メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2006/11/28 僕の歩く道 (8)  2006/12/05


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/28 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 僕の歩く道
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 大竹輝明(草なぎ剛)
 大竹里江(長山藍子)
 大竹秀治(佐々木蔵之介)
 大竹りな(本仮屋ユイカ)
 堀田丈二(加藤浩次)
 久保良介(大杉漣)
 松田都古(香里奈)
 大石千晶(MEGUMI)
 大竹真樹(森口瑤子)
 大竹幸太郎(須賀健太)
 亀田達彦(浅野和之)
 古賀年雄(小日向文世)
 河原雅也(葛山信吾)
脚  本 橋部敦子
主題歌  『』

あらすじ  第八話 偽りの心と真実の愛

 堀田丈二(加藤浩次)に、新しい仕事、新しい道のことを話す大竹
輝明(草なぎ剛)。
 堀田は、新しいことに自ら挑戦するのはすばらしいことだとほめる。


 輝明は、亀田達彦(浅野和之)の店の前に自転車を止めて、じっと
見つめている。
 通りかかった妹・大竹りな(本仮屋ユイカ)が、「お兄ちゃん、こ
の店に入りたいの?」と聞く。
 「はい」と輝明。

 そこに亀田が顔を出し、コーヒー飲んでく?と聞く。
 りなが、「お兄ちゃんは新しい店に入ると、緊張して」と説明しよ
うとするが、輝明はそれを遮る。
 亀田は、「ゆっくりどうぞ」と言う。


 輝明が帰宅し、新しい喫茶店へ行ったことを話す。
 大竹里江(長山藍子)はうれしそう。今度連れてってという。

 大竹秀治(佐々木蔵之介)が帰宅し、お土産のプリンを輝明に渡す。
 秀治は里江に節密検査の結果を聞く。
 何でもなかった、と里江。
 安心する秀治。

 輝明が二階に上がった後、りなは里江に、輝明はもう、松田(河原)
都古(香里奈)に頼らなくてもやっていけるね、と明るく言う。
 里江の心配事はむしろ、動物園の人たちに、輝明が迷惑を掛けてい
ないか、だった。

 秀治から、里江の無事を聞くと、大竹真樹(森口瑤子)もホッとす
る。そして大竹幸太郎(須賀健太)に、水彩絵の具をプレゼントし、
また絵画教室へ行っていいという。
 お礼を言う幸太郎に、「お礼なら、お父さんに言いなさい」と真樹。


 帰宅した河原雅也(葛山信吾)と都古。
 都古は輝明からの葉書に目を通す。
 一方河原は、教授夫妻と別れてからずっと、不機嫌なのだが、その
理由を都古には言わない。


 動物園で、ずっと募集していたレッサーパンダの名前を決めること
になり、アンケート箱の中の用紙を、机の上に広げる。三浦広之(田
中圭)は輝明にも、一緒に選ぶように言う。


 園長・久保良介(大杉漣)は本社へ行っていた。事情通が、久保は
本社に戻りたがっている。本社へ戻ったら、レジャー部長への出世が
待っている、とみんなに言う。

 常務と話をする久保。常務の方がよほど動物について博識。
 「勉強しておきます」としか言えない久保。

 障害者雇用について、イメージアップのため、と久保。
 常務は、それなら別の方法を考えるよう言う。なぜなら来園者数が
減り続けているからだ。常務は久保のやるべきことは、来園者数を増
やすこと。このままでは本社へ戻るどころか、園長の地位さえ危ない
と、言う。


 園に戻った久保は、早くレッサーパンダの名前を決めて、マスコミ
を集めて大々的に発表するという。


 休園日だったが久保は職員を集めて、レッサーパンダ『グッピー』
と『マーボ』のお披露目について説明する。

 だが、グッピーの体調が悪い。古賀年雄(小日向文世)は記者発表
の延期を乞うが、久保はもうマスコミの人たちは集まってきているの
だから、と強行する。

 古賀は久保に対して、二年前にやってきた久保より、自分たちの方
がずっと動物について詳しい。動物にとっては、想像以上のストレス
がかかるのだから、と言う。

 久保は死ぬ訳じゃないでしょ、と強行。
 でも、グッピーの容態はとても悪い。すぐ獣医に診てもらい、脱水
症状を起こしていると判明。補液を行う。

 久保はグッピーが死んでは困る、と言う。

 輝明は、ずっと獣医の隣でグッピーの様子を見ていたが、時間なの
で帰ります、と挨拶し、帰って行く。


 レッサーパンダ命名の様子がニュースで流れる。りなが画面の端に
写っている輝明を発見。


 久保がグッピーの檻の前へ行くと、みんな集まっている。久保は、
みんなここだと思った、と言う。
 三浦は、みんな残業代なんてつけないから、久保は帰っていいとい
う。


