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タイトル:Daily Drama Express 2006/07/13 下北サンデーズ (1)  2006/07/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/07/13 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 下北サンデーズ
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 里中ゆいか(上戸彩)
 あくたがわ翼(佐々木蔵之介)
 代沢二朗(藤井フミヤ)
 里中喜三男(北村総一郎)
 江本亜希子(山口紗弥加)
 伊達千恵美(佐田真由美)
  八神誠一(石垣佑麿)
 下馬伸朗(古田新太)
 サンボ現(竹山隆範)
 寺島玲子(松沢京子)
 キャンディ吉田(大森美幸/森三中)
 田所双葉(高部あい)
 佐藤新(藤ヶ谷太輔/ジャニーズJr)
 ジョー大杉(金児憲史)
原  作 石田衣良
脚  本 河原雅彦
主題歌  藤井フミヤ「下北以上 原宿未満」

あらすじ 第1回「今夜旗揚げ!ビンボー小劇団」

 山梨の旅館「鹿鹿館」の娘・里中ゆいか(上戸彩)は、千葉大学理
学部に合格し、自由が丘で一人暮らしを始めた。

 旅館三代目のゆいかの父・一郎(半海一晃)はやり手で、母・花
(木野花)は動物学者、二人はそれぞれ忙しくゆいかの面倒は喜三男
(北村総一郎)が見ていたのだが、喜三男には放浪癖があり、突然い
なくなることがあった。

 そんな生い立ちのせいなのか、ゆいかは心から笑ったことがなく、
冷静かつ現実的な人間に成長した。都会での一人暮らしに胸踊ること
もなく、年頃の若者が抱くような夢もない不感症なのだ。

 千葉大学の入学説明会で、教授と助教授が教壇をのこぎりで切ると
いう出来事があった。それを行ったのは、「下北サンデーズ」という
小劇団の団員だった。

 ゆいかは「下北サンデーズ」に興味を持ちネットで検索する。

 「メンバー紹介」
  ・あくたがわ翼(佐々木蔵之介)…サンデーズ座長。演出家。座
付作家。
  ・伊達千恵美(佐田真由美)…看板女優。
  ・サンボ現(高山隆範/カンニング)…お笑い担当。
  ・キャンディ吉田(大森美幸/森三中)…お笑い担当。
  ・ 八神誠一(石垣佑磨)…二枚目担当。
  ・ 佐藤新(藤ヶ谷太輔/ジャニーズJr)…メガネ担当。
  ・ 寺島玲子(松沢京子)…インテリ担当。
  ・田所双葉(高部あい)…新人女優。
  ・ ジョー大杉(金児憲史)…肉体担当。

 ゆいかは下北サンデーズの公演があることを知り、5日後下北沢へ
出かける。

 上演前、ゆいかは舞台にウェディングドレスを着たゆいかが微笑み
ながらゆいかに向かって手を差し延べている幻覚を見る。

 ゆいかは「鏡の中のカルメン」を見て、心を揺さぶられた。役者が
今まで会ったどんな人たちよりも生き生きとして見えて涙があふれて
止まらなかった。

 上演後も感動して泣いているゆいかに、翼が声をかける。芝居を終
えた役者たちが次々にやって来てゆいかの目は釘付けになる。

 翼にとっても主演の千恵美にとっても今回の芝居は最高のできで、
八神が「演劇の神様が舞い下りたんですよ」と評する。

 翼はゆいかを「演劇のミューズ(女神)かもしれない」と言う。今
までの上演でこれほどまでにキャッチしてくれた子はいなかったから。

 ゆいかは、チケットノルマが果たせないサンボたちが千葉大で客寄
せのためのパフォーマンスを行ったことを知る。サンボは学歴コンプ
レックスがあり、偏差値78以上の大学を狙ってゲリラ的なパフォー
マンスを行った。実際に客として来たのはゆいかが初めて。

 ゆいかはサンボに誘われて居酒屋での打ち上げについて行く。小劇
団の役者たちは、芝居だけでは食べていけないのでバイトをしている
ことを知る。サンボは「酒、ジャージ、貧乏」は役者の三種の神器だ
と説明する。

 居酒屋にはケラリーノ・サンドロヴィッチ(本人)が書き物をして
おり、役者たちから崇拝の目で見つめられている。サンドロビッチは
劇団「ナイロン100℃」を主宰し岸田戯曲賞などをとり絶大な人気を
誇る。下北沢の神様と呼ばれている。

 ゆいかは居酒屋の後も、玲子たちの住むアパートについて行く。築
40年のおんぼろアパートで部屋には草やきのこが生えている。

 自宅に帰ったゆいかは、千恵美の踊りを自分も踊ってみる。ゆいか
は上演前に見たウェディングドレスのゆいかの幻想を思い出す。あれ
が演劇のミューズだったのか?

