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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/16 アテンションプリーズ (5)  2006/06/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/16 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アテンションプリーズ
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 美咲洋子(上戸彩)
 桜田信哉(小日向文世)
 三神たまき(真矢みき)
 太宰晋一郎(井上順)
 若村弥生(相武紗季)
 中原翔太(錦戸亮)
 香川麗子(高橋マリ子)
 弘田沙織(上原美佐)
 東野はるか(大友みなみ)
  麻生カオル(笛木優子)
 堤修介 (小泉孝太郎)
 渡辺誠 (小市慢太郎)
 木下朝美(七瀬なつみ)
 若村昭三(浅野和之)
 関山有紀(大塚ちひろ)
原  案 上篠逸雄
脚  本 後藤法子
主題歌  『』

あらすじ  第5話「CA流イイ女への道!!」

 「キャビンアテンダントのメイクは、幅広い世代に受け入れられる
身だしなみとしてのメイクを心がけるものです」。この日はメイクの
実習。たまき(真矢みき)は室内の照明を落とし「この明るさはキャ
ビンと同じです。普段のメイクでは沈んで見えますので、明るめにメ
イクしてください」と指示する。

 それを聞いた洋子(上戸彩)は「なるほど」と化粧を濃くするが、
案の定たまきに「あなたのはやりすぎです」と注意される。しかも机
の上に化粧品が散らかっていて、たまきに「最後に掃除したのはいつ
ですか?そんなことではいくらメイクしても美しくはなりません」と
散々なことを言われる。

 カレンダーガール募集の社内広告が貼り出される。自薦他薦問わず
のため、訓練生たちにも資格はあるが、広告に写ったカオル(笛木優
子)を見て躊躇している。しかし洋子は「あたし、応募してやっても
いいかなあ」と1人やる気でいる。沙織(上原美佐)は「カレンダー
ガールは、きれいで優しくてイイ女が選ばれるのよ」とバカにする。

 有紀(大塚ちひろ)は弥生(相武紗季)に応募を勧める。有紀は
「やはり恋をするとキレイになるって本当ですねえ」と翔太とのこと
をほのめかす。弥生は「何言うの!」と慌てるが、洋子は「なに、恋?
誰よ」と大はしゃぎ、そばにいた翔太(錦戸亮)を見かけるや「聞い
て、翔太」と近寄るので、弥生は必死に止める。

 翔太は「弥生ちゃんが応募するならいいんじゃない。美咲が応募す
るならどうしようかと思ったぜ」と笑う。洋子は「頭にきた。絶対イ
イ女になってやる」と意地になる。

 そのころ、たまきに桂木志穂(森口遥子)からメールが届いた。志
穂はたまきの昔の同僚。久しぶりに会いたいという。読み終えたたま
きは思わずため息をつく。

 翌日から洋子は授業の合間もメイクに取り組む。しかしたまきは
「教室でのメイクは禁止。メイクは服を身に着けるのと同じ、ここで
メイクするのは公共の場で着替えをしているようなものです」としか
られる。

 洋子はカオルに会いに行き、イイ女になるための方法を聞きだす。
カオルは無視しようとするが、洋子が食い下がるので、「なら教えて
差し上げますけど、私の言うとおりにしないと効果ありませんよ」と
含み笑いを浮かべる。

 洋子は弥生と有紀を誘ってさっそくカオルのアドバイスを実行する。
激痛の足つぼマッサージ、砂風呂1時間、カイロプラクティックにお
茶会。洋子は正座で足をしびれさせ、さらに木から蜘蛛が下りてきて
首筋を伝って背中に入ったので、悲鳴を上げ、ドタバタと走り去る。

 たまきは志穂とホテルの喫茶で会う。昔話に花を咲かせながら、志
穂はたまきにヘッドハンティングの話をする。志穂は新しい航空会社
でキャビンアテンダントを統括する部署を任されることになったので、
たまきに来てほしいという。条件として給料は今の倍で副部長のポス
トも用意ていした。

 しかしたまきは考え込み、即答できない。志穂は「いい加減昔を引
きずるのはやめなよ。あれはたまきのせいじゃない。前にすすまなき
ゃ」と諭す。たまきはますます悩むが、そこへ外を大暴れしながら走
る洋子の姿が見え、唖然となる。

