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タイトル:Daily Drama Express 2006/04/11 ブスの瞳に恋してる (1)  2006/04/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/mm/dd (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ブスの瞳に恋してる
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 山口おさむ(稲垣吾郎)
 太田美幸(村上知子)
 竹田武 (大森南朋)
 小田島彬(船越英一郎)
 藤原美也子(井川遥)
 蛯原友里(蛯原友里)
 佐々木翔子(MEGUMI)
 里中花子(室井滋)
 清水浩太(加藤成亮)
原  案 鈴木おさむ
脚  本 マギー
主題歌  倖田來未『恋のつぼみ』

あらすじ  関東中央テレビのエントランスに向かう構成作家の山口おさむ
(稲垣吾郎)。
 太古から、男性は美人に心を奪われ、女性は美人になる努力を惜し
まなかった。では、いったいどんな女性を美人というのか。それは、
歴史とともに変化してきた。
 それはそれでいいとして、内側だけが美人な人を、世の中はなんと
呼ぶのだろう。

「そりゃあやっぱり、ブスだろう」とプロデューサーの斉藤三郎(相
島一之)。
 会議室。おさむたちが、バラエティー番組「むちゃデス!」の企画
会議をしている。
「ブスは数字持ってるぞー。ブスでお茶の間をガッチリつかむネタ、
なんかねぇか?」若手構成作家の松本(忍成修吾)は「こんなのどうで
すか? 湯気の向こうに汗だくのブス! 近所のラーメン屋でバイトし
てるんですよ。絶対笑いますから」
「ブスって悲しいっていうか、笑いにはつながらないと思うんですよ
ね」と気乗りしないおさむを横目に、そそくさと電話をかけ、出前を
頼む松本。

 「どすこいラーメン」で働く太田美幸(村上知子)。出前の電話を受
けた店長・里中花子(室井滋)に指名だと言われ、笑顔で支度に取り
かかる。

 「ブス企画」にピンとこないおさむは、雑誌で占いコーナーを目に
して、占い企画を提案する。雑誌には“あなたの運命を変える天使が
舞い降りる予感!”のコピーが踊る。ブスネタは松本の“宿題”に。
そそくさと部屋を後にするおさむち入れ違いに、美幸が出前を持って
くる。おさむは携帯に出て、「ごめんね、あといっこ会議に顔出した
ら、すぐ行くから」

 店に戻った美幸は、「会議室大爆笑ですよ」と報告する。「あんた
はうちのマスコットキャラクターだからね」と返す花子。美幸にとっ
ては、花子はブスの先輩でもある。美幸は、デブスをからかう客にム
ッとしながらも、笑顔でかわして、アルバイトの清水浩太(加藤成亮)
と交代する。
 帰り道、モデルの蛯原友美(ゆみ)(蛯原友里)の看板を見上げ、
「あんたはいいよなぁ」とつぶやく美幸。その後ろを、おさむを乗せ
たタクシーが通り過ぎる。

 ホテルの部屋で待つ友美のもとに、おさむが駆けつける。やたらと
「セレブっぽい」を連発するバカップルな二人。
 コンビニで食料を買い込み、豚まんを食べながら歩く美幸。自転車
にぶつかられて食べかけの豚まんを落としてしまい、嘆き悲しむ。
 ルームサービスのワインとイベリコ豚に舌鼓を打つ二人。唇を重ね
る寸前で、企画を思いついたとパソコンを出すおさむに、友美は「ま
た仕事ぉ?」と不満げ。番組の企画書に「鼻から血」と打ち込むおさ
む。
 美幸の部屋。ゴムボール状の健康器具に乗ってひっくり返り、鼻血
を出す美幸。物音に驚いたルームメイトの佐々木翔子(MEGUMI)が駆
け込んでくる。不良品だと訴える美幸だが、翔子が座ると何の問題も
なく、どうやら体型の問題らしい。
「こんなのやるより、夜に食べるのやめたら」という翔子の忠告にも
耳を貸さず、テーブルに食料を広げてビールを飲む美幸。そこへもう
一人のルームメイト・寺島弥生(滝沢沙織)が帰宅し、合コンの愚痴
をぶちまける。「何がITだよ。顔がベンチャー企業なんだよ」とキレ
キレの弥生に、「そんなやつらは合コンに来る資格がない。ブサイク
はブサイク相応の人生を歩めばいい!!」と熱弁を振るう美幸。大ウケ
の弥生と翔子だが、「なーんて、あたしが言うなってか」と美幸が一
人ツッコミすると、二人とも気まずくうつむいてしまう。

