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タイトル:Daily Drama Express 2006/10/11 14才の母 (1)  2007/01/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/10 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第一話 中学生の妊娠…ごめんね、お母さん

 放送部でお昼の放送のDJをつとめる一ノ瀬未希(志田未来)。も
うすぐ夏休みという時期の、天気のいい日だった。

 空を見ている間に未希は、突然午後フケることにし、学校を抜け出
す。

 担任の遠野香子(山口紗弥加)は校庭の外れのベンチに座り、こっ
そりたばこを吸おうとしていた。
 そこに未希が転がり落ちてくる。

 起き上がった未希は、遠野に気づかず、門を乗り越える。
 その時、遠野に声をかけられ、向こう側に落ちる未希。
 そして走り出す。「できた!」と大声で叫びながら。


 母・一ノ瀬加奈子(田中美佐子)はファミレスでバイトしている。
 学校から携帯に着信。


 未希は川原まで走ってくると、川原に座る。
 そこには桐野智志(三浦春馬)が座っている。智志はさぼったので
はなく、期末テスト中。

 智志がボソッと、「助かるといいな」と言う。目の先には、黒い子
犬が橋の欄干の外側に座っていた。

 未希は走っていって、橋の欄干の隙間から手を差し出すが、届かな
い。

 未希は、欄干の外側を伝って子犬にアプローチ。でも、子犬は近づ
いてこない。

 未希は足を滑らせてしまう。やっと両手で橋の端に捕まっている。


 父・一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)はマンションの営業をしていて、今、
商談の最中。
 その時、加奈子から電話。未希が学校を抜け出したという。
 忠彦は、そんなことぐらいで電話するなと切る。


 智志は、必死に助けようとする。


 −− 未来の希望と書いて、未希。平凡な人生でもいい。未来に希
望を持って生きて欲しいと願ってつけた。
    お母さんは思ってもいなかったの。未希に平凡とはほど遠い
人生がくるなんて。あの嵐のような日々は、もうすぐそこまで迫って
いた。14才と2ヶ月の未希に。


 加奈子は帰宅して未希を捜すが、未希はいない。


 智志は未希の手を握るが、子犬にほえられ、川へ落ちる。

 でも、川は浅くて、二人は助かる。笑い会う二人。


 翌朝、加奈子は未希に子犬を助けた話をいる。子犬は三井マコト
(河本準一)おじさんに預けて来たと言う。
 一緒にいた友達のことを聞かれ、とまどいながら塾の友達。女子と
未来。

 加奈子は、成績が超低空飛行なんだからちゃんと先生に謝らないと、
大学に入れないという。
 小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水一輝)は、いい大学へ入って、い
い会社へ就職し、いい人と結婚しないと.....と調子に乗る。

 忠彦が、二日酔いの頭を抱えて起きてくる。
 「そんなに飲まなきゃ、いいじゃない」と未希。
 忠彦は、自分がこうしてがんばっているから、家族四人、将来の心
配をせず生きていけるのだろう、と言う。

 未希は、父も母も将来のことばっか。明日死ぬかもしれないじゃな
いと混ぜっ返すと、健太と一緒に登校する。


 加奈子は忠彦に、未希は危なっかしいところがあって心配、と言う。


 智志の家。リビングには、空いたビールの缶などが置かれ、乱雑。

 スーツを着た母・桐野静香(室井滋)は、登校しようとする智志に、
先日の模試の結果がよかったからと、数万円渡す。そしてこれは甘や
かしているから渡すのではない。お金の使い道を若いときから考えて
欲しい。
 お金の使い道は二つだけ。生きたお金か、死に金か、という。

 そこに秘書が来て、静香に今日は早く出てもらわないと、とせかし、
静香も家を出る。


 智志がお札を通学途中の橋の上から捨てようとすると、突然、「オ
ーイ、少年!」と声が聞こえる。
 通りがかりのバスから、未希が手を振っている。


 職員室で未希が担任の遠野に、昨日のことをわびる。
 遠野は、なんだっけ?と言う。授業は教えるし、校風に合わないこ
とをしていたら注意する。でも、学校の外で何をしているかは、自分
には関係ない、と言う。
 そしてちょうどよかった。未希に頼む、と柳沢真由那(谷村美月)
という女生徒を紹介する。真由那は病気で一年休学していて、今日か
ら復学するのだ。

 未希は真由那に、すぐ授業には追いつけるから。どこまで進んでい
るか、教えてあげると明るく声をかける。

 クラスで遠野が真由那を紹介し、未希の隣の席に座るように言う。
 未希の友人は未希に、真由那の休学の本当の理由は出産したことと
教える。
 驚く未希に、そんな噂、みんな知ってるよ、とその友人。

