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タイトル:Daily Drama Express 2006/07/10 サプリ (1)  2006/08/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/07/10 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル サプリ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 藤井ミナミ(伊東美咲)
 石田勇也(亀梨和也)
 柚木ヨウコ(白石美帆)
 今岡響太郎(佐藤浩市)
 荻原智 (瑛多)
 田中ミズホ(りょう)
 桜木邦夫(相島一之)
 渡辺ユリ(浅見れいな)
 松井良英(原口あきまさ)
原  作 おかざき真里
脚  本 金子ありさ
主題歌  絢香『Real Voice』

あらすじ  Episode 1 15秒恋の瞬間

 2006年 東京。
 いつときめいてもあきらめられるようにきつめのスーツを着て、い
つ寝てもすぐ、目の前の映像はいやしの映像になるほど身も心も疲れ
ている、藤井ミナミ(伊東美咲)。

 いきなり携帯の着信音が鳴る。ゆりかもめの車中、隣の座席に、携
帯が落ちている。
 出ると、若者が携帯を忘れてしまった。届けて欲しいと言う。
 ミナミは、駅に届けておくから、と言う。
 若者は、これから面接なので、届けて欲しいと粘る。

 その電話の間にミナミ自身の携帯に着信した電話を受け損なう。

 若者は、なら面接受けずにどこかへ行ってしまおうかな.....自分
にしかできないこともありそうな気がするし.....と言う。
 ミナミは声を荒げ、人生80年。最初の20年は育てて貰う。次の
40年はひたすら働く。あとの20年は好きなことを楽しむ。働け!
と怒鳴ると、携帯をブチッと切る。

 下車すると、駅に携帯を届け、外へ出る。

 新橋駅前の巨大パネルの広告。子犬がただ歩いている.....それを
ポラロイドカメラで撮る。
 −− たった15秒でも誰かに届く。そのことを思い出した。

 その交差点で、さっきの携帯の若者・石田勇也(亀梨和也)とすれ
違っていたことに気付いていない。


 人を待っている今岡響太郎(佐藤浩市)。
 勇也から携帯を落としたので、面接に遅れる、との電話を受ける。
 今岡は、とにかく面接へ行け。その時、しっかりと謝るのだぞ、と
念を押す。

 そこへ駆け込んでくるミナミ。携帯を駅に届けていたら、遅れてと
言う。
 今岡は、「そういういいわけが流行っているのかね」と皮肉を言う。

 彼らの前に、クライアントと、大阪から転勤してきた噂のクリエー
ター・荻原智(瑛多)が現れ、商談開始。


 勇也はバイト開始。


 会議に遅れて飛び込むミナミ。桜木邦夫(相島一之)から、仕事、
抱えすぎだと指摘される。その通りミナミ。
 でも、ミナミにはこの新しいプロジェクトが始まるときの高揚感が
たまらない。


 翌朝、自席で仕事をしていると、勇也がメール配達に来る。
 ミナミは勇也の顔も見ずに発送メールを渡す。

 そのあと、突然勇也の着メロが鳴り、話し始める勇也。
 その音に振り向くミナミ。
 そして、お互いを認識したのだ。

 でも、次の瞬間、柚木ヨウコ(白石美帆)がやってきて、勇也をさ
らっていく。
 今岡が勇也は甥だから案内、よろしくという。

 ヨウコは、CM制作過程を説明しながら、フロアを案内する。

 勇也はその途中、バイト君ならとコピーを頼まれ、届け物を頼まれ、
着ぐるみまで着せられる。
 でも、どれも中途半端。

 そこでミナミに会い、助かったと付いていく。人見知りが激しいの
で、知った人がいて助かった、と。

 ミナミは写真を番号順に並べる仕事を依頼し、この業界は昼夜無い。
親にも友達にも会えないこともよくある、と説明。


 ミナミがそろそろできたかと思い、覗くと、勇也はホワイトボード
に『帰ります』と書いて、いなくなってしまっていた。

 ミナミは今岡に、勇也は首にすべき、と言う。
 でも今岡は、いい奴だろう、と肩入れ。勇也の父親は、今岡の先輩
のカメラマン。でも、五年前に亡くなった。母親が保険の外交をやり
ながら大学へ行かせたが中退。就職しても、ネクタイが合わないと辞
めてしまう。そういうハンパモン。
 だがこの世界、半端者でもいい。欲しいのは、おもしろいことを言
う奴、と今岡。


 田中ミズホ(りょう)は荻原に、クリエーターは一年で三分の一が
辞めていく、と言う。
 「藤井がんばってんだ.....」と感想を口にする荻原。


 帰宅したミナミ。雑誌の星占いで、仕事運は見るけど、恋愛運は見
なくなったと思う。
 前の恋人とは四年つきあった。少し彼に甘えすぎたかな、と反省す
るととりあえず食べて明日の仕事に供えよう!と気持ちを切り替える
ミナミ。