 ホテルの部屋。脚本家・小田島彬(船越英一郎)のエッセイ集を出
し、「泣けるらしいよ」という友美に、おさむはその本の出版パーテ
ィーがあると言う。「連れてって!」と喜ぶ友美。「脚本家ってかっ
こいいよね。おさむさんが映画とか書いたら、私、女優デビューしち
ゃおっかな」「じゃあ、オレも書いちゃおうかな」

 スタジオの調整室で、プロデューサーの竹田武(大森南朋)と雑談
するおさむ。竹田は小田島の本を出し、「センセイもいよいよ恋愛エ
ッセイだよ」と皮肉る。「この人も変わったよな。昔は一緒にコント
とか書いてたのにさ。お前は変わらないでくれよ」と言う竹田に、
「わかってますよ」と答える。
 ドラマなんて書いた日にはそこまで言われてしまう、バラエティー
の構成作家の世界。会議から会議を飛び回り、面白い企画を毎日考え
る。時には身を削って笑いを取り、睡眠時間を削って原稿を書く。す
べては、タレントさんが面白く輝くために、視聴者に面白がってもら
うために…。だけど、センセイなんて呼ばれる立場になった今、視聴
率やしがらみに縛られ、昔は楽しかった世界が色あせて見える。

 松本が、先日のブス企画を練り直してきた。斉藤はその熱意を買っ
て、若手芸人を集めてやってみることに決める。だが、おさむはまだ
ピンとこない。
 そこへ、早くもその情報を聞きつけて、芸能事務所「テアトル・ワ
ールド」の社長・井之頭宏(佐藤二朗)が売り込みにやってくる。所属
タレントのプロフィールの中に、美幸の写真がある。興味を示す斉藤
に、「この子は女優志望なんで…」と口ごもる井之頭だが、斉藤にに
らまれ、安請け合いしてしまう。

 おさむは、ロビーで小田島に呼び止められる。「お前も早くこっち
来いよ。今はオモシロよりも純愛だよ」と調子のよい小田島。そこへ、
プロデューサーの上島(かみじま)聡(松重豊)が通りかかる。小田島が
自分の出版記念パーティーに誘うが、上島はそっけなく断り、立ち去
る。あわてて追おうとするおさむに、小田島は「おまえもそろそろバ
ラエティ卒業しないとな。あっち側の人間になっちゃ、バカをみるぞ」
と言い、寄りたいところがあると誘う。

 銃撃シーンを撮影中のユンソナ。小田島が手がける映画の撮影現場
だ。やってきた小田島とおさむに、親しげにあいさつするユンソナ。
 その向こうで、「どう見たってコギャルに見えない! コブタだ!」
と怒っている監督。原因は、チョイ役の美幸だった。「チェンジだ!」
「演技を見てから決めてほしい」と食い下がる美幸に、「それ以前に
見た目が…」と困り顔のAD。結局、弁当1つで追い返された美幸だっ
た。

 竹田は、自分の番組に松本を入れてみようと提案する。おさむは賛
成しつつ、「あいつ、オモシロイけどゴールデン向きじゃない企画多
いですよ」と言うが、「昔のお前とそっくり」と返され、考え込む。

 美幸は井之頭に、ブス企画のオーディションを受けるよう勧められ
る。バラエティーは嫌、第一その日は撮影が入っているとそっけなく
断る美幸に、井之頭は「こんな小さい仕事、いいよ」と言うが、どん
なに小さくても女優の仕事が大事、と美幸は譲らない。
 美幸が女優を志すのは、自分が嫌いだからだった。「たとえ台詞が
なくても、別の顔をしている間は、自分のことを忘れられるんです」
井之頭は理解を示しつつ、「きみがお笑いコースに来てくれたら、特
待生扱いなんだけどな〜」「あたし、笑われるのは嫌なんです」と言
い放って出ていく美幸に、「お笑いならドラフト1位なのになぁ」と
残念そうにぼやく井之頭。