 真由那は席に着くときに未希に、「あんたみたいなの、一番嫌い。
がんばればなんでもできるって顔して」と言う。


 加奈子は同僚に、娘が聖鈴女学院に通っているという。同僚は大学
までエスカレーター式でいいな。でも、背伸びして入れると、母親が
パートに出なければならなくて大変ね、と言われる。
 加奈子は、この仕事隙だから、苦にならないという。

 また店に週刊誌の記者・波多野卓(北村一輝)が来て、注文を取り
に来た加奈子に、「コーヒー」と頼む。
 そして昨日の加奈子の携帯への電話は、いい知らせだったんだと言
う。顔が明るいから、と。
 母親がうれしい時って?と波多野が問いかける。夫の出世か?子供
がいい成績を取ったときか?それとも不倫?と手に持っていた『週刊
トップ』の記事を見せる。
 そこには『主婦の不倫50%』という見出しが踊っている。

 加奈子は、そういう記事はインチキですから!と不機嫌になる。


 未希が帰宅すると、加奈子からの書き置き。今日は遅番なので、お
やつを食べたら塾へ行きなさいと書いてある。

 未希はおやつを食べると外へ出る。


 マコトの店で、子犬をどうするのかと聞く。マコトは犬は嫌いと言
う。
 でも、マコトの妻・三井ひな子(金子さやか)に、飼うよ、と言わ
れる。
 マコトが、姉・加奈子に怒られると渋ると、ひな子は、そんな年に
なって、お姉さんが怖いのと言う。

 店(ギターショップ『HINA』)に、智志もやってくる。
 マコトは子犬に、『ジミ』という名をつける。『ジミー』ではない。
ギターの神様『ジミ』だ。

 二人は外を歩く。未希は、塾へ行ったから智志と知り合えたという。

 智志は五万円あったらどうするか聞く。
 未希は、自分の小遣いなんて3000円しかないのに.....と驚く。
 智志は、気まぐれでくれるだけだし、欲しいといったらもっとくれ
るという。


 二人はゲーセンへ行く。プリクラを撮り、それから智志は万札を
次々とコインに換えると、ゲームに投入する。

 女性一人と男性3.4人のグループが二人の後ろに立ち、「結婚お
めでとう」というと、勝手にウェディングマーチを歌う。そして二人
が立ち上がると、「結婚式の費用」と言って、手を出す。

 隙を見て智志は未希の手を引いて逃げる。


 家では加奈子が、未希の帰りが遅いのを心配していた。20時
15分。


 やがて二人は公園の隅に追い詰められる。不良たちは「高い新婚旅
行についたな」と迫ってくる。

 智志がまた、隙を突いて逃げようとしても、今度は捕まってしまう。
 未希も女性に反撃しようとするが、反対に腰を蹴られ、倒れる。
 智志が女性に体当たりし、女性のサングラスを飛ぶ。

 その後智志が男性にも体当たりしていくが、ボコボコにやられてし
まう。
 未希が「誰か助けて!」と叫ぶ。
 だんだん人が集まってきて、不良たちは逃げていく。

 二人は小高くなったところに建っている小屋へはいる。未希は智志
の殴られた痕を濡れたハンカチで冷やす。
 智志は、そのまま死んでもいいと思った。自殺とか言うのではない
けど、と言い出す。

 未希は怖い顔で、死ぬなんて考えちゃダメ!!と言う。

 それから二人並んで寝転がる。天井の破れ目から、明るい月が見え
る。

 二人は体を起こし、未希は智志の頭を「よしよし」したいと言う。
なぜかわからないけど、と。
 でも、智志が未希の体に手を回そうとすると、未希は驚いて飛び去
る。未希は、なんだかわからないけど、と言う。
 智志も何で手を回したくなったか、わからないと言う。

 その後立ち上がった二人は両手をつなぐ。やがて智志が未希の体を
抱きしめ、未希も智志の背中に手を回す。


 すでに時刻は22時5分。健太に聞いても、未希がどうしたか知ら
ないという。

 やがて未希が帰ってくる。加奈子が塾が伸びたの?と聞くと、頷く。
 遅くなる日は連絡しなさい、迎えに行くからと加奈子が言うと、未
希は大丈夫と言い、自室へ向かう。

 でも、すぐ降りてきて、「お母さんごめん。ありがとう」と言う。


 2ヶ月後。
 朝寝ている未希を、加奈子が冬服の準備ができたからと起こしに来
る。
 未希は頭が痛かったが、登校する。加奈子が見送るのを、恥ずかし
いから辞めて、と言う。


 学校の体育の時間。
 走っているうちに未希は頭痛がひどくなって座り込み、教室で自習
しているよう言われる。

 教室へ戻ると、真由那が制服のままいた。
 未希は保体の教科書を取り出し、妊娠のところを読む。
 真由那がやってきて、自分の噂を信じてるの?みんな清純そうな顔
してるけど、やることやったら、できるんだよ、と言う。

