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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/15 ダンドリ。 (6)  2006/09/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/15 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ  Stage6「双葉の失恋と5人の誓い」

 夏休みが近づいてきた。要(栄倉奈々)たちはいつものように校舎
裏で練習を続けているが、9月の大会に向けて専門的な指導を受けた
いと強く感じるようになっていた。

 そこで、麗夏(金子さやか)と由紀恵(いとう麻見)を干石屋に招
いてたこ焼きをご馳走しコーチを頼む。麗夏は本気でレベルアップし
たいならと、城東学園のOGで江藤早苗(伊藤裕子)というプロインス
トラクターを紹介してくれると言う。要は大喜びし速攻で受けるが、
双葉(加藤ローサ)たちから石橋(國分太一)の許可ももらわずに軽
はずみだと注意されてしまう。

 要はすぐ石橋のもとへ行き、コーチの依頼を頼む。石橋はさっそく
電話して早苗にコーチを依頼する。早苗は快く了承し、夏休み初日か
ら3日間無料でコーチしてくれるという。ただし板張りの練習場を確
保することを条件にあげてきた。

 要たちは体育館を借りようとするが、すでに予定が入っているため
途方にくれてしまう。しかし用務員の田中(坂本あきら)が使ってい
ない物置になっている板張りの倉庫を提供してくれる。要たちは感激
し、さっそく倉庫の片づけを始める。野球部を引退した三郎太(増田
貴久)と吾郎(篠山輝信)も手伝いに駆けつける。そんな中石橋は
1枚の水彩画を見つける。その絵は川で泳ぐ小魚が描かれていた。

 片づけが終わった要たちはさっそく練習に励む。要は「ねえキティ
タイフーンみたいなチーム名欲しくない?」と尋ねると、みんな大賛
成、かわいい名前にしようと盛り上がる。

 双葉は喫茶店で幼なじみの良平(細山田隆人)と会った。良平はス
ーツを着用して大人っぽい様子をしていた。良平は今から就職セミナ
ーに参加したりと将来を見据えて動き始めていて、双葉はそんな良平
をますますかっこいいと思う。

 そこへ良平の大学の先輩がたまたま店内に入ってくる。双葉を見た
先輩は「かわいいね、彼女?」と良平に尋ねるので双葉は嬉しくなる
が、良平は「いえ、幼なじみで妹みたいな存在です」と答えたので、
双葉は傷ついてしまう。

 双葉は思い悩み、翌日要に相談事があるから放課後付き合ってほし
いと頼む。要は「いいよ、好きなだけ付き合うよ」と笑顔で答える。

 早苗による指導が始まった。早苗はまず「あなたたちの目標は?」
と聞いてくる。要はいきなりのことに即答できず思わず「た、大会に
出て優勝する、こと?」と口走り、双葉たちを慌てさせる。しかし早
苗は「いいじゃない、やるからには頂点を目指そうよ」と満足げな顔
を見せる。

 しかし練習はハードで、要たちはすぐに息があがってしまう。1日
目のメニューが終わったときには全員グロッキー状態、双葉はささく
れ立った床のせいで膝に擦り傷を作ってしまう。早苗は評価シートを
配る。要がランクD、まゆ実(森田彩華)、さやか(西原亜希)、教
子(悠城早矢)がランクE、そして双葉はランクGだった。早苗は
「ちなみに城東学園ではランクC以下は大会に出られません。あなた
たちこのまま大会に出たら恥をかくだけね」とバッサリ。要たちは落
ち込み言葉も出ない。

 早苗が「こんなに言われて悔しくないの?キャプテン!」と呆れる
と、要は「いえ悔しいです。でもあたしたち何もないけど、気持ちだ
けはありますから」と言い返す。が、早苗は「なら明日以降その気持
ち見せてよ。今日はこれでおしまいです」と厳しい。

 双葉は5段階評価でランクGをつけられたとあってショックが大き
い。さやかは「疲れたし、今日は千石屋に行ってカキ氷のヤケ食いで
もしよう。双葉の年上の彼の話を聞かせてよ」と慰めるが、要は「コ
ーチの来てくれる3日間無駄にしちゃダメだよ。今日はカキ氷我慢し
て家で自主練しようよ」と押しとめたで、さやかたちは唖然となって
しまう。そんな危機感を見せる要に、双葉は悩みごとの相談をするき
っかけを失ってしまう。

 まゆ実の母親は、まゆ実の模試の成績が下がったのを見て神経質に
なる。まゆ実は俯くばかりだが、父親が「誰にでもスランプはあるよ」
とまゆ実を庇う。母親は「あなたはまゆちゃんのことに口出ししない
で」とカリカリする。

