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タイトル:Daily Drama Express 2006/10/31 役者魂! (3)  2006/11/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/10/31 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 役者魂!
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 烏山瞳美(松たか子)
 相川護 (森山未来)
 梓里奈 (加藤ローサ)
 斉藤和子(濱田マリ)
 本能寺海造(藤田まこと)
 柳沢光春(香川照之)
脚  本 君塚良一
主題歌  松たか子『みんなひとり』

あらすじ 第3回「涙の大食い選手権!」

 烏山瞳美(松たか子)がマネージャーになった本能寺海造(藤田ま
こと)は、わがままで頑固で役者魂のかたまりのような人物だ。初日
は、無事幕が開き、舞台は良い評価も得た。

 本能寺の隠し子である福田桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)姉
弟は瞳美が預かっている。

 瞳美が目を覚ますと二人の子どもがいない。部屋中に貼られた矢印
の紙をたどると、手紙は冷凍庫の中だった。
 手紙には「お父様の所へ行って話をしてきます」とあった。

 本能寺は子どもたちと暮らすことを嫌がり瞳美に電話し助けを求め
るが、桜子は三人で暮らしても大丈夫だと答える。

 瞳美は演劇班に出社。社長・柳沢光春(香川照之)がやってくる。
相川護(森山未来)が経理報告。制作費は持ち出しで赤字だ。柳沢は
瞳美に「利益を出せ。宣伝してチケットを売りまくれよ」と命令する。

 本能寺家。忠太が本能寺に、テレビで見ないが売れていないのか?
と質問する。忠太は本能寺にバラエティに出ればいいのにと言う。

 瞳美と相川は、本能寺海造をテレビの生番組に売り込みを開始する。

 本能寺家。桜子は本能寺に転校手続きを頼む。本能寺は桜子は自分
の子だが、忠太は自分の子でないので、桜子から聞きだそうとするが
かわされる。

 瞳美は鶴亀本舗の大福を持って本能寺家へ。瞳美は本能寺の眼の前
に大福をちらつかせ、テレビの出演交渉をする。

 本能寺はテレビではまじめなことを話すと煙たがられ、おもしろお
かしいところだけ使われると、テレビ出演を拒否する。

 瞳美は本能寺の目の前で大福を食べてみせるが、本能寺はその手に
は乗ってこない。瞳美は切り札である子どもたちを預かることを条件
に出し出演を承諾させる。

 梓里奈(加藤ローサ)から昼食に誘われた相川。里奈は、相川に相
川は人生ついてないような感じがすると言う。「顔は二枚目になりか
けてなりそこねたって感じ」ときつい一言。

 テレビ局。情報番組とバラエティの区別がつかない相川がとった仕
事は、バラエティ番組だった。それを知った本能寺は不機嫌になる。

 舞台の宣伝告知の前にコントをやるのだが、本能寺の役は犯人。取
調べがそのままインタビューという形だ。本能寺は役になりきるため、
名前、役の背景などをプロデーサーに聞くが、サクサクッと雰囲気で
という返事が来たため怒って出て行く。

 結局、舞台告知ができず芝居の客の入りはガラガラ。

 劇場。瞳美は柳沢から呼び出され、相川に桜子と忠太の面倒を頼む。
斉藤和子(濱田マリ)は、相川と里奈が親しく話しているのを怒って
いる。里奈にタレントとしての自覚を促す。

 ヤナギサワエクスプレス。事務所には仕事をすっぽかしたディレク
ターから社長に怒って電話があった。柳沢は最近子どもが劇場にいる
ことを瞳美に問いただす。瞳美が本能寺の隠し子であることを告げる
と、面倒なことにならないようにと、隠し子問題を瞳美一人に押し付
ける。

 瞳美の部屋。相川が子どもたちを連れて行くとアントーニオ(富岡
晃一郎)が部屋の中にいた。合鍵をもっているのだ。

 忠太は自分は本能寺の子ではないと疑っていた。アントーニオは、
子どもたちの話から、忠太が本能寺の子どもでないと言い切ってしま
う。アントーニオは、自分の推察に一人舞い上がっているが、桜子と
相川は批判的な目で見る。

 瞳美が帰ってくる。ただならぬ雰囲気を感じた瞳美は、アントーニ
オが忠太を本能寺の子ではないと言ったことにあると知る。忠太も桜
子と相川から責められたアントーニオも泣いている。

 瞳美は忠太に、本能寺は忠太の父でなく、他のところにいるはずだ
から探そうと声をかける。自分の両親は3歳で死んでしまって一人ぼ
っちに、人生なんていいも悪いもなくてどう見るかなんだだと。あん
たは私より悪くない人生だ、姉はいるし両親とも今は離れているだけ、
楽勝だと思うと励ます。

