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タイトル:Daily Drama Express 2006/12/14 Dr.コトー診療所2006 (10)  2006/12/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/14 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル Dr.コトー診療所2006
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 五島健助(吉岡秀隆)
 星野彩佳(柴咲コウ)
 原剛利 (時任三郎)
 星野正一(小林薫)
 安藤重雄(泉谷しげる)
 仲依ミナ(蒼井優)
 西山茉莉子(大塚寧々)
 和田一範(筧利夫)
原  作 山田貴俊
脚  本 吉田紀子
主題歌  中島みゆき「銀の龍の背に乗って」

あらすじ  第10話 失われた信頼

 手紙を読んだ星野正一(小林薫)は五島健助[コトー](吉岡秀隆)
に、何が何だかわからない。星野彩佳(柴咲コウ)が乳ガンで、しか
も手術をする段になって、と言う。

 コトーが彩佳の希望でと話すと、正一は、そんなことはどうでもい
い。自分が知りたかったのは、彩佳の体のこと。この手術をすれば治
るのか、ということだと声を荒げる。

 コトーは、適切な治療をすれば大丈夫。それに鳴海医師(堺雅人)
は大学病院の時からの知り合いの、優秀な医者だと言う。
 「そういうことですか。お知り合いで」とつぶやく正一。

 電話が鳴る。出てください、と正一。急患かも知れないから、と。
 そしてコトーは半年も前から知っていて、黙っていたんだ、と言う
と診療所を出て行く。


 治療方針を彩佳に説明する鳴海。抗ガン剤の効果で、腫瘍は小さく
なったが、まだこの大きさがあると、乳房切除が必要。それに腋下リ
ンパ節の摘出も必要と言う。

 彩佳は、腋下リンパ節を取ったときの後遺症で、腕が上がりにくく
なることがある。ナースが続けられるかと聞く。
 鳴海は、それは手術をしてみなければわからない。でも、リンパ節
を残して転移したら、命の危険がある。多少の後遺症と命の危険、ど
ちらをとるのか、と言う。


 翌日、安藤重雄(泉谷しげる)に話す正一。星野昌代(朝加真由美)
のことといい、うちは神様に見放されているのか、と。彩佳は嫁入り
前なのに.....、と。

 安藤は、船を出してやるから、見に行けばいい。昌代にはハッキリ
するまで黙っていた方がいい、と言う。
 急に彩佳に会いに行くと言ったら、昌代が、と悩む正一。
 安藤は、東京へ出張と言えばいい、と知恵を貸す。


 鳴海はコトーに、最高のスタッフで手術に臨むと説明。コトーの顔
をつぶさないように、と。


 彩佳がアパートに帰ると、玄関前に正一が座っている。
 努めて明るく振る舞う彩佳。正一は説明するよう言う。
 彩佳は手術の同意書、持ってきてくれたかと聞く。


 安藤は、仲間と酒を飲みながらも、荒れている。


 翌日、鳴海の説明を聞く正一。治るか?と聞く。
 鳴海は、癌には治る、治らないという基準はない。生存率でしか計
れない。彩佳のケースは、10年後の生存率は7割から8割。この数
字をいいと見るか悪いと見るかは主観、と言う。

 病院から戻った正一と彩佳。正一は島へ戻ってコトーの手術を受け
ないのか。昌代は強い人だから大丈夫、と言う。

 彩佳はもう、島へ帰っても後遺症で、看護師を続けられないかもし
れない。今まで島のことはなるべく考えないようにしてきた。こうな
ることがわかっていたから、正一にも会いたくなかった。放っておい
て!と言う。

 正一は、親が子を放っておけるか!と言う。

 その様子を原剛洋(富岡涼)が見てしまう。

 剛洋は正一に、彩佳が病気なのではないかと前から思っていた。だ
けど今まで聞けなかった、と言う。

 正一は、つらい思いをさせて悪かった。奨学金も春には出るはずだ
から、待っていて欲しい、と言う。


 安藤に送ってもらって帰ってくる正一。昌代に正一がちゃんと話せ
るのか心配する安藤。

 昌代に彩佳のことを聞かれ、本当のことを話す正一。
 「馬鹿ねぇ、彩佳」と昌代。

 仲依ミナ(蒼井優)が二人の会話を聞いてしまう。「聞くつもり
は.....」とミナ。
 「いいんだよ、ミナちゃんにも知っておいてもらわないと。あんた、
病気の専門家なのだからな」と正一。


 原剛利(時任三郎)が、剛洋から聞いた話として、彩佳が取り乱し
ていたと話す。
 彩佳は、コトーにそばにいて欲しいのでは?と。

 コトーは、どうしてあの時、強く彩佳を引き留めなかったのか。人
間として失格ではなかったか、と彩佳が島を出て行った時からずっと
後悔していると言う。

 正一と堤防で話すコトー。正一は彩佳が自分の乳房を失うことや、
生存率のことよりも、手が動かなくなって、島で看護師を続けられな
くなることを心配していた。でも、正一としては、手が動かなくった
って、生きていてくれさえいれば、何でもいい。鳴海は立派な先生だ
けど、生存率しか言わない。彩佳は実験なのか。10年経っても生き
ているのかどうか、と。医者としては当然かも知れないが、どうして
も娘を鳴海に預ける気になれない、と言う。