 久保は帰り道、焼き芋屋のところで、焼き芋を買っている輝明を見
かけ、声を掛ける。

 久保は、焼き芋を食べている輝明と同じベンチに座る。そして、輝
明はいいねぇとつぶやく。
 輝明は、都古からもらった葉書の文句、『テルは動物園の飼育係で
す.....』をつぶやく。


 みんなグッピーの檻の前で、グッピーを見守っている。

 そこに輝明が戻ってきて、みんなと一緒に見守る。

 輝明は、里江に、帰りが遅くなる、と電話。
 その様子を見て古賀が電話を替わり、事情を説明する。
 里江は、むしろ輝明が足手まといになっていないか心配する。
 古賀は輝明も立派な飼育係の一人だという。

 グッピーが回復の兆しを見せる。古賀がよかったというと、三浦が
その意味を解説する。
 でも、当の輝明は、あくびをする。いつもなら、もう寝ている時間
になっていた。


 古賀が輝明を家まで送る。
 輝明が家に上がった後、里江は古賀に輝明の様子を聞く。古賀は、
輝明はちゃんとやっていると言う。


 朝、出勤してきた久保は、グッピーの体調がよくなったことを喜ぶ。
 でも、まだ人前には出せないと釘を刺す古賀。
 承知している久保。そして入園ゲートに、グッピーはしばらく姿を
出せないと張り紙をし、がっかりして帰って行く来園者も多い。久保
は深々と頭を下げ、お詫びする。


 職員たちは帰って行き、事務所には古賀と久保が残っている。久保
はそろそろ帰るところなのだが、無愛想な古賀に、遂に文句が言いた
いなら言え!とキレる。

 古賀は突然、自分はそんなご大層な人間ではない。自閉症の息子を
見捨てたのだから、と言い出す。

 コーヒーを入れて、続きを話そうとする古賀。規模はコーヒーは嫌
いだと言い、二人で居酒屋へ行く。

 久保は、動物をかわいいと思っているふりをしている。出世したい
と思っている。
 でも、全部、本当の自分じゃない。出世なんて本当はしなくてもい
い。さしていいことがあるわけでもないし。でも、男は出世するもの
となっている。だから自分も出世しなければならない、と言う。

 古賀は、ふりさえできなかった。自閉症の息子を認めることさえで
きなかった、と言う。
 久保は、少なくとも息子を認められなかった古賀自身は、本当の古
賀の姿なのだから、と言う。


 都古は大石千晶(MEGUMI)と食事をし、カラオケにも行くと
いう。河原は大学時代の同級生たちと飲んでくるのでOKだと言って。

 都古が帰宅すると、すでに河原が家にいて、不機嫌。同級生たちを
家に連れてきたのに、都古がいないから恥をかいた、と言う。
 都古が、それなら電話してくれればいいじゃないの、と言うと、先
日もだがそういうことを言ってんじゃない!と怒る河原。都古は自分
の妻なのだから。先日も教授夫妻に対して、河原の休みの日の様子を
聞かれ、『ゴロゴロしている』と都古は答えた。それではまるで自分
が無趣味の男にみえてしまうじゃないか、と言う。
 都古は、そんなこと、あらかじめ言ってくれなければわからないし、
それにそれじゃ、河原の都合ばかりではないか!と反論する。

 河原は遂に、都古と結婚するために、前の妻と離婚までしたんだと
言ってしまう。
 さすがにそれは言い過ぎただと気づき、謝る河原。
 都古も謝る。


 里江は朝、輝明に久保に渡すように、と手紙を持たせる。

 手紙を受け取った久保が読むと、それは里江からの感謝の手紙だっ
た。輝明が落ち着いていろいろなことができるようになったのは、理
解のある職員の皆さんと、そして何よりも久保のおかげと書かれてい
る。先日も体調の悪いグッピーに付き添ってみんなと一緒に遅くまで
仕事をしていた、と。

