性スタッフが声をかけると、その場を去る。
 そのことを女性スタッフが雅彦に報告すると「今度着たら、私を呼
びなさい。」と指示する。

 弘人は、ナットの加工をしている。ナットには、HとNのイニシャ
ルが彫られていた。
 そこへ、雅彦から電話が入る。
 「少し話がしたいんですが。会えますか?」

 弘人は雅彦が待っている場所へ急ぐ。
 雅彦は「これでもう、娘とは別れてほしい。」と言い、分厚い封筒
を差し出す。
 弘人が封筒を開けると、中には大金が入っていた。
 「これ、どういうことですか?」
 「そういうことだ。」
 「人をバカにすんのやめて下さい。こんなの受け取れるわけないじ
ゃないですか。もう少し僕のこと…僕達のこと、わかってくれている
のかと思っていました。」
 「甘いことを言っちゃいけない!!…いや、すまなかった。これは
手切れ金なんかじゃないんだ。君のお母さんに頼まれた金だ。君のお
母さんは、私に無心をしにきた。知らなかったかね?それだけじゃな
い。そうだ。これは君からちゃんとお母さんに伝えてもらおう。写真
のデータは、破棄して下さい。」
 「写真?」
 「君とうちの娘の写真だ。君のお母さんは、私の娘と君を売ろうと
したんだ。頼む。もう、うちには関わらないでくれ。」
 雅彦は頭を下げる。
 弘人は何も言えなくなってしまった。

 呆然と町を歩く弘人。
 家に帰り、弘人は酒を飲みまくった。
 そこへ、亜紀子が帰ってきた。
 「母ちゃん。菜緒の親父のとこにさ、金借りに行った?」
 返事に困る亜紀子。
 「もう終わりだよ。・・・もう終わりだよ。」と弘人は出て行った。

 船の上。
 弘人は、菜緒のためにナットで作った指輪を海に捨ててしまう。

 その頃、雅彦は弘人が受け取れなかった封筒を前に弘人と話した時
のことを思い出していた。
 あの時弘人は雅彦にこう言った。
 「これは、受け取れません。母のことは、謝ります。本当に、すみ
ませんでした。二度とこんなことはさせません。」
 「娘とは、別れてくれるね?」
 弘人は、無言のまま頭をさげ続けた。

 レストランで父を待つ菜緒。
 そこにやって来たのは、父の部下の斉藤。

 月丘家では、「え!?お見合い!?」みつこが驚く。雅彦は斉藤を
いい青年だと思い、菜緒に会わせたのだ。
 みつこは「あなた何考えているの?菜緒今そんな気持ちじゃないで
しょう?何でそんなことを、軽はずみに。」と雅彦に言う。

 その頃、レストランでは、斉藤が菜緒に弁解をしている。
 「あの、何か社長急に仕事のことで、用事が出来たみたいで。」
 あまり食欲のない菜緒。
 斉藤は「じゃ、これもいただいちゃおうかな。」とむせ返りながら、
汗を拭きながら菜緒の分まで食べる。
 斉藤は別れ際に、「僕は、もう1度会いたいと思っています」とい
う。
 意味が解らない菜緒に「お父様から・・社長からは、何も聞いてい
らっしゃらないんですね。」と斉藤はいう。

 神崎家では、廉が菜緒のためにつくったクジラのランプをつけてみ
せた。
 「良かったね。間に合ったね、イヴに。」
 「なぁ廉。菜緒お姉ちゃんもしかしたら、イヴに来れないかも。」
 「え?どうして!?」
 「うん。なんかいろいろ、忙しいかもしれないじゃん。」

 家に戻った菜緒は雅彦に「どういうこと?」と聞く。
 「どういうことって、そう固く考えなくていいんだ。ちょっとぶき
っちょだけど、いい青年だろ?」
 「お父さん、何考えているの!?」
 「お前の結婚だ。現実的なお前の結婚だ。」
 「結婚!?結婚なんかするわけないじゃない!」
 「あの弘人って子と結婚するつもりか?冗談じゃない。お前にそん
な潰れそうな工場の嫁が務まるのか?あんな母親とやっていけんのか?
息子自身が驚くようなことをする母親だ。息子自身に呆れられるよう
な母親だぞ。」
 「お父さん。弘人に会ったのね!?お母さんのこと言ったのね!弘
人のお母さんが、お金借りに来たこと言ったのね!」
 「お前と息子の写真で、揺すったこともな。」
 「何でそんな酷いことするの!」
 「本当のことだ!」
 「傷つくわ。弘人が傷つくわ」
 「何が傷つくだ。自分の母親がしたことだ。知って当然だ。」
 「酷い。私、おとなしくしてたじゃない!!許してもらおうと思っ
て、毎日、毎日」
 「お前、そんなこと思ってたのか。許すなんて、冗談じゃない!い
い加減わかるんだ!!お前の為なんだ!!明日からもう外へは出さ
ん!!」
 「酷いわ。子供じゃないのよ。もう二十歳よ!!…出て行くわ。」
 「出て行きたいなら出ていきなさい。」
 「わかったわ。」
 菜緒が部屋へ駆け上がる。

