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タイトル:Daily Drama Express 2006/09/05 ダンドリ。 (9)  2006/10/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/09/05 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ  Stage9「18人目のチアリーダー」

 「キック、ジャンプ、ターン、決め!」。要(榮倉奈々)の元気な
掛け声が体育館に響き渡っている。大会出場の道は絶たれたが
MAYFISHのメンバーは一生懸命練習に励んでいた。要たちの楽しそう
な様子をじっと見ていた駅前ダンス4人組は居ても立ってもいられな
くなり、チームへの復帰を懇願する。

 さやか(西原亜希)は駅前ダンス4人組の調子のよさに呆れるが、
要は快諾する。こうしてMAYFISHは総勢17人に膨れ上がり、メンバー
から文化祭で1曲披露しようという声が上がりますます盛り上がる。
 三郎太(増田貴久)は要の頑張りを嬉しそうに見ていた。そして要
への通算7回目の告白を決意し、気合いを入れる。

 三郎太は図書準備室でチアダンスの用具の手入れをしながら、かし
こ(木南晴夏)にチアダンス部の手伝いをしてみてはと誘うが、かし
こは「チアダンスに費やす時間はありません」と相変わらず素っ気無
い。

 マコト(大倉孝二)から石橋(國分太一)のもとに電話がかかって
くる。マコトは慌てた口調で深雪(菅野美穂)が石橋の部屋に来てい
ると伝える。石橋は驚いてすぐ帰り事情を聞く。深雪は思いつめた表
情で、弟子たちがクーデターを起こして鷺村流を去ってしまい、残っ
たのは深雪1人だということを話す。

 石橋は唐突な話に絶句し、「家元は?」と尋ねる。深雪は「お家元
は気丈に振舞われておりますが、内心は……」と視線を落とす。マコ
トはすぐ実家に戻れと言う。石橋は智子(山口香緒理)に顧問の引継
ぎをすると金沢へと戻る。

 要たちがチアダンスのHPを検索してみると、9月の大会の順位予想
が載っていた。1位は断トツで城東学園、要は麗夏(金子さやか)の
すごさに改めて感嘆してしまう。

 圭三(美木良介)に独自路線で行くと啖呵を切ったものの、ふさ江
(戸田惠子)たちは苦しい状況に追い込まれていた。周辺の店舗は次
々と翔洋ストアへと移り、ふさ江たちの商店街は寂れるばかりだから
だ。元夫が深く関わるだけにふさ江の苦しみは倍加するが、要は「私
たちは3人家族で頑張っていこうよ」と慰める。

 要たちは文化祭に向けて新たに始動したが、一方で9月の大会が諸
事情で開催中止に追い込まれそうになっているというニュースをHPで
知る。要は即座に麗夏のところに走る。麗夏は大丈夫と笑顔を見せる
が、部員の間には動揺が広がっていた。

 要は「なんかみんなが元気になれるようなことしてあげたいな。み
んなが集まってパーッと踊るとか」と双葉(加藤ローサ)たちと話し
合う。するとまゆ実(森田彩華)が「HPの掲示板で呼びかけてみた
ら?」と提案したので、さっそく交流会開催を呼びかける。

 金沢の実家に着いた石橋は深雪、マコトとともに父である家元に会
う。家元は「大したことではない。お前には関係ない」と突っぱねる。
マコトは10年前石橋を巻き込んで家を飛び出したことを詫び、石橋は
10年前のことをずっと後悔してきたから石橋だけでも許してほしいと
頭を下げる。

 だが家元は「お前たちはまだわからないのか?踊りとは心があれば
家元などという形がなくても成り立つ。この家は私の代で終わりにす
る」と頑な態度を崩さず、石橋は為す術なく退出する。石橋は「家元
の言う踊りの心がなんなのか、僕にはまだわからない」と苦悩の色を
浮かべる。

