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タイトル:Daily Drama Express 2006/07/27 下北サンデーズ (3)  2006/08/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/07/27 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 下北サンデーズ
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 里中ゆいか(上戸彩)
 あくたがわ翼(佐々木蔵之介)
 代沢二朗(藤井フミヤ)
 里中喜三男(北村総一郎)
 江本亜希子(山口紗弥加)
 伊達千恵美(佐田真由美)
  八神誠一(石垣佑麿)
 下馬伸朗(古田新太)
 サンボ現(竹山隆範)
 寺島玲子(松沢京子)
 キャンディ吉田(大森美幸/森三中)
 田所双葉(高部あい)
 佐藤新(藤ヶ谷太輔/ジャニーズJr)
 ジョー大杉(金児憲史)
原  作 石田衣良
脚  本 河原雅彦
主題歌  藤井フミヤ「下北以上 原宿未満」

あらすじ  第3回「女優対決!あんたには主役は渡さない!!」

 下北サンデーズの新しい舞台は、里中ゆいか(上戸彩)の失敗に助
けられ、成功を収める。

 カーテンコールでは、ゆいかは黒子役にも関らず、観客から呼ばれ
てステージであいさつをする。ゆいかは黒子を「ほくろ」と言って観
客の笑いを誘う。

 サンデーズの次の公演先が「駅前劇場」に決まる。これまでの「オ
フシアター」よりは格上だ。

 駅前劇場で上演予定だった劇団が上演できなくなったため、サンデ
ーズに声がかかった。その劇団は夜逃げ、団員一人当たり400万円ず
つサラ金から借りていたらしい。

 次の公演は1ヶ月先で、新作を発表するのは難しいが、あくたがわ
翼(佐々木蔵之介)は新作で勝負したいと意気込みを語る。翼はゆい
かを「あいつ天才かもな」と高く評価している。

 ゆいかは、団員たちと貧乏生活を共にするために、実家からの仕送
りを断る。電話でのやりとりを聞いていたゆいかの祖父・里中喜三男
(北村総一朗)は、壁に架けてある三度傘を見つめる。

 翼と伊達千恵美(佐田真由美)の部屋。二人は同棲している。千恵
美は福岡県の久留米でNo1アイドルだった過去を思い出し、「大丈夫、
まだまだ負けてない」と自分に言い聞かせる。ゆいかが現れてから翼
の心がゆいかに傾いているのを心配しているのだ。

 千恵美は、作品の構想を練りながら眠ってしまった翼の作品メモを
見る。「舞台上には一人の少女」という記載があった。

 ゆいかはラーメン屋「眠眠亭」のアルバイトが決まる。

 翼は劇団運営をしている元彼女・江本亜希子(山口沙也加)に、次
の公演ではゆいかを主役に使いたいと相談する。亜希子は、10日間で
ゆいかを評価する2000件以上の書き込みがあったことを見せ、黒子の
ゆいか効果があったことを認め、主役抜擢に賛同する。

 問題は千恵美だが、翼には千恵美を説得する策がある様子だ。

 翼が新作の内容を説明する。題名は「サマータイム・ストレンジャ
ー」。場末のストリッパーが妊娠をきっかけにひもの男の殺害を計画
するというもの。舞台女優を目指して夢と希望に満ちていた少女時代
をゆいかが演じ、現在を千恵美が演じるダブル主演。

 ゆいかにはセリフはないが、舞台上にいてさまざまな出来事を見続
ける役だ。千恵美は新人は半年間は研究生ということを理由に反対す
る。それにせりふのない役は確かな演技力が要求され、ゆいかには無
理だというのだ。

 ゆいかも自分には主役なんて無理と躊躇しているが、翼がゆいかが
役をやらないなら、作品を書き直すとまで言うと、ゆいかはやってみ
たいと役を引き受ける。

 役についたら、チケットノルマ10万円がある(今回はチケットを値
上げしたためノルマの額も高い)が、ゆいかは明日までに持って来る
と請合う。

 ゆいかは大学で友人からお金を借りてノルマを果たす。

 稽古が始まるが、ゆいかは前回同様黒子役をしてしまい、練習の妨
げになる。翼からは「相手の気持ちが一番届く距離」と助言を受ける
のだが、ゆいかはそれがつかめない。

 イライラしている千恵美はゆいかに当てつけるように、田所双葉
(高部あい)にゆいかの代役を頼み練習する。

 練習を再開すると、ゆいかは千恵美の演技に魅了されて涙を流して
感動している。今度は完全に観客の立場になっている。ゆいかにペー
スを乱され一層ナーバスになる千恵美。ゆいかはいたたまれず自室に
こもる。

 ゆいかを心配した八神誠一(石垣佑磨)が、ゆいかをキャッチボー
ルに誘う。「言葉のキャッチボール」を体でやってみようということ
らしい。二人でキャッチボールをしながら、せりふの練習をする。体
を動かしているうちに、ゆいかの気持ちもほぐれてきて、ボールを受
けやすい距離を体で感じるようになる。