 松本は、おさむに美幸を見せようと「どすこいラーメン」に連れて
いくが、美幸は休みだった。
 歩きながら、松本はおさむに深夜番組の企画の相談を持ちかける。
上島と組みたいと言う松本に、「あの人はハードル高いよ。自分が面
白いと思ったことしかやらない人だ」といさめるおさむだが、松本は、
それだからやりたいと意気込む。
 昔のオレってこうだったのか? うまく思い出せない。だけど、昔
の彼女の姿は、今でも鮮明だ。

 駆け出しの頃のおさむ。玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けると、
オーディションに受かったと駆け込んでくる当時の恋人・藤原美也子
(井川遥)。
 番組のエンドロールに出たおさむの名前に、二人で大喜び。
 駆け出しの構成作家と女優の卵。よくある、どこにでもいる…。些
細な出来事も、二人には幸せだった。それが突然、壊れた。

 今のおさむ。玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けると「来ちゃった」
と友美。
 作家として有名になったら、たくさんの女のコが寄ってきた。すい
ません。なんだかんだ言っても、きれいなコにはかなわない。

 パックをした顔でくしゃみする美幸。「やっぱりキャミソール、キ
ツかったかなぁ」翔子が「飲む?」と誘うが、明日は撮影だからと断
る。やはりパックをしたまま、「飲みますか」と翔子と弥生。

 オーディションの日。会場に向かうおさむたちの下の階では、美幸
が撮影に臨んでいた。
 ブス自慢の芸人たちが、次々とブサイクな顔を披露する。うんざり
顔のおさむたち。「やっぱりブスじゃ笑えないですね」「とりあえず
白紙に戻す、だな」
 一方、天使の格好をして美女たちと一緒に踊る美幸。監督は「これ
じゃオモシロすぎるだろ」と怒り、美幸をフレームから外すように指
示する。
 おさむが部屋を出ると、撮影を終えた美幸も別の部屋から出てくる。
天使の格好をした美幸の姿に、占いの“天使が舞い降りる”と言う言
葉がよぎる。
 その時、美幸は衣装のすそを踏んでつまづき、そこに、羽根を詰め
たダンボールを抱えて出てきたスタッフがぶつかってしまう。天使の
羽根が舞い散る中、小ブタのような天使がひっくり返るという構図に、
思わず笑ってしまうおさむ。「天使が、舞い降りた」とつぶやく。
 あとから出てきた松本が「あ、どすこいラーメン」と驚くのを聞い
て、おさむは「きみだったのか。やっと会えたよ」と美幸に駆け寄る。
「見つけました! 彼女は磨く必要のないダイヤモンドです!!」まっ
たく意味のわからない美幸。

 群馬の美幸の実家・太田家。高校生の妹・絵里(大沢あかね)を、
義男(渡辺哲)とさと子(高橋ひとみ)が迎える。「またスカウトされ
ちゃった」という絵里。心配する両親に、「大丈夫、私はおねえちゃ
んと違って、そういうのぜんっぜん興味ないから」
 母親似の絵里の成長に目を細める父だが、「美幸はオレに似たばっ
かりに苦労させてしまった」「そんなことないですよ」と母は言うが、
美幸は小学校の頃から、学芸会では色モノの役ばかり。「だから今頃
女優になりたいとか言ってんじゃないのか。オレに似た女優なんて誰
も見たくないだろうに…」

 局の食堂。「ついに会えた」と大興奮のおさむ。「まだまだオレの
知らないオモシロはあったな」
 話題は翌日に迫った小田島のパーティーに。松本は「そういうのっ
てオモシロとかないんですよね」と気乗りしない様子。「あるわけな
いだろ。主役が笑いの魂捨てたやつだぜ」と竹田。松本が、だったら
なおさら笑いを取りたくなると言うと、その言葉に何かを思いついた
おさむは、突然飛び出していく。

