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タイトル:Daily Drama Express 2006/04/20 医龍 (2)  2006/07/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/04/20 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  karte02:神の手と悪魔の薬

 研修医・伊集院(小池)は今日も、意識のない患者に向かって愚痴を
こぼしている。しかし部屋を間違え、意識のある佐々木文子(加藤治
子)に返事をされてしまい、驚いて飛びのく。
 様子を見に来てくれた、と感謝の言葉を述べる文子に、いたたまれ
なくなった伊集院は部屋を飛び出す。

 朝田龍太郎(坂口憲二)は先日、独断で手術を行った罰として、加
藤晶(稲森いずみ)から伊集院と当直をするよう言われる。
 周囲に「ボクちゃん」と呼ばれる程頼りない伊集院だが、虫垂炎の
急患を朝田は彼に執刀させる。
 マニュアル通りの位置に虫垂が見つからず慌てる伊集院だが、朝田
の助言で何とか手術を成功させた。

 「何で僕に切らせたんですか!!もし何かあったら・・・」
 「いいか。」

 廊下を歩きながら抗議する伊集院に朝田は言う。

 「教科書通りの症例などひとつもない。だから外科医は実際に数を
切ることでしか成長しない。覚えとけ。」
 「だからって・・・もし患者に何かあったら!」

 そのとき、病室から悲痛なうめき声がきこえ、朝田は伊集院が止め
るのも無視して病室へ入っていく。
 ここは内科の病棟だが、そんなことは気にも留めていない。諦めて
伊集院も後へ続くが、患者の顔を見てハッとする。
 「おばあちゃん・・・。」
 そこで苦しんでいたのは、あの時間違えて愚痴を聞かせてしまった
文子だった。

 すぐに担当医を呼べと言う朝田に、今はいない、と困惑した表情で
答える看護師。
 あまりの苦しみように朝田はイレウス(腸閉塞)を疑うが、文子は抗
癌剤の副作用で苦しんでいるのだと言う。
 その抗癌剤は開発中の新薬だが、副作用がひどいため治験を中止し
ている病院もあるという薬だ。
 「がん細胞は殺した。でも患者も死んだってやつ。」
 つぶやく伊集院に看護師が声を荒げる。
 「末期癌の患者を、あんなに苦しめる必要があるんですか!」
 「末期癌?!」
 軽くショックを受けた様子の伊集院だが、すぐに察して自嘲気味に
つぶやく。
 「末期の患者だから・・・どうせだめだから何だってするんだよ。」
 「医者の都合で、患者を実験台にしてるんです。」
 看護師の言葉に、微かに頭を上げる朝田。

 製薬会社の人間は教授たちに接待攻勢をかけ、新薬のデータを集め
ようとしている。一方、病院には、体調を回復した里原ミキ(水川あ
さみ)が出勤してきた。
 龍のぬいぐるみを持って医局の朝田を訪ねたミキは、ぬいぐるみの
首に星のアクセサリーをつけ
 「この星は私。チーム・ドラゴンの一人目のメンバーってこと♪ね
ぇ、他のメンバーは?集まった?」
 朝田は微かに苦笑い。
 その問いには答えず、ミキに文子のCT写真を持ち出すよう頼む。

 写真を見た朝田は、新薬のデータ収集のため、もう助かる見込みの
ない文子が利用されていることを見抜く。
 だが、本人に病状の告知はされておらず、夫も薬が効くと信じてい
る。
 ミキの様子に不審を抱いた内科医・藤吉(佐々木蔵之介)が入ってく
るが、患者を第一に考える彼ですら、他の科の患者である文子には、
何もしてやれずにいるらしい。
 「循環器内科の俺や、ましてや、お前ら外科ができることはない。」
 「・・・外科としてはな。」
 意味深に言い置いて、朝田は立ち去る。藤吉は一歩も動けずにいた。

 野口教授(岸辺一徳)に知られるのを恐れ、伊集院は必死で朝田を止
めようとする。
 「お前、あの患者と知り合いなんだろ。」
 「知り合いじゃないですよ。それに患者とは一線をひけと・・・上
の人から言われています。」
 戸惑いながらもそう答える伊集院に、朝田は「そうか。」とだけ言
って立ち去った。

 その夜、つい文子の病室を覗いた伊集院は、朝田が文子の手を握り、
話を聞いてやっているのを目撃する。
 文子は病室を間違えた伊集院を勘違いし、様子を見に来てくれたの
だと嬉しそうに誉めていた。
 いたたまれずその場を逃げ出した彼を、文子の夫が呼び止め、彼も
また伊集院に感謝の言葉を述べる。
 しどろもどろの弁解をしながら立ち去ろうとするが、これからも顔
を見せてやって欲しいと頼まれてしまう。

