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タイトル:Daily Drama Express 2006/01/31 アンフェア (4)  2006/03/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/01/31 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アンフェア
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 雪平夏見(篠原涼子)
 安藤一之(瑛太)
 三上薫 (加藤雅也)
 瀬崎一郎(西島秀俊)
 佐藤和夫(香川照之)
 牧村紀世子(木村多江)
 山路哲夫(寺島進)
 蓮見杏奈(濱田マリ)
 小久保祐二(阿部サダヲ)
原  作 秦建日子「推理小説」
脚  本 佐藤嗣麻子
主題歌  伊東由奈『』

あらすじ 第4回「真犯人現る!すべての謎が今…」

 佐藤和夫(香川照之)は自宅でも牧村紀世子(木村多江)や娘・美
央(向井地美音)の姿を見つけられなかった。すぐに雪平夏見(篠原
涼子)に連絡し、おとり捜査が失敗したことを確認する。

 美央が標的かもしれないという不安から、佐藤も雪平も焦り言い合
いとなる。雪平は牧村のことを蓮見(濱田マリ)に調べてもらおうと
するが事件で手一杯だと断られる。

 結局、雪平も安藤(瑛太)と共に犯人が指定したビルに該当するす
べてのビルの屋上をしらみつぶしに当たる捜査に加わる。「運任せと
いうことですか?」「宝くじよりは当たるもんよ。」

 佐藤は牧村の家を訪ねるが不在、このところ帰ってないと隣人に言
われる。その頃、牧村はビルの屋上から美央と共に東京タワーを眺め
ていた。

 牧村の派遣元『ふれあい家政婦紹介所』を佐藤は訪ねる。そこで、
牧村がかつては絵本作家だったこと、数年前に唯一の肉親だった夫と
娘を交通事故で亡くしたこと、それ以来絵本がかけなくなりこの仕事
を始めたこと、そしてその娘が美央と同じくらいの年でとてもかわい
がっていたことを聞かされる。

 久留米隆一郎(井上順)が秘書の小沢(松永京子)と共に岩崎書房
を訪ねた。森川(大高洋夫)に、推理小説・下巻についてどうだった
のか問い詰める久留米。

 一人屋上を探し回る雪平のところに瀬崎(西島秀俊)から声が聞き
たくなったと連絡が入る。瀬崎は、あなたならきっと犯人にたどり着
ける、か弱き者を助けてあげてくださいね、と話し電話を切る。

 行き詰った雪平は、佐藤に連絡をする。「お願い、協力して!」

 テレビで、おとり捜査が失敗に終わったこと、殺人事件が4件に上
っており次の標的がか弱きものであることが報道されている。呆然と
する刑事たち。しかし、このニュースにより対象各ビルの警備員が屋
上を施錠し始め、次々と屋上が封鎖されることになった。

 瀬崎が森川に退職届を提出する。しかし当然連続殺人犯平井唯人
(眞島秀和)の担当なんだからと退職届は破り捨てられる。「いつか
殺されますよ…」つぶやく瀬崎。

 犯人からの電話を分析していた検視官三上(加藤雅也)が分析を終
了。上下二段の高速道路脇、盲人用信号機のある大きな横断歩道橋、
水の流れる音。この3つに該当する対象となるビルは一軒だけに特定
される。
 特定されたビルを知らされた雪平はビルに向かって走る。

 牧村からプレゼントされた色鉛筆と画用紙に東京タワーの絵を書き
上げた美央。
 家に帰りたがる美央を、牧村はもっと遠くに行かないか、と誘う。

 特定されたビルの屋上で銃を構えた雪平が見たのは、「アンフェア
なのは誰か?」のしおりを持たされて殺された平井の遺体だった。
『か弱き者』は平井だったのだ。

 平井殺害のニュースを聞き現場に向かおうとする佐藤の下に、牧村
から連絡が入る。今、美央も一緒でこれから家に帰る、と聞いた佐藤
は、後で事情を聞くから、と安心して電話を切る。しかし、牧村と美
央は黒マスクの人物に銃を突きつけられてワゴン車に乗せられる。

 現場に着いた佐藤は、雪平に美央が見つかったと伝える。おとり捜
査失敗の情報をマスコミに流し協力してくれた佐藤に感謝して雪平は
捜査に戻る。佐藤の姿を見た安藤は、あれが元旦那だと聞かされて佐
藤の姿を見つめる。

