メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2006/07/20 下北サンデーズ (2)  2006/07/28


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/07/20 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 下北サンデーズ
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 里中ゆいか(上戸彩)
 あくたがわ翼(佐々木蔵之介)
 代沢二朗(藤井フミヤ)
 里中喜三男(北村総一郎)
 江本亜希子(山口紗弥加)
 伊達千恵美(佐田真由美)
  八神誠一(石垣佑麿)
 下馬伸朗(古田新太)
 サンボ現(竹山隆範)
 寺島玲子(松沢京子)
 キャンディ吉田(大森美幸/森三中)
 田所双葉(高部あい)
 佐藤新(藤ヶ谷太輔/ジャニーズJr)
 ジョー大杉(金児憲史)
原  作 石田衣良
脚  本 河原雅彦
主題歌  藤井フミヤ「下北以上 原宿未満」

あらすじ  第2回「今夜開幕!ビンボー恋愛白書」

 下北サンデーズへの入団を認められた里中ゆいか(上戸彩)は、寺
島玲子(松沢京子)八神誠一(石垣佑磨)田所双葉(高部あい)らに
付き添ってもらい、古着屋でジャージを購入する。まずは形から入ろ
うということで気合充分だ。

 ゆいかは八神から人間観察をすることを勧められる。要は、道を歩
いているカップルなどをよく観察して、人間観察眼を磨くというもの。
ゆいかは、古着屋の試着室で前髪を切り落とす。

 ゆいかは下北サンデーズの劇団がよく行くラーメン屋「眠眠亭」に
あいさつに行く。「眠眠亭」は替玉50円(本来、ラーメンを食べた
人向けのサービス品なのだが)なので、金のない劇団員たちがスープ
なしの替玉を目当てに通っている。

 ゆいかは下北サンデーズの稽古に精を出す。中学校・高校と陸上部
で毎日5キロ走っていたゆいかは、ダンスレッスンではへたばらず快
調な滑り出しをみせる。

 劇団の運営をしている江本亜希子(山口沙也加)から前回公演の収
支報告があるが赤字だった。唯一の収穫は通称「牛乳おじさん」の代
沢二朗(藤井フミヤ)が公演を観てくれたことだ。

 「牛乳おじさん」は年間100本以上は観賞する小劇団マニア。劇を
見て気に入った場合はプレーン牛乳の差し入れがあり、その劇団は
1年以内に本多劇場で公演できるようになる。まあまあの時はコーヒ
ー牛乳、イマイチな時はフルーツ牛乳が届く。
 本多劇場というのは、小劇団憧れの劇場。下北サンデーズが公演を
行っているのはオフシアターで、その上のランクは駅前劇場、その上
がスズナリ、頂点が本多劇場なのだ。

 あくたがわ翼(佐々木蔵之介)は「牛乳おじさん」の話を聞いて真
剣になり、今度の公演でコーヒー牛乳がもらえなかったら、下北サン
デーズを解散するぐらいの気持ちでやってくれと団員たちに喝を入れ
る。

 団員達は早速マラソンにでかける。本多劇場前で座っていたケラリ
ーノ・サンドロヴィッチ(本人)から「走るな」というお言葉をもら
う。翼は「我々の勇み足を諌めているのか」と解釈し、団員達に歩か
せる。

 ゆいかの歓迎会が居酒屋で行われる。団員達はゆいかに本当にサン
デーズでいいのかを確認する。人 気のある劇団や勢いのある劇団は
他にあるからだ。ゆいかは下北サンデーズが芝居の楽しさを教えてく
れたからと言って団員達を感激させる。

 女の団員達だけになったところで、双葉が翼には気をつけるように
と忠告する。翼は下北のドンファンとも呼ばれ、女性に人気がある。
フルネームで呼んでいたのを、下の名前だけで呼ばれたら要注意。

 次の公演に向けての稽古が始まった。演技経験のないゆいかは団員
達のペースを崩す。伊達千恵美(佐田真由美)からは「トウシロ(素
人)はからみづらい」と言われ、トイレで大泣きする。

 喫茶店。ゆいかと女の団員達が集まっている。ゆいかはサンボ現
(高山隆範/カンニング)に眠眠亭でラーメンをおごられくどかれた
ことを話す。佐藤新(藤ヶ谷太輔/ジャニーズJr)からは稽古の後呼
び止められ、佐藤と同じ型で色違いのメガネをプレゼントされた。更
に、ジョー大杉(金児憲史)からも「結婚しよう」と言われた。

 双葉の助言は「ほおっておくこと」だ。「劇団は愛のメリーゴーラ
ンド」なのだという。目まぐるしく男女関係が変わるという意味だ。
ゆいかは海外ドラマの「ビバリーヒルズ白書」の世界を思い描く。団
員たちによると、そんなきれいなものではなく、千恵美と翼にしてか
らが略奪愛なのだという。そこへ亜希子が割り込んできたため、4人
(ゆいか、双葉、玲子、キャンディ)は店を出る。

 亜希子は翼の元の彼女。同じ大学に通っていた翼と亜希子は下北サ
ンデーズを立ち上げた。亜希子は最初女優を志していたが、翼を支え
るためマネージメントに専念することに。