 たまきはすぐ洋子を探しに行き、途中で弥生と有紀に会う。弥生た
ちは洋子と3人できれいな所作を学ぶためにお茶会に参加しているこ
とを説明する。弥生たちは志穂を見て不思議そうにしているので、た
まきは志穂を紹介する。すると有紀は「もしかして無敵のMKギャル
ズ?」と大声をあげてしまう。たまきと志穂は昔、ファンクラブがで
きるほど人気があり、仕事もバリバリこなす最強コンビとして名をは
せていたという。そんなところへすっかり着崩れた姿で洋子が現れる。
志穂は「もしかしてこの子も訓練生?」と絶句する。

 洋子は修介(小泉孝太郎)が何やら計算しているところを見つけ、
声をかける。修介は新航空会社設立で先輩がヘッドハンティングされ
ているので、自分もそれを見越して給料が倍になったらどうなるか、
人生設計しなおしているのだという。修介は「三神教官も引き抜き話
あるらしいよ」と話す。弥生や有紀は「昨日の桂木さんだ」と思い当
たる。洋子は「ふーん引き抜きねえ」と無関心を装うが、思いがけな
い話に戸惑いを覚える。

 弥生や有紀は「行っちゃうのかな、三神教官」と不安げな様子でい
る。洋子は「いいじゃん、あんな小姑いなくなったほうが絶対ラクだ
って」と雑誌のエステの広告を眺め始める。

 太宰(井上順)に上層部から電話が入る。太宰は平謝りして出て行
く。朝美(七瀬なつみ)は「また美咲洋子のことですよ。太宰部長が
盾になっているから事なきをえてるんですよ」とたまきに言う。たま
きは言い返す言葉がない。

 洋子は1時間でキレイになるヨガを受けるため街を歩いていると、
たまたま喫茶店に志穂がいるのを見かけ、声をかける。志穂はたまき
をヘッドハンティングしたいことを話し、たまきは返事を保留してい
るが、それは洋子のせいかもしれないと切り出す。憮然となる洋子に
対して、志穂は昔たまきは問題ある後輩がいてあることで挫折した、
たまきはそのことに今でも責任感じているのだろう、洋子にとても似
た人だったからと続ける。

 弥生は有紀とハンガー近くで翔太を待っていて声をかけるが、翔太
は渡辺(小市慢太郎)との話に夢中で気づかず行ってしまう。すっか
りしょげる弥生に有紀は翔太と仲のいい洋子に相談しようと勧める。
そこで弥生は洋子に明日洋子の部屋に遊びに行きたいと話す。

 翌日の訓練は着陸時の乗客の応対。洋子は机を閉じてシートベルト
を着用するようにと丁寧に言ってまわる。乗客役のたまきは机をしま
おうとしない。洋子は「規則なのでとじていただけますでしょうか」
とにこやかにお願いする。しかしたまきは「私がしまわないことで誰
かに迷惑がかかりますか?」と応じない。洋子は「規則なので従って
ください」と感情的になる。

 たまきは「規則の一点張りではお客様は納得しません。もっと1人
1人の乗客に心を配って、なぜしまう必要があるのか説明しなければ
……」と注意するが、しだいに表情が曇る。たまきは「あとで後悔し
ても遅いのよ」とぴりぴりした様子になる。洋子は「後悔しているの
は教官でしょ?私に似た後輩のことで」と口を尖らせる。

 授業後、洋子はたまきに志穂に言われたことをありのままに告げ、
見も知らない人のことであれこれ言われる筋合いはないと言い、そし
て「行きたいなら行けばいいじゃないですか」と食って掛かる。たま
きは疲れたような顔をして「そうね」とだけ言って立ち去る。洋子は
戸惑う。

 その夜、洋子は弥生が来るのでコンビニで買出ししていた。そこへ
たまたま翔太がやってくる。洋子はたまきのヘッドハンティング話を
し、せいせいすると笑う。翔太は「わかりやすいなあ。その教官気に
なんだろ」と笑う。

