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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/02 アテンションプリーズ (3)  2006/05/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/02 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アテンションプリーズ
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 美咲洋子(上戸彩)
 桜田信哉(小日向文世)
 三神たまき(真矢みき)
 太宰晋一郎(井上順)
 若村弥生(相武紗季)
 中原翔太(錦戸亮)
 香川麗子(高橋マリ子)
 弘田沙織(上原美佐)
 東野はるか(大友みなみ)
  麻生カオル(笛木優子)
 堤修介 (小泉孝太郎)
 渡辺誠 (小市慢太郎)
 木下朝美(七瀬なつみ)
 若村昭三(浅野和之)
 関山有紀(大塚ちひろ)
原  案 上篠逸雄
脚  本 後藤法子
主題歌  『』

あらすじ  第3話「地獄の非常救難訓練!!」

 もうじき制服を着ての本格的な訓練が始まる、授業開始前そんな話
が有紀(大塚ちひろ)から出たので、みな色めき立つ。が、そこへ入
ってきたたまき(真矢みき)は「その前に1週間の非常救難訓練があ
ります。これをクリアできない人は制服を着られません」とぴしゃり。
かわりに非常救難訓練に使うつなぎという作業服を配る。

 全員つなぎに着替えて室内訓練場に集まると、たまきは「非常事態
が起きたとき、命を救うのは誰か……あなたたちよ!」といつにもま
して厳しい口調で説明を始める。キャビンアテンダントはサービス要
員であるとともに命を守る保安要員であることを頭に叩き込むように
とたまきは続ける。

 飛行機事故は離陸後の3分、着陸前の8分に集中している(魔の11分、
クリティカル イレブン ミニッツ)。機体に大きな衝撃が発生した
と仮定して訓練は始まる。

 まず、衝撃防止姿勢の徹底。「お客様、頭を下げて。ヘッド ダウ
ン!」。非常時なので、敬語も丁寧語も使わない。短いセンテンスで
混乱する乗客に伝わるように大きな声で行う。

 次にパニックコントロール。たまきは洋子(上戸彩)を指名する。
たまきの「はい、完全停止!」との合図に洋子は「大丈夫だ、お前ら、
落ち着け!」と大声をあげるが、たまきの「お前らは要らない!」と
いう注意が入る。

 次に救命ボートの搬出。沙織(上原美佐)が運び出すが、重くて落
としてしまう。たまきの「そんなんでキャビンアテンダントになる気
があるの!」と怒鳴り声が飛ぶ。次に洋子が運び出す。洋子は「こん
なの楽勝、楽勝」とふざけながら運んでいく。するとたまきは「真面
目にやりなさい!」と注意する。が、洋子は笑って態度を改めない。

 その後も救命胴衣の着用指示の練習などいろいろな訓練が続く。訓
練終了後、弥生(相武紗季)も有紀も疲れてぐったりだが、洋子は
「久しぶりに身体動かして、大声出して気持ちよかったぁ!」と心地
よさげにしている。

 そこへカオル(笛木優子)が通りかかる。カオルは洋子を見ると
「つなぎ姿が良く似合ってますわねぇ」と嫌味たっぷりに言う。洋子
は「まあ、ミス4月の制服よりは着心地いいですよ」と笑い飛ばす。
カチンときたカオルは「随分余裕ですけど、そんなことで非常救難訓
練は乗り切れませんわよ、なめないでよね、私たちの仕事」と怒りを
抑えながら言い返す。

 しかし洋子は気にもかけず、壁にかかっているカレンダーを見て
「あれぇもう5月なのに」とカオルの写った4月のカレンダーを豪快に
破り、丸めてゴミ箱に捨ててしまう。慌てた弥生が謝って洋子を連れ
て出て行く。カオルは顔を引きつらせてゴミ箱からカレンダーを取り
出し、しわを伸ばす。

 次の日は脱出訓練。機体の扉を開けエアー式の救命すべり台を作っ
て順々に滑っていく。しかし有紀は滑り降りるのが恐くて滑れない。
それを見た洋子は「大丈夫だよぉこんなの。イヤッホー!」と笑いな
がら滑っていく。

 次は救命胴衣を着けて泳ぐ訓練。弥生はうまく泳げず四苦八苦して
いるが、洋子は「気持ちいい〜!」とすいすい進んで行く。

 訓練後、弥生も有紀も落ち込んでいるが、洋子は「あんなのたいし
たことないじゃん」と軽々しく言って弥生と有紀の神経を逆撫でして
しまい険悪な雰囲気になりそうになる。が、そこへ朝美(七瀬なつみ)
が洋子の補講でやってくる。

 弥生の実家の蕎麦屋。翔太(錦戸亮)が渡辺(小市慢太郎)とそば
を食べているところへ、弥生と有紀が帰ってくる。弥生は翔太を見る
とさかんに話しかける。翔太は笑いながら話を聞き、最後に「がんば
って」と言って渡辺と出て行く。弥生は「関山ちゃん、彼、私を見て
がんばってって言ったよね」と確かめる。