 後日。野口の教授室では、晶が平謝りに頭を下げていた。朝田が文
子の抗がん剤中止を進言し、呼吸器内科の教授と担当医を激怒させた
のだ。
 乗り込んできた彼らは、
 「他の医局の方針に口出しをするのはタブー中のタブーだ!」と怒
り狂うが、朝田はまったく気にも留めていない。
 「君も組織の一員である以上、最低限のルールを守るべきだろ
う!!」
 「俺は組織の一員である前に・・・医者だ。」
 「何ぃ?!」
 「こ〜の組織には、他にいないみたいだけどなぁ〜。」
 「朝田先生!」
 からかうように挑発する朝田を晶が睨みつける。
 野口は真っ直ぐ前を向いたまま、そのやりとりをきいていた。

 庭でぼーっとしていた伊集院は、車椅子で散歩中の文子夫妻に声を
かけられる。
 夫がトイレに行くと言ってその場を離れると、彼がいなくなたのを
確認してから文子は苦しみ始めた。
 「あの人の前だと心配しちゃうから・・・・。気が小さいんです、
あの人。」
 思わず駆け寄った伊集院がしばらく背中をさすってやると、「おか
げさまで治まった。さすが先生ですね。お若いのにすごいわ。」と、
嬉しそうに言う。
 伊集院は文子の携帯電話に気付き話題を振るが、使い方がわからな
い、と言う文子。
 「年をとるとね、だんだん何もできなくなるの。新しいことなんて
とても。みんなに迷惑ばっかりかけて。・・・もう、さっさと死んで
しまえばいいのにね。こんなおばあちゃん。」
 伊集院は何も言い返すことができなかった。

 ホテルの一室。
 裸でPCに向かう晶に、恋人で北日本大学助教授の霧島(北村一輝)が
シャツをかけてやりながらそのまま抱きしめる。

 「・・・邪魔。」
 「熱心だな。レポート?」
 「だといいけど。謝罪文。あたしが一番書きたくないもの。」
 「例の君が連れてきた外科医のトラブル?」
 「朝田龍太郎。最高の技術と最悪の反抗心。」

 霧島はバチスタ手術の状況を聞いてくるが、キャンプでチームにい
た若い看護師がメンバーに加わったときき、 何か考え込むような顔
つきで黙り込む。

 ある夜、交通事故の連絡が入り、たまたま廊下を歩いていた伊集院
は返事をしてしまう。
 明真大学病院は救急指定病院であるので、何の問題もないと思われ
たのだ。
 ところが患者が外国人であるということから、ER(救命救急)の医師
・小林は怒り狂い、大勢の看護師が忙しく働く救急処置室で伊集院を
叱りとばしていた。
 患者は重度のショック状態で、助かりっこない。しかも外国人だ、
と怒鳴り散らす。
 「でも国籍はどうあれ、人の命に変わりは・・・」
 「あるんだよ!!」
 看護師たちが思わず手を止め、一斉に振り返るがお構いなしに続け
る。「おそらく保険証なんてない。病院が治療費負担しなくちゃいけ
ないんだ!病院は慈善団体じゃねえんだよ!!」
 唇をかみ締める伊集院。

 やがて救急車が到着するが、小林は患者を降ろすことを拒み、嘘を
ついて追い返す。
 容態は急を要するため、救急車はすぐに引き返そうとするが、白衣
の男が飛び出し、両手を広げて立ちはだかった。
 「何してんだ。早く降ろせ!!」

 車のライトに照らし出されたのは朝田だった。
 伊集院が止めようとするが、朝田はきく耳を持たない。取り乱す付
き添いの男に、「安心しろ。俺は医者だ。」と言い、患者を院内へ運
び込む。
 血相変えた小林が文句を言うが、朝田と居合わせた看護師たちの、
鋭い一瞥に黙らされた。
 「待てよ!こんなショック状態の患者、ひとりで看る気か!」
 「助手はいる。胸部心臓外科の伊集院だ。」
 少し離れた場所で立ち尽くしていた伊集院は驚きを隠せない。
 「何言ってんだよ。あんな奴に何ができるんだよ。」
 「優秀だよ。」
 遮るように断言する朝田。
 「少なくともお前よりはな。行くぞ伊集院!」
 軽く頭を下げ、走り出す伊集院。

 すぐに手術は始まった。
 小林と、ひやかしで見に来た麻酔科医の荒瀬(阿部サダヲ)が見学室
から見守る中、朝田がとったのはプリングル法。肝臓に流れ込む血液
を遮断し、その間に素早く損傷箇所を縫い合わせるというものだ。 
 「できんのかぁ〜?俺が前見たプリングル法は失敗して患者死んじ
ゃったぞぉ〜。」
 荒瀬は笑っている。 
 損傷が1〜2ヶ所でも難しい手術だが、3ヵ所もの修復を鮮やかに
進めていく朝田。
 その間伊集院には他の損傷箇所を探させていた。
 他に損傷はないと報告を受け、最後の一箇所にとりかかろうと肝臓
を持ち上げた瞬間、ありえない量の出血に一同は息を呑む。
 自分の見落としで患者が死ぬかもしれないという恐怖に伊集院はパ
ニックになる。

