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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/19 てるてるあした (6)  2006/06/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/19 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル てるてるあした
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 水野サヤ(木村多江)
 雨宮照代(黒川智花)
 溝口エリカ(さくら)
 松本陽太(金子昇)
 鈴木久代(草笛光子)
 沢井やす子(福田麻由子)
 末広大八(ブラザートム)
 山田偉子(高部あい)
原作  加納朋子
脚本  成井豊
主題歌  平川地一丁目『運命の向こう』

あらすじ  第6話

 雨宮照代(黒川智花)は高校2年生で16歳、父・信夫(福本伸一)
と母・慶子(荻野目慶子)との三人家族。父の借金の額が1億円にも
膨れ上がり、一家は夜逃げをすることになった。照代は遠い親戚の鈴
木久代(草笛光子)の元に預けられた。

 水野サヤ(木村多江)は照代と同じ日に、久代の営む下宿屋・笹乃
館に息子・祐介(関根航)とやってきた。

 照代は笹乃館で沢井やす子(福田麻由子)という少女の幽霊に出会
う。サヤは笹乃館の住人・松本陽太(金子昇)に一瞬乗り移った亡き
夫の幽霊に会う。

 久代は倒れて入院した。照代らは病室で江藤医師(おかやまはじめ)
から、久代が風邪による熱で倒れたと聞かされる。高齢ということを
配慮ししばらく入院することになる。

 笹乃館応接間。久代の友人・林夏江(大森暁美)と手嶋珠子(冨士
眞奈美)、サヤの友人・溝口エリカ(さくら)らが集って久代の噂話
をしている。

 久代の夫は20年前に亡くなり、一人息子は東京で銀行員をしてい
るらしい。嫁は気が強くて久代と気が合わないので、息子は結婚後は
家に帰って来ないらしい。サヤは久代が入院したことを息子に連絡し
ておいた方がよいのではないかと言う。

 サヤが息子の家に電話すると、嫁は忙しくて見舞いに行けないと言
う。

 久代の部屋。照代は久代の入院に必要な物を取りに入る。部屋には
やす子がいて、久代の机の上にある黄色いアルバムを見ている。照代
がやす子に「何見てるの?」と聞くとやす子は照代にアルバムをぶつ
ける。照代が避けようとすると、やす子の姿はなかった。

 久代の入院に必要な着替え等はスーツケースの中に一まとめにされ
て入っていた。照代はアルバムが気になる。

 久代の病室。照代は久代にまたやす子に会ったことを話し、「心当
たりないですか?」と尋ねる。すると国木田(米倉斉加年)が入って
来て、話は中断する。

 国木田は久代の教師時代の同僚。久代は照代に退学届けを出してき
たかを確認する。照代が母が退学届けを出していたと話すと、母親と
連絡をとり、照代の住民票を佐々良に移してもらうように忠告する。

 照代が住民票を移すと取り立て業者が来てしまうと心配すると、久
代は住民票を移す前に自己破産手続きをとってもらうようにと付け加
える。

 照代は早速、母・慶子に電話するが留守電でつながらない。

 照代の部屋。山田偉子(高部あい)が数学のテストで71点採れた
のは、照代のおかげだと報告に来る。

 祐介たちが窓にした落書きを消しているサヤと照代。サヤは祐介が
赤ちゃんの頃、家にあったティッシュペーパーを全部出してしまい、
亡くなった夫と片付けたという思い出話をする。通りかかった松本陽
太(金子昇)はその話を偶然聞いてしまう。

 照代が部屋に入ると、小学校の教室に変わっている。教室の椅子や
机は倒れている。やす子が絵が貼られている掲示板の前に立っている。
自分の絵を破くやす子。30年前の教師時代の久代が部屋に入って来
て「やめなさい」と止める。

 やす子は絵を破いて床に捨てる。久代が「拾いなさい」と言うと、
やす子は「お母さんなんて大嫌い」と言う。久代は「今までの先生は
許しても私は許しませんよ。今日からあなたは私の生徒です。たった
一人の」と言う。やす子は教室を出て久代の部屋に逃げる。

 照代がやす子の後を追うと、久代のベッドの上にアルバムがある。
照代がアルバムを見ると新聞の切抜きが挟んである。新聞には米国フ
ロリダ州で2歳女児が3週間放置され、冷蔵庫の中のケチャップやマ
スタードを食べて生き延びたとあった。切抜きが挟んであったページ
には暗い表情のやす子の隣に久代が写っていた。

 サヤの部屋。照代はサヤにアルバムとやす子の絵を見せる。サヤは
照代に「どうしてこれがお母さんなのかしら?」と不思議がる。照代
はどうして自分の前にやす子に現れるのだろうかという疑問を話す。
サヤは「何か(照代に)伝えたいことがあるのかも」と言う。二人で
やす子のことについて調べることになる。二人は気がつかないが、や
す子が二人を見ている。

