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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/01 結婚できない男 (5)  2006/12/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/01 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 結婚できない男
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 桑野信介(阿部寛)
 桑野育代(草笛光子)
 早坂夏美(夏川結衣)
 沢崎摩耶(高島礼子)
 中川良雄(尾美としのり)
 田村みちる(国仲涼子)
 村上英治(塚本高史)
 吉川沙織(さくら)
脚  本 尾崎将也
主題歌  Every Little Thing『♪スイミー』

あらすじ  第五話 家に人を入れないで悪いか!!

 自宅の床を拭き掃除する桑野信介(阿部寛)。額縁の上や棚の上、
机の裏側、便器の隅々まできれいにする。もちろん、パソコンのキー
ボードも。クラシックを流しながら、ゴミの分別もばっちり。

 ピカピカになった我が家を眺め、大満足。

 おもむろにカバンから仕事の資料を取り出すと、吉井邸の資料が無
い。ゴミとして捨てたことに気付き、ゴミ捨て場に探しに行く。
 そしてきれいな状態で見つけ、「分別しておいてよかった」とつぶ
やく。


 クライアントから、独身なのに主婦の気持ちがよくわかるんですね、
と言われ、桑野。さらに、家事をやってくれる女性がいるんでしょと
も言われ、そんな人いませんと答え、家事は苦にならないと言う桑野。


 早坂夏美(夏川結衣)は看護師相手に、忙しすぎて家事が出来ない。
洗濯物もたまっているが、見ないふりをしている。嫁が欲しい.....
と叫ぶ。

 そこに桑野が現れ、少々頭が痛い。仕事が立て込んでいたから、と
言う。

 夏美は先日の鎮痛剤が残っているだろう。軽い頭痛なら、病院に来
ないで、様子を見るように。そういうことで病院に来る人がいるから
医者が忙しい、と言う。

 桑野は、家事が出来ないのを患者のせいにするのか?と皮肉を言う。
 夏美は、出来ないのではなく、する時間が無いと反論。

 桑野は、どんなに忙しくても家事は完璧にこなしていると言う。決
められたものが、決められた場所にないと、気が済まない。だが、残
念ながら見せられない。他人を家に入れないので、と。

 誰もみたいとは言っていない、と夏美。

 桑野は、家事が出来ない人は、結局家事が嫌い、と言う。

 どうせ嫌いですよ!と開き直る夏美。

 桑野は結婚するのに大きなハンデになりますね、と言う。


 仕事が遅くなり、大変、と田村みちる(国仲涼子)に言う夏美。桑
野が来るのが邪魔、と付け加える。

 みちるが、桑野をこき下ろす会をやりましょうと言い、村上英治
(塚本高史)も誘う。
 村上は行きたいけど行けないと答える。
 吉川沙織(さくら)に怒られるから?と聞くと、まだ仕事の打ち合
わせ中、と村上。


 家で仕事をする桑野。夕食は時間がないので、そうめんで済ませる
ことにする。
 だが、冷蔵庫にショウガが無く、買いに行く。

 スーパーで、チューブ入れにするか、生にするか迷い、結局生にす
る。

 ショウガを下ろしながら、我に返った桑野は、「オレってこんな時
間あったっけ?」と自問。


 仕事が間に合わない桑野。続きは家でやることにし、村上にも家で
やっていいよ、と言う。
 家に仕事を持ち込まない主義、と村上。
 桑野は、家に他人を持ち込まない主義、と返す。
 それじゃ結婚どころか、恋人も出来ない、とあきれる村上。


 帰りにコンビニで靴下を買い、ビデオ屋に寄り、新作が出ているの
を発見するが、そんな時間はないと諦める。


 夏美は誰かにつけられているようで振り向く。

 ずっと後ろを歩いていたのは桑野。夏美はみちるの家へ行くところ
だ。
 どうして声をかけないの?と問われ、声をかけて話題がなかったら
困るでしょ、と桑野。
 やはり会話がとぎれる。
 夏美はあきれてものが言えないと答える。


 桑野は牛乳を一杯飲んで、仕事に取りかかろうとする。
 でも、飲みっぱなしのコップが置いてあることに耐えられず、コッ
プを磨き始める。

 次は調理台の上の汚れを見つけ、掃除を始める。


 みちるの料理はおいしい。夏美が来ると、張り切ってしまうという。
 夏美は、帰ってくると明るくて、おいしい料理が出来ているのは最
高だという。

 みちるはエプロンをつけて、帰ってきた旦那さんに、「お帰
り.....」と言うのが夢だという。でも、そんな妄想をする前に、男
を見つけなければ、と。そして夏美に、収入があるのだから、家事を
してくれる専業主夫をみつければいいじゃないですか、と言う。
 いい案だと言う夏美。
 みちるは、桑野はしっかりしていそうと言い、夏美はピカピカだけ
ど、他人を家に入れない人だと教え、二人で一度桑野の家を見てみた
いと言い合う。


