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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/06 西遊記 (5)  2006/03/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/02/06 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 西遊記
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 孫悟空 (香取慎吾)
 三蔵法師(深津絵理)
 沙悟浄 (内村光良)
 猪八戒 (伊藤淳史)
 老子  (大倉孝二)
 凛凛  (氷川あさみ)
脚  本 坂本裕二
主題歌  MONKEY MAJIK『Aound The World』

あらすじ 『子供の国』

 山の中で用を足していた孫悟空(香取慎吾)は木にひっかかった白
い布で覆われたものをみつけた。中をみてビックリし、大声をだす。
 急いで、三蔵法師(深津絵里)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊
藤淳史)の元へ戻り、皆にみせる。
 それは赤ん坊だった。
 悟浄や八戒は「いつの間に産んだんだ」と悟空に疑いの眼差しを向
ける。そこへ凛凛(水川あさみ)がやってきた。凛凛も疑いの眼差し
で悟空をみる。

 赤ん坊を抱いたまま次の町へやってきた。そこは刺繍の布などで栄
えている町らしい。悟空は早速赤ん坊の親を探す。

 そこへ、純純(吉武怜朗)、明明(松尾瑠璃)という兄妹がやって
きた。赤ん坊の名は童童。純純達の弟。目を離した隙に鷹に童童をさ
らわれたと純純は説明をする。
 そして、助けてくれたお礼をすると悟空達を家に誘う。

 悟浄は三蔵に「おかしいとおもいませんか?町に入ってから大人の
姿がありません。この町は子供だけの町です」いう。
 その時、悟空と純純の会話が聞こえてきた。純純は「僕がこの町の
町長です」と言っている。

 この季節、大人達は全員狩猟に出かけていて、その間は、子供達だ
けで生活をしている。大人がいないため醜い争いもなく平和に過ごせ
ると純純はいう。
 それを聞いた三蔵と悟浄は一理あると頷く。
 悟空は親がいなくて淋しくないか?と明明に聞くと、一瞬顔色を変
えながらも「寂しくない」と明明は答えた。

 そこに、純純の仲間、雲呑(松岡和暉)がやってきた。
 純純と雲呑は隣町に刺繍を売りに行くのだ。悟空は、明明と童童を
置いて行くのか?と聞くが純純は「仕方がありません」という。

 童童が泣き出し、あやす悟空。
 八戒と悟浄は悟空が面倒を見ればいいと言い、悟空を残し、三蔵と
共に出て行ってしまう。

 悟空は泣き止まない赤ん坊と明明の世話で大忙し。
 凛凛から天上界の果物(迦乳果)が母乳に似ていると聞き、天上界
の老子(大倉孝二)の庭園から迦乳果を拝借する。
 夜、やっと明明と童童が寝静まり悟空も寝ようとした時、悟浄、八
戒、三蔵が順番に差し入れを持ってくる。
 その騒ぎに童童が泣き出してしまい、悟空は寝不足に。

 翌朝、純純が戻り、悟空達は町を出た。
 山の中を歩いていると雲呑が荷物を背負って小さな祠へ入っていく
のを見つける。
 悟空達は後を追って祠に入ると、中には地下に繋がる階段あった。
中に入ると蟻の巣のように道が分かている。悟空と八戒、三蔵と悟浄
と二手に別れ雲呑の行方を探す。

 悟空と八戒が進んで行くと、小さな牢獄がたくさん並んでいる場所
に出た。
 そして牢獄の中には大人たちが入っている。
 そこへ雲呑がやってきた。雲呑は両親に差し入れをしにきたのだ。
両親と一緒に暮らしたい雲呑だが、親と子が一緒に暮らすことで子供
が病気からだめだ。と両親はいう。
 その時、紅蟻夫人(高橋ひとみ)が姿を現す。紅蟻夫人は自分は医
者だと言い、大人たちを隔離しているから病気にならないのだと雲呑
に言うが、雲呑は納得しない。
 嫌がる雲呑に無理やりなっとくさせようとしている様子をみていた
悟空は雲呑の両親を解放する。
 他の大人たちも解放しようとするが、みな反対をする。
 後から現れた三蔵達と共に、悟空はひとまず外にでていった。

 悟空は純純の家に戻り、なぜ大人達は狩猟に出かけていると嘘をつ
いたのかと問う。
 純純は病気の噂が広まり町の評判が落ちると困るという。
 そして、雲呑のように親と一緒にいたいという子供は弱虫だ。僕達
の家には病気が広まる前から親はいない。けど、幸せに暮らしている。
これ以上、口をはさまないで欲しい。と言った。