 未希は手帳を持って、トイレの個室へ入る。智志とプリクラを撮っ
た日は7月13日。


 帰宅した未希は、ご飯にも降りていかずに、インターネットで、妊
娠したかのチェックシートに印をつけている。
 判定は、妊娠している可能性が高い、と出る。

 忠彦が部屋にいる未希を呼びに来る。未希はあわててノートパソコ
ンをしめる。
 未希は風邪気味と言う。

 忠彦が額に手をやろうとすると逃げる。
 忠彦が生まれた頃の話をし、未希はみんなに望まれて生まれてきた
のだという。そして今日は次長に昇進したお祝いで、加奈子がごちそ
うを作ってくれた。昇進はたいしたことじゃないけど、加奈子が喜ん
でくれているから、一緒に食べよう、と言う。

 未希は、たいしたこと無いから出て行ってよ!と忠彦を部屋から追
い出す。

 加奈子が心配して声をかける。忠彦は一番未希におめでとうと言っ
て欲しい。そして悩み事があるなら、相談に乗るよ、と言う。


 朝から静香は智志にステーキを食べさせる。肉は活力の元。だから
智志を妊娠したとき、貧乏だったけど肉を食べて、智志が丈夫になる
ように、と願ったという。

 智志の携帯が鳴る。未希からだった。
 静香は食事中には携帯を切るように言うと、変な女に捕まらないよ
う言う。お父さんを見返したいでしょ、そのためには勉強して、いい
大学へ入らなければ、と言う。

 智志が家を出ると、未希が待っている。家を早く出たから、と。そ
して駅まで一緒にあることというと、智志が謝る。あれ以来、謝って
ばかりいる智志。

 並んで歩きながら、未希は智志に、子供は好きか問う。
 智志はうるさいから嫌いと答える。
 何歳で結婚したいか?と問う未希。
 智志は、何かの心理テスト?と聞き返す。
 未希は個人的に男子がどう考えているか知りたかっただけ、とはぐ
らかす。

 智志は、結婚はしたくないと答える。親を見ていると、結婚に希望
がもてないと言う。


 未希は帰り道、制服のリボンを外して決意すると、大型のドラッグ
ストアに入り、妊娠検査薬を手に取る。でも、お金が足らない。

 そこに店員が着て、焦った未希は手にした薬を制服の上着の中へ隠
し、店を飛び出す。

 そのまま家へ駆け込むと、トイレの中へ飛び込む。

 健太が帰ってきて、漏れそう!とドアをたたいても、トイレの中で
突っ立ったまま、テスターを見つめる未希。

 妊娠検査薬の結果は−−ビンゴ。


 その頃加奈子はレジであのお客・波多野と話していた。
 悩みがありそうだね、と波多野。
 悩みぐらいあるけど、人に話せないのが悩みでしょ、と加奈子。

 でも、問わず語りに、中学生の娘がいるが、何を考えているかわか
らない、と言う。

 波多野がファミレスを出ようとすると、未希が入ろうとした。波多
野がドアを押さえて道を譲ろうとするが、未希は中へは入らず、また
外へ行く。

 波多野が社に電話する。今度の特集は、中学生にする。衣食住、何
一つ不自由ないのに、いつも不満ばかりで、死んだような顔をしてい
る、と。


 未希はマコトの店へ行く。
 あの時の子犬は、ずいぶん大きくなっていた。その犬の背中をなぜ
ながら、未希はさめざめと泣き出す。


寸  評  もっと引っ張るのかと思ったら、いきなり未希の妊娠が判明(ま
だ検査薬段階ですが)してしまいましたねぇ。
 「その」場面はさすが女優が中学生ということもあってか、後の結
果からご想像ください、という感じでしたね。
 でも、よくこういう問題を抱えている人に対して思うのは、どうし
てそういう結果になるかも知れないということを先に考えなかったの
か、ということです。
 それと、加奈子の責任もありますよね。一緒に住んでいる母親で、
娘のそういうことの様子を察知できなかったなんて。
 次のドラマの山場は出産?−−この題名なのだから、中絶はしない
ってことですよね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 配信が遅くなって済みません。執筆の割り振りが狂ってしまいまして、遅く
なりました。これから少しでも放送日との差が少なくなるよう、配信していき
たいと思います。
 東京は、ここ二、三日急激に寒くなり、慌てています。
 夜寝ていて寒いと思ったのですが、冬用の布団がまだ準備していなかったの
で、布団の上に、まだしまっていなかった夏がけを掛けてしのぎました。
 さあ、冬支度をしなければ。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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