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タイトル:Daily Drama Express 2006/12/19 役者魂! (10)  2006/12/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/19 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 役者魂!
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 烏山瞳美(松たか子)
 相川護 (森山未来)
 梓里奈 (加藤ローサ)
 斉藤和子(濱田マリ)
 本能寺海造(藤田まこと)
 柳沢光春(香川照之)
脚  本 君塚良一
主題歌  松たか子『みんなひとり』

あらすじ 第10回「母親は二人いらない」

 本能寺海造(藤田まこと)、烏山瞳美(松たか子)、桜子(川島海
荷)、忠太(吉川史樹)の4人は、母・まり子(戸田菜穂)に会いに
行った。

 忠太はまり子と一緒に行きたがったが桜子は拒否し、明日一度本能
寺家で会うことになる。

 瞳美は、明日は何が起こるかわからないと思って生きてきたが、今
は何も起きてほしくないと考えるようになっていることに気がつく。

 翌日。本能寺が稽古を休み柳沢光春(香川照之)は激怒する。相川
護(森山未来)が本能寺の代役を志願して務める。柳沢は期待してい
なかったが、護はセリフを完璧に覚えており、柳沢を感心させる。

 本能寺家。まり子は自分の兄・福田和明(山崎浩介)を伴ってやっ
て来た。和明はまり子に代わって説明する。まり子は、先週実家の宮
崎に帰って来た。まり子が子どもを本能寺に預け、愛する人の元に行
った。夫に子どもを引き取りたいと頼んだが叶わなかった、でも子ど
もと離れていることに耐えられなくなり帰国したと。

 本能寺はまり子に、桜子を自分の子として長いこと認めなかったこ
とを詫びる。今では子どもを責任を持って育てようと思っていること
を語る。本能寺は子どもはキャッチボールのように投げたり受けたり
するものではないから、自分が預かった以上、今まで通り自分が育て
ると断言し、まり子を帰す。

 瞳美は子どもたちの気持ちを優先させようと、子どもたちの意見を
聞く。忠太はママと暮らしたいと言い、桜子は今のままがいいと言う。

 次の日。北海道の小樽市が「高校生のためのシェークスピア」とい
う企画をしている。小樽市内の演劇部の高校生を集め、1年間シェー
クスピアの劇を上演するというもの。その指導を本能寺にしてほしい
という打診があったことを柳沢が本能寺に伝える。

 稽古場。本能寺は桜子たちのことで頭が一杯。本能寺は「私の子ど
もたち」というセリフを言って詰まってしまう。本能寺は、子どもた
ちが心配しているといけないからと瞳美を先に帰す。

 本能寺家の前。まり子と和明が言い争っているのを見つけた瞳美は、
家に二人を招く。

 瞳美は和明から、まり子が早くに両親を亡くし10歳の時に福田家に
養女として引き取られたが、家族とうまくいかず、家出し青森に行っ
た。まり子は家族の暖かさに飢えており、一人で子どもを産み育てて
きた。

 瞳美は、まり子が自分と同じように家族を求めてさすらっていたと
いう気持ちがよくわかった、自分と同じような境遇だったからだ。瞳
美はまり子を理解し、子どもたちをまり子に返そうと決心する。

 本能寺が帰宅し、まり子が食卓に座っているのに驚く。瞳美がまり
子を誘ったのだ。気まずい雰囲気の食卓。桜子は相変わらずまり子を
拒絶し、本能寺は瞳美が本当の母親のように二人の子の面倒を見てい
たことを話し、この生活がなくなると瞳美が悲しむと説明する。

 瞳美は、本能寺に「高校生のためのシェークスピア」の話が来てい
るので、子どもたちと離れる良いきっかけになると、そちらに話をふ
るが、本能寺は「子どもたちがいるのになんでいけるのだ」と怒って
しまう。

 瞳美はまり子を送り、子どもは本当の親と暮らした方がいいに決ま
っている、マネージャーはトラブルが仕切れてなんぼです、プロにお
任せをと、辛い気持ちを抑えて務めて明るく振舞う。

