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タイトル:Daily Drama Express 2006/04/28 てるてるあした (3)  2006/05/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/04/28 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル てるてるあした
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 水野サヤ(木村多江)
 雨宮照代(黒川智花)
 溝口エリカ(さくら)
 松本陽太(金子昇)
 鈴木久代(草笛光子)
 沢井やす子(福田麻由子)
 末広大八(ブラザートム)
 山田偉子(高部あい)
原作  加納朋子
脚本  成井豊
主題歌  平川地一丁目『運命の向こう』

あらすじ 第3話 

 雨宮照代(黒川智花)は高校2年生で16歳、父・信夫(福本伸一)
と母・慶子(荻野目慶子)との三人家族。父は1年前に会社をリスト
ラされていたのに、借金をしながら裕福な生活を続けていた。借金の
額が1億円にも膨れ上がり、一家は夜逃げをすることになった。父と
母は車で逃げたが、照代は遠い親戚の鈴木久代(草笛光子)の元に預
けられることになった。

 水野サヤ(木村多江)は照代と同じ日に、久代の営む下宿屋・笹乃
館に息子・祐介(関根航)とやってきた。薄幸の未亡人サヤには久代
も住人も同情的だが、わがままな照代には皆厳しい。

 照代は笹乃館で沢井やす子(福田麻由子)という少女の幽霊に出会
う。サヤは笹乃館の住人・松本陽太(金子昇)に一瞬乗り移った亡き
夫の幽霊に会う。

 笹乃館。照代は久代から笹乃館の雑用・家事を命じられこきつかわ
れている。靴磨きをしていると買い物をいいつけられる。おまけに、
隣家の住人で久代の友人の手嶋珠子(冨士眞奈美)の買い物も頼まれ、
仏頂面になる。照代が職探しに行きたいと言うと、久代は1週間もた
だ飯を食べているのだから食費分ぐらい働きなさいと手厳しい。

 買い物のついでに商店街を回る照代だが、免許がない、年が若すぎ
るなどと断られる。墓石店では力仕事ができないと断られ、店を出る
と女子高校生・山田偉子(高部あい)に出くわし、「かわいそう。ま
だバイト見つかってないんだ」とからかわれる。

 偉子は照代が物置のような部屋に住みシンデレラのようだと、照代
の身辺のことにやけに詳しい。偉子は自分には千里眼だから過去も未
来も見えるのだと自慢する。そこへ笹乃館の住人・五木が通りかかり
スペイン語で挨拶する。偉子は昨日はフランス語だった、明日はイタ
リア語と予言する。さらに1時間後に雨が降ると言う。

 笹乃館応接間。サヤは、溝口エリカ(さくら)を久代・珠子・林夏
江(大森暁美)に紹介する。久代は先日の祐介誘拐計画にエリカが関
っていたので、エリカに説教を始める。珠子はエリカの手土産の瓦せ
んべいに上機嫌。

 スナックに勤めるエリカはバイトが急に辞めて困っているので1週
間だけサヤに手伝ってほしいと頼む。久代は反対するが、珠子や夏江
が条件などを勝手に決め祐介は久代ら三人で預かることになる。仕事
が決まらず意気消沈して帰宅した照代はサヤの仕事が決まったことを
知らされる。おまけに久代からは仕事を「よりごのみしてるんじゃな
いよ」と説教され落ち込む。

 照代の部屋。夏江が入って来て身辺調査を依頼する。調査の対象と
して渡された写真には偉子が写っており照代は驚く。偉子の予言通り
1時間後に雨が降った。

 照代が2階の窓拭きをしていると、五木がイタリア語であいさつを
した。またしても偉子の予言は的中。

 佐々良高校前。偉子が学校をさぼって出て来る。照代は偉子の尾行
を開始する。

 偉子は檜原写真館の中を覗き込み、その後ラブホテルに入る。玄関
で中年の男性と話をして中に入る。

 照代の部屋。照代は夏江に偉子がしょぼいラブホテルに入り中年男
性と一緒にいたと報告。偉子は援助交際でもしているのだろうか?