 みつこは菜緒の部屋に行く。
 「菜緒。待って、菜緒。行かないで!お父さんの言うことを聞いて。
お母さん、あなたに幸せでいてほしいの。あの日、約束したわよね、
お母さんと。お母さん、あなたに、一日だけあげたわ。」
 「だから!帰ってきたじゃない!!」
 「今、出ていこうとしているでしょう?お母さんを、裏切るの?小
さい時から、あんなに病気で大変な思いをして…もう苦労させたくな
いわ。」
 「私の人生は、私のものだわ。私の病気も私のものだし。」
 「酷いことを言うのね・・。何があなたをそこまでさせたの?あの
男の子に恋をしたこと?だとしたら・・・恋って怖いわね。」
 菜緒は母の手を振り解き、部屋を飛び出していく。
 廊下には達也がいた。
 「今度は、お兄ちゃんなの?」
 「ほんとに行くのか?お母さんの涙捨てていくのか?そうなのか?」
 「そうよ!」
 菜緒は飛び出していった。

 外に飛び出した菜緒は弘人に電話をする。

 弘人が電話に出る。
 「はい、もしもし。・・・もしもし?」
 「あ・・ヒロ君・・・。」
 電話の相手は菜緒ではなく、従業員の棚田だった。
 「最後に、ちゃんと謝っておこうと思って」と電話口でいう棚田。
 「すまなかったな。ヒロ君。ごめんな。おかみさんにも謝っておい
て。」といわれ電話を切られた弘人は工場を飛び出していった。

 弘人が工場を出た後、菜緒は弘人の家を訪ねていった。
 廉から弘人はいないと聞くと、菜緒は弘人の家をあとにした。

 菜緒は、裕子の家にきていた。
 「もう家には帰らない。」
 「駆け落ちとか、考えてる?」
 「私は家を捨てる。」
 「弘人君にも、家を捨てさせるつもり?」
 「何?その言い方!」
 「だって、そういう方向に行くしかないようなことしてるから。」
 「じゃあ、どうすればいいの!?教えてよ!!・・・ごめん。」
 「こんなこと私が言うのも何だけど、やっぱり無理なんじゃないの
かな。もう諦めた方がいいんじゃないのかな。」
 「裕子まで、そんなこと言うの?」
 「だって、私たち、まだ二十歳だよ。誰かまた違う人好きになるか
もしれないし。」
 「そんな風に思うんだったら、最初から付き合ってないよ!」
 「ごめん。そうだった。菜緒、そういう人だった。外冷えたでしょ?
お風呂入れてくるね。」
 風呂を入れに行った裕子が戻ると、菜緒の姿はなかった。

 「どうしよう…」
 当てもなく街を歩く菜緒。

 その頃、弘人は箱根の旅館にたどり着き、棚田の部屋へと向う。
 棚田の泊まる部屋の戸を開けると、棚田は、遺書を書き薬を飲もう
としていた。
 号泣する棚田の肩を弘人は抱きしめ、「棚田さん。一緒に帰ろう」
といった。

 行くところがなくなった菜緒は亜裕太の部屋を訪ねた。
 「大丈夫?」亜裕太が聞く。
 「優しいね。亜裕太君、優しいね。私もう、ほんとうはどうしたら
いいかわかんなくて。突然、ごめん…。」
 「だから、俺は年中無休だから、平気だよ。」
 亜裕太が首にかけていたタオルで菜緒の涙を拭くと菜緒は亜裕太に
微笑みを返す。
 亜裕太は菜緒を抱きしめる。
 「亜裕太・・・君?」

 棚田をつれて高速バスに乗る弘人。
 弘人は窓の外を見つめていた。


寸  評  弘人と菜緒の最大の障害、月丘家がかかわってきました。
 娘の幸せを願う親としては、経済的にもシッカリとした青年と付き
合うことを願うのだと思いますが、弘人を無理やり別れさせた直後に、
他の男性に会わせるのはどうなんでしょう。
 父親らしいと言いますか、わかっていないと言いますか…。

 とうとうというか…亜裕太は菜緒を抱きしめてしまいました。
 友達想いの亜裕太なので、弘人を裏切ることはしないと思いますが、
こちらも切ないです。
 なんだか、亜裕太君を応援してしまう。。。

執 筆 者 西脇()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 今年の冬は本当に暖かいですよね。
 TVで北極の雪が溶けて、白クマさん達が薄くなってしまった氷から冷たい
海に落ちてしまう映像をみました。
 暖冬は嬉しいと思ってしまう人達もいるかもしれませんが、本当に地球の危
機!
 みなさんは温暖化防止のために何かしていますか?
 私はぜんぜんダメダメかもしれないです。(西脇)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。