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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/23 けものみち (7)  2006/03/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/02/23 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル けものみち
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 成沢民子(米倉涼子)
 小滝章二郎(佐藤浩市)
 如月初音(東ちづる)
 久恒春樹(仲村トオル)
 佐伯米子(若村麻由美)
 鬼頭洪太(平幹二朗)
原  作 松本清張
脚  本 寺田敏雄
主題歌  中島みゆき「帰らぬ者」

あらすじ  第七章 麻布の女帝、衝撃の死

 鬼頭洪太(平幹二朗)はすぐに吐き出し、毒物の量も致死量に達し
ていなかっただろう、と医者。
 弁護士・秦野重武(吹越満)は、この件は警察には内聞に、と言う。

 佐伯米子(若村真由美)をにらむ成沢民子(米倉涼子)。

 秦野は米子、民子、黒谷富雄(前川泰之)に、鬼頭は病気と言うよ
うに。でも、ご老体なので、何かあっても仕方ない、と言う。

 そして米子と民子を別室に呼ぶ。
 民子は、ただ、用意された食事を運び、食べさせただけ、と反論。
 米子は、そんなことを自分がするわけがないでしょ、と反論。

 秦野は、明らかなことは三つだけある。一つは二人のうち、どちら
かが嘘をついていると言うこと。ただでは済まぬこと.....と挙げる
が、鬼頭は秦野はこの件に当たらなくていいという。

 米子は民子に、いつまで長襦袢のままでいるの、早く着替えなさい
と言う。


 鬼頭を見舞うたくさんの花。
 玄関で対応する米子。
 鬼頭の枕元に座る民子。

 衆議院議員・間宮悦郎(長谷川朝晴)が、武藤美代子(星野真里)
をつれて見舞いに来る。
 美代子は以前、民子が働いていたのと同じ芳仙閣で働いていると自
己紹介。
 鬼頭は美代子の手を握る。


 秦野は小滝章二郎(佐藤浩市)に、民子は小滝が連れてきたのだろ
う。民子は鬼頭が死ねば、自由になれると思ったのか?連れてきた責
任はとってもらう、と小滝に言う。


 米子が黒谷に、自分たちの結婚式の式場はどこがいいかしら?と言
う。
 黒谷は自分が結婚できるなんて思わなかった。米子はきれいで.....
と言うが、米子は鬼頭が呼んでいた、と黒谷のおしゃべりを封じる。


 久恒春樹(仲村トオル)は警察を退職する。


 民子は木崎光恵(田丸麻紀)に、オラクル商会との商談を一週間延
ばすよう指示。
 自分にできることは?と聞く光恵に、無理、と民子。


 民子は、何かいいたそうな米子を一室に連れて行く。そして米子な
らもっと上手くできたはずだし、第一ずっとこのお屋敷にいたのでし
ょ、と聞く。
 米子は16で来た最初から、この屋敷にいたかったわけではない。
何度もこのお屋敷を逃げだそうとした。今では、もうそんなことも思
わないが、と。
 「けものみち.....一度そこに入った者は決して抜け出せないもの
よ」と米子。そして貰ったイヤリングを民子に返し、いい品だったけ
ど、自分の趣味ではない、と言う。

 民子が鬼頭の寝室に入ると、鬼頭は起きあがり、民子の首を絞める。


 風呂を掃除する黒谷。
 米子は黒谷に椿の花を投げると、「案外わたしたち、似合いなのか
もしれない。ほかにわかりあえる人もいないし」と言うと、黒谷に、
「抱いて」と言ってしがみつく。

 黒谷も米子を抱き返すと、「しょうがないんだよ。旦那様の命令な
のだから」と言って、黒谷は抜き身の匕首を取り出す。

 あのマジックミラーの後ろの部屋には、鬼頭と民子が潜んでいる。
 やめさせようとする民子を止める鬼頭。

 米子は、マジックミラー越しに見られていることを意識している。
 そして黒谷の構える匕首に向かって、自ら駆け寄り、腹を刺される。


 夜、鬼頭と同衾する民子。
 鬼頭は、「目に見えないことはない。この世にできないことはない.
....米が不憫だ」とつぶやく。

 黒谷は民子の死体を始末。


 夜、民子は一人でマスカレードに入り、ソファーに座ると、米子か
ら返されたイヤリングを取り出し、受賞作のティアラの入ったガラス
ケースに投げつける。

 −− ひとたびけものみちに入った者は、決してそこから抜け出せ
ない。彼女は最後にそれをわたしに言い残した。
    あなたがそこにいるなら、伝えたいことがある。わたしはあ
なたとは違う。


 杉原奈々美(上原美佐)はなんでくびなのだと怒っている。でも、
今度は顧客伝票が盗まれている。

 出て行く奈々美に民子は、「わたしにはかかわらない方がいい。あ
なたのためだから」と言う。
 奈々美は、民子が夫・成沢寛次(田中哲司)を焼き殺したのに、な
ぜ警察は調べないのか?と問う。
 民子は奈々美とは関係ない。でも、一つ奈々美に感謝していること
はある。なぜなら、奈々美がいなければもっと早く、寛次と一