 その夜、有紀は帰り道で体格のいい男とじゃれあいながら歩く沙織
を見かける。

 翌日、弥生はやる気満々なので、有紀は「パワー オブ ラブです
か」と辟易する。やがて訓練が始まるが、そこへ「遅れてすいませ
ん!」と沙織が駆け込んでくる。沙織は少し疲れた様子をしている。

 洋子は沙織と組んで救命ボートの搬出をするが、沙織は力が弱いの
で、洋子はイラついて思い切り力を入れて救命ボートを投げ、その弾
みでボートもろともプールに落ちてしまう。洋子は「お前が力入れな
いからだろ!」と沙織を責め立てる。それを見たたまきは訓練後教官
室に洋子を呼び出す。

 洋子は、沙織の方ができていないと反論するが、たまきは「今のあ
なたではどんなにできても合格はできません」と厳しい口調で注意す
る。

 その夜、洋子はコンビニで翔太と会い、近くの中華料理屋へ行く。
洋子は非常救難訓練での不満をぶちまける。そして思いついたように
「そうだ、君ら整備が100%故障しないように仕事すればいいんだよ。
がんばれよ」と口走る。聞いた翔太は「お前、俺らが手抜いていると
思ってんのか!」と腹を立て、出て行ってしまう。

 翌日以降も訓練は続き、試験前日を迎えたが、有紀は相変わらず救
命すべり台を恐がって滑れず、落ち込んでいた。

 その夜、洋子は帰宅途中、怪しげな行動をとっている修介(小泉孝
太郎)を見かけて声をかける。修介は沙織が危ないと噂のクラブのあ
るビルに入っていったので後を追っているのだという。

 沙織目当ての修介に巻き込まれた洋子は、沙織を囲む筋肉質の男を
見つけるや、沙織の手をひっぱってエレベーターに乗り込んで逃げる。
しかし運悪くエレベーターが途中で止まってしまい、閉じ込められて
しまう。

 助けを呼んでも誰も来ず、次第にイラつき始めた洋子と沙織は口論
を始める。しかしやがて疲れ果て、沙織は「これじゃ試験に間に合わ
ない」とため息をつく。

 洋子は「試験が気になるんだったら男遊びなんかするなよ」とチク
リと言う。すると沙織は「何言ってんの、私はジム通いしてたの」と
反論する。救命ボートを運べなかった沙織は筋力アップをはかるため
にトレーナーに訓練を受けていたのだった。

 洋子は「そんなこと気にしてたの?」と可笑しがる。沙織は「一流
キャビンアテンダントになりいのよ」とムキになる。洋子は「そうま
でしていい男欲しいのかよ」とからかうと、沙織は「そうじゃない!」
と声を荒げる。沙織はお金がなくていつも姉のお下がり着せられてい
たので、他人の目が気になって自分に自信が持てなかった、だからキ
ャビンアテンダントになって自分に自信を持ちたかったのだと打ち明
ける。すると洋子は「あたしは兄貴のお下がりだったよ、でも気にも
しなかったけど」とにっこり笑う。

 非常救難訓練の試験が始まる。

 ようやく助け出された洋子と弥生は急いで試験に向かう。最後の班
の試験直前に間に合うが、たまきは遅刻者に受験資格はないと言って
許可しない。洋子は「あたしはともかくこいつ(沙織)は受けさせて
やってくれよ、こいつは本当にキャビンアテンダントになりたがって
んだ」と食い下がる。しかしたまきは許可しようとしない。

 そこへ太宰(井上順)が「すいません、遅れて。電車が遅れてしま
ったものですから」と言いながら現れる。訓練部長を咎めるわけにも
ゆかないため、たまきは洋子と沙織の受験を許可する。洋子と沙織は
息の合ったチームプレーを見せる。そして洋子に励まされ有紀も思い
切って救命すべり台を滑る。

 試験後、洋子は翔太のもとへやってくる。洋子は「あたし、体力は
あると思っていたんだけど、救命ボートを1人で持つことはできない
んだよね」と話す。翔太は「何のこと言ってんだよ」といぶかしがる。
洋子は「あの……ごめん、整備のこと悪く言って!」と謝る。

 翌日、たまきから試験は全員合格と告げられる。皆喜び合う中で洋
子は沙織と目が合い、互いに微笑み会う。こうして1人1人に制服が
手渡されることになり、着替えた訓練生は皆気持ちを新たにする。


寸  評  人命に関わる救難訓練を安易な気持ちで受けている洋子の姿は、
これがラストで考え直すという伏線であるといってもあまりよろしく
ないのではないでしょうか。職業倫理というものが昨今では非常に厳
しく求められています。政治家、警察、教師、医者などなど、その道
にふさわしく行動することが要求されていて、パイロットやキャビン
アテンダントも同様と言えると思います。そういう空気の中で洋子の
キャラクターは共感よりも反感を買う方が強い気がしてなりません。
沙織やカオルのようないわゆるいじめ役のセリフが逆に正論に聞こえ
てしまいます。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 私はもとから身体が硬いのですが、この前立位体前屈をしてみたらマイナス
20センチでした。身体が90度しか曲がらない状態です。たぶん身体年齢
70歳くらいのレベルです。ストレッチとかしないとだめだなと痛感するこの
ごろです。(ケン)

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