 純純家に雲呑の家に大人がいると子供たちがやってきた。
 慌てて出て行く純純を追おうとした悟空は樽につまずき、中に入っ
ていた物をみてしまう。

 急いで、雲呑のところへいくと、雲呑の両親は、子供達のにより再
び牢獄に返されてしまった。

 純純の家に戻り、悟空はこんなことはもう辞めよう。本当のことを
全て話そう。という。
 しかし、純純は子供たちに「騙されるな。大人はずるくて、自分勝
手で、嘘つきで、人間は大人になるとどんどん穢れていくんだ」いう。
 三蔵が「大人になれは優しくなる」というが、純純は「だったら、
どうして僕達の親は僕達を捨てて出て行ったのか」と聞く。

 純純達をみていた悟空は、三蔵に「俺は旅をやめさせてもらう。こ
いつらのお父さんになる」という。

 三蔵は悟空を連れて純純の家を出る。
 そこに凛凛が来た。凛凛が持っていたものを八戒が飲んでしまう。
それは、この町に流行った人間の子供にしか効かないという病原菌。
 悟空は、凛凛に「勝手に人の家に入って持ってくるな」と怒る。そ
の病原菌は純純の家から持ってきたのだ。病気を流行らしたのは純純。
 自分だけ親がいない。町を歩いていても友達の家に行っても親がい
る。町中の大人がいなくなれば、自分も淋しい思いをしなくてすむと
思ったのだ。

 三蔵、八戒、悟浄は、純純から話を聞こうとするが、悟空はそれを
止め、
 「俺はあいつの父親だ。あいつに指一本でも触れたら許さない」と
いう。

 悟空は、純純の家で父親になろうと必死。しかし純純はなかなか心
を開いてくれない。
 そんな中でも明明は、悟空になついている。

 一週間が経過。
 三蔵は悟空の心配をする。
 そんな時、悟空が頑張って作った刺繍が完成した。
 純純に見せるが、刺繍を床に叩き捨てられ、そして父親顔するのは
やめてくださいと言われてしまう。
 「僕の気持ちも知らないくせに」という純純に悟空は「わかるよ」
という。
 悟空にも両親がいない。いくら力をつけても寂しさは消えない。他
の子達に同じ寂しさを味あわせても自分の寂しさは消えない。と悟空
はいう。

 「寂しいのに勝つのは力じゃない。嘘じゃない。寂しいのに勝つの
は心だ。お前が作ったしきたりだ。お前が壊せ」

 外へ出て行った純純は雲呑が泣いているところにあった。

 明明は悟空に純純が縫った両親の顔の刺繍を見せた。
 その時、純純を背負った凛凛が飛び込んで来た。

 三蔵、悟浄、八戒も純純の家にきた。
 凛凛は、大人達が閉じ込められている祠の前で純純が倒れていたと
いう。
 そして、紅蟻夫人は子供たちから大人を隔離して奴隷商人に売り飛
ばす妖怪だという。純純は紅蟻夫人に騙されて使われていたのだった。
 今日、奴隷商人に売り飛ばされると聞いた純純は大人達を助けに行
ったのだ。
 そして、紅蟻夫人に病原菌を飲まされてしまった。

 病原菌を飲まされた純純は、苦しみながら「みんなに謝らなきゃ。
僕のせいで寂しくなってごめんね」という。
 悟空は純純に「みんなを助けて」と言われ「わかった」と約束をす
る。
 その時、「悟空、お父さんとお母さんにあいたい」と純純は初めて
本心を語った。
 「悟空、一回だけ『お父さん』って呼んでいいかな」
 「一回なんて言わないで、何回でも呼べば言いんだよ」
 「ありがとう・・・。お父さん」

 三蔵は悟空に「すべき事をすればいいのです。彼らの父として」と
いい、悟空は、紅蟻夫人のもと急ぐ。
 三蔵は「私も頭にきました」といい、紅蟻夫人の所へいく。

 悟空、悟浄、八戒の息のあった戦いで紅蟻夫人を倒し、老子が連行
していく。

 大人達は無事に町へ戻った。明明は寂しい顔をするが純純は「お父
さんとお母さんは帰ってくる」という。
 悟空は明明と純純が作った腹まきを受け取り、強がりながら旅立っ
た。


寸  評  心が温まる話でした。
 確かに大人は自分勝手でずるい。
 そして、寂しい思いをしている子供達がたくさんいる。
 そんな子供を利用しようとする汚い大人もいる。

 そのことを解らせてくれる話でした。

 話は良かったのですが・・・。
 悟空の声の大きさはどうにかなりませんかねぇ。
 赤ちゃん抱いていて、あれだけ大声で喚くのは良くないのでは。
 悟空さん、もう少しボリュームを下げで話をしましょう。

執 筆 者 西脇()

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2. 編集後記
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 仕事で日本以外の国と作業を一緒にやっています。
 会議はTV電話を使って行うのですが、やはり時差と映像の悪さを実感して
います。
 何よりも一番問題なのは言葉の壁です。
 今更ですが、もっと語学の勉強をしていれば良かったと後悔しております。
 ・・・と言っても今から勉強する気はないんですけどねっ。(西脇)

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