 早朝の海岸。勇也はサーフィンをする。今のバイトは14個目。そ
ろそろ15個目探そうかな.....?と言う。それとも、沖縄とかホノ
ルルに移住しようかな、と言うが、サーフィン仲間の友達は、就職す
るという。人に聞かれて、自分が何か答えられないのは面倒だし、給
料も欲しい.....と。


 勇也が帰宅すると、自分の家財道具が全部外に出されていた。


 今岡の部屋。チャイムが鳴る。
 今岡は机上の女物の時計を手に取ると、ドアを開けて差し出す。

 でも、そこに立っていたのは、家財道具とサーフボードを抱えた勇
也。

 今岡は慌ててドアを閉めようとするが、勇也は身体を挟んで、中へ
入ろうとする。


 翌日の職場。
 今岡は勇也に、即刻出て行けと言う。勇也は新しいところを借りる
敷金も礼金も無いと抵抗。今岡は、人とは同居できないという。

 その時、今岡にコピーができたと手を挙げる女性。その腕に、あの
時計。
 彼女のことを黙っている見返りにウェルカムして貰う勇也。


 ミナミも出席している会議。アイディアに行き詰まる。
 ミナミは勇也に、お母さん、保険の外交員だったから、勧誘の時の
殺し文句が有るんじゃない?と聞く。

 でも、後ろを向く勇也。
 その時、今岡の携帯が鳴る。みんな女からの電話だとささやき合う。

 勇也がぼそっと、「やれやれ」と言われると勉強する気が失せる。
保険の勧誘も同じと母親が言っていた。だから、病気になってからで
いいのよ、とか、怪我してからでいいの。あるいは、死んでからでい
いのと言う、と。

 みんなハッとする。

 今岡は、次の会議は三日後。勇也にも、アイディアを考えてくるよ
う言う。


 ミナミが図書室へ行くと、勇也がCMについて勉強している。
 照れる勇也。

 ミナミは、学生時代、『出っ歯のガチャピン』と呼ばれていたとい
う。歯並びが悪くて、ずっと歯に矯正器具をつけて、ギョロ目で、優
等生で。みんなに陰でそう呼ばれ、居場所がなかった。
 そんなとき、雨の中、ただ子犬が歩いていくCMに出会い、救われ
た。
 そしてこの世界へ入った勇也にもいい出会いがあるといいねと言う。


 オフィスへ戻った勇也は、ミズホからミナミへの大切な伝言を預か
る。


 ミナミは出先から、今日は合気道で、そのあと泊まりだけど、明日
は会える、と電話の相手の男と話をする。
 男は、仕事しすぎでは?とミナミの身体を心配する。


 ミナミの席で、ミナミへの伝言を一生懸命書く勇也。友達から明日
海へ行かないかとのお誘いがあったが、バイトだからと断る。

 伝言を書いたポストイットを目の前のボードに貼るが、貼り方が不
十分で、はがれ落ち、電話機の後ろに落ちてしまう。


 今岡は、女性からの電話に、別れた妻が来るので、今日はダメ、と
言う。
 女性は、別の女性がいるのでは?と邪推している。

 チャイムが鳴る。
 今岡がドアを開けるといたのは娘・紺野なつき(志田未来)。半年
間、お世話になりますという。
 話がわからない今岡。

 その時、元妻が現れ、ハンガリーの楽団のコンサートマスターとし
て招聘された。だからその間、娘を預かって欲しいという。


 夜のオフィス。ソファーで仮眠を取るミナミに、そっと毛布を掛け
る勇也。そしてアイディアを紙に描いてみる。

 通りかかった荻原は、その絵を見て、なかなかいい。今度の会議で
発表してみたら?という。
 うれしそうな勇也。


 荻原がミナミに、こんなに働こうと思う間は、新入社員の時、先輩
としてのミナミの話があったから、と言う。
 当時荻原は軽い気持ちで、ミナミに、気に入らない仕事の時はどう
するのかと質問した。
 ミナミは声を荒げ、そもそも気に入った仕事とは何か?そんなもの
があるのか?あると言うなら、がんばって探しなさい、と。

