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タイトル:Daily Drama Express 2006/11/27 のだめカンタービレ (7)  2006/12/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/27 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル のだめカンタービレ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 野田恵 (上野樹里)
 千秋真一(玉木宏)
 谷岡肇 (西村雅彦)
 峰龍太郎(瑛  太)
 三木清良(水川あさみ)
 奥山真澄(小出恵介)
 多賀谷彩子(上原美佐)
 大河内守(遠藤雄弥)
 佐久 桜(サ エ コ)
 峰 龍見(伊武雅刀)
 河野けえ子(畑野ひろ子)
 江藤耕造(豊原功補)
 フランツ・シュトレーゼマン(竹中直人)
 石川怜奈(岩佐真悠子)
 田中真紀子(高瀬友規奈)
 玉木圭司(近藤公園)
 橋本洋平(坂本 真)
 鈴木 萌(松岡璃奈子)
 鈴木 薫(松岡恵望子)
 岩井一志(山中崇)
 金城静香(小林きな子)
 井上由貴(深田あき)
 金 井 (小嶌天天)
原  作 二ノ宮知子
脚  本 後藤凜
主題歌  『』

あらすじ Lesson7「新オケ始動!すれ違う恋に波乱の予感!?」

 「3年間埋もれたお前の才能、俺が昇華させてやる!感謝せいや!」
とハリセンを振り回す江藤(豊原功補)にのだめ(上野樹里)は困惑
を隠せない。江藤はまず好きな曲を弾いてみせろと命令する。

 のだめはすっかり萎縮し「メリーさんのヒツジ」を弾きだす。ショ
パン(ポーランド1810-1849)、リスト(ハンガリー1811-1886)を想
定していた江藤は「今までなにやってきたんや!」と激怒する。のだ
めは「おなら体操」の譜面を見せる。谷岡(西村雅彦)とともに教育
実習までに振り付けを含めて完成させる、これがのだめのやってきた
レッスンだった。

 江藤は「なめとんのか!ここは音大や!もうお遊びは1秒たりとも
……」とハリセンでのだめの肩をポンポンと叩きいていたそのとき、
縮こまっていたのだめの表情が急変する。「お遊びじゃなか!のだめ
べっちゃ真剣にやっとっとよ!」。切れたのだめは江藤からハリセン
をひったくると、膝を使ってへし折る。「メリーさんのヒツジのどこ
が悪いと。のだめべっちゃ真剣に勉強しとっとよ!」。のだめは一気
にまくし立てるとドアにかけより振り向きざま「おまえ、言うな」と
睨みつけて出て行ってしまう。のだめの迫力に圧された江藤は呆然と
見送る。

 のだめはすぐ谷岡の教室へ走る。谷岡は笑顔で出迎えるが、「君の
担当はもう僕じゃないから」とかまおうとしない。のだめは江藤とは
ウマが合わないと必死に訴えるが、谷岡は「僕にはどうすることもで
きないよ、頑張りなさい」と言ってのだめを退室させる。のだめは肩
を落とし涙ぐみながら立ち去る。

 桃ケ丘音大カフェテリア。千秋(玉木宏)、清良(水川あさみ)は
新たなメンバーとともに新オケの運営について話し合っていた。真面
目な性格のオーボエの黒木泰則(福士誠治)、女たらしで軽いノリの
チェロの菊地亨(向井理)、几帳面なヴァイオリンの木村智仁(橋爪
遼)などが話し合いに参加してきた。

 公演場所、日時、曲目、練習場所、メンバー集め、資金繰りなど課
題はいろいろあるが、学生有志のセミプロとあって明るいムードに包
まれている。そこへ千秋の携帯に龍太郎(瑛太)と桜(サエコ)の
Aオケ合格の連絡が入る。千秋は「弦2名追加」と思わずにやける。と
もあれ、新オケ結成を祝う飲み会をやろうという話になる。

 飲み会には真澄(小出恵介)や新たなメンバーも集まってきたが、
みなコンクールなどで顔見知りという状況なので、龍太郎と桜は蚊帳
の外状態。この先うまくやっていけるだろうかと少し不安を覚える。

 話題は、最初にやる曲を何にするかになる。メンバーも少ないしモ
ーツァルト(オーストリア1756-1791)やハイドン(オーストリア
1732-1809)といった古典派がいいんじゃないかといった意見が出さ
れる。千秋はSオケと違った落ち着いた雰囲気に安堵する。

 だが、30分も立つとSオケ同様のドンチャン騒ぎになったのでがっ
くりしてしまう。しかも清良や龍太郎は酔った勢いでマーラー(オー
ストリア1860-1911)の「千人の交響曲」(交響曲第8番)をやりたい
と言い出す始末。千秋は「1000人て……」と奏者数も資金も頭に入っ
てない暴言に頭を抱える。

