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タイトル:Daily Drama Express 2006/09/12 ダンドリ。 (10)  2006/12/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/09/12 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ Stage10「大会直前のケガと涙の別れ」

 2学期が始まった。

 さやか(西原亜希)は図書準備室でチアのユニフォームのデザイン
画を描いている。さやかは高校卒業後デザインスクールに通おうと考
えていた。青を基調とした爽やかなユニフォームを見た要(榮倉奈々)
たちは「こんなの着て踊れたら……」と思わずため息をつく。予算ゼ
ロの要たちにとって18人分のユニフォームを調達することは不可能だ
った。

 要は「いっそのこと、ジャージで踊ろう。あたしたちは形より中身
で勝負するってところを見せようよ」と提案する。双葉(加藤ロー
サ)、まゆ実(森田彩華)、教子(悠城早矢)は「そうだね!」と同
意する。しかし駅前ダンス4人組などは「なんだかなぁ」と不満な様
子を見せる。

 三郎太(増田貴久)は運送屋のバイトを始めていた。ブラジルに戻
った両親が農園の作業が忙しく帰ってこられないためだが、両親は三
郎太には高校を卒業するまで日本に残るように言っていた。三郎太は
それなら生活費を自分で稼ごうと考えたのだった。石橋(國分太一)
は三郎太が心配なので自分の部屋に住まわせることにする。

 要たちのもとへ大会参加の正式な通知が届き、さらには奥村(斎藤
洋介)と校務員田中(坂本あきら)の配慮で練習場が拡張されたとあ
って、要たちの練習にも熱が入ってくる。そんな中かしこ(木南晴夏)
の演技のキレは群を抜いており、メンバーたちからは感嘆の声が上が
る。かしこは昔嫌々バレエを習わされていただけと愚痴っているが、
要はすっかり感動してかしこに弟子入りして技を磨くことにする。

 圭三(美木良介)は翔洋ストアの仕事を終えて街を去ることになっ
た。それを知った奈美世(濱田マリ)は圭三に「また人の気持ち踏み
にじって出てくんだね」と毒づく。奈美世は慶一(小関裕太)がふさ
江(戸田惠子)と要を守ろうと空手を始めたこと、要がチアダンスを
始めたことを教える。そしてこどもたちが何をしているかも知らない
なんてねと冷たく言い放つ。それを聞いた圭三は俯き何も言えなくな
る。

 奈美世はふさ江たちに圭三がもうじき出て行くことを伝える。身勝
手な男とはいうもののこどものそばにいてやれないのは寂しい奴だと
いった言葉が張ヶ谷(石井康太(やるせなす))が出て、沈んだ雰囲
気になる。

 そこへ要が帰ってきて、古座野(六角精児)にさやかのユニフォー
ムのデザインを見せる。せめて胸の「MAYFISH」というロゴだけでも
用意できないかと考えたからだ。古座野は「それくらいならただでや
ってやるよ。プレゼントだ」とできる限りバックアップすることを約
束する。

 圭三はさつき高校のHP上のチアダンスのページを見る。そこには乙
女(ゆってん)のチアダンス日記があり、予算ゼロなのでさつ高ジャ
ージで大会に出ることになったと書かれていた。

 深雪(菅野美穂)から石橋に電話が入る。父親の家元が引退を決意
し、宗家の命日に行われる最福寺の法要で鷺村雪円の名を返還、雪円
の名を封印して誰にも継がせないことにしたという。「もう私にはど
うすることもできません」と沈痛な深雪に対して石橋は自分もその法
要に出席することを告げる。

 翌朝、要はかしこが登校してくるや練習場に引っ張っていきダンス
の特訓をしようとする。ところが練習場では石橋が日本舞踊を踊って
いた。その鬼気迫る演舞に要は圧倒され、かしこは「こりゃもう若様
って感じだね。家を継ぐのかなあ」とつぶやく。要たちが理由を聞く
と、石橋は父親が引退するのでその場で踊りを披露することにしたの
だと言う。この機会を逃すともう父親と踊りに向き合うチャンスがな
いと考えたからだった。

 そんな折、古座野からさつき高校OBの有志から寄付金が寄せられユ
ニフォームを作ることができることになったと伝えられる。思いがけ
ない話に要たちは喜びに沸くが、古座野の口調はどこか歯切れが悪い。
寄付金を出したのは圭三だったからだ。

 要は暇な時間を見つけてはかしこに習ったターンの練習を続ける。
しかし練習の最中足首を捻挫してしまい、病院に運ばれる。捻挫だけ
でなく過労で体調も崩していたからだった。

 その日石橋は金沢へ戻る予定だったが、心配して病院へ駆けつける。

 石橋がなかなか戻ってこないので家元は「あいつは10年前もそうだ
った。肝心なときになるといつもこうなんだ」と苛立つ。マコト(大
倉孝二)は「今のあいつは逃げたりはしません」と説得するが、家元
は耳を貸さない。そこへ石橋から電話で要が倒れたので金沢には戻れ
ないことが伝えられる。

