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タイトル:Daily Drama Express 2006/01/17 アンフェア (2)  2006/03/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/mm/dd (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アンフェア
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 雪平夏見(篠原涼子)
 安藤一之(瑛太)
 三上薫 (加藤雅也)
 瀬崎一郎(西島秀俊)
 佐藤和夫(香川照之)
 牧村紀世子(木村多江)
 山路哲夫(寺島進)
 蓮見杏奈(濱田マリ)
 小久保祐二(阿部サダヲ)
原  作 秦建日子「推理小説」
脚  本 佐藤嗣麻子
主題歌  伊東由奈『』

あらすじ  第2回「殺人の予告を3千万で落札せよ!」

 警察およびマスコミ各社に送られた『推理小説・上巻』に書かれた
通り第3の殺人が起こった。

 現場にいた瀬崎(西島秀俊)のポケットから、これまでの事件と同
じ「アンフェアなのは誰か?」と書かれたしおりが見つかったため、
雪平(篠原涼子)は安藤(瑛太)を伴って取り調べる。

 雪平はしおりを持っていたということで瀬崎が、殺された編集者・
野口(入江雅人)同様に犯人の標的だったか、もしくは犯人本人かだ、
ときわどい発言をして瀬崎を探る。

 さらに、瀬崎が出版社は倫理に反してもベストセラーのためなら入
札すると聞かされて、雪平はあきれて黙ってしまう。しかし、その雪
平に向かって瀬崎は、「自分だって犯人逮捕のために何でもするんじ
ゃないですか?」と逆に問い返される。

 パソコンに向かって小説を書く平井(眞島秀和)に、松本理恵子
(小林麻央)の同僚である美樹(有坂来瞳)がバスタオル姿で話しか
ける。理恵子のことを気にする平井を美樹は一笑に付す。

 その頃理恵子は、自分宛に送られてきた3つの殺人事件に関係する
かのようなメールを読み直して、平井が犯人ではないかと考えていた。

 テレビのニュースから警察は同じ予告小説が出版マスコミ各社に送
られていたことを知る。犯人はこの続きを、今日を入れて3日の間に
落札するように要求。最低落札価格は3000万円。そして被害者として
予告されているのは「愛する者」。

 日報新聞社・社会部デスクであり雪平の元夫・佐藤和夫(香川照之)
は雪平に会いに行く。事件の話から話し始めるが、話は二人の娘・美
央のために(向井地美音)のために新しい家政婦・牧村紀世子(木村
多江)を雇った話に。美央はとても牧村のことを気に入っており、牧
村もよく世話をしてくれている。

 マスコミの質問攻めに瀬崎は遭うが、まったく無愛想な態度をとる。
それを見た安藤は、雪平と瀬崎がよく似ていると雪平を茶化す。雪平
は瀬崎のことを流しつつも、5年前自分が犯人を撃ち殺したことでマ
スコミに責め立てられたことを思い出してしまう。

 平井は、テレビに映る瀬崎の姿を見て、かつて自分が瀬崎の下に原
稿を持ち込んだ際にまったく相手にされなかったことを思い出して、
こぶしを握り締めていた。

 出社した瀬崎は部長に呼び出される。瀬崎は自分の会社である岩崎
書房が入札するというのを聞かされて驚く。その瀬崎に部長は、「予
告殺人を止めるためと言えばいいんだ。大儀があれば、許してくれる
んだよ、世間ってのは。」とささやく。

 警察の捜査会議では、事実の報告のみで特に捜査に進展は見られな
い。

 雪平は、出版社よりも先に警察が入札しては?と提案する。反対す
る捜査一課係長小久保(阿部サダヲ)に、雪平はおとり捜査をすれば
いいと説明。考え込む刑事たちを残して、雪平は携帯が鳴り外へ行く。

 再び佐藤からの呼び出しで合う二人。なかなか本題の言えない佐藤
を、雪平がつつく。本題は、今新しい家政婦のもとで声まで失ってい
る美央が安定しているから、しばらく会わないでほしい、という話だ
った。
 それだけ話すと佐藤はまた帰ってしまう。

 入札準備の進む岩崎書房の理恵子の携帯に、またメールが送られて
くる。

 「逢いたい。 T.H.」

 困った理恵子は瀬崎にすべてを相談する。その上で、今日平井の家
に行ってパソコンの中にあの小説があるか調べてくる、と話す。

 第三の殺人が起きたときのパーティーの主役だった久留米(井上順)
を、雪平たちは尋ねて事情を聞く。久留米との面会を終えた雪平は、
何かを隠していると直感し、蓮見に連絡を取って久留米がバイトや従
業員を雇っていなかったかを探らせる。