 桑野は、図面を送ってくれと言う村上に、飛鳥邸の方も明朝までに
できると請け合う。

 桑野は仕事を始めるが、いまいち気分が乗らず、BGMをかける。
 でも、気分にぴったり来ない、と入れ替える。

 次は夏美から電話。料理が余ったからどうか?と。
 「残飯整理ですか?」と桑野。
 解釈はお任せします。二人で持って行きます、と夏美。
 桑野は断る。人間には他人に踏み込まれたくない聖域がある。人間
関係から解き放たれて、と言う。
 そんなに人間関係あるの?と不思議に思う夏美とみちる。
 桑野は、帰りに買ったすしがあるから、と断る。

 でも、冷蔵庫の中にはろくな物がない。仕方なく、今晩もそうめん。


 翌朝出勤しようとした桑野は、そのままになっているそうめんを食
べた器、ゆでた鍋、その他が散らかっているのを見る。
 心を鬼にして出勤しようとしたが無理で、結局片付けてから出勤。

 歩きながらフラフラしている桑野。

 桑野は仕事中、村上に家賃の振り込みを頼む。
 村上は、今までボランティアでやってきたが、今は忙しいから、と
断る。

 ライバル建築家・金田裕之(高知東生)のホームページをチェック。
すると更新されている。でも、どの案件も仕掛かり中。桑野は、仕事
は忙しくなければと鼻で笑う。
 村上が、今度の設計を沢崎摩耶(高島礼子)が松井に頼んでもいい
けどと言っていたというと、桑野は自分でやるのだと怒る。
 そして銀行へ自分で行こうとして、倒れる。


 中川病院に寝かされている桑野。夏美の診断では過労と、栄養失調。

 見舞いに来た義弟・中川良雄(尾美としのり)、妹・中川圭子(三
浦理恵子)、めい。
 圭子が、こんな時ぐらい家事してあげようかというと、桑野は圭子
だからこそ断る。勝手に他人の物をいじるから、と。
 結婚すれば、家事をせず仕事に専念できるじゃないかといわれ、桑
野は、家事なら家政婦を雇えば済む。主婦なんて、経済的保証を与え
て家事をさせているだけじゃないか、と。

 結婚には愛がある、という圭子に、幻想だ、と桑野。


 村上が桑野に、仕事は松野にバトンタッチしたと伝える。誰が許可
したと怒る桑野。でも起きあがれない。
 桑野は怒りのあまり村上に、明日からこなくていいといってしまう。

 中川たちに、あれでは村上はクビということかと問われる。そんな
ことは言っていない、と桑野。あれでは村上が勘違いするとあわてる。


 村上は、桑野の言葉はクビということかと考え、みちると沙織と一
緒にバーで飲む。そして桑野の愚痴を言う。

 金田がやってくる。みちると沙織は、カルティエの時計をしている
から、たとえ金田が仕事がでくなて、親の金を使っていようと、お金
持ちならいいと、金田をみる。
 村上は金田の欠点を言うはずが、だんだん長所を並べ始めている。


 桑野は勝手に退院してしまった。
 幾代は夏美に、桑野は縛られることが昔から苦手。病院も抜け出し
てしまうと、愚痴る。


 桑野は摩耶の電話を受ける。桑野が松野を断ってしまったことに対
してである。桑野は自分はそうめんを食べようとして、ショウガがな
ければ、どんなに忙しくても買いに行く。しかもチューブ入りではだ
めで、すりおろす人間だ、と説明。わけのわからない摩耶。

 自宅で仕事をしようとして、USBメモリーが無いのに気づく桑野。
あれが無いと仕事にならない。

 夏美から電話。相手している時間はない、と桑野。
 夏美は桑野のUSBメモリーを拾った。返してほしければ、自分の
条件をのむようにという。
 なんでもします、と桑野。

 夏美はこれから診察を受け、仕事が可能なら、USBメモリーを返
す、と言う。
 桑野は、自分の部屋にはいると言うことか?と問う。
 夏美は病院へ来てくれてもいいけど、と答える。

 桑野は仕方なく、入室を許す。夏美はすでにマンションの前まで来
ていた。

 家のドアを少し開ける桑野。夏美にUSBメモリーを持ってきたか
問う。
 夏美が目の前に掲げると、桑野はそれをさっと奪うと、ドアをばた
んと閉めてしまう。
 夏美が、ドンドンとドアをたたくが、桑野は無視して仕事を始める。

 みちるの部屋で、夏美は愚痴る。
 その時、みつるに村上から電話。桑野の仕事を手伝おうと思って、
マンションの前まできているのだけど、どうやったら入れてくれるの
かなと相談。
 みちるはそんなこと言われてもねぇ.....と。

 とりあえずみちるの部屋で桑野の文句を言う村上と夏美。
 その時、隣からバタンと音がする。桑野が倒れた!?