 久保は返事を書こうとしたが、途中でやめる。


 久保が歩いていると、また焼き芋を買っている輝明に会う。そして
また、焼き芋を食べている輝明と一緒にベンチに腰掛ける。
 今まで輝明がどんな仕事をしたか聞く。輝明は、いろいろな仕事を
していた。長続きしないのだ。
 輝明は、多くのことができるのが偉いのではない。自分のできるこ
とを一生懸命やることが大切なのだという。
 誰から教わったの?と聞かれ、「お母さんから」と答える輝明。

 久保は、園長になると一生懸命やるだけでは足らず、結果を出さな
ければならないんだ、とつぶやく。


 久保が園内を見回り、来園者に声を掛ける。
 でも、ある子から「マレーバクは、マレー半島と関係があるんです
か?」と聞かれ、言葉に詰まる久保。
 すると、そばで掃除をしていた輝明が、マレーバクについての説明
を始める。
 来園者たちが輝明の前に集まる。

 動物園に、突然常務がやってくる。
 そして、定規を使ってリンゴを切る輝明を見る。

 事務所へ現れた常務。
 久保が慌てて、そろそろお昼なのでおいしい鰻重でもとりましょう
か?とご機嫌取りを始める。

 常務はひどい飼育係がいる。挨拶もしなければ、話しかけても返事
もしない。しかもリンゴを切るのに定規を使っている、と言う。
 みんな輝明のことをさしていると気づく。

 常務はその定規を取り上げてみたら、急にぶつぶつ訳のわからない
ことをつぶやき始めた、と言う。
 久保は慌てて常務から定規を奪うと、輝明のところへかけていく。
そして輝明の前のまな板の上に、元通りに定規を置く。そして、「大
竹さん、りんごを切ってください」と言う。
 輝明は、ツール・ド・フランスの歴代優勝者名をつぶやくのをやめ、
落ち着いてリンゴを切り始める。

 事務所へ戻った久保。もう常務はいない。
 古賀は、今のは障害者に理解のある『ふり』をしているのではなく、
本当の気持ちですね、と言う。

 久保は、一気に里江に対する返事を書く。

 久保が家路をたどると、また輝明が焼き芋を食べている。
 久保もベンチに並んで腰掛け、焼き芋を食べる。久保の鞄には、里
江への返事が入っている。
 久保が、先日常務からテストされて答えられなかった、フラミンゴ
が紅いわけを話し、輝明は知っているか?と問う。
 輝明は、久保よりもずっと詳しくフラミンゴについて語る。


 久保からの返事を読む里江。そこには、輝明は輝明のできることを
一生懸命やっていると書かれている。輝明にはまだとまどうことも多
いけど、一生懸命やっていると書かれている。輝明にまだ、とまどう
ことも多いけども、逆に輝明から学ぶこともたくさんあると。
 うれしさに涙ぐむ里江。


寸  評  久保は、以前からなんとなくうさんくさい人物に描かれていまし
たが、久保について、一気にわかる回でした。
 今回の描かれ方では、常務はよくわからない人ですね。動物につい
て詳しいのに、関心はただ入場者数を増やして、利益を上げることだ
け。そして、外には言えないけど、障害者雇用も利益を生まないので、
切り捨てようとする。
 企業にとって、障害者雇用はイメージだけでなく、確か減税にもな
るはずですよね。
 今はやりは社内にマッサージ・ルームを設け、視覚障害者などを雇
用することですね。社員の福利厚生にもつながり、一石二丁だかそれ
以上だかになるらしいです。

 ところでも古賀がまさか自ら進んで息子のことを久保に話すとは思
いませんでした。ちょっと唐突な感じがありますよね。もっと回数が
あれば自然に久保にわかったところを、ストーリー運びの都合上、こ
こで、久保に古賀の息子の存在を知らせる必要があったのでしょう。
 これから古賀が輝明の父親のような存在になっていくのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 いよいよ12月になってしまいました。わたしのつとめる会社は、12月が
年度末になります。
 年度末でない会社でも年末は何かと忙しいもの。それが年度末と重なると、
てんやわんやの大騒ぎです。
 そこに忘年会も絡んできます。忘年会のある日は早く仕事を終わらせなけれ
ばならず、その分がただでさえ忙しい日に、その分が積み増され.....。
 考えるの、やめておこう。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。