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タイトル:Daily Drama Express 2006/10/25 14才の母 (3)  2006/12/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/10/25 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第三話 さよなら私の赤ちゃん

 好きか聞かれた桐野智志(三浦春馬)は、「なんで」と言う。
 一ノ瀬未希(志田未来)は、「好き」なんて一生言わないと思って
いた。そんなの漫画や映画の中だけだと思っていたから。でも、言い
たくなった。だからたとえ「嫌い」でも、聞きたいという。

 智志は、「嫌いじゃない」と言う。
 未希は、「それって、嫌いじゃないけど、好きでもないってこと?」
とさらに聞く。

 智志は、未希と同じ気持ちだよと言うと、未希がいつもと様子が違
う、と言う。
 未希は、智志が自分と同じ気持ちと聞いて、思い切って智志の子供
ができたと打ち明ける。


 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)と一ノ瀬加奈子(田中美佐子)が、智志が
未希を妊娠させたというと、桐野静香(室井滋)は、真っ向から否定。
どうしても智志の子だというなら、証拠を見せて欲しい。智志はたま
たま塾で名前を知っているから、出しただけだろう!と言う。

 忠彦は怒って飛び出す。
 加奈子は、未希はいい子。そんなでたらめを言う子ではない、と静
香に言ってから、桐野邸を出る。

 −− 未希、お父さんとお母さんは、妊娠という事実にただひたす
ら慌てていただけだったの。でも、未希、あなただけは一人立ち止ま
って考えていたのね、14才で妊娠したと言うことを。自分に何がで
きるかってことを。


 未希は智志に、生みたいという。親にも反対されたし、医者にも育
てられないなら、生むべきではないと言われたけど、と。

 智志は、いきなりすぎてわからない。すごく大きなことだから、少
し真剣に考えたい。明日ここで返事するという。
 「わかった、待ってるよ」と未希。


 支度を調えた未希。
 そこに両親が来て、今日、病院へ行こう、と言う。未希の体の負担
を軽くするために、一日も早く手術した方がいい、と。
 未希はまだ、手術するか決めていないと言う。
 手術しないと生むしか無くなる。父親のない子になる、と言われて
も、未希は智志が一緒に育ててくれると言う。
 あの親では無理だ、と忠彦。
 未希は親は関係ない、と言う。

 加奈子は、女だから気持ちはわかるけど、お互いまだ中学生。学校
はどうするの?おむつやミルク代は?生んでしまってからでは、戻す
ことはできない、と言う。
 忠彦は何度も手術を勧める。

 未希は、一日待って欲しいと言って、登校する。

 小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水一輝)は、両親も未希も、こそこ
そして感じ悪い。未希は悪いこと、してるんだろう。悪いことしたな
ら、警察に自首しろよ!と言う。
 未希は健太に、悪いことはしていない!と言う。


 智志は風邪で寝ている。
 仕事へ行く前に智志に昨日、未希の両親が訪ねてきて、智志が未希
を妊娠させたと言ってきたけど、証拠を見せろと言ったら、しっぽを
巻いて逃げていった。ちょっと静香が目立つ仕事をしているからって、
言いがかりをつけてくる輩がいて、困る、と言う。


 未希のお昼の校内放送のDJ。今日は珍しくまじめに冥王星の話題。
 それを聞いた担任の遠野香子(山口紗弥加)は同僚教師の原田和明
(井原健哉)に、いつもの未希らしくない。授業でも顔つきが違った、
と言う。
 もう、生徒のことでは悩まないんじゃなかったっけ?と言われ、そ
の話をやめる遠野。


 未希は久保田恵(北乃きい)に、自分の妊娠を打ち明ける。
 恵はやめた方がいい。親の言うことって、たいがい間違っているけ
ど、今度は正しい。早く堕ろして、無かったことにした方がいい。犯
罪じゃない。認められていることなんだから。学校も退学になって将
来無いよ。相手だって、うるさいって思うだけだよ、と説得しようと
する。

 でも、未希は、自分はどんなに傷ついてもいいから生みたいと言っ
て、歩き出す。

 恵は、「何よ、自分だけ大人ぶっちゃって」と怒る。


 静香は、週刊誌の記者・波多野卓(北村一輝)に、先日の記事の掲
載を辞めて欲しいと頼む。智志が、あまり記事が出ると学校でいじめ
られるから、と。表では息子にこびないと言っていても、裏では無為
子のためなら何でもやるというと、札束を取り出し、これで差し止め
てくれと言って、出ていく。