 照代の携帯電話に「てるてるあした。ひとりでいきてるひとなどい
ない。」と差出人不明のメールが入る。照代はそれを見て「私は一人
で大丈夫なんだよ」と反論する。

 佐々良市場。大木(佐藤二朗)が照代に久代宛の見舞いのりんごを
手渡し、久代の入院中は仕事を休んでもよいと言う。大木に30年前
のことを尋ねるが、大木は30年前は生まれていないと言う。

 久代の病室。照代は大木の見舞いのりんごを届ける。見舞いに来て
いた陽太が照代に「今日夕食作ってやろうか。サヤさんとゆうぼうを
誘って」と言う。照代は食事という言葉につられるが、陽太が本当は
サヤを誘いたいということにムッとして断る。久代はそんな照代を見
て「人の行為は素直に受けなさい」と諭す。

 照代が不恰好にリンゴをむいて久代に手渡すと、国木田が久代を訪
ねて来る。国木田は照代が久代の若い頃に似ていると話す。若い頃の
久代はきれいでみんなの憧れの的だったそうだ。

 照代は国木田に「いつ頃ですか?」と尋ねると「52年前」と答え
る。照代はすかさず「30年前は?」と尋ねると、久代が「照代、い
つまでのんびりしてるんだ。早く帰ってうちの仕事をしなさい」と話
を遮る。

 夕食。照代、陽太、サヤ親子で食事をしている。陽太が作った食事
をサヤは「おいしい」「陽太さんの奥さんになる人は幸せですね」と
誉め、有頂天になる。

 食後の台所。サヤは照代に、久代の教え子である大八や不動産屋の
主人にもやす子のことを聞いてみたが知らないと言われたと報告する。

 サヤは照代に久代に聞くのがいいと言うが、照代は久代は自分の話
をまともに聞いてくれないからと答える。

 照代はサヤに「なんで(母は)久代さんに(自分を)預けたんだろ
う」と言う。サヤは「久代さんなら頼りになると思ったからよ」と答
える。

 サヤは照代に夕べ一人でご飯を食べさせてしまったことを詫び、サ
ヤは陽太の思いやりを見習わなくてはと言う。

 照代は、陽太が食事を作ったのはサヤに気があるからなのに、照代
への思いやりと勘違いしているサヤの鈍感さにイライラしてしまい、
サヤに陽太のことをどう思っているか聞く。

 そこへ陽太が風呂から裸で飛び出して来て二人の話は中断する。風
呂が水風呂だったのだ。

 翌日。祐介が陽太の手を引いてサヤの所へ連れて来る。陽太にサヤ
の夫・俊彦が憑依しており「サヤ、陽太くんを頼む。すごい熱なんだ」
と言い、陽太はサヤに倒れかかる。

 末広屋。陽太が水風呂に入って熱を出したため休むとの連絡が入る。

 陽太の部屋。サヤはまた俊彦が陽太に憑依しないかと陽太の寝顔を
見つめている。

 すると俊彦が陽太に憑依する。俊彦とサヤは「バカッサヤ」「もう
会えないかと思ってた」「倒れてる陽太くんを放っておく訳にはいか
ないからな」と会話する。

 サヤは陽太に抱きつく。陽太の部屋のドアが開いていたため2階の
掃除に来た照代が二人が抱き合う姿を目撃してしまう。

 久代が突然退院してきた。何食わぬ顔で出迎えるサヤ。照代に目撃
されたことを知らないサヤは照代に「手伝うわ」と声をかける。

 しかし、照代は陽太とサヤの仲を誤解し自分に黙っていたことが許
せず怒って自分の部屋に行ってしまう。

 照代の部屋。照代がどうして怒っているのかサヤはわからず「なん
で怒ってるの?」と聞く。照代は「どうしてサヤさんまで私に隠し事
するんですか?見たんです。サヤさんと陽太が抱き合ってるの。まる
で恋人みたいに」と答える。

 サヤは「あれは陽太さんじゃないの。俊彦さんなの。会いに来てく
れたの。どうしてだかわからないけど、そういう風にしか会えないの」
と説明する。照代はサヤの話を信じる。

 久代の部屋。照代が水を持って入って来る。照代は久代の入院中に
アルバムを見てしまったことを告白する。そして、照代は、やす子が
絵を破った時に久代が注意したところを見たのだと言う。

 久代は照代がアルバムを見たことを正直に言ったことは認め強くは
叱らなかった。照代が「やす子ちゃんはどんな子だったんですか?」
と聞くが、久代は「その話はまた今度にしよう」と話たがらない。