 稽古場。3日後に初日ということで、本番に弱い梓里奈(加藤ロー
サ)は、顔がひきつるようになる。なぜか護がそばにいるときだけ、
顔のピクピクが治る。

 それを発見したアントーニオ(富岡晃一郎)が、本番時は護が里奈
の視界にいるようにと提案する。

 社長室。瞳美と本能寺は本当の母親が子どもたちを引き取りにきた
ことを説明する。いつもはマネージャーに無理難題を押し付ける柳沢
だが今日はなぜか「おれに任せろ」と言って何とかしてくれそうだ。

 劇場。柳沢が本能寺を説得する。50年シェークスピアを演じてきた
が、いまだにシェークスピアのことがわからないという本能寺。柳沢
は、わからないなら、「高校生のためのシェークスピア」の仕事を引
き受け、若い世代にシェークスピアを伝えることで、それを探せばい
いのだと熱く語る。

 本能寺は本当に行きたくないと頑なな態度。柳沢は、愛情は時間じ
ゃない深さだ、本能寺は今までに充分子どもたちに愛情をそそいでき
た、最後に慈しみ深い父親を演じ、母親の元に子どもを返すのが、一
世一代の役じゃないですかと言う。

 稽古場。本能寺は瞳美に、北海道の仕事を引き受けることにしたと
話す。

 本能寺家。本能寺は子どもたちをまり子に返す決心をして二人を説
得する。そして、大きくなっても瞳美のことを忘れないようにと話す。
桜子は瞳美が一人になることを心配して、まり子の所に帰ると言わな
い。

 瞳美は、あんたたちはお荷物なの、自分は独身でこれから結婚する
だろうからいつまでも二人とはいられないのだと突き放す。

 桜子は瞳美の嘘を見抜き、まり子の所へ帰ることを決意する。

 「リア王」初日。里奈の楽屋では護がマネージャーのように里奈の
面倒を見る。楽屋に来た柳沢が里奈の願いをかなえてやると言うと、
護をマネージャーにしてほしいと頼む。柳沢はあっさり承諾。

 里奈のマネージャー・斉藤和子(濱田マリ)が柳沢に相談すると、
柳沢からは意外な答えが返ってくる。護は里奈のことを女としてでは
なく女優として見ている、女優としてほれこんだ相手と結婚したいと
思うはずはなく、これで二人の結婚話はなくなったと自信満々だ。

 本能寺の楽屋。まり子が子どもたちを引き取りに来た。本能寺は、
一旦まり子に子どもたちをすんなり渡すが、すぐに呼び止め、「リア
王」の芝居が終わるまでの4日間子どもたちと一緒にいさせてほしい
と土下座して頼む。

 本能寺、瞳美、桜子、忠太は4日間、舞台の合い間に、クリスマス
プレゼントを買いに行ったり、ゲームセンターに行ったりと過ごす。

 4日間はあっという間に過ぎ、本当の別れがやってきた。


寸  評  子どもたちが母親の元に戻っておしまいでもいいような気がしま
したが、来週は最終回どんな引っ張り方をするんでしょうね。まり子
が早くに両親を亡くして施設で育ったという状況設定が予告の「瞳美
との思わぬ接点」だったんですね。ちょっと苦しい設定でしたが。

 前から気になっていたのは、本能寺が子ども二人を育てる気でいる
のに、なぜ「リア王」で芝居を辞めるのか?年金生活で二人の子ども
を育てるのは苦しいと思います。それに、ギャラも前借りしているぐ
らいですから、財産もなさそうだし。

 森山未来が本能寺の代役をノリノリで演じる場面や、里奈との絡み
などはおもしろかったです。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 秋ドラマでは「家族〜妻の不在・夫の存在〜」をずっと見ていました。8話
だか9話でいきなり最終回だったのには驚きました。妻が仕事一筋の夫に愛想
をつかして出て行き、夫が今までの生活を改めるという話は「僕と彼女と彼女
の生きる道」とよく似ていましたが、最後はそれぞれの生活という訳ではなく、
夫婦が元に戻るというところは違っていました。

 子ども役が5歳の男の子で、私の子も5歳の男の子と同じなので、このこが
どうか幸せになるような結末になってほしいと、なかば祈るような気持ちで見
ていました。(たま)

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