 必ず他に損傷箇所がある、と朝田は言うが両手が塞がっているため、
伊集院に「探せ」と言う。
 見つからず焦る伊集院に、「俺に任せろ!」と声をかける朝田。
 シュロックシャントと呼ばれる方法で、心臓から直接血流を確保し、
時間を稼ぎながら同時に静脈からの出血を確認している。
 時間切れだと諦めていた小林も、面白半分に見ていた荒瀬も、朝田
の腕を認めずにはいられなかった。
 伊集院は動揺していたが、朝田に励まされもう一度損傷を探し始め
る。普段彼を馬鹿にしている看護師たちも、思わず「がんばって。」
と声をかけていた。
 そして伊集院は損傷箇所を見つけ出し、手術は無事に成功する。

 「待てコラァ!別の医局のくせして!勝手な手術して!ただで済む
と思ってんのか!!」
 手術室から出てきた二人を、小林が怒鳴り散らすが、看護師たちに
ぐるりと取り囲まれ、二人を追うことができない。
 「もうその辺にしといたらどうですか!」
 怒りに満ちた彼女たちの声に、小林はうろたえるしかなかった。
 廊下へ出ると、付き添いの外国人がわけのわかない言葉を叫びなが
ら、朝田にすがりついてくる。
 黙って親指を立てる朝田。その手を握り、外国人は泣き崩れた。
 伊集院は黙って見つめていたが、ひとりになると、身体の力が抜け
たようにずるずると座り込んだ。

 後日、教授会でこのことが問題になるが、救命救急部の鬼頭教授が、
費用は全額負担すると言う。
 おかげで晶にもお咎めはなし。
 鬼頭は彼女の部下には救えなかったはずの命を、朝田が救ってくれ
たと思っているようだった。

 ある日、伊集院は文子に携帯メールの使い方と自分のメルアドを教
えていた。はしゃいでいた文子は突然、「私、末期癌なんでしょ。」
と聞き伊集院を驚かせる。
 命は惜しくないが、自分が苦しがるとオロオロしてしまう夫のため
に、もう少し楽に死にたいと言う。
 何も言えなくなってしまう伊集院。
 そんな様子を見ていた朝田は、文子の夫に全てを告白。薬の効き目
がないと言われ、夫はショックを受けるが、やがて落ち着きを取り戻
すと、本当のことを教えてくれたのは朝田だけだと言った。
 夫は担当医に、文子を他の病院に移したいと申し出る。
 データが欲しい担当医は必死で引き止めるが、夫婦の決意は固い。
 やけになった彼は別の患者の病室に忍び込み、こっそり薬を使おう
とするが、朝田に見つかり阻止された。

 朝田や伊集院に見送られ、文子は転院していった。

 しばらくして文子が亡くなった。知らせに来た晶は、呼吸器内科と
もめてまで転院させる意味があったのかと朝田を責める。
 その時、伊集院は携帯メールの着信履歴に気付いた。メールを読ん
だ彼はふらふらと部屋を出て廊下に泣き崩れる。
 それは今朝文子から送られた、ひらがなばかりで綴られた感謝の言
葉だった。
 「伊集院。このメールは・・・お前の勲章だ。」
 朝田の言葉にますます涙が止まらなくなる伊集院。

 野口は朝田をもてあましながらも、バチスタには期待していると晶
に言う。晶は、手術を成功させ、必ず野口を明真大学の総長にすると
誓うが、「でも口だけじゃだめだよ。」と微笑する野口。
 「必ずバチスタ成功させてくれないと、朝田君もろとも君も・・・」
 右手で手刀を作り、スッと首を切り落とす仕草。
 「エントラッセン(退院)・・・だからね。気をつけてね。」
 晶は表情を引き締める。 

 朝田はバチスタチームの二人目に伊集院を入れると言ってきた。晶
は反対するが、医局に染まっていない彼を自分がスペシャリストに育
ててやると言う。
 龍のぬいぐるみに二つめの星をつけ、嬉しそうに頭をなでているミ
キ。
 その様子を影から霧島が見ていた。
 「こんなところにいたのか、ミキ。」とつぶやきながら。


寸  評  救命救急の鬼頭教授は、原作漫画では男性だと言う話を聞きまし
た。晶や野口ら、外科との微妙な距離感を浮き立たせるには、思い切
ったこのキャスティングが上手くハマった気がします。
 ラストで伊集院君が泣き崩れる場面では、思わずもらい泣きした人
も多いのではないでしょうか。
 医局にスレていないPureな研修医、という雰囲気がよく出ていたと
思います。

執 筆 者 斉藤()

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2. 編集後記
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 年配者がメールを覚えるのは、なかなか大変なのではないかと思うのですが、
うちの母は最新機種を使いこなし絵文字・ギャル文字を駆使したメールを送っ
てくるのです。
 「あなたが大事にしてたコップ、割っちゃったー(>▽<)ゞ」とか、 かわい
いはずの顔文字に時々殺意を覚えるのは気のせいでしょうか・・・。(斉藤)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
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