 スナック。陽太はサヤを心配して様子を見に来る。サヤは客に人気
があり、エリカは暇そうにしている。

 照代の部屋。母・慶子から照代に電話がある。慶子は照代にチーズ
工場で働いていると話すが、実際はキャバクラのような所で働いてい
る。父とは一緒でない様子に照代は「離婚なんかしないわよね」と不
安になる。

 佐々良高校前。偉子は毎日学校をさぼっている。照代は行きたくて
も行けない自分の身と比較してうらやましがる。

 偉子はまた檜原写真館の中を覗き込んでいる。照代は偉子が通った
後、照代は店を覗く。中から店の息子・ナオト(海東健)が爽やかな
笑顔で微笑んでいる。照代は「結構イケメンじゃん」と喜ぶ。

 照代は店から出て来たナオトとぶつかる。その拍子にナオトは持っ
ていたカメラを落としてしまう。照代は自分の名前と笹乃館に住んで
いることを告げて壊れていたら連絡してくださいと言う。

 神社の境内。偉子が男性に腕を捕まれて逃げようとしている。照代
は偉子が男性にからまれていると思い、男性の足を引っ掛けて転ばし、
その隙に偉子は逃げた。

 照代が男性から話を聞くと、偉子の担任だった。偉子は1年の終わ
りからさぼり出した、佐々良高校は進学校なので一度落ちこぼれると
元に戻すのは大変、偉子の家は裕福で悪い友達もいないので、考えら
れるのは恋愛ぐらい。

 橋の上。照代は偉子に後をつけられていた。偉子は照代が自分を尾
行していることを知っていた。偉子の膝からは血が出ていた。

 照代の部屋。照代は偉子の膝の手当てをする。偉子が持っていた数
学のテストの点数は38点。そのせいで担任から追いかけられていた
のだ。偉子の名を「えらこ」と読むと「よりこ」だと訂正される。

 照代と偉子が話をしていると夏江が入って来る。偉子は夏江の孫だ
ということがわかる。夏江は偉子が学校をさぼっている理由を知りた
かったし照代はバイトが見つからないので一石二鳥だと思ったと説明
する。

 怒った偉子は帰ってしまう。偉子を追いかけた照代は千里眼だと嘘
をついたことを謝ってと言うと偉子は「あんたお金ほしくない?」と
照代に言う。

 神社の境内。偉子は数学が得意な照代に宿題のプリントを1枚
500円で解いてもらい、担任から腕を捕まれていた時に助けてくれた
ことの礼を言う。

 偉子は照代に「高校もどんないの?」と問うと「働かなきゃいけな
いからね」と答える。

 偉子が学校をさぼり出したのは、写真館のナオトとの恋愛のせいだ
った。偉子はナオトに好意的な照代に「あいつには近付かないで。あ
いつに近付いたらひどい目に遭うよ。私は千里眼なんだよ」と必死に
訴える。

 スナック。ナオトの父・檜原がサヤに妻と死に別れたと同情を買っ
ている。

 スナック。サヤの様子を見に来た陽太だが、サヤは客と一緒に帰っ
た後だった。

 笹乃館。檜原は笹乃館に近付くと送り狼に変身する。サヤは檜原に
抱きつかれ困っていると、陽太が助けに来る。

 笹乃館の戸が開いて久代らが現れ、サヤは難を逃れる。檜原は40年
ぐらい前の久代の教え子。

 檜原は応接間で久代らから説教される。檜原は妻に逃げられ店は息
子に任せっきりで遊び歩いているとすこぶる評判が悪い。

 久代は檜原を警察に突き出そうかと言うが、サヤは檜原を気の毒に
思い、警察には行かないことになる。

 照代にナオトから電話があり、カメラの修理代として10万円請求さ
れる。

 サヤの部屋。落ち込んでいるサヤに微かに風が吹く。陽太の体に亡
くなった夫が乗り移り部屋に入って来たのだ。陽太は「何もできなく
てごめんな」と謝る。

 サヤは「もういや。私はもっとあなたに会いたい。一緒にいたい」
と泣くが陽太は「この体は陽太くんのもの。好き勝手に使っちゃ申し
訳ないだろう。(自分は)この世にいられる保証はない。お前は強く
ならなきゃいけない。祐介を守るために」と諭す。