 三人ともベランダへ出る。でも、桑野のようにベランダの外の柱を
回る勇気はでない。

 村上が、桑野の部屋との境の板を破壊している。そして案外簡単に
壊れるんですねと言って、桑野の部屋のベランダへ立つ。夏美とみち
るも続く。

 ベランダから部屋の中をのぞくと、桑野がいすの上にのけぞって、
気を失っている。床にこぼれた牛乳.....

 みんなが窓ガラスからのぞき、桑野の名を呼ぶと、桑野が正気付く。
 そして、なぜみんながそのベランダに立っているのかいぶかる。そ
してベランダの境界の板が壊されていることに気づく。

 桑野は、まずカーテンを閉め、そして掃除用のワイパーの柄で窓の
枠のつっかい棒にして、顔を出せるだけの隙間を作ると、文句を言う。

 夏美はベランダで何か考えている。

 桑野が室内に目を転じると、窓の隙間から入り込んだケンが、桑野
がこぼした牛乳をなめている。

 桑野が必死でケンを追い出そうとする。
 散々手こずって追い出し、ホッとして窓を閉めようとすると、部屋
の隅に夏美が立っている。つっかい棒が反対の窓枠には引っかかって
いなかったのだ。

 夏美は、桑野は建築のプロだけど、自分も医者のプロ、と言い、桑
野を診察。
 血圧が高く、本当は寝ていた方がいいが、この薬をちゃんと飲むこ
とで仕事をしてもいいと言う。そして後で食事も届けるから、と。も
う40歳なんだから、昔のように無理はできないと言う。
 そしてベランダからみちるの部屋へ戻っていく。


 夏美、みちる、村上は三人で並んで調理。


 翌日、摩耶と村上が吉井邸の特徴を、吉井夫妻に説明。桑野のこだ
わりのキッチンは、母娘で一緒に並んで料理できる、と言う。


 桑野は今日は休暇。
 遅くに起きた桑野。パジャマの上にガウンを羽織っている。
 冷蔵庫を開けると、トレーの上に食事が載っている。
 ロールキャベツの器を持ち上げると、その下にポストイットが貼っ
てある。もう一品はみつるの作、そしてロールキャベツは夏美が作っ
たと書いてある。

 ロールキャベツを一つ食べる桑野。
 こんなに塩辛くて、煮すぎでは、嫁に行けないなと言いながら、も
う一つ食べる。


寸  評  桑野の気持ち、というか、他人を自宅に入れたくないという気持
ち、すごくよくわかります。わたし自身がそうですから。。。
 世の中、他人を自宅に呼びたがる人と、自宅にはあげたがらない人
といますね。ドラマだと、他人を自宅に入れる人の方が圧倒的に多い
と思うんですよね。そういう意味からも、画期的かしら?桑野の性格。

 他人を自宅に入れない人は、やはりパーソナル・エリアが広いので
しょうか?会社でたまにパーソナル・エリアが狭い人がいて、グイッ
と近づかれて落ち着かない気分にさせられることがあります。たぶん、
桑野もきっと他人に近づかれたら落ち着かない気分になる人でしょう
ね。

 この気持ちがわかると、夏美が桑野の隙をついて強引に入ってきた
ことが許せないと思います。それは、人道的には病人は助けるべきな
のでしょうが、自ら拒否したときには、たとえそれが故に悪化したと
しても放っておいてほしいと思うんですよね。
 それに、食事ももらっているし。便利なら生のしょうがをすり下ろ
すぐらいのこだわりも捨ててしまうのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 実はこのところ、ついていないことがたくさんあります。
 まずは、先々週、PCのHDDが突然変な音を立てて壊れました。交換とい
うことになったのですが、幸いにも、まだ使い始めてそれほどたっていなかっ
たのと、周りでHDDの故障が相次いでいたので、用心のため、データ・ファ
イルを外付けHDDに保存してあったので、さっくりと交換できました。
 それでも、戻ってきてからOSを入れ、セキュリティー・バッチを当て、通
信を設定し、アプリケーションを導入し、、、、と大変でした。特に保存して
いなくて気づいたのは、ウェブで Bookmark にまでしていなくても、履歴です
ぐに出てくるからいいや、と思っていたのを失ってしまったことですね。
 皆さんもHDD、気をつけた方がいいですよ。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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