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タイトル:Daily Drama Express 2006/10/10 僕の歩く道 (1)  2006/10/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/10/10 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 僕の歩く道
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 大竹輝明(草なぎ剛)
 大竹里江(長山藍子)
 大竹秀治(佐々木蔵之介)
 大竹りな(本仮屋ユイカ)
 堀田丈二(加藤浩次)
 久保良介(大杉漣)
 松田都古(香里奈)
 大石千晶(MEGUMI)
 大竹真樹(森口瑤子)
 大竹幸太郎(須賀健太)
 亀田達彦(浅野和之)
 古賀年雄(小日向文世)
 河原雅也(葛山信吾)
脚  本 橋部敦子
主題歌  『』

あらすじ  第一話 誰よりも純粋な男

 記憶テストを受ける大竹輝明(草なぎ剛)。
 すべて正解。その理由は、言葉通りに覚えているから。
 でも、抽象的な言葉は苦手。「最近どうですか?」と聞かれ、とま
どう輝明。

 輝明は最近、弁当屋の仕事を辞めた。嫌なことを言う人がいたから
だ。その理由を問われると、パニックになる。


 自転車に乗って帰宅する輝明。車が一台も通らなくても、赤信号で
は停止している。

 帰宅すると母・大竹里江(長山藍子)に挨拶しも丁寧に手洗いとう
がいをする輝明。

 輝明の部屋。タンスの一段ずつに、中身を書いたシールが貼ってあ
る。

 『ツール・ド・フランス』のビデオを再生すると、テレビの前のい
すに行儀よく腰掛け、鑑賞。部屋の棚には、自転車関係の本やビデオ
がずらり。

 夕食時、里江が、明日就職相談会があるから、行ったら?と勧める
が、輝明は、悪口を言われるから嫌、と断る。

 兄・大竹秀治(佐々木蔵之介)が、妻・大竹真樹(森口瑤子)が作
りすぎたからと言って、餃子を一皿もって降りてくる。
 そして、輝明はもう、健常者と一緒に仕事をするのは辞めた方がい
いという。
 里江は、健常者だとか、障害者だとか分けるのはおよしなさいとた
しなめる。

 そこに妹・大竹りな(本仮屋ユイカ)が新しい彼氏に荷物を持たせ
て帰ってくる。

 里江が仕事を勧めても、仕事は嫌、と輝明。
 里江は、いつまでも無職というわけにはいかないけど、しばらくは
いいか、と言う。そしてあしたパートの後、デパートへ行くけど、と
誘うが、輝明は断り、松田都古(香里奈)のところへ行くという。

 輝明は、はがきに今日の出来事を書くと、都古に宛てて投函。


 動物園にやってきた輝明は、都古に手紙を出したという。「うん、
待ってる」と答える都古。
 輝明に話している都古に、「こんなところで油売ってちゃだめ」と
言う輝明。都古は仕事に戻っていく。


 都古が里江を訪ね、また仕事辞めたんですね、と言う。
 里江は、自閉症の症状の現れ方が人によって違うと説明してもわか
ったもらえないし、知的遅れもあるので。でも、『ツール・ド・フラ
ンス』の歴代優勝者の名前が全部言えて、本当は頭がいいのかも、と
思われると言う。

 都古は、動物園の飼育係の仕事を勧める。
 里江は責任も重いし、何かあったら都古に迷惑がかかると遠慮する
が、都古はすでに園長・久保良介(大杉漣)に話したし、面接してく
れると言っていたという。
 都古は輝明の幼なじみで、もう20年ものつきあい。

 輝明はこの話に乗り気。


 里江に付き添われ、面接に行く輝明。
 輝明は、マレーバクが生まれた年月日、名前もよく覚えている。

 久保は輝明の仕事ぶりがわからないので、とりあえず2週間働いて
もらってから決めたい、と言う。

 久保は古賀年雄(小日向文世)に、輝明が一緒に働くと言う。そし
て職員一同に、自閉症についてのプリントを渡し、まずは自閉症につ
いて知ることと、と言う。


 里江は秀治に、真樹や息子の大竹幸太郎(須賀健太)と一緒にすき
焼きを食べるように言う。

 秀治が真樹と幸太郎に伝えると、真樹はすき焼きは時間がかかるし、
お腹いっぱいになると、幸太郎の勉強ができなくなると、難色を示す。

 秀治がなんとかなだめ、一緒にすき焼きを食べる。

 真樹は愛想よく食べるが、幸太郎にはお腹いっぱい食べさせないよ
うに牽制。

 りなが幸太郎に勉強を好きか聞く。
 「好き」と幸太郎。
 りなは何のために勉強するのか聞き、「東大へ行くためです」と幸
太郎。
 じゃあ、東大へ行ってどうするの?と聞かれると、東大生になるん
ですよ、と幸太郎。
 りなは、自分も短大卒業したらどうするか、まだ決めてないけど、
と受け流す。