 そして荻原は勇也ががんばってアイディアを描いていると言う。
 できを聞くミナミ。
 荻原は、素人のいたずら書きという。

 それを聞いてしまう勇也。

 ミナミは、毛布を掛けてくれたのが荻原か聞く。
 荻原はうなずき、「寒そうだったから」と言う。

 勇也は自分の書いた絵を丸めて捨て、友達に海へ行くという。


 翌日勇也は、高熱を出したという理由で休む。


 ミナミがプレゼンするが、いまいちというところ。

 荻原がソシアルジュエリーのトラブルの件の電話を受ける。

 海でその電話を受ける勇也。


 勇也は急いで出社する。荻原に、伝言を伝えなかったことでクライ
アントの不満が次々と出て、ミナミが責められているという。

 ミナミは、やってきた勇也を責めず、自分の責任だから、と挽回を
図る。

 ミナミは、彼には、今日も行けない、とメールを打つ。
 男はいつまでも待っていると返信。


 仕事が終わり、ミナミがレストランにたどり着くと、すでに閉店し
ていた。


 ミナミは帰宅すると、紙袋からお菓子の箱を取り出す。
 『ほんとは会ってこれ渡したかった。でももう無理だ。ごめん』と
メモが貼ってある。

 顔を洗うと、掃除、皿洗い、服をたたみ、一段落すると、ベッドに
腰掛けるミナミ。
 思わず涙が頬を伝う。


 ピアノを弾いているなつき。
 勇也が夕食を作っている。
 待っていても今岡は帰ってこない。
 なつきは、今岡は浅いところにしかいない。いつも、エンジョイ、
エンジョイと楽しいことを追いかけている、と。

 今岡は元妻に、クリエーター以外の顔−−ただのお父さん−−を持
ったら?と言われ、離婚した。


 考えていた今岡は、ふとなつきの書道のセットを見つけると、部屋
を飛び出し、勇也を連れて出社。メンバーも集めていた。そして、外
資のイメージの強いクライアントに、書道をぶつけてみようと言う。

 アイディアを練るミナミ。
 勇也は今朝、病院へ行くと行ったのはウソで、波乗りをしていた、
と謝る。そして手伝えることを聞くが、ミナミは自分でやれるからい
い。むしろ他人にひっかき回されたくないという。

 勇也は開き直り、ミナミは仕事が好きなのではなく、一人が好きな
のだと言い放ってしまう。


 朝、遂に完成。
 今岡とミナミがクライアントへのプレゼンへと向かう。


 女子社員達は、ミナミに対して、「仕事は女を救わない。仕事だけ
の女なんて、男の一人も捕まえられないかわいそうな人たち。そう思
われているって自覚無いのかね」と。
 それに対してミズホは、「確かに今ってそういう風向きかしらね。
でも、いい仕事をすればいい女になれる。いい仕事はサプリ。それっ
て、女の醍醐味と思わない?」と言う。


 漢字を使ったCMをプレゼンする。クライアントの受けもいい。

 ライバル社は、KONISHIKIを担ぎ出していた。
 これで負ける。CM自体の受けはよかったが、本人が出ては.....
と。

 見返りとして、次のプレゼンへの参加を打診される。
 スタッフたちは、仕事が詰まっているとパスする中で、ミナミが引
き受ける。

 勇也はミナミに、どうして通かわからないものにがんばれるのか。
がんばっても楽しても給料は同じ。仕事って、所詮、金のためじゃな
いか。それなのにどうして?と問う。

 ミナミは、「気付いたら、こっちきちゃった」とつぶやくと、新人
の頃、何も言えなかった。プレゼン出ても、「そうなんですか」、
「そうなんですね」という相づちしか打てなかった。

 あるとき(会社の)おじさんから、下手だけど仕事への熱が伝わる
と評してくれた。それが世に出た初めてのCM。
 その彼に、一人前に仕事をこなせたら、『いつも一緒だね』と動物
ビスケットを指輪の代わりに渡すと言われた。
 この仕事をして、15秒で何が伝えられるかわかった。1秒、1秒
の積み重ね。この仕事をして、幸せだなと思う、そんな1秒を重ねら
れたら、わたしはこれからも幸せだなってとミナミ。
 そしてパンプスを脱ぐと、合気道の型をやる。相手の力を使って倒
す。それって、この仕事に似ていると言う。


 エレベータの中、ミズホの左手を取る荻原。
 ミズホの左手の薬指には、指輪。
 「もう別かれたはずでしょ」とミズホ。
 「やっと会えた。もう遠距離じゃない」と荻原。


 −− 本当に幸せな1秒があるのかは正直言って、わからない。で
も、このときは、この1秒がもう少し、そんな15秒があってもいい
なと思ったのだ。


寸  評  ミナミの心情のモノローグがあるのですが、伊東美咲の滑舌が悪
すぎて、聞き取れません。皆さんは、ちゃんと聞き取れていますか?
あんなにわかりにくいなら、いっそニュースのインタビューのように、
テロップを出して欲しいです。

 ところで、ミナミの気持ち、一つずつ頷いてしまう自分を発見しま
した。『会社員』として働いている(OLとしてではなく)と、ミナ
ミと同じような考え方になってしまいますね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 一度体調を崩してしまうと、元に戻すのに、とても時間がかかりますね。退
院してから、なかなか無理が利かなくなっていました。入院する前は、無理し
てあらすじを仕上げようとしたのですが、今はまだ、あらすじが書き終わらな
くても、無理せずに寝ましょうか、という感じです。
 でも、追々ピッチを上げ、放送に追いつくようにしたいと思いますので、見
捨てないでくださいね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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