 雪平は、殺された平井のチョーク跡に横たわる。その結果、その視
線の先に『推理小説・下巻』を見つける。

 佐藤は牧村から家に着いたと連絡を受ける。今日も遅いから帰った
ら事情は聞くと話して電話を切る佐藤。しかし、このとき牧村は後ろ
手にしばられており、黒マスクの人物が携帯電話を持って牧村に話さ
せていたのだった。

 捜査会議。平井が死んで得をするのはだれか?という議論で、安藤
は平井が久留米隆一郎のゴーストライターだったことを話す。一斉に
久留米の確保に刑事たちが動き出す。

 一人捜査会議部屋に残った雪平は、瀬崎の言っていた”下品”、
”アンフェア”、”リアリティ”といった言葉を思い出し、何かを思
いつく。

 森川に瀬崎が呼び出される。平井が被害者だったことがわかり、本
の出版は中止、平井もお前も負け犬だ、と瀬崎は当り散らされる。さ
らに、雪平から『推理小説・下巻』を手に入れろ、と命令され、瀬崎
は森川を屋上に連れ出し、殴って気絶させる。

 『推理小説・下巻』は、「そして最後の仕上げが残っている」とだ
け書かれていたのだった。雪平は安藤と共に岩崎書房に向かうが、安
藤を車に残し、単身雪平は瀬崎に会いに行く。

 約束のコーヒーを持って屋上の瀬崎に雪平は会いに行く。

 「アンフェアなのは、あなた。瀬崎さん、『推理小説』書いたのあ
なたでしょ?」

 動機を尋ねる雪平。瀬崎は、「腐った世の中に腐ったやり方で波紋
を起こす。何かが変わるかもしれないと思ってました。僕は希望を見
出したかった。」と答えた。

 「今、最後の仕事をしようとしてたところなんです。」そう言って
森川を連れてきてナイフを取り出した。銃を瀬崎に向ける雪平。

 「撃てますか?僕を撃ってこの男を助けますか?この男を助けるた
めに僕を撃てますか?」
 「私の目の前で人を殺させやしない。」

 ナイフを振り上げる瀬崎に向かって、「瀬崎!」と叫びながら雪平
は引き金を引いた。

 瀬崎の遺体が運ばれるのを見つめる雪平の元に三上が来て、瀬崎の
ポケットに入っていたといって紙切れを渡してきた。

 「女刑事は、犯人を撃つ。
 一瞬のためらいもなく、かつて愛しかけたものを撃つ。
 彼女は泣かない。
 彼女は揺れない。
 そして、夜が来て、次の朝が来て、
 彼女はいつもの日常へと戻る。」

 警察が家宅捜査に入った瀬崎の家のパソコンには、『推理小説』の
すべての原稿と、事件のすべての詳細が保存されていた。

 雪平の元へ、犯人への発砲についてのコメントを求めるマスコミが
詰め掛ける。
 また同じような状況になっても撃つか?という問いに対し、「撃ち
ますよ。迷わずすぐに。」と答える雪平。

 久留米の元にもマスコミが殺到する。平井がゴーストライターだっ
たのでは?という話を振られた久留米は、事実無根だし新作も進んで
いるよ、と一笑に付す。その新作を書いているのは、元岩崎書房の橋
野美樹(有坂来瞳)だった。

 雪平は、屋上で三上から渡された瀬崎の最後のメモを破り捨て、日
常へと戻っていった。

 自宅に戻った佐藤は、玄関に誰の靴もないことに気づく。家の中を
探してもまったく戻った形跡がないことに不安を覚える佐藤。

 一人会議室で考え込む雪平の携帯が鳴る。非通知の電話に出ると、
コンピュータで合成された声が告げた。「雪平夏見さん?女と娘は預
かった。」


寸  評  『推理小説』を書きすべてを実行したのは瀬崎でした。まぁ、納
得のいく結末だった気がします。でも、多少でも愛しかけた男をため
らいなく撃てる雪平はすごいですね。その心中は想像できかねます…

執 筆 者 井村()

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2. 編集後記
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 先日、急に目やにがすごくなって目がはれて開きづらくなったので眼科に行
ったところ、花粉症だろう、と診断されてしまいました。母や兄がすでに発症
しているので時間の問題だとは思っていましたが、いざなってしまうと、洗濯
物も布団も怖くて外に干せなくなってしまいました。あぁ、こんなに暖かくい
い天気の日にもったいない・・・と思いますが仕方がないです。この先少しで
も悪化しないことを祈ります。(井村)

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