 どすこいラーメンで、美幸に会わせてほしいと浩太に頼み込むおさ
む。「彼女の何なんですか」と聞かれ、「ファンかな?」と答える。
 おさむは友美に電話し、仕事が入ったと言ってパーティーの約束を
キャンセルする。そこへ、呼び出された美幸がやってくる。バラエテ
ィーには興味がないと言う美幸に、「仕事の話じゃない。僕の彼女に
なってほしい」とサワヤカに微笑むおさむ。

 帰宅した美幸の報告に、驚く翔子と弥生。彼女がいないから、彼女
同伴のパーティーに一緒に行ってほしいと誘われたという。だまされ
ているのではないかとためらう美幸に、二人は、やってみなければ始
まらない、と励ます。翔子はうっかり「めったにないチャンスなんだ
から」と言ってしまい、その場は気まずい雰囲気に。美幸は、本当に
初めての経験なんだと笑う。
 部屋でラジオを聴く美幸。DJの「幸せは立ち入り禁止区域じゃない。
その一歩を踏み出せば、きみは幸せになれる」という言葉に、幼い頃
からの片思いの数々を思い返す。ずっとブスだったから、いつも言い
出せなかった。一人涙を流す美幸。
 翔子と弥生が心配して様子を伺っていると、ドレスに着替えた美幸
が出てくる。「私も幸せになる!」

 翌日夕方、待ち合わせにやってきたおさむは、照れる美幸を「すご
くいい」とほめる。
 会場まで歩く二人。構成作家になった理由を問う美幸に、「笑いっ
て、とても素敵なことだと思うんだよね。子どもの頃から人を笑わせ
るのが好きだったから、この仕事を選んだんだ」
 道沿いのショーウィンドウで立ち止まったおさむは、「今日のお礼
にプレゼントする」と言って、帽子店に入っていく。ドキドキと見守
る美幸。
 パーティー会場にやってきたおさむと美幸。19世紀風の派手な帽子
をかぶり、パラソルを差した美幸の姿に、皆笑いをこらえきれない。
失笑の的になった美幸は、傷つきながらも、開き直って「フィアンセ
のエンジェル美幸です☆」と道化役を務める。やがて、おさむが小田
島に連れられて挨拶回りに行き、一人取り残された美幸はやりきれな
い思いで会場を後にする。
 追ってきたおさむに冷静を装って礼を言うが、「きみと出会って、
ありのままのオレを思い出すことができたよ。笑いを取ることができ
て気持ちよかった」というおさむの言葉に、ついに怒り心頭。「あな
たの笑いは素敵じゃない。人を笑わせるのが好きだって言ってたけど、
あなたのやってることは“人で笑わせる”ことです。自分だけ着飾っ
て、人を笑ってるあなたは最低です!」と言い放って駆け去る。
 公園で一人泣きじゃくる美幸。
 立ち尽くしたまま考え込むおさむ。

 帰宅した美幸は、「絶対きれいになってやる」と宣言。ダイエット
に励み始める。
 一方、おさむは若い頃を思い出していた。ボツになった企画書を紙
飛行機にして飛ばすおさむと美也子。「おさむはそのままでいいよ。
ダメだったら、また紙飛行機にして飛ばせばいいじゃん」と美也子は
笑ってくれた…。翌日からおさむは俄然やる気を取り戻し、精力的に
働きはじめる。

 数日後、どすこいラーメンを訪ねたおさむは、美幸がダイエットし
ていると聞く。「女がダイエットするのは、誰かに恋してるときか、
傷つけられたとき」と花子。浩太がおさむに「美幸さんが変わったの
は、あんたが誘いに来てからです。あんたが傷つけたんじゃないんで
すか?」と迫ると、おさむは「かも、しれない」と認める。美幸にお
礼が言いたいというおさむに、花子は「あんた、あの子の何なのさ?」
おさむは「モトカレです。1日しか付き合ってないけど」と言って去
っていく。
 夕食も食べずにメイクの研究にいそしむ美幸。でも空腹は限界に近
づいていた。