 そんな中、菊地がコンチェルト(協奏曲)をやろうよと持ちかけて
きたので千秋はホッとする。千秋も人数からして協奏曲が適当と考え
ていたからだ。メンバーはソリスト志望者が多く、最初の曲としては
うってつけに見えた。

 清良の発案で曲は千秋が決めることになる。千秋はしばし考えてい
たが、ハメをはずすメンバーたちのなかで1人静かに飲んでいる黒木
が目に入る。千秋は「決めた」と黒木をソリストとしてオーボエ協奏
曲をやることにする。指揮を振る上で物静かで落ち着きのある黒木が
一番合いそうだと考えたからだった。黒木はこの申し出を受け入れる。

 のだめは裏軒に千秋を探しに来たがいないので落ち込んでしまう。
龍見(伊武雅刀)が何か食べていくように勧めるが、のだめはうつろ
な目をして出て行ってしまう。龍見は心配になり電話で龍太郎にのだ
めがおかしい、幽霊のようだと伝える。龍太郎はのだめはいつもおか
しいんだと気にも留めないが、千秋はごはんを食べないのは明らかに
おかしいと気になる。

 江藤はハリセンを振り回しながらのだめを探していた。のだめは大
学に来ていたものの江藤のレッスンは出ていなかった。

 新オケはモーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調をやることにし、桃
ケ丘音大で初練習に臨む。黒木は表現方法について千秋の意見を参考
にするなど千秋に対して協力的で雰囲気もいい。だが、35人編成で打
楽器パートのない曲のため、龍太郎、桜、真澄は出番がなく少し不満
げでいる。

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 −モーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調、曲は協奏曲風ソナタ形式
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 黒木の演奏はすばらしく、指揮をしながら千秋もその力量に感嘆す
る。高い技術、繊細で力強い、ゆるぎない精神……。黒木の秘めた自
信の程が窺える。しかし一方で千秋は自分のイメージと少しズレがあ
るのを感じる。真澄は「なんか武士みたいよね」と生真面目な黒木の
演奏を評する。

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 −でもさすがにみんな腕もいいし、勘もいい。このオーケストラは
いい!
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 千秋は新オケに手ごたえを感じていた。オケメンバーも千秋の指示
は的確で、曲に対する理解も深いと感じていた。

 初日の練習を終えた後、龍太郎は「うまい、みんなうますぎる……」
とがっくりしていた。それを耳にした清良は「男のくせに女々しいわ
ね!」を冷たい視線を向ける。龍太郎は千秋に次の曲を早く決めて先
に練習したいと訴える。

 オーケストラ名はR☆S(ライジングスター)オーケストラに決ま
る。

 事務と経理を引き受けていた木村は彩子(上原美佐)に頼んでコン
サート会場をとってもらった。彩子は多賀谷楽器の顔利きで東京シン
フォニーホールをおさえる。東京シンフォニーホールはあまりにも大
きく、観客を集めるのに苦労すると木村は驚くが、話を聞きつけたけ
え子(畑野ひろ子)と佐久間(及川光博)が宣伝協力を買って出てく
れる。佐久間はさらにシュトレーゼマンの新作CD「ブラームス交響曲
第1番ハ短調」を贈る。

 龍見はのだめの様子を心配し、千秋にスタミナ定食を持たせる。だ
が、のだめはいつものように明るい様子で、「先輩がモーツァルトを
やるなんてちょっとイメージが湧かない」と笑う。のだめにとってモ
ーツァルトはピンク色なのだと説明する。よく食べるし、よくしゃべ
るので、千秋は幽霊みたいだったと言うこの前の話はなんだったのだ
ろうと首をかしげる。

 千秋はのだめに最近のレッスンの様子を尋ねる。のだめは担当が江
藤になって困っていることを相談しようとするが、千秋は「俺はオケ
で忙しいから自分のことは自分できちっとやれよ」と言い出したので、
何も言えなくなってしまう。

 翌日、千秋は指揮をしながら黒木の演奏もオケもピンクというより
いぶし銀だなと感じる。モーツァルトの音楽にはもう少し華やかさや
暖かさがあったほうがいいのかもと千秋は考える。

 休憩時間、千秋はさっそく黒木に譜面の指示を伝えようとするが、
突然のだめが若奥様気取りのエプロン姿でおにぎりと味噌汁の差し入
れを持って入ってくる。千秋は口元をゆがめ、すぐさまのだめを外へ
と追い出す。千秋はこのオケに今できるすべてをかけていたので、の
だめのせいで緊張感がなくなるのを恐れたのだった。