 洋子と翔太は公園でふざけ合いながら世話話をする。そこへ洋子の
部屋に向かう弥生が2人を見かける。弥生はすっかり落ち込み、引き
返してしまう。

 翌日洋子は弥生に昨日来なかった理由を尋ねる。弥生は「急に用事
ができて」と元気がない。そこへたまきがやって来ていつものように
授業を始める。洋子はたまきの様子をじっと窺うが、その心中はわか
らず、1人考え込む。

 その日、洋子が日誌を返しに訓練部へやってくると、たまきが太宰
に「お世話になりました」と頭を下げ、ネームプレートを渡すところ
を目撃する。

 洋子は心中穏やかでなく、ふらふらしていると桜田(小日向文世)
に声をかけられる。洋子はたまきがやめたことを嬉しそうに話す。
「給料倍だし向こうで楽しくやればいいんですよ。いやいや教官され
たら迷惑だ」と。

 すると桜田は「昨日彼女と飲みにいったけど、ある訓練生のことば
かり話すんだよね」と切り出す。桜田が聞いたのはスージー・クワト
ロのファンで、好物は焼きカレー。素行は最悪だけど芯はしっかりし
ているから大丈夫、どんなキャビンアテンダントになりたいか見てみ
たいということだった。

 洋子は、慌ててたまきを探しに飛び出していく。たまきを見つけた
洋子は「勝手に決めんなよ、途中で逃げんのかよ。人生金だけじゃね
えだろ。あんたに負けたくなくてあたしはここまできたんだ。もうも
どれねえんだ。本気でキャビンアテンダントになりてえんだよ。たか
ら……」と一気にまくしたてる。

 そこへタクシーが停まり、志穂が降りてくる。洋子は「桂木さん、
三神教官を連れて行かないでよ」とすがり、もう一度たまきに「あん
たがいなきゃだめなんだよ」と泣きそうになりながら訴える。

 たまきは呆れた風に「志穂の誘いなら断ったわ」と話す。すべては
洋子の勘違いだった。太宰に頭を下げたのはいとこの新婚旅行のホテ
ルの手配をしてもらったため、ネームバッチを返したのはひびが入り
修理するため、志穂がここに来たのは断られたからせめて食事をおご
ってもらおうと待ち合わせてただけだった。

 真相を知った洋子は「や、やっちゃった!」と頭をかかえ恥ずかし
そうにその場を逃げ出す。志穂は「面白い子ねえ。たまきが残る理由
が分かった気がするわ」と笑う。

 その夜、洋子は散らかり放題の自分の部屋の整理整頓を始める。

 翌日、教室にたまきが入ってくると、洋子は少々気まずく、「あの、
三神教官はカレンダーモデルに応募しないんですか?なんなら私が推
薦しますけど」と勧める。しかしたまきは「無理ですね。カレンダー
モデルは1度しかなれませんから」と淡々と断る。洋子が事情を飲み
込めないでいるとたまきは「わかりませんか、すでに載ってます
1992年5月に」と続けいつものように授業を始める。


寸  評  どうも展開が見え見えで、セリフが白々しく感じてしまいました。
たまきの洋子に対する眼差しは桜田がそれとなく教えなくてもすでに
分かりきったことだと思いますので、それを見どころに持ってきても
効果は薄いと思います。たまきが誘いを断るのもたまきの性格からす
れば順当で、洋子と志穂の間で悩むというところもあまりありません
でしたし。登場人物同士がうまくかみ合ってないというか、表層的と
いう感じがします。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 クラシック音楽の業界は作曲家の生誕、没後○周年と銘打ってキャンペーン
をしたりしますが、今年はモーツァルトの生誕250周年、ショスタコーヴィチ
の生誕100周年にあたります。とりわけショスタコーヴィチは共産党独裁の激
動の時代を生き抜いた作曲家として注目を集めることも多くなっています。彼
の音楽が今後どう評価が定まるかはわかりませんが、少なくとも歴史的遺産で
あることは間違いありません。機会があったら一度聴いてみて欲しいと思いま
す、交響曲4番、8番、10番などは難解ですが聞きごたえ十分です。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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