 コトーが彩佳に電話する。
 父から何か言われたんでしょ、と言い当てる彩佳。こんな遠くまで
来てくれたのに、追い返したことを反省している。でも、手術に立ち
会おうというのなら断る。前向きに考えることにした。リハビリは今、
学んでいること。もし、後遺症で手が動かなくなったとしても、自分
がリハビリで克服すればいい。自分が手本になればいいのかな?コト
ーは島民1800人の命を預かっている。自分一人のために来てもら
うわけにはいかない。志木那島診療所の元看護師として、言います。
手術には心配していない。前向きに生きることだけ考えている。電話
はうれしかった。では、切ります、と性急に電話を切ると、その後、
さめざめと泣く。

 切れた電話の受話器をしばらく手に持っていたコトー。
 やがて電話機に戻す。

 和田一範(筧利夫)がコトーに、診療所を留守にするなら、県に掛
け合って、代わりの医師に来てもらってもいいという。

 コトーは島をあけるわけにはいかない。それに彩佳には専門医がつ
いているので、行ったとしても、医者として、何もできない、と言う。
 和田は、だからこそ、行く意味があるのだと言う。


 コトーは鳴海に電話し、術式について検討して欲しいという。リン
パ節摘出までしなくてもいいのでは、と。
 鳴海は、彩佳は早い段階でリンパ節に転移していて、リンパ節を取
るのはチームとしての方針。自分が彩佳の手術を絶対にしたいわけで
はないが、彩佳が当院での手術を希望している、と言う。


 正一と昌代がコトーを訪ねてくる。
 昌代はコトーに、彩佳のそばについていて欲しい、と言う。そして
正一と一緒に頭を下げる。
 コトーは、こんな大事なことを、一年近く黙っていたことをわびる。


 西山茉莉子(大塚寧々)は安藤に、彩佳のことを知っていたから機
嫌が悪かったんでしょ、と言う。

 安藤は、知っていても言えなかった、という。
 茉莉子は、彩佳は大丈夫、と言う。


 コトーは剛利の船で島を出る。


 コトーが留守の診療所は−−違う島から、三上新一(山崎樹範)医
師が来ていた。


 剛利はコトーに彩佳を元気にさせてやってくれ。そしてもう後悔し
ないように、と言う。

 また船酔いに苦しむコトー。介抱する剛利。

 落ち着いたコトーは、「きれいな島ですね。ボクはこんなきれいな
島に住んでいたんですね」と言う。


 彩佳が病室に戻ろうとすると、院内をうろうろしているコトーを見
つける。大荷物を持っている。
 島の人たちから託された品々だった。島の人に彩佳の病気を隠して
おけなかったのだ。早く病気を治して、資格を取って戻ってきて欲し
いとコトー。

 彩佳は、まだ自分は手術前。それに再発するかもしれない、と言う。
 コトーは大丈夫。再発したとしても大丈夫。何度でも自分が治すか
ら。いつもそばにいるから。「ボクに治療させてください」と言う。

 泣き出す彩佳。次々とプレゼントを取り出すコトーに、「サンタさ
んみたい」と彩佳。

 鳴海が病室へ入ってくる。
 会釈するコトー。
 二人はしばし顔を見合わせ、立ちつくしている。


寸  評  最初、彩佳が闘病で東京に行ったという設定は、柴咲コウの出番
を減らすためのいいわけだと思っていました。確かに島でのロケより
は拘束が少ないでしょうが、なかなか出番、たくさんありますねぇ。

 展開が、コトーが彩佳の見舞いに東京へ来る、ということになると
までは予想していませんでしたね。
 そして、コトーの留守を預かるのが、あの三上医師とは。三上先生
って、確かスペシャルで北海道に赴任していたのではなかったでした
っけ?あれ?終わりの方で沖縄に来ましたっけ?と、こんな展開にな
るなら、もっと三上医師に注目しておくべきでしたね。
 次回は東京のコトーと彩佳、そして沖縄の三上とミナという展開で
しょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 来期のドラマの概要を見ていての雑感。

 TBSは、冬ドラマに一年分のコストをつぎ込むのでしょうか?木村拓哉主
演で張り込めば、きっと「GOOD LUCK!」の時並の視聴率がとれるで
しょうね。そして、あとの三期は、適当なドラマで場をつなぐ、ということ!?

 そして、オリジナルの脚本の方が少数派になるほどの原作ありのドラマ。。。
 オリジナルの脚本って、何でしょうねと考えてしまいます。

 フジテレビは、すっかりブログ原作がお得意ですね。でも、どうしてブログ
の作者はいつも名前がカタカナなんでしょう。

 米倉涼子は松本清張原作のドラマの悪女役がすっかりはまり役になってしま
いましたね。でも、まさか二匹目のどじょうならぬ、三作目までになるとは。
(鈴木)

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