 波多野は同僚に、静香を追いかけるという。大金まで持ってくるか
らには、裏には何かあるはずだ、と。


 また三井マコト(河本準一)おじさんの店へ行く未希。マコトに、
何歳で結婚したか問う。
 マコトが22で、妻・三井ひな子(金子さやか)が18の時。親に
は大反対されたけど、と言う。加奈子は女子大を出て、大企業に勤め
る旦那を捕まえた。それと比較された。
 それでもマコトとひな子はラブラブ。お金はないけど。


 公園のベンチに座っている未希。智志から電話。約束には行けない。
何時まで待っていても無理。塾のコマ、英語を一つ増やしたから、と。
 そして子供を産むのはあきらめた方がいい。単に生まれるだけじゃ
なくて、学校も辞めなければならないだろうし、友達も引くだろうし、
親もいろいろ言われるだろう。忘れた方がいいという。

 未希は激高して、生まなかったって、後悔するのは同じ。忘れるこ
となんてできない。それは智志を忘れると言うことだから、と。
 電話を切った後、頭を抱える智志。


 雨の降る中、忠彦の運転する車で産院へ向かう未希と加奈子。
 未希が生まれた日の話をする忠彦。

 産院の待合室。しっかりと加奈子と手をつないでいる未希。

 診察室に入った未希に女医・的場春子(高畑淳子)は、未希がどち
らの選択をしても正しいと思う。苦渋の選択だっただろうけど。
14才で子供を産むのはリスクが高すぎるから反対。なぜ結婚が許さ
れるのが16才かといえば、それからならリスクが減るから。だから
中学、高校生が深いつきあいをすることには反対する、と。

 そしてこれから行う処置の説明をする。


 朝、智志は静香に、未希を妊娠させたのは本当に自分だ。逃げては
いけない、と言う。

 静香は、その言葉を取り消すよう、言う。
 取り消さない、と智志。

 静香は智志をぶつ。

 智志は雨の中、傘も差さずに飛び出す。

 その様子を車の中から見ていた波多野たちは、何かありそうだと走
り出す。

 智志の前に立ちはだかる忠彦。自分が誰かわかるか、と問う。
 キョトンとしている智志。

 忠彦は未希の父親だと名乗ると、ついてくるよう言う。

 二人の後を追う波多野たち。


 準備が整うまで病室で待たされる加奈子と未希。
 未希は智志に忘れろと言われたとき、忠彦に言われたときよりショ
ックだった。自分は絶対に忘れられないと思う。それが責任を取るこ
とだと思う、と言う。

 加奈子は、責任を取るというのは苦しむことじゃない。未希が幸せ
にならなければならない。世界中で一番未希が好き。未希が何をして
も、護りたいという。

 未希は、加奈子が大切にしてくれればくれるほど、忘れられない。
それは加奈子にとっての自分は、自分にとっての.....この子なんだ
から、と言う。

 準備ができて呼ばれると、未希はやっぱり処置できない、と雨の中、
病院を飛び出していく。


 −− どこに向かっているのか、自分でもわからなかった。でも、
お母さん、わたし、こうなって初めてわかったの。わたしが生まれて
きて、こうして走ったり、呼吸したりしているのは、すごい奇跡なん
だってこと。そしてこの雨の粒の一つ一つも、空の星くずの一つ一つ
も、そこにあるだけですごい奇跡だってこと。


 忠彦は車に智志を乗せて走っていたが、駐車場へはいると、車を止
める。

 後をつけていた波多野たちも車を止める。


寸  評  未希はいったいどうしようというのでしょうか?−−というか、
混乱の極みの中、何をしているのかわからなくなっているのかもしれ
ませんね。
 春子の、14才での出産には、命の危険がある、というのは大事な
言葉ですね。最近は、医療技術が進み、出産に伴って命を落とす母親
が減り、出産が命がけ、ということが忘れられつつあります。でも、
危険があることは厳然たる事実。
 このまま、このドラマが、14才でも周りの冷たい目に負けず、け
なげに出産しました、という美談にはなって欲しくないと願います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このまま寒くならないと楽な冬だな.....と思っていましたが、ちゃんと寒
くなってきましたね。
 今悩んでいるのは、オーバーをいつから着るかですね。今から来てしまうと、
1月、2月はもっと寒くなるだろうし。
 寒い、寒いと天気予報でも言うので、覚悟するのですが、それほど寒くない
ようにも思いますし。どうなのでしょう。(鈴木)

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