 八神は、セリフがなくても自由にそこにいればいい、素直に自分の
感情を受け入れることと助言する。ゆいかは気遣ってくれた八神に礼
を言う。二人のやりとりをこっそり翼が見ていた。

 翼と千恵美の部屋。ベッドで寝ている千恵美に翼が「もう一度チャ
ンスをくれないか」と頼む。千恵美は、私は良い芝居がしたい、やっ
と巡ってきたチャンスを逃したくない、チャンスって手のひらからす
り抜けていくのよと言う。

 次の日。ゆいかは見違えるように自然に演技する。団員たちはゆい
かを評価するが、千恵美は「少しはましになったわね、認めた訳じゃ
ないからね」と辛口だ。

 眠眠亭で初給料をもらうゆいか。その給料目当てに、佐藤新(藤ヶ
谷太輔/ジャニーズJr)、ジョー大杉(金児憲史)、サンボ現(高山
隆範/カンニング)たちが来店する。ゆいかは3人に替玉をご馳走す
る。

 佐藤は千恵美が昔アイドルだったことを暴露する。ちくわっこクラ
ブに所属していたが、鳴かず飛ばずだった。佐藤はその頃の千恵美の
切抜きを見せる。

 稽古場。ゆいかは千恵美に昔アイドルだったんですねと声をかける。
翼はゆいかがパンドラの箱を開けてしまったと怖い顔。千恵美の不快
感に気付かないゆいかは、「感激です」と羨望のまなざしで千恵美に
話しかける。千恵美は「ふざけないで」と怒って、ゆいかを連れ出す。

 稽古場の1階で線香花火をしていた稽古場オーナー・下馬伸朗(古
田新太)に千恵美は「同伴しない?」と声をかける。

 3人がやってきたのは、千恵美が勤めるキャバクラ「好きよキャプ
テン」。テニスウェアに着替えた千恵美はリ・リーズの「好きよキャ
プテン」を振りつきで歌う。

 歌い終わった千恵美はスペシャルゲストとして、下北サンデーズ期
待の新人とゆいかを紹介する。千恵美は自分の過去を語る。「月刊く
るめ」というローカル情報誌に最年少で載った。黒木瞳も田中麗菜も
出身の雑誌。が、今では活動はキャバクラと下北サンデーズだけ、ゆ
いかは自分をバカにしてると決め付ける。千恵美は、それでもこのス
テージは降りられない、どんなに惨めでも止められないのよと訴える。

 ゆいかは「千恵美さん、まぶしすぎです」と憧れのまなざしだ。千
恵美からマイクを受け取ったゆいかは、客達にインタビューを始める。
 職業もバックグランドも違う人たちの心をがっちりつかんでいる千
恵美は素晴らしいと思っているようだ。

 さらにゆいかは、千恵美が翼のひもであることも暴露し、千恵美が
していることだから「ひも」も立派なものに決まっていると大きな勘
違いをしている。ゆいかは千恵美と同じライトを浴びたいと言って憧
れの先輩であることを熱っぽく語る。

 千恵美にもゆいかの気持ちが伝わり、千恵美はゆいかの手を引き、
ステージに揚げる。下馬が感動して拍手する。客もいっせいに拍手す
る。二人はステージで「好きよキャプテン」を歌い踊る。

 仲良くなった二人だが新作の幕が開けるまでには波乱がありそうだ。

 路上で三度傘を被った喜三男(北村総一郎)と代沢二朗(藤井フミ
ヤ)がすれ違う。


寸  評  上戸彩は不思議キャラクターが似合います。自分勝手に解釈しな
がら、それが良い方向に進んでいくというのは、ありえないことだけ
ど、下北サンデーズという不思議集団の話なのでそれもありかと思わ
せます。

 だんだんドラマにも慣れてきて、眠眠亭がライブで歌っていた多分
ブルーハーツのパロディと思われる歌を聞いてふと笑ってしまう瞬間
がありました。絶叫型女優の千恵美、踊りの師匠の下馬、パンク系ラ
ーメン屋の眠眠亭のメンバーはなぜあんなにキャラクターが濃いので
しょう。原作が本として出版されるようなので、読んでドラマと比較
してみたいなと思います。

 サンデーズのいきつけの居酒屋は「ちくわ水産」で、千恵美が所属
していたのは「ちくわっこクラブ」と、なぜかちくわ絡みです。「ち
くわ」に何かこだわりがあるのでしょうか。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 再放送の「末っ子長男女三人」(深津絵里、岡田准一主演)を見ています。
姑役の岸恵子はさだまさしファン、長女役の賀来千賀子は夫の浮気を疑い出戻
り、二女の原田知世は独身のエリート銀行員だったのが上司とのトラブルで支
店に左遷され、三女役の小雪は芽の出ない劇団員で、一癖も二癖もある小姑に
末っ子長男夫婦は翻弄されるという話です。岸恵子は往年の映画スターだし、
小姑役は皆主役経験ありなので、見応えがあります。唯一普通のキャラクター
は、岡田准一だけなのも笑えます。(たま)

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