 千秋はふとのだめがレッスン中であることに気づき問いただす。の
だめは谷岡が休みだと嘘をつくが、すぐ見破られる。千秋はのだめが
何か隠していると感じ話させようとするが、そこへ黒木が質問にやっ
てくる。のだめは黒木に「差し入れです」とおにぎりと味噌汁を渡し
て逃げていく。黒木はのだめの天真爛漫さに思わず一目ぼれしてしま
う。

 清良はメンデルスゾーン(ドイツ1809-1847)のヴァイオリン協奏
曲ホ短調を弾いていた。龍太郎はその音の綺麗さに言葉も出ないとい
った顔つきで、清良に駆け寄ると弟子入りを志願する。清良は煩わし
がるが、龍太郎は「好きだ、清良のヴァイオリンが!」と熱っぽく言
い出すので清良はびっくりしてしまう。

 練習再開後、千秋はオケの雰囲気がガラリと変わったのに気づく。
それはまさしくピンクのイメージだった。のだめに一目ぼれした黒木、
龍太郎に音色を誉められプライドをくすぐられた清良は時折笑顔を見
せながら弾いている。千秋は思わぬのだめ効果を認めざるをえない。

 千秋は谷岡を訪ね、のだめの担当が江藤になったことを知る。のだ
めと千秋のラフマニノフの連弾を聴いた江藤が谷岡に頼んで代わって
もらったのだという。谷岡は最近のだめの中で練習に対する姿勢が何
か変わりつつあるのに気づき始めていて、江藤に交代してもいいと考
えたのだった。

 千秋はのだめに「お前に先生は向いてない。教育や指導なんてでき
っこない。こどもになめられる、いじめられる」とはっきりと告げる。
のだめは「でも幼稚園の先生になりたいんです」と千秋の賛意を求め
るが、千秋は「俺が親ならお前にだけは預けたくない!」と全否定、
ショックを受けたのだめは「絶交です」と言って立ち去ってしまう。

 千秋はのだめが演奏者向きなのがわかるだけにのだめの考え方に納
得がいかずため息が出る。しかしいくら才能があっても本人がその気
にならなければどうにもならない。結局のだめを変えるには自分のこ
とを変えていくしかない……千秋はそう考える。

 のだめがまたR☆Sオーケストラの練習場へやって来ると練習はす
でに終わっていたが、黒木が1人でリードを削っていた。黒木はのだ
めを見ると差し入れの包みと魔法瓶を返す。そしてお礼としてスズラ
ンの花を渡す。

 のだめは嬉しそうにスズランを見ながら、ふと黒木に幼稚園の先生
になりたい自分が上を目指す必要はないと思うという自分の意見をぶ
つけてみる。江藤がしごこうとし、千秋には自分の将来を否定され、
のだめは思い悩んでいた。上を目指す意味について黒木はうまく演奏
できるようになれればそれだけ嬉しいし、もっとうまくなればもっと
楽しい、つまり上を目指すというのは純粋に音楽を楽しむことだと思
うと答える。

 江藤は千秋を捕まえ、のだめのことを聞き出す。江藤は千秋を追い
出したのは自分の失敗だったと痛感していた。だから自分が見込んだ
のだめを一本立ちさせたい、そのためならトレードマークのハリセン
を捨てる覚悟も固めていた。千秋は江藤にのだめを操縦する方法とし
て「プリごろ太」「お弁当」を使うことを勧める。そして最後に「ま
ずは自由に弾かせてやってほしい」とお願いする。

 次の日江藤は千秋の言われたとおりにしてのだめをおびき寄せ、頭
を下げて謝ると、ようやくのだめはレッスンを受けることを承諾する。
ただし、「おなら体操」の振り付けを完成させること、絶対になぐら
ないことの条件付で。江藤は「プリごろ太」や「お弁当」のことを千
秋から聞いたことを話す。「なんだかんだいってもあいつは心配して
いるのだろう」と言う江藤の言葉に、のだめは嬉しくなり千秋を探し
に行く。

 千秋は図書館で次の曲を選定していた。そこへ彩子がやって来て東
京シンフォニーホールの図面を渡す。日本でやれることを見つけ一生
懸命になる千秋を応援したい、彩子はそう思っていた。千秋は海外に
行って評価されなければ意味がないとずっと思っていたが、日本でや
れることをやろうという気持ちになることができていた。一方千秋を
探しに来て、それを立ち聞きしたのだめは千秋が海外に行かないので
はなく行けないということをはじめて知る。

 その日の晩、のだめは千秋の部屋にご飯を食べにやってきていた。
千秋は「絶交だったんじゃないのか」とぶつぶつ言いつつものだめに
ご飯を作る。

 のだめは「先輩は海外に行けないって本当なんですか?もしかして
飛行機が恐いとか」と尋ねる。千秋は震え始め、ワインを煽る。千秋
は視線を落とすが「いいんだ、日本でやれることをやろうって決めた
んだ」と自分に言い聞かせるようにつぶやく。