 その蓮見から、全出版社が自主規制で入札しないことを決め、その
旨広告に載せると聞かされる。「愛する者は見殺しか・・・」

 「愛する者」というキーワードが気になった雪平は、安藤と別れて
美央に会いに小学校に行く。

 美央は男の子たちにいじめらていた。雪平はいじめっ子たちを蹴散
らして美央の頭をなでるが、その手を美央は振り払った。さらに、迎
えに来た牧村を見つけた美央は、笑顔を浮かべて牧村に走り寄った。
雪平のことを知ってる人か?と聞かれた美央は、首を振った。

 雪平は佐藤の携帯に電話をして、もう美央には会わないとメッセー
ジを残す。その頃、理恵子は平井との待ち合わせ場所から雪平に電話
をかけて、留守電に相談があるんだけど、とメッセージを入れていた。

 平井と飲みに行った理恵子は、大量のお酒を平井に飲ませ泥酔させ
る。そして、泥酔した平井をタクシーで部屋まで連れて行き、玄関に
寝かせたまま携帯のメールやパソコンの中身を調べるが、小説はもち
ろんのこと、T.H名義のメールも発見できずにいた。

 焦る理恵子は、後ろに人の気配を感じ振り返る。

 新聞に載せる入札拒否の広告の原稿を佐藤は見ながら呟く。
 「犯人がこれを見るまで、あと6時間か・・・。」

 雪平は瀬崎に呼び出されて岩崎書房の倉庫に来ていた。瀬崎は、こ
れまでに持ち込まれた原稿の中にあの『推理小説』と同じような書式
の原稿を見た覚えがあるといい、それを探していたのだった。その著
者は、平井唯人。

 平井がかつて岩崎書房でバイトしており、理恵子と付き合っていた
と瀬崎から聞かされた雪平は呆然とする。

 理恵子の携帯に雪平は連絡するがつながらない。そこで留守電に気
づいて不安を覚えた雪平は、安藤を理恵子の家に向かわせる。さらに、
蓮見には理恵子の携帯が最後に発信した場所を調べてもらう。

 さらに平井唯人が容疑者の可能性が高く、松本理恵子が被害者とな
る可能性が高いと説明する。一斉に平井の身柄確保、理恵子の保護に
向けて刑事一同が動き出す。

 理恵子の携帯が最後に発信したのが新宿と知って、どうやって理恵
子を探そうか思案する雪平の前に瀬崎が現れる。そこで、瀬崎は平井
のことを相談されたことを話す。

 平井のアパートに向かうタクシーの中で、山路管理官から雪平は理
恵子が殺されたことを聞かされる。

 雪平はそのまま平井のアパートで理恵子の絞殺死体と対面する。手
には例のしおりが握られており、机の上には3枚の書類が残されてい
た。

 「この殺人の責任は、私の小説を無視した警察とマスコミにある。
 次の殺人は3日後。最低入札価格 1億円。
 次の被害者は「か弱き者」。命を救いたければ、私の『推理小説』
を落札せよ。」

 雪平の瞳から涙がこぼれた。

 手袋をはめた手が、朝刊に掲載されたメッセージを見ながら、パソ
コンのキーボードを叩く。

 現場検証を終え、理恵子の遺体とともに現場を後にした検死官の三
上(加藤雅也)は、こっそり現場から持ち出した3枚のしおりの切れ
端を見つめて微笑んだ。

 雪平は理恵子の死体のチョーク跡に横たわりながら、「きらきら星」
を口ずさみつつ理恵子のことを思い出していた。


寸  評  なんとあっさり理恵子が殺されてしまいました。小林麻央さんだ
っただけに微妙なところでしたが、ほんとあっさりでした。それにし
ても誰もが怪しいですね・・・

執 筆 者 井村()

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2. 編集後記
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 執筆者の都合ですっかり発行が遅れてしまい大変ご迷惑をおかけしました。
壊れたPCも戻ってきたのですぐに取り戻そう、と意気込んでいたのですが、
自分や家族が体調を崩したり、また下の息子の生活のリズムがちょうど崩れた
りして執筆時間が取れなかったりとさまざまな悪条件が重なってしまい、本当
にすっかり遅れてしまいました。これからがんばって取り戻していきたいと思
いますので、あきれずに読んでください。よろしくおねがいします。(井村)

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