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タイトル:Daily Drama Express 2006/11/07 Dr.コトー診療所2006 (9)  2006/12/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/07 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル Dr.コトー診療所2006
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 五島健助(吉岡秀隆)
 星野彩佳(柴咲コウ)
 原剛利 (時任三郎)
 星野正一(小林薫)
 安藤重雄(泉谷しげる)
 仲依ミナ(蒼井優)
 西山茉莉子(大塚寧々)
 和田一範(筧利夫)
原  作 山田貴俊
脚  本 吉田紀子
主題歌  中島みゆき「銀の龍の背に乗って」

あらすじ  第九回 愛を乞う者

 仲依ミナ(蒼井優)は島の男性たちのアイドル。

 東京から来た青年が、診療所へ来る。ミナを訪ねて来たのだ。

 ミナは青年の顔を見ると、慌てて奥へ引っ込む。
 青年・仲依知明(忍成修吾)は、「ミナは僕の妻です」と言う。

 星野正一(小林薫)がやってくる。

 知明が話をする。自分たちは結婚して一年。でもこの冬、突然ミナ
は離婚届を置いて、家を出てしまった、と言う。

 みんなの必死の説得に、ミナが顔を出し、仕事が終わったら話す、
と言う。そして仕事に戻るミナ。


 夕方、二人は浜辺で話す。

 傷だらけのミナが歩いている。

 五島健助[コトー](吉岡秀隆)が傷の手当てをする。
 ミナはDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者。ミナはこ
のままでは殺されると思い、逃げてきた。知明も同じような境遇で、
ひとりぼっちだった。彼なら自分のことをわかってくれると思った。
 でも、結婚をしたら変わり、暴力をふるうようになった。でも、そ
の後は優しくなり、もう暴力はふるわないと言う。自分がついていな
ければ夫はもっとひどいことになるのではないか。自分さえ我慢すれ
ば、と思って耐えてきたという。

 コトーや正一の前で知明は、暴力はふるっていない。腕も少し強く
つかんだだけ。もちろん自分が悪いが、これ以上は夫婦の問題なので、
立ち入らないで欲しいという。

 知明は椅子から立ち上がると、胸を押さえる。
 コトーがもう一度座ってください、と言っても断って出て行く。


 正一とコトーは、改めてミナの話を聞く。でも、ミナの話は要領を
得ない。正一は、もうよりを戻す気はないのだろう?、と聞く。
 コトーは、ミナに、東京にいたときの知明の様子を聞く。

 そこに和田一範(筧利夫)が飛び込んできて、何でみんなミナの力
になってやらないんだ!と叫ぶ。
 ミナは逃げてもこんなことになることはわかっていた.....と言う。

 安藤重雄(泉谷しげる)は、知明なんて追い返しちまえ!と憤るが、
ほかの人たちは、騒ぎをおこして、ミナがこの島にもいられなくなっ
たら大変、と止める。

 診療所の電話が鳴り、仕方なくミナが出る。相手は知明。離婚届を
書いたから、最後にもう一度あって欲しい、と言う。


 和田がミナを車で家まで送る。一人で出歩くと、危ないから、と。


 ミナは、知明が泊まっている部屋へ来る。そして机の上に置かれた
離婚届を手に取る。
 ミナは離婚届を取りに来ただけだからと帰ろうとするが、知明はミ
ナの腕をつかんで捕まえると、ミナの首を絞める。島のみんなに護ら
れた気で、いい気になっているけど、ミナのことをわかっているは自
分だけだ、と言って。

 そこに和田が飛び込んでくる。ミナに、出歩くなと言っただろう、
と。

 知明は、和田がミナと!?と疑い、飛びかかろうとする。でも、突
然胸を押さえ、倒れる。

 和田は慌てて知明の様子を見るが、脈もふれず、呼吸もない。
 和田はぼーっと立っているミナに、呼びかける。

 ハッと我に返ったミナは、心臓マッサージを開始し、和田にコトー
に連絡して、診療所へ運んで欲しいという。今まで胸が痛いふりをし
ていただけだと思っていた、と言う。

 コトーが診察すると、脈も呼吸もやはりない。横隔膜ヘルニアにな
り、胃や腸が上がり、心臓を圧迫して、呼吸できなくなったのだろう。
緊急で開胸手術が必要。

 ミナが助手を務め、オペは終わる。

 ミナはコトーに、今まで何度もこのまま知明が.....と願った。今
回もそう。なのにどうして、知明を助けたのだろう、と言う。
 コトーは、ミナは立派に看護師のつとめを果たした、と言う。