 深雪は肩を落とすがマコトに「お家元と渡さんがどうか元の親子に
戻れるようにしてあげてください。それだけが心残りです」とだけ告
げ、そのまま立ち去ってしまう。

 圭三は街を去る前にふさ江の店にやって来て「迷惑をかけてすまな
かった。こどもたちを立派に育ててくれてありがとう」と深々と頭を
下げる。圭三は2冊の貯金通帳を置いていった。それは要と慶一の名
義だった。今まで圭三がこどもたちのことを片時も忘れてなかったこ
とを知る。ふさ江は要の見舞いに行くと「もしお父さんに会いたかっ
たら遠慮しなくていいのよ」と伝える。

 要は体調が回復するとすぐ練習に復帰する。まだ松葉杖が取れない
状態だが、めげてる様子もなく意欲満々だった。石橋もホッと一安心
する。そこへマコトが家元を連れて練習場に現れた。マコトは「お前
の踊り、お家元にお見せしろよ」と真剣な表情で言う。

 石橋は「連獅子の子獅子の舞」を披露する。険しい表情でそれを見
守っていた家元はつと立ち上がると扇を片手に舞に加わる。踊り終え
ると石橋は手を突き、これまでのことを謝罪する。そして自分はさつ
き高校の教師であり、この仕事に夢と誇りを持てるようになったので
この仕事をやり遂げるつもりだという決意を述べる。家元は「それで
よい」と静かに答え自分の扇を石橋に取らせる。石橋は「お父さ
ん……」と涙に声を詰まらせる。

 こうして石橋父子は和解することができた。だが深雪が鷺村流のた
めに尽力してくれたのに何も返すことができなかったことが家元の心
に陰を落としていた。

 要たちは石橋の踊りを見て、踊りからいろいろなことが伝わってき
たと感嘆する。そこへふさ江たちが完成したユニフォームを届けにや
ってくる。要たちは大喜びしさっそく着替える。その様子に古座野は
「もうだめだ、黙ってられねえ」と圭三が全額出してくれたことを打
ち明ける。

 要はお礼を言わなきゃいけないと思って、三郎太とともに自転車で
圭三を追いかける。奈美世はふさ江も一緒に行くように背中を押す。

 要はさつき川で圭三に追いつく。要はユニフォームのお礼を言い、
大会を見てほしいと伝える。しかし圭三は一からやり直し今度は胸を
張ってふさ江や要、慶一のもとに帰ってくる、そしてそのときは商店
街の人たちにもきちんとお詫びができるようになりたいと言って断る。

 要はその強い決意に言葉を返せない。圭三はさつき魚の伝説を語り
始める。さつき魚は全部が全部川を下って海へ行き、大きくなって戻
ってくるのではないのだと言う。大半は川にとどまり小さい姿のまま
で一生を終える。だが圭三は大きくなって戻ってくるつもりだと話し、
街を去っていく。要は「私もさつき魚みたいになる。元気でね」と圭
三を見送る。

 数日後、要は足のケガの検査結果を聞きに行く。医師からはただの
捻挫でなくじん帯も損傷していると告げられる。当然当分の間ダンス
は禁止と言い渡される。あまりのことに要は大きなショックを受ける。

 大会はもう2週間後に迫っていた。


寸  評  親子関係というのは本当に重いテーマだなぁと再認識しました。
夫婦関係、友人関係、恋人関係、師弟関係など人間関係にはいろいろ
ありますが、いずれも切ろうとすれば切れるものです。しかし親子関
係、さらに言えば家族関係だけは切ることができません。どんなに切
りたくても一生ついてまわります。この問題だけは逃げていては解決
せず、新しくやり直すこともできません。そういう重いテーマをクラ
イマックス近くで扱うだけにどうしてもチアダンスがかすんでしまい
ます。果たしてこのドラマはチアダンスがメインなのか、それとも踊
りを通して家族問題を描くものなのか、ちょっと混乱してしまいます。
当初は原案として県立厚木高校の全米制覇があり、チアにかける青春
物語かと思ったのですが、趣向は全然違ってしまい、少々拍子抜けの
感があります。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 最近資産運用系の勧誘をよく受けます。会社に保険勧誘員が来てお得と進め
てきたのが個人年金保険。月々2万円で30年間積み立てるというもの。総額
720万円払い込み、受け取る年金額の総計は840万円とか。これがいいのか悪い
のかですが、計算すると利回りは約1%です。30年運用して1%というのはどう
なのでしょう?普通預金の利率はかなり低いですが、これから利上げされてい
きますし、現に米ドルは3.6%まで上昇しています。保険勧誘員の話では保険
のメリット、高度障害になったら以降の保険料の払い込みは不要になるし、所
得控除やプラスアルファで配当もありますよという話なのですが。また郵政公
社がやはり証券外交員を使って投資信託の勧誘をしてきます。とりあえず10万
円から始めてみてください、お買い得ですからという金融商品販売方針違反す
れすれの勧誘です。ゆうちょ銀行設立に向けての販売攻勢でしょうか。一般に
利率が上がると株価は下落しますので、一概に買い時とは言えないはずですが。
しかし30年という長期スパンで見れば3%、うまくいけば5%のリターンが期待
できます。もちろん元本割れもありえるわけですが。誰かどうすればいいのか
教えてくだ さいという感じです。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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