 千秋は雑念を振り払おうと、勉強に打ち込もうとカバンを開ける。
すると佐久間から贈られたシュトレーゼマンのブラームス交響曲第
1番のCDが出てくる。解説書には「完成までに20年を越える歳月を費
やしたブラームス初めての交響曲。しかしこの壮大な曲を聴けば、彼
の20年に1秒たりとも無駄な時間がなかったことを知るだろう」と書
かれている。

 千秋はシュトレーゼマンの言葉を思い出す。「タイセツナノハ、キ
ミガドレダケコノキョクトムキアッタカトイウコト」「モットオンガ
クニボットウスルコト」「ハンパハユルシマセン」。千秋は本棚から
ブラームスのブラームス交響曲第1番のスコアを取り出すと、次々と
メモをつけていく。

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 −そうだ、もう無駄にできる時間はない。今日からはこのブラーム
スの曲に没頭しなければ!
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 千秋は12月3日の東京シンフォニーホールでの曲目をブラームス交
響曲第1番にしたことを伝え、意気込みも新たに練習に取りかかろう
とする。

 ところが、清良や菊地はコンクールの練習に忙しく遅刻してくる。
龍太郎は「コンクールの練習あるのはわかるけど、コンマスが遅刻な
んてありえねーだろ」と怒る。しかしメンバーからは「今はしかたな
いだろ、将来がかかっているわけだし」と冷めた言葉が次々と出る。
龍太郎は「俺だって、このオケに将来をかけてんだよ。このオケはす
ごいことやれると思っている」と訴えるが、メンバーたちからは失笑
が漏れる。

 菊地は「俺、来春にはボストンに帰るよ」と言い、清良も「私もい
ずれはウィーンへ戻るつもり」と続ける。メンバーはソリスト志望で、
世界を拠点に活躍することが目標だからこのオケをずっと続けるつも
りはなかったのだった。龍太郎は悔しさをかみ殺し、自分の席に戻る。

 千秋は黙って聞いていたが、何も言わず練習を始める。だが、オケ
はどこかおかしく、まとまりが消えてしまっている。

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 −ふざけんな、なぜ峰を笑う?俺だって……
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 千秋の思いは龍太郎と同じだが、清良たちの言うことを否定するこ
とはできない。けれどせめて今はこのオケだけのことを考えていてほ
しい……。千秋はやりきれない気持ちになり、コンクールが終わるま
で練習をしないことを告げ、練習場を出て行く。のだめは慌てて千秋
を追いかける。

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 −最初から解かっていたことじゃないか。みんながいなくなること
くらい……
*------------------------------------------------------------*

 やり場のない気持ちを押さえて千秋は階段を上っていく。のだめは
追いかけるが、つまずいて魔法瓶を落としてしてしまう。魔法瓶はコ
ロコロと階段を転がり落ちて行く。

 その瞬間、千秋の脳裏に幼いときの飛行機事故の記憶が甦ってくる。
機内は大きな揺れでパニックと化していた。そして筒状のものがコロ
コロと転がっていくのを千秋少年が手を伸ばして必死に取ろうとして
いる。ヴィエラのCDが床に落ちる。そして初老の男性乗客の姿……。

 「あのときの飛行機事故……でも、初めて見る人間……」。千秋は
震えだし、その場に立ち尽くす。


寸  評  今やれることを見つけ、希望を抱いていた千秋にとって、新オケ
を重視していないメンバーの本心をまざまざと見せつけられたことは、
またしても振り出しに戻されてしまったような気持ちでやりきれない
ことでしょう。こうなるとエイヤッ!で飛行機に乗れないものだろう
かと思いますが、どうやらただの恐怖感ではない何かがあるようです。
ギャグの要素で入っているのかと思っていましたが、やはり深い意味
がある設定なのですね。
 一方のだめの環境も激変、演奏家か幼稚園の先生なのか。千秋同様
のだめの苦悩も続きます。前半と比べてコミカルな要素や曲そのもの
がやや後退し、千秋やのだめの内面を描くことに重点が置かれてきて
いますが、その変化が自然でコメディドラマに青春的な要素がうまく
ミックスしているなと感じます。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 今回取り上げられていたオーボエ協奏曲ですが、私の聴いたことがあるのが
リヒャルト・シュトラウス(ドイツ1864-1949)の協奏曲です。シュトラウス
はアルプスに山荘を所有しており、その雰囲気が曲を支配していますが、曲の
作りは擬古典的でモーツァルト的です。モーツァルト以降オーボエやクラリネ
ットの協奏曲はほとんど作られておらず、モーツァルトを越える曲もありませ
ん。モーツァルトの協奏曲の完成度の高さ、楽器のもつ表現力の機能を使い尽
くしているという証明なのでしょう。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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