 相川一人、瞳美の生い立ちに同情して泣いている。

 翌日、リチャード3世の舞台セットの前に、そぐわないバラエティ
のセットが組まれている。ラーメンの大食い選手権が始まろうとして
いる。

 そこへ瞳美が大福を大量に持って現れ、ラーメンを大福に変更して
もらう。それでも乗り気でない本能寺は機嫌が悪い。瞳美がチャンピ
オンになったら経費で大福1年分を約束してもダメ。

 瞳美は「演劇がバラエティに負けてもいいんですか」と声をかける。
少し間があるが、本能寺は大福をおいしそうに食べ始め、あっという
間に勝利する。

 その映像は夕方放送され、視聴者を驚愕させた。劇場は当日券を買
い求める客で長蛇の列ができ、始まって以来の観客が入った。本能寺
の演技が観客の心を動かし、立ち見が出るほど盛況だった。

 舞台が終わって大入り袋が配られる。

 楽屋では本能寺が二度とテレビの仕事はしないと怒っている。柳沢
はテレビの出演依頼が殺到しているとホクホク顔。

 本能寺は二度とあんな仕事をとってきたら首にするぞと瞳美に釘を
さす。本能寺は、今まで芝居のわかる人だけ来てくれればいいと思っ
ていたが、満員のお客さんに向かって芝居をするのは気持ちが良かっ
たことを認める。ただ、満員にしたのは、自分の力でマネージャーの
力ではないことを力説。

 本能寺は里奈の演技を批判し、今晩うちに来るようにと言うが、里
奈に気がある相川が一人暮らしの本能寺の家に行くのを心配する。結
局、瞳美の部屋で里奈の稽古をつけることになる。

 瞳美の部屋。アントーニオがワインを皆に振舞っている。本能寺が
里奈に芝居はまず発声から、君は芝居をなめているんだとお説教。

 忠太が起きてきた。本能寺が忠太を呼び寄せ、忠太は自分の子では
ないが、桜子と区別はしないと約束する。忠太は大人はうそつきだと
言うが、本能寺は絶対にうそをつかない、家族だと思うと断言する。

 本能寺は「約束を破ったら、肉1ポンドを奪えばいい」とベニスの
商人のセリフを言う。すっかり機嫌が直った忠太、呼び方は桜子と相
談してパパにする。

 里奈と相川は、どう見てもおじいちゃんと孫という感じだと言う。
二人は瞳美が子どもたちの母親で、相川が弟、里奈が妹と盛り上がる
が、アントーニオは何だろう?

 子どもたちが皆におやすみなさいと言う。それを聞いた瞳美は家族
の数だけおやすみなさいが聞こえる幸せな風景に感動する。

 次の日。瞳美は相川から柳沢が演劇班を無くすから帳簿の整理をし
ろと言われていることを聞く。それは本能寺の解雇も意味する。

 舞台は好評のうちに千秋楽を迎えた。

 その翌日。弁護士・細川辰夫(奥田達士)が父親の代理人として忠
太を引き取りにきた。


寸  評  第3話もよかったです。最後は心が温かくなりました。藤田まこ
といいですね。本能寺にぴったりです。

 藤田まことは大福が苦手なんだそうです。今回は「大福選手権」、
おいしそうに食べていましたが、実は苦しかったんでしょうね。

 セリフの中では里奈が相川のことを「二枚目になりかけてなりそこ
ねたって感じ」とか、桜子が場の空気の読めないアントーニオを「繊
細そうでバカなおかま」と批評する場面は、笑っちゃいました。

 アントーニオは究極のシチューを作るまで作り続けているようで、
瞳美に差し入れするのはいつもシチューだということが今回わかりま
した。

 結構早い展開で、今度は忠太の父が現れそうですね。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 最近、あれっ?と首をかしげることの多くなりました。その中の一つは、高
校の未履修問題です。平成15年度から必修科目が世界史、選択科目が日本史と
地理になったそうなんです。でも、日本人なのにどうして日本史が必修でない
のか?

 現役の高校生については、補習で補うそうなんですが、卒業生はそのままな
んですよね。今の高校3年生の子たちが貧乏くじを引かされているようで、か
わいそうな気がします。

 それに、小学校でも英語が必修になったら、ただでさえ「ゆとり教育」で時
間数が足りないのに、ますます基礎学力が低下しそうで心配です。他の教科の
時間数も減りそうだし。「ゆとり」と言いながら、放課後や土日に塾または自
宅でその分を学習するしかないなんて。

 経済的には豊かな国なのに、教育に関しては貧相な気がします。

 「家族〜妻の不在・夫の存在〜」(竹野内豊主演)を見ています。渡哲也と
並んだ竹野内を見て思うのは、ぼそぼそしたしゃべりです。時々何を言ってい
るのか聞き取れないところがあります。テレビ出演が多いからなのかな?地井
武雄がコメンテーターに出ていた番組に鶴田真由がドラマの番組宣伝に来てい
たのを見たことがあります。地井が鶴田に「決して批判している訳ではないが、
最近のテレビから出てきた人は、小さな声でぼそぼそしゃべっても、音声がひ
ろってくれるからいいな」と言っていたことを思い出しました。(たま)

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