 HPの掲示板の効果は上々で一晩で全国から27件の書き込みがあった。

 圭三はふさ江の店を訪れ、こどもたちのために使ってほしいとお金
を渡そうとする。ふさ江は当然断る。圭三は引き上げるが、ふさ江に
は精神的な疲労が積み重なっていく。

 チアダンスの交流会はあちこちで話題になり始め、ついにはスポー
ツ紙の記者が取材にさつき高校にやって来るまでになる。要たちは交
流会の意義を熱っぽく語る。だが、かしこだけは何かひっかかるもの
を感じて不審な目を記者に向ける。

 疲れを見せるふさ江を気づかい、奈美世(濱田マリ)たちは圭三に
会いに行く。圭三は金で迷惑をかけたからその分はきちんと返すつも
りだと自分の考えを話すが、奈美世たちは「本当に償いをするなら金
とか形の問題じゃないでしょ!」と不快感を露にする。

 要が練習から帰ってくると、三郎太が晩御飯を食べていた。三郎太
の両親はブラジルへ帰国しており、1人暮らしで大変な三郎太を気遣
ってふさ江が晩御飯に呼んだのだという。ふさ江は「要の分もあるわ
よ」と食事を出すと「後は若い2人で」とにやついて出て行く。要は
余計なことをするなと言わんばかりだが、三郎太が毎日チアダンス同
好会を手伝ってくれていることを思い出し「こういう時じゃないと言
えないから」と深く感謝する。

 翌日要たちが登校してくると、思いもよらない事態が発生していた。
前日の取材が新聞記事に載ったが、それによると、さつき高校チアダ
ンス同好会が音頭を取って、全国のチアリーダーが連盟と決別し自主
的に交流会を開催するといったことが書かれていた。この結果大会ス
ポンサーが降板し、9月の大会は注視が決まってしまった。要たちは
言ってもいないこと書かれて青ざめる。

 チアダンス連盟の理事が奥村(斎藤洋介)のもとに事情を聞きにや
ってきた。連盟は大会開催のためにスポンサーと交渉中だったが、こ
の記事でスポンサーは完全に手を引いてしまい、大会は中止にせざる
をえなくなったと告げる。奥村は要たちを呼び出して軽率な行動を責
める。そしてさつき高校が責任を取ることを明確にするため、交流会
を白紙、チアダンス同好会を解散、メンバーたちの謹慎または停学を
検討すると伝える。

 がっくりくる要たちにさらにHP上でも非難が集まり追い討ちをかけ
る。要たちは取り返しのつかないことをしてしまったことに激しく落
ち込む。校内でも要たちを見ると生徒たちが「さつ高の恥!」と罵声
を浴びせる。しかしただ1人かしこだけは別だった。

 智子から知らせを受けて石橋はすぐ帰京し、要たちに「とりあえず
各校のチアダンス部に謝罪することから始めましょう」と持ちかける。
どうすればいいのかわからなくなっていた要たちは「そうだ、できる
ことからやっていこう」と気を取り直す。

 翌朝要たちが登校してくると、校内いたるところに貼り紙がびっし
りと貼られていた。見てみるとかしこの字で「チアダンス同好会はた
だ純粋に踊りたいことを訴えただけだった」という内容が書かれてい
た。要たちはすぐさま図書準備室へ駆け込む。かしこは毛布をかぶっ
て寝ていたが、物音に目を覚ます。

 驚いている要たちにかしこは「あたしはただ真実を伝えたかっただ
け。事実を捻じ曲げられたのが許せないのさ。わかったらもう一眠り
するから」と言って毛布をかぶる。かしこは三郎太と吾郎(篠山輝信)
とともに徹夜で貼り紙を作っていたのだった。

 要は「ねえ、まずは全国のチアダンス部に謝罪して、それからもう
一回踊ろう。1曲完成させて最後に踊ろう。あたしたちが本当にダン
スが好きだって事、証明しよう」と力をこめる。

 奥村はチアダンス連盟を訪れ謝罪する。理事は今回の件でさつき高
校に賠償を求めるようなことはしないと伝え、奥村は安堵する。しか
しそこへ石橋が現れ、理事に聞いてほしいことがあると切り出す。石
橋は要たちは純粋にダンスが好きで努力してきたのであり、連盟に楯
突くようなことは決してしていませんと伝える。