 そこへ新入団員として千恵美が入ってきて、翼は千恵美のエキゾチ
ックな美貌に惹かれ亜希子と別れた。

 ゆいかの部屋。略奪愛の話を聞いたゆいかは、自分と翼がくっつい
た設定を想像してみるが「ありえない」と否定する。

 公演初日。「よろしくな、ゆいか」と翼がゆいかを呼び捨てにする。
牛乳おじさんも初日を観に来ていた。

 ゆいかは黒子だが、緊張して失敗の連続。雪を降らす設定なのに、
千恵美の頭に雪の入ったバケツごと落としてしまう。

 今回はシリアスドラマで、笑いをとるシーンはないのだが、バケツ
を被った千恵美を見て牛乳おじさんこと代沢二朗(藤井フミヤ)が笑
う。つられたように観客も笑った。

 次にキャンディ吉田(大森美幸/森三中)にぶつかったゆいかが、
観客席まで飛ばされて鼻血を出してしまった。それを見た二朗は「な
んてシュールな演出だ」と立ち上がって拍手をする。観客たちもそれ
につられて感銘を受けている様子。

 打ち上げ。失敗続きで一人落ち込むゆいか。翼がゆいかと話をした
いと連れ出す。

 ゆいかは翼に自分は芝居に向いていないと今日の失敗を謝る。翼は
ゆいかが自分の才能に気付いていないと言う。今日の芝居に奇跡を起
こしたのが、ゆいかの才能だというのだ。

 シリアスな作品にハプニングが起こることにより、メリハリが生ま
れ、観客を惹きつけてやまない魅力があったと、ゆいかの力を評価し、
翼は「俺のそばにいてくれないか」と言う。

 翼とゆいかは気付いていないが、千恵美が二人のやりとりを物陰か
ら覗いている。

 翼は千恵美とは別れず、千恵美からは物資の供給を受け、ゆいかか
らは心のケアを受けたいと自分勝手な要望をする。今すぐ男女の関係
にならなくてもよいからとゆいかを説得する。

 翼の要望に奥手なゆいかは固まっているが、ゆいかはきっぱりと
「お断りします」と答える。

 理由は人間観察をしたから。団員たちは下北サンデーズを愛してお
り、台本に目を通す真剣なまなざしからそれは感じられた。自分はま
だ未熟で恋をしている暇なんてないから。ゆいかは翼に「それじゃあ
ダメですか」と問う。

 翼はがっかりしながらも「その気持ちに負けないぐらいいい台本書
かなきゃなあ」と答える。覗いていた千恵美は安心する。

 代沢からは、下北サンデーズにコーヒー牛乳が差し入れとして届い
た。芝居が認められたというより、ハプニングに助けられた感が強い
のだが。とりあえず、団員達は自分たちが評価されたということを喜
んでいる。

 ゆいかは自由が丘の部屋を引き払って、玲子たちが住む下北沢の築
40年のアパートに引っ越す。部屋が狭くて入りきらない家財道具は、
山梨に送り返した。


寸  評  「怪我の功名」というのか「失敗は成功のもと」というのか、そ
んな回でした。一回目同様、ドラマを引いて見ている自分がいます。
最終回までには、ドラマに溶け込めるといいなと思います。

 「下北サンデーズ」の番組宣伝として、ゆいかが試着室で前髪を切
るというシーンをよく放送していましたが、ドラマ全体として見ると、
一瞬の出来事であまりインパクトを感じませんでした。番宣では、イ
ンパクトのあるシーンのように感じたのですが。

 毎回ですが、小劇団や下北沢・稽古の内容については、丁寧に説明
が入るので、小劇団入門編のテキスト代わりになる作品だと思います。

執 筆 者 たま()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 三連休の初日、土曜日に私は熱を出しました。熱を測ったら38.1度でし
た。日頃熱が出たことのない私なので、その表示を見ただけでクラクラしまし
た。

 前日の金曜日は園の懇談会で、自転車で子どもと一緒に行きました。途中パ
ンクしたので、帰りに直そうとホームセンターに寄ると担当者が休みでできま
せんとのこと。

 金曜日は結構湿度が高くて暑かったのですが、息子の教室は角部屋なので冷
房が入っているのです。冷房の入っていないところと冷房が入っている所を交
互に行ったことと、炎天下に子どもを乗せて自転車を引っ張ったことなどで、
熱中症にでもなったのでしょうか?息子にはお茶を飲ませたのだけど、自分は
水分補給しなかったのがいけなかったようです。

 日曜日は熱が下がったのですが、今度は喉が強烈に痛くて、しゃべられない、
食べられないなので、結局病院に行きました。皆様、体にはお気をつけくださ
いね。

 リリー・フランキーの「東京タワー」がドラマ化されるというので、楽しみ
にしていたのですが、例の事件で無期延期ということでがっかりしています。
今年亡くなった久世光彦が演出をすることになっていた作品ということで楽し
みにしていたのですが。部分的に撮り直して放送してもらいたいものです。
(たま)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。