 持ち帰ったパンフレットには、下北サンデーズのオーディションの
チラシがあった。「ありえない」と否定しながらもゆいかは、オーデ
ィションを受ける。

 オーディションでゆいかは、緊張してうまく話せない。翼はそんな
ゆいかを見て即「合格」とする。千恵美や劇団の運営をしている江本
亜希子(山口沙也加)が反対する。男性の役者たちはゆいかがかわい
いことを理由に賛成する。

 翼はこの子が下北サンデーズと出会ったことが運命、純粋そうで時
に大胆なことをしそうなルックスにめらめらと創作意欲が沸くと言う。

 結局、ゆいかの実技試験行うことになる。ゆいかは着替えをするた
めに更衣室へ。

 稽古場のオーナー・下馬伸朗(古田新太)が下北サンデーズに、稽
古場からの退去を申し出る。近所から騒音やゴミ出しのクレームが来
ているためだ。

 下馬は善良な若者を闇の世界に引きずることを止めること、芝居を
見たが中途半端なダンス、脚本や演出は一人よがりで、基礎ができて
いないと、サンデーズの芝居を否定する。

 そこへ着替えを終えたゆいかがやってくる。ゆいかが着ているのは
高校の体操着だ。

 ゆいかは情熱は基礎を越えます、サンデーズはゴミではありません
と訴える。劇団員は現在10名、普通に就職した場合の生涯賃金は
1億円、この人たちの芝居には10億円がつぎこまれていると、独自
の理論を展開して下馬の抗議に立ち向う。

 ゆいかは、下馬が芝居を見て感動しなかったのは色眼鏡で見ていた
からで、芝居を見て一人でも感動する者がいれば、その劇団は芝居を
する資格があるのだ、現に自分は感動したと話す。

 ゆいかは、下馬が手にしていた「オーディション会場」と書かれた
赤い紙を取り、下馬に「退場処分、レッドカード」を言い渡す。

 下馬はこれまで通り稽古場を貸してくれることになる。

 ゆいかは団員達から好意的に受け入れられる。実技試験をする前に
ゆいかは合格する。

 あの状況で自分の感情をストレートに言葉に乗せることができたか
ら女優としては合格だというのが理由だ。

 千恵美だけがゆいかが入団することに不承知で「半年間は研究生」
と釘を刺す。千恵美は翼の恋人なので、翼がゆいかに興味を示したこ
とがおもしろくないのだ。ゆいかは下北サンデーズの一員となった。


寸  評  コメディであらすじが執りにくいドラマですので、あらすじがド
ラマの進行通りになっていないことをお許しください。ギャグのセン
スが合えばとても面白く見られるのでしょうが、第1回を見た私の感
想としては微妙です。

 内容的には通好みなので、テレビ朝日の金曜11時枠の時間帯の方
が放送時間としては向くのかなと思います。

 下北沢にも小劇団にも詳しくない私としては、ケラリーノ・サンド
ロヴィッチ本人が出ているのはすごいことなのかもしれないけれど、
あまりピンと来ませんでした。マニアの人には嬉しいことなのかもし
れませんが。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 春ドラマ頃から自分があらすじを書くドラマしか見なくなりました。あとの
ドラマは再放送でいいかなという感じです。忙しいのでドラマをじっくり見る
時間がないのです。その代わり、ドラマ研究会のあらすじを読んでいます。

 朝のBSで再放送されている「君の名は」(鈴木京香主演)をたまに見ます。
近所の子どもたちとして安達祐実が出ていたのには驚きました。少し前に再放
送されていた「かりん」には主人公の子ども役として堂本剛が出ていましたし、
再放送を見る喜びは、意外な人物を探すことかなと思います。

 木村拓哉が主演の「HERO」のスペシャルは前半を間違えて録画したため、
中盤から見ました。スペシャルの前に再放送を見たのですが、前はボサボサ髪
でスタイルにこだわらない役だったのに、今回はきちんと整えられたサァファ
ーへアだったのに違和感がありました。(たま)

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