 その夜双葉は「今はこっちの方が大事だ」とダンスの練習に励む。

 翌日、要は気を引き締めて練習に臨むが、教子が空手部の緊急ミー
ティングで遅刻してしまう。しかも教子がやっと来てフォーメーショ
ンの指導に入れるかと思うと、今度はまゆ実が塾で早退するという。
要は「けだま、今日だけは何とかならない?」と引き止めるが、さや
かたちは「それはかわいそうだ」と反対する。すると早苗は「今日は
ここまでにします。一度チームの方針を話し合ってください。練習は
あと1日ありますから」と練習を打ち切ってしまう。

 要たちは図書準備室に集まる。要は大会までの練習計画を作ってき
ていたので配る。びっしりと埋められたスケジュールに空手部と掛け
持ちの教子はこなせないと難色を示す。さやかも「あたしにも予定あ
るし、そもそも急にうまくなれるわけでもないんだし。だいたい相談
もなしにいきなり決められても」と不愉快がる。要は「けどみんなで
頑張ろうって決めたじゃない」と譲らない。

 双葉が間に入り「みんなだって気持ちはあるんだよ。でもなかなか
うまくいかなくてさ。だから頭冷やしてもう一度じっくり話そう。そ
うだ、今日こそ千石屋でカキ氷を食べようよ」と説得するが、さやか
は「あたし、まじ疲れたから帰る」と出て行ってしまう。要は「また
明日1時からだからね」と声をかけるが、険悪なムードが漂い、みな
ばらばらに帰宅してしまう。

 双葉は千石屋で1人思い悩んでいたが、意を決して良平の大学へ行
く。だが、良平は彼女と一緒で双葉は何も言えずに立ち去ってしまう。
ショックを受けた双葉は要の家に行くが要はまだ帰宅していなかった。

 双葉は学校へ戻り練習室へと足を運ぶ。そこでは床のササクレにヤ
スリをかけてならす要と三郎太がいた。「双葉がけがしちゃったから」
と一生懸命ヤスリをかける要に三郎太は「同好会まとまってんなあ」
と感心するが、要は「そんなことないよ、あたしらには気持ちしかな
いけど、気持ちだけじゃ足は上がらないし、ターンもできない」とた
め息をつく。三郎太は「大丈夫だよ」と励ます。三郎太は自分は甲子
園に行く夢が破れたから、要には9月の大会で頑張ってほしいと思っ
ていた。そんな思いつめた要の姿を見て双葉は声をかけることができ
ず、1人で悩みを抱え込んでしまう。

 翌日の練習。2時を過ぎても要以外誰も練習に現れず、要は焦りを
見せる。早苗は「もういいです。気持ちはあるって言ったけど、あた
しには見えなかった」と帰ってしまう。そこへ教子とまゆ実が駆け込
んでくる。教子は空手部の後輩部員のけがの対応に追われ、まゆ実は
塾の面談があって遅れたのだった。さやかも現れるが、要は「連絡く
らいできるでしょ?言い訳なんか聞きたくないよ」と飛び出してしま
う。

 要は気落ちして1人川原沿いの道を歩いていると、向かいから双葉
がやってくる。双葉は良平に会いに行ってて遅れたと話す。良平にふ
られてしまい動揺した双葉は練習に身が入らないと思い、自分の気持
ちに整理をつけなくちゃいけないと思ったのだった。

 だが、双葉は自分の気持ちを伝えることができず、そのままずるず
ると練習に遅れてしまった。要は「何で相談してくれなかったの?」
と責めるが、双葉は「要がいろいろと大変そうだから、1人でやんな
くちゃって思った」と答えたので、要は双葉の悩みに気づけなかった
自分にショックを受ける。

 石橋は、かしこ(木南晴夏)のもとを訪れ、小魚の描かれた水彩画
について調べたいことがあると話す。

 要は、他人のことが見えず、自分ばかりに気を取られていたことに
自己嫌悪に陥っていた。

 双葉、さやか、まゆ実、教子は皐月神社に集まる。さやかは「そも
そも無理してやんなきゃいけないことなわけ?楽しくないよ、こんな
の」とうんざり顔。まゆ実も教子もいっぱいいっぱいの状態で、同感
という感じだが、双葉は「あのさ、気づかなかった?練習場の床」と
切り出す。