 自宅で仕事するおさむの携帯に、友美からの着信が入る。
 高級レストランで会う友美とおさむ。先日のパーティーの件を謝る
おさむに、「それよりも今日の服装のほうがNG」とむくれる友美。お
さむは普段着のままだった。
 テーブルに牡蠣が運ばれてくる。「やっぱ天然モノだよね、牡蠣と
女は」と友美。「モデルの中にも、天然モノと養殖モノがいるからね。
整形とか豊胸とか無理なダイエットとかやってるモデルは、養殖。ユ
ミは天然モノ。なーんにもしてないから、そのまま召し上がってくだ
さいってカンジ」という友美の言葉に、美也子の「そのままでいいよ」
という言葉がオーバーラップする。「あんたが誘いに来てからです、
美幸さんが変わったの」と言った浩太と、美幸の姿も…。
 おさむは、「ごめん、ちょっと行ってくる!」と叫んでレストラン
を飛び出す。全力で走るおさむ。

 美幸は、貧血でふらふらになりながらどすこいラーメンで働いてい
た。少しほっそりして、濃い目のメイクをしている。そこへ、おさむ
が息を切らして駆け込んでくる。
「ありがとうございました。そしてその前に、ごめんなさい」と頭を
下げ、傷つけたことを謝るおさむに、冷たい美幸。おさむは「おかげ
で目が覚めた。ありがとうございました。きみが本当の自分を思い出
させてくれた! それなのに…何やってるんだこの顔は!?」と美幸に
つかみかかり、おしぼりで無理やりメイクを落とそうとする。「私は
きれいになりたいんです!」「きみはこんなことしなくてもいいいん
だ! このままでいいんだよ!!!」ともみ合いになった二人。「背伸び
しないでそのままでいいって、きみが僕に教えてくれたんじゃない
か!」と必死で訴えるおさむに「じゃあ、私はずっとブスのままでい
いって言うんですか!?」と怒る美幸。
「ブスのままでいいんだよ! そのほうが、…オモシロイかだら!!」
「はぁぁぁ!?」とキレそうになる美幸。ゼイゼイしているおさむとに
らみ合う。


寸  評  森三中の大島美幸と結婚した構成作家の鈴木おさむが、自分たち
夫婦のことを書いたエッセイのドラマ化。同じ森三中の村上が、かわ
いい“ブス”を熱演してます。イケメンのおさむのセレブな生活と、
“ブス”の美幸のトホホな生活。その皮肉な対比が効果的に使われて
いて、イイ感じです。
 村上演じる美幸は、ぬいぐるみみたいで確かに笑えるんだけど、ど
っちかっていうと、開き直ることでしか生きてこれなかった“ブス”
の悲哀が感じられます。だいたい、同居人の翔子と弥生がいつも美幸
を心配してますが、美幸の自虐ネタひとつであそこまで気まずくなっ
てちゃ、美幸も息苦しいでしょ。二人は美人だし、一段上から見下ろ
すような、腫れ物に触るような態度が鼻につきます。
 一方、おさむ役の吾郎ちゃんは、サワヤカすぎる笑顔が素敵☆彡 
業界人の軽さとか、いい加減さとか、嘘っぽさとか、そういうのが全
部出てて、ハマリ役だなぁと思います。てか、局内の出演者陣が、み
んなそれぞれ、いるいる!!って感じですごくいいんですよ。忍成修吾
に相島一之、松重豊、船越英一郎と、個人的に大好きな役者陣がそろ
っててかなりうれしいです。しかし、船越の役は中尾彬にしか見えな
いなぁ…。
 次回は、早くも美幸がおさむへ恋心を抱きそうな気配!? 楽しみで
す。

執 筆 者 Nami(nami_s1976@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 はじめまして。ずっと愛読していたのですが、初めて執筆者として参加させ
て頂くことになりました、Namiと申します。この「ブスの瞳…」と「七人の女
弁護士」の2本を担当します。勝手がわからなくて、あと初回だけに説明など
いろいろ盛り込みたくて、試行錯誤しながら書いたらえらい時間がかかってし
まいました。小ネタの面白さをなるべく再現ようとしたらすごく長くなってし
まいましたが、どのくらいの長さが読みやすいのかなぁ。感想などいただけた
らうれしいです(nami_s1976@yahoo.co.jpまで)。週末しか執筆に充てられない
ので、もしかすると少し遅れがちになってしまうかもしれませんが、なるべく
早く上げるようにがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(Nami)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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