 写真館。照代はナオトに全財産だと530円を出すが、「これじゃ
話にならない」と言われ、その代わりに自分の仕事を手伝ってほしい
と言われる。

 ナオトは照代をスタジオに案内すると、中から鍵をかける。照代に
モデルになって服をぬいでと言う。照代が断ると形相が変わり「脱げ
っていってるんだよ」と大声で怒鳴る。

 そこへ偉子が現れて照代を助けようとするが、ナオトに殴られてし
まう。ナオトは偉子とつきあっていたが、裸ぐらいしか売りがない、
その裸にも3日で飽きたと暴言を吐く。

 ナオトが二人に暴力をふろうとすると、風がおこり少女の幽霊・沢
井やす子が現れる。ナオトは棚の下敷きになり、そこへ偶然五木が入
って来た。

 河川敷。ナオトが撮った偉子の写真を燃やしている。照代は偉子が
言った「痛い目に遭う」というのは当たっていたと話す。

 照代は偉子に援助交際はやめた方がいいと言うと、ラブホテルは夏
江が経営するホテルで、ホテルで会っていたのは父親だと説明する。

 すっかり仲良くなった二人。照代は「やっぱり高校に戻りたい。一
生懸命に勉強して大学に行きたい。贅沢なんてできなくていいから家
族三人で暮らしたい」と話す。

 偉子は照代の顔の前に手をかざし、「高校に行ってる照代が見える。
隣にお父さんもお母さんもいる。幸せそうな照代がいる」と言って励
ます。

 笹乃館応接間。久代とサヤたちが話をしている。ナオトは五木に警
察に連れて行かれた。久代は「子育てっていうのは厳しすぎる方がい
いんだ」と話す。サヤは昨日でスナック勤めをやめてしまい、また無
職。

 久代が教え子のつてでサヤの仕事を探すことに、珠子らの勧めで照
代にも仕事を見つけてやることにする。

 陽太が五木がタイミングよく照代らを助けたことを不思議がると、
珠子が「何が起きても不思議じゃないのよ。この町では」と言う。夏
江はうなずき、同意を求められた久代も曖昧にうなずく。

 照代の部屋。久代が入って来る。久代は照代が高校へ行きたいなら、
仕事は自分が紹介してやろう、できるだけ貯金して学費を溜めるよう
にと助言する。

 久代が出て行った後、照代は「鬼婆。どこまでケチなんだよ。半分
援助してやるとか言えないのかよ」と悪態をつく。


 風呂上りの照代が部屋に戻ると、部屋の中は小学校の教室。やす子
が「ぼく・わたしのお母さん」と母の肖像画が貼られた掲示板を見て
いる。

 やす子の絵だけがなぜか四角い箱の枝。照代が「なんでこれがお母
さんの絵なの?」と問うと急に激しい嵐になり、掲示された絵が吹き
飛ばされ、照代も飛ばされそうになる。やす子の絵だけが飛ばされず
に残っている。


寸  評  心筋梗塞で入院していたブラザートムが5月1日に復帰しました。
ドラマ中では、ネパール・インド方面へ旅行中となっていました。代
役を当てるほど重い病状でなくてよかったですね。第3話の話は原作
とは全く関係のないオリジナルです。
 偉子と夏江が孫と祖母というのは、ドラマらしいご都合主義でだと
思います。

 世間的には好青年でも実は裏には残酷な顔を持つ今回のナオトのよ
うなタイプというのが最近よくドラマで登場します。現実社会でもそ
ういう犯罪が多くなっていることの投影でしょうか。

執筆者  たま()

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2. 編集後記
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 4月30日に子どもが発熱、そして現在は下痢です。去年も同じ時期に子ど
もが風邪をひいていました。寒暖の差の激しいこの時期は注意しなくてはいけ
ないと思います。
 5月中旬に上映される渡辺謙主演の映画は若年性痴呆症がテーマだそうです。
白血病に犯された経験のある渡辺謙は、病気物、医者物はこれまで避けていた
そうですが、この映画に関しては「出会ってしまった」と思い主演を決意した
とか。渡辺謙は、上映にさきがけていろいろな番組で映画のことを熱っぽく語
っていました。
 実家の母が認知症の入り口にいるせいか、痴呆や認知症に関する番組は見て
しまいます。連休中も日野原重明の本などを読んで老化・晩年・死などについ
て考えています。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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