 要は、双葉たちに電話をかけてみるが、みんな学校に行っていると
いう。驚いた要は学校に行くと放送室に駆け込み「チアダンス同好会、
いたら図書準備室に集まってください。私、みんなに謝りたいことが
あって。私1人で空回りして……。でも私たちチームなんだよね。い
ろいろ大変だけどチームだから乗り越えられるんだよね、私そのこと
に気づいてなくて」と切々と語る。

 そこへ双葉が駆け込んできて「要、何してんの」と要を練習場へと
引っ張っていく。そこには練習場を掃除するさやか、まゆ実、教子の
姿があった。みな要が練習場の床をならしていたことに打たれて考え
直したのだという。

 驚く要に、今度は早苗が入ってくる。ますます驚く要に早苗は昨日
双葉たち4人が謝罪しに来たので、それに免じてもう1回だけレッスン
をすることにしたという。要たちは大喜びしてさっそく練習にかかる。
もう要たちに迷いはなく、きつい練習の中でも表情は笑顔になってい
た。

 練習後、早苗は「レベルはまだまだだけど、1つだけランクAがあ
りました。それはみんなの笑顔、ずっと大事にしてください。もっと
練習してうまくなれば楽しくなって、チームの絆も深まります」と励
ます。

 早苗が帰った後、石橋がかしことともに練習室にやってきた。石橋
は倉庫で見つけた小魚の水彩画をかしこに調べてもらったところ、対
になる水彩画が見つかったという。その絵には大きな魚が描かれてい
た。これはさつき魚と言ってさつき川に住んでいた魚だという。さつ
き魚は小魚のときに海へ行き、1年後大きく成長して川に戻ってくる、
それにあやかって、チーム名をさつき魚の英訳“MAYFISH”してはど
うかと提案する。要たちは喜んで受け入れる。

 その日、双葉は良平に会いに行き自分の気持ちを伝える。要たち
4人は千石屋で双葉を待っていた。良平の答えはノーだったが、良平
は双葉の頑張る姿を見て自分も頑張ろうという気になった、ありがと
うと伝える。双葉は目に涙をためつつも笑顔で走り去る。

 千石屋に戻ってきた双葉は吹っ切れた表情で「玉砕。でも自分の気
持ちをちゃんと言えたよ」と話す。すると要は双葉に抱きつき泣き出
してしまう。双葉は「なんだよ、ふられたのはあたしなんだよ」と笑
う。

 夕暮れの中、要たち5人は川原へと走っていく。

 双葉「絶対うまくなって、かっこよく踊って良平ちゃんに後悔させ
てやる!」
 教子「ダンスも空手もどっちも勝つぞぉ!」
 まゆ実「あたしももっと強くなるぞ!」
 さやか「チアダンスだけは絶対途中で投げ出さないぞ!」
 要「川を下って生まれ変わるぞ!」

 要は笑顔で4人と顔を見合わせ、全員で「あたしたちはぁ、
MAYFISH!」と叫ぶ。


寸  評  前回同様の印象を持ちました。夢、恋、絆とかそれぞれのエピソ
ードは良いと思うのですが、軸がどれかはっきりしないために全体と
しての関連性を欠き、バラバラのシーンをつなげただけという印象が
残りました。今回だと双葉の恋を軸に据えて話を展開すべきところだ
ったのではないでしょうか。そのためにはもっともっと深く掘り下げ
て双葉を描いていかないとインパクトが弱いかなと思います。要が双
葉の失恋を自分のことのように泣くシーンは感動的ですが、それを印
象付けるにはもっと要が双葉のために動かなくてはなりませんが、今
回は双葉のことが何もわかってなかった逆の状態でした。
 また、受験とチアについて要とふさ江の間はもう解決済みのようで
すが、まゆ実の方はまだ解決していません。となるとこっちの方がど
うなるのだろう?と関心が向きます。これだと主役がかすみます。
 昨年の『がんばっていきまっしょい』では家族が出てくるのは主人
公の悦子だけというように主役は学校だけでなく、家庭環境も描かれ
ますが、それ以外の人物は家族が登場しませんでした。なので、主役
を軸にしてきっちりストーリーが展開していると思いました。次週は
まゆ実が親の反対を押し切って合宿参加という話ですので、また主役
がかすむような気がしますが、どうなるでしょうか?

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 福岡大濠高校に男子チアダンス部があり、男子部として初めて大会に出ると
いう記事を見かけました。男子シンクロナイズドスイミングもセンセーショナ
ルでしたが、チアダンスもさらにセンセーショナルな感じがします。男子がど
のような演技で挑むのか非常に興味があります。もしかしたらウォーターボー
イズのようにチアボーイズなるドラマができるかもしれません。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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