 台所に照代が行くとサヤが「何か聞けた?」と聞く。そこへ国木田
が久代を訪ねて来る。

 国木田と久代は応接間で話をしている。サヤと照代は二人の様子を
台所から見ている。

 国木田は久代にプロポーズする。結婚というと大げさだが残りの人
生を茶飲み友達として一緒に暮らさないかと言うのだ。

 久代は自分には照代がいるので一人ではないと言ってプロポーズを
断る。久代は若い頃国木田のことは好きだったので、52年前だった
らプロポーズを受けたかもしれないと言う。

 国木田は久代の言葉に満足したと言って帰って行った。久代は国木
田が自分を尋ねて来たことを不審に思い、照代に紀藤医師の元へ電話
させる。

 虫の知らせというのか、国木田はたった今亡くなったというのだ。
国木田は重症でずっとICUに入院していたのだ。

 久代は自分たちが見たのは、国木田の生霊で亡くなる前に久代に会
いに来てくれたのだと言う。

 久代は「(思いは)死んでまで引きずるものじゃないからね」と言
う。サヤはその言葉に俊彦のことを思い、動揺して2階へ行ってしま
う。

 久代は照代にやす子の書いた絵は間違いなくやす子の母親だと言う。
やす子は母親と二人暮し、母は水商売をしており身持ちがよいとは言
えなかった。男の所へ行き何日も帰って来なかったこともあり、やす
子は食事もお金もなく冷蔵庫にあったケチッャプを食べて生き延びて
いた。アメリカでも同様の事件があったが、やす子の方がひどかった。
あの子にとっては冷蔵庫が母親だったのだと。

 照代は久代に「どうして話してくれなかったの?」と責めると「あ
んたを信じていなかったから」と言う。照代は久代の言葉にショック
を受け自分の部屋に行く。

 陽太の部屋。陽太を見つめるサヤ。陽太が目を覚ましサヤが看病し
てくれたことを喜ぶ。陽太はサヤが好きであることを告白する。サヤ
が亡くなった夫のことを思っていることはわかっているので、サヤが
いつか自分のことを向いてくれるまで待つというのだ。

 サヤは陽太に「私にはあの人を忘れられると思えません。忘れたく
ないんです。私が死ぬまで」と言う。陽太はサヤの気持ちを知り、部
屋を出て行く。一人残されたサヤは布団に顔を埋めて泣く。

 照代の部屋。照代はやす子の描いた冷蔵庫の絵を見ている。大八が
久代の退院祝いにケーキを買ってきたので一緒に食べようと誘いに来
る。照代は大八に久代のことを怒っている訳ではなく、もっと早く本
当のことが知りたかったのだと言う。

 大八は照代に「冷蔵庫がお母さんなんてひどい話だよな。できたら
他の人には聞かせたくない。特に母親と離れて暮らす一人ぼっちの女
の子には」と言う。
 照代にやす子のことを話さなかったのは、久代なりの思いやりだっ
たのだ。大八は気が向いたらケーキを食べにおいでと言って出て行く。
大八の話を聞いた照代の表情が明るくなる。

 照代のそばに風が吹く。やす子が立っている。照代は「やす子ちゃ
ん」と言ってやす子に近寄り抱きしめる。照代は泣いて「ごめんね。
何もしてあげられなくて」と言う。抱きしめられたやす子も泣いてい
る。


寸  評  この話時間の経過がよくわかりません。第3話で久代が1週間も
ただ飯を食べているからというセリフを言っていたので、第3話で照
代が笹乃館に来て1週間、それから第5話で夏江たちが照代が市場で
働き始めて1週間と言っているので1話から2週間たっています。そ
の後は久代が何日入院したかもわからないのですが、陽太がサヤにプ
ロポーズするのは早過ぎるのではないか?と考えてしまいます。時間
経過の表示かナレーションが欲しい所です。原作では陽太は照代の友
人で照代と年が近いという設定なので、陽太がサヤに憧れるというと
なんだか違和感があるのです。

 朝食を食べないで学校へ行く生徒が2割もいるそうです。戦後の物
のない時代ならともかく、飽食の時代に朝食が食べられない子どもが
いるというのは、どういうことなのかなと思います。冷蔵庫が母親と
いうのは、何とも切ない話です。NHKの少子化対策の討論番組で「子
育てもアウトソーシングの時代」と言っていた男性がいましたが、子
育ては手間暇と愛情をかけて親がするものなのです。何だか時代が間
違った方へ行きそうで心配に思います。だから久代のような口うるさ
くてもきちんと正論を言ってくれる大人が必要なのかもしれません。

執筆者  たま()

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2. 編集後記
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 母に物盗られ妄想が見られるようになってから、母の話に付き合う私の方も
うつ状態になってきました。家事はたまる一方なのですが、精神的に疲れてい
るのでやる気が起こらないのです。それでも何もしない訳にもいかず、認知症
の母を介護している友人などと話して励ましあい、「認知症とは何か」「痴呆
を生きること」(小澤勲 岩波新書)などを読んで、認知症の症状やケアなど
について勉強しています。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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