 哲明は食事が終わると、さっさと自分の食器を洗う。
 真樹は幸太郎を促し、輝明を見習わなければね、と言う。

 夜、輝明は都古に今日の出来事を書いた手紙を書く。


 輝明は動物園に出勤。
 久保に紹介され、「一言」とふられ、とまどう輝明。それでも、ど
うにか名前を名乗る。
 都古が、もし輝明のことで何かあったら、自分に言うように言う。

 輝明を任せられた古賀は、さらに三浦広之(田中圭)に輝明を任せ
る。
 三浦は輝明に厩の前を掃除するように言い、箒を持たせる。

 三浦が都古を呼ぶ。輝明がずっと箒を持ったまま、突っ立っている
という。
 都古は、具体的に指示しなければ輝明はできない。掃除なら、どこ
からどこまで、どういう風にするとか。
 抽象的な物は理解できない。「最近どう?」なんて聞いても、答え
られないと教える。

 三浦が輝明に、「最近どう?」と声をかけると、本当に困る輝明。
 困ったあげく輝明は、「最近どう?」とオウム返し。
 「まあまあね」と三浦。

 三浦は掃除のやり方を教える。


 また三浦が都古を呼びに来る。もうきれいになったのに、ずっと輝
明が掃き続けているという。
 都古は具体的に、たとえば一往復したら終わり、などと指示しなけ
れば終われないと教える。


 また三浦が都古を呼ぶ。食堂でカレーライスを目の前にして、ずっ
と「カレーはチキン」と唱え続けている輝明。もう一時間以上も!?
 都古は、輝明は小さいときからカレーが好きだった。ただしそれは
チキンカレーのみ。ここのカレーはポークである。
 そういうこだわりを持つのも自閉症の特徴。

 都古がアイディアを思いつく。鶏の唐揚げをカレーの上にのせた。
 輝明は喜んで食べ始める。

 ずっと待っていた三浦が、「ラーメン、のびちゃった」と言うと、
輝明も、「カレー、さめちゃった。もっと早く気がつけばいいのに」
と言う。
 カチンとくる三浦。

 都古がたしなめる。自閉症のため、他人の気持ちが思いやれず、思
った通りのことを口に出してしまう、と。


 午後は三浦がリンゴを2センチ幅に切るように指示。

 三浦がまた都古を呼ぶ。
 輝明は定規を用意し、本当に2センチ幅に切っている。
 都古は、輝明は言われたことを忠実に守る。だからカップラーメン
なら3分きっちり待ち、1秒の狂いも無い。
 それは輝明が悪いのではなく、育て方がわるいのでもない。単に脳
の気質の問題だけなのだ。


 夕食の支度が調っているのに、輝明はまだ。里江がじっと待ってい
る。

 輝明は帰宅すると、きちんと靴をそろえ、丁寧に手洗いとうがいを
する。
 里江は性急に、「今日はどんな仕事をしたの?」と問う。
 「掃除」と輝明。
 「ほかにはどんな仕事をしたの?」と里江。
 「りんご切った」と輝明。
 「そう.....」と里江。

 輝明は自室に入ると、都古にはがきを書く。


 都古の部屋へあがる大石千晶(MEGUMI)。輝明のはがきを見
てしまう。

 都古は、輝明が自閉症で、必ず『都古ちゃんへ』で始まって、3行
で終わるはがきを毎日書いてくると説明。

 「やっばり最初は偏見とかあった?」と千晶。
 「そんなのわからない、子供の時から一緒だったから」と都古。

 幼いときから輝明は自転車に乗っていた。そして都古の名を呼びな
がらベルを鳴らし続けている。


 都古と千晶は、都古が作ったボンゴレを食べる。
 千晶は、こんなおいしいものが食べられる彼氏が幸せ、と言う。

 河原雅也(葛山信吾)からの電話。そっちに行きたいと言われるが、
都古は断る。
 千晶は、本当は彼氏に食べさせる予定だったのでは?と問う。
 都古は、彼氏には絶対料理は作らない。結婚していないから、と答
える。

 彼氏・河原は、獣医と聞き、結婚したくなるでしょうと千晶は執拗
に問いかけるが、河原は結婚していると言ってしまう都古。


 出勤時、自転車に乗った輝明は、途中のポストで都古へのはがきを
投函。

 輝明は淡々と仕事をこなす。掃除、2センチ幅でリンゴを切る。

 お昼は鶏の唐揚げをのせたポークカレー。
 三浦は、「よく飽きないなぁ」と言うが、「飽きないよね」と都古
が代わりに答える。

 モルモット(天竺ネズミ)の扱いも習う。

 日暮れの帰り道。幼いときと同じように、輝明は自転車を押しなが
ら、ベルを鳴らし、都古の後を歩く。
 分かれ道、都古は「バイバイ」と言い、輝明もそのまま自宅へ向か
う。