 コトーはこの島へ来た理由を話す。東京の大学病院に勤めていたと
き、まだ中学生の女の子を死なせてしまった。その時大学は、研修医
のせいにしようとした。その後、自分はこの島へ来て、少しずつみん
なの信頼を得られるようになった、と。


 正一がミナに、コトーの言葉を伝える。しばらく診療所を休むよう
に、と。
 そして自分たちの言葉として、ミナを実の娘のように思っている、
と言う。


 西山茉莉子(大塚寧々)がミナに、逃げているばかりでなく、時に
は立ち向かわなければならない、と言う。


 回復した知明は、コトーとミナのおかげで、命が助かった。この風
の音を聞いていると、優しい気持ちになれる。ミナともう一度話がし
たいという。

 コトーが振り返ると、病室の入り口に、ミナが立っている。コトー
は二人だけで話がしたいという知明の希望を聞き入れ、二人だけにす
る。

 知明は、二人で東京へ帰ろう、という。
 ミナはここへ来て、たくさんのすてきな家族と出会った。自分が入
り込めない関係。だから知明の言っていることもわかる。でも、知明
はミナに甘え、ミナを頼り、暴力のはけ口にしただけ。だからもう自
分を解放して欲しい、と頼む。一人だけで生きていけるから、と。

 突然、知明は立ち上がると、ミナの首を絞め、ミナのことがわかる
のは自分だけだ!と叫ぶ。
 和田が飛び込み、知明をミナから離すと、この島から出ていってく
れ、と言う。ミナは、知明と出会い、好きになり、信じて結婚した。
その人から裏切られて、どんなに傷ついたかわからるか、と言う。


 夜、知明はコトーに、自分が代われると思ったのは本当だ。でも、
この手が.....と言う。

 コトーは、やはり知明はこの島を出て行くべきだ。誰も傷つけては
いけない。体の病気同様、心の病気も治そうとしなければならない。
そして心の病は、本人が治そうとしなければならい。本人が治す気に
なってはじめて医者はその手助けができる、と言う。


 退院した知明は、島を出て行く。


 出勤してきたミナ。コトーや和田はいつもと変わらず、ミナを出迎
える。
 ミナは二人に謝る。病院に勤務していたとき、志木那島の看護師募
集の記事を見た。そこに写っていた夕陽の美しさに惹かれて、ここに
来た、と言う。嘘までついて、ここに来たことを謝る。この島にいた
い、と。

 そこに電話。弥生おばあさんが、膝が痛いので、『ミナ』に薬を持
ってきて欲しいと言っている、と。

 支度をして、薬を届けに行くミナ。

 和田がコトーに、彩佳からの手紙を渡す。

 和田は自室で、ミナが好きだといっていた、岬の夕陽の写真を取り
出す。

 島の人たちに笑顔で迎えられるミナ。


 彩佳の手紙。先日電話で怒鳴ったことを謝り、治療と通学の毎日だ
とつづられている。そしてやはり父・正一に病気のことを言うべきだ
と思った。正一への手紙を同封した。正一が一人で手紙を読むと、気
が小さいから心配。だからコトーに一緒にいて欲しい、と書いてある。


寸  評  男のDVって、一番卑怯だと思います。最低の行為同士だけど、
まだ浮気の方がましだと思うぐらい憎みます。夫が妻に暴力をふるう、
体格差を悪用した卑劣な行為です。
 今回、知明は自分が生死の境をさまよったことで、ミナと別れる決
心をしたようですが、現実のDV夫はそう簡単ではないようです。知
明もそうですが、そもそも彼らは、自分が暴行という犯罪を犯してい
るという自覚がないのです。
 また、ミナもそうですが、暴力をふるわれ、助けを求める先を持た
ない妻は、マインド・コントロールされてしまうのですよね。自分は
この暴力に耐えるしかない、と。そして唯一の逃げ場は、自分の頭の
中で夫の死を願うこと。
 外からはわからないのが、またかわいそうですね。あるいは逆に、
外から見えても、当人はアドバイスを受け入れられない状況に陥って
いることも。
 暴力をふるうことを偉いと思っている男は最低!

 そういえば、夫婦げんかできる関係は健全だと思いますよねぇ。暴
力夫では、けんかにもなりません。一方的な夫からの圧力になってし
まいます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 ちょっと前になりますが、交差点で、ビルの屋上に取り付けられた新曲発売
の看板を見ました。あー、桜塚やっくんって、またCDだしたのね.....と思
いました。
 でも、後日、その図柄の広告を見る機会があって、誰かと見たら、浜崎あゆ
みでした。
 あまりに似ていて、真相が判明したのちも、未だに桜塚やっくんに見え続け
ます。(鈴木)

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