 要たちはかしこや麗夏たちの協力を得て、電話、手紙、HPなどで謝
罪をし終えると、体育館に集まり17人で最初で最後のダンスをするこ
とにする。要は「これが終わったら私たちは解散します。悔いが残ら
ないように一生懸命踊ろう」と話し、元気良く、精一杯踊る。

 そこへ石橋に伴われた奥村と連盟理事が現れ要たちのダンスを目に
する。要たちの踊りはチアスピリットに満ちた真剣なものだった。踊
り終えた後要は奥村と理事に気づき、慌てて謝罪をする。理事は「心
のこもったいいダンスでした。その心意気を忘れないで下さい」と微
笑み、奥村は「今後のチアダンス同好会は、石橋先生が責任を持って
指導してくださいよ」とこちらも笑顔を見せる。

 こうしてチアダンス同好会の解散はなくなり、練習を続けられるこ
とになる。要はかしこに向かって嬉しそうに「あたしたちの本当の気
持ちが伝わったのはかしこさんのおかげだよ」と抱きつこうとする。
かしこは「大会に出られるわけでもないのに何めでたがってんのさ」
と避けて逃げ出す。ところがかしこは走りながら不意にバレエのステ
ップをし始める。

 要は「えっ、何それ?」と目を丸くする。かしこは「いや、物の弾
みでつい……」としどろもどろになるが、かしこがダンスをできるこ
とにメンバーはみな驚きを隠せない。

 その夜石橋は家元に電話をし、昔「お前の踊りには心がない」と言
われた心の意味がようやくわかったと話す。踊りの心とは踊りが好き
だという純粋な思いではないかと。それだけ言うと石橋は電話を切る。
家元は黙っていたが、その表情からは険しさが消え笑顔が浮かぶ。

 翌日、石橋からチアダンス連盟の最終決定を伝えられる。連盟は今
年の大会をスポンサーに頼らない形で実施することとし、大会を交流
会形式として希望する高校すべてに参加資格を与えるということに決
めた。すなわちMAYFISHは大会に出場できることになった。

 要たちは「あとは練習に専念するだけだよ」と喜びに湧く。そして
かしこにターンやステップの指導を受けたいと言い出す。かしこは渋
々ながらOKする。こうしてMAYFISHはかしこを加えて18人になった。

 そんな折、三郎太のもとにブラジルの両親からエアメールが届く。
それを見た三郎太は表情を曇らせる。


寸  評  要たちのしゃべったことが大会中止を巻き起こしたというところ
が一方的に問題視されていましたが、そもそも学校に許可なく取材を
した新聞社の方が問題ではないでしょうか。学校が取るべき態度は新
聞社に抗議するのが筋のように思えたのですが。
 石橋の踊りに心がないの答えが踊りが好きだという純粋さというの
は少し浅いかなという気がしました。むしろその答えは頭でわかって
も、実際その形のない答えをどう表現すればいいのかで苦労するわけ
ですから。
 最終回に向けてチアダンスだけでなく、商店街、鷺村流、そして三
郎太の帰国などめまぐるしく話が動いています。あちこちのエピソー
ドが乱立するとチアダンスのシーンが薄くなる気がします。特に練習
はただの練習シーンになってしまって印象に残らず、チアリーダーと
いうドラマの核が弱いという感じがしてしまいます。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 9月に入りラグビートップリーグが始まりました。今年の注目は昨年まで早
稲田大学の指揮をとった清宮監督が監督しているサントリーです。低迷してい
た早稲田を5年間指揮してリーグ戦35勝0敗、昨年の日本選手権では18年ぶりに
社会人チームを倒す快挙を果たしました。今シーズンは昨年リーグ戦、マイク
ロソフト杯、日本選手権の3冠を達成した東芝府中にどこまでできるのか楽し
みです。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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