 都古は河原とレストランで食事。その後、都古の部屋へ行くがすぐ
に帰り支度。そしてあさってなら妻が友人と旅行へ行くので、朝まで
いられると言う。

 都古は断る。一回そういうことをしてしまうと、また朝までいて欲
しくなってしまうから、と。

 都古なら、そんなことはしない、と河原。

 都古は、やっぱりだめ。寝起きの顔を見られたくないし、朝のコー
ヒー入れるのも面倒だから、と言う。

 惜しそうな顔をして去っていく河原。


 輝明は主治医・堀田丈二(加藤浩次)に都古のことを聞かれ、都古
は絶対怒らないし、絶対に嫌なことを言わないと断言。
 堀田から、「絶対に?」と問いかけられても、「絶対に」と答え、
今日は帰る、と立ち上がる輝明。


 休日。子供たちへのモルモットの説明会が終わり、モルモットをか
ごに入れて檻に戻そうとする輝明。
 その時、ピエロが手にしていた風船が割れ、大きな音がする。

 ショックを受けた輝明は、手からかごを取り落とし、落ちたかごの
扉が開き、モルモットが外へ出てしまう。

 輝明はパニックになり、「ワー」と大声を上げて、立ちすくんでい
る。

 叫ぶ輝明を見つけた三浦。

 都古も輝明に気づき、まずは落ち着かせて座らせると、輝明に向こ
う側を探してと指さす。

 職員総出でモルモットを探す。

 みんなで捕まえたが、一番活発なミーナが見つからない。

 みんな、なぜ輝明なんか雇ったのだと責める。
 久保は輝明に二週間働いてもらうと自分が決めた。だからあと五日
頼む、と頭を下げる。

 そういえば輝明がいない。
 都古が電話して、輝明は自宅に戻っているという。
 みんなあきれる。

 都古は、輝明の勤務時間は朝8時半から17時半。時間が来たから
輝明は帰宅した。これは決して輝明が無責任なわけでも、性格の問題
でもないとかばう。
 みんな「自閉症だから?」とあきれて言う。

 都古が動物園を出ると、河原から、朝まで一緒にいたいと、また電
話がかかってくる。


 里江は輝明に、仕事は定時になっても終わらないことがある。輝明
はミーナを見つけるまで残って探すべきだと丁寧に説明する。


 大量の食材を買って帰宅した都古。猛然と料理を作り始める。
 途中、手を切ってしまう。

 料理ができあがり、都古が食卓の前に座っていると、三浦から電話。
ミーナが見つかったが元気が無く、えさも食べないという。
 都古はしばらく様子を見るように言う。
 それでも三浦は来て欲しいと粘るので、都古は電話をかけ直すと言
って、一度切る。

 河原から電話。旅行先で妻が急病になり、迎えに行かなければなら
なくなったから、急遽行けなくなったと言う。
 都古は、自分も仕事が入ったから、と答える。

 都古が動物園へ行くと、門前で自転車を手で支えて、輝明が立ちつ
くしている。ミーナを探すという。
 都古はもう見つかったと言って、園内へはいる。

 ミーナは単に脱水症状を起こしただけ。補液をして、治療終わり。

 都古が動物園を出て帰途につくと、輝明もついてくる。そして、こ
んな時間に仕事?と何度も聞く。

 都古はこれが仕事。しかも輝明がミーナを逃してしまったからいけ
ないんだと怒鳴る。
 そしてさっさと家へ向かう。

 輝明は分かれ道で、迷わず自宅へ向かう。


寸  評  草なぎの演技がよかったですね。本当の自閉症の方とお会いした
ことはありませんが、きっとあんな感じなんだろうなと納得させられ
る演技ですね。
 友達も同じ感想を持っていました。
 ところで、都古はピュアな輝明と、不倫関係の河原と両方とつきあ
うことでバランスを保っているのでしょうか。
 ところで、自閉症の主人公と言えば思い出されるのが、「光ととも
に」です。このドラマを見ていたおかげで、こだわりとか、具体的な
ものでなければ理解できないとか、好きな物についての能力はスパ抜
けて高いなどの特性を理解しやすかったですね。やはりドラマとして、
子供時代を描くときの説明は楽ですが、大人になってしまうと、そう
やって何年も生きてきたことになって、今更説明するのが難しいです
ね。そういう意味で曲は違いますが、このドラマの並びはよかったで
すね。
 あと、ミーナは「電車男」のミーナを思い出してしまいます。でも、
うさぎではなく、ねずみなんですよねぇ。。。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 秋ドラマが始まりました。また、よろしくお願いします。
 なお、夏ドラマが全部配信し終わっていませんが、こちらもがんばって徐々
に追いついていこうと思います。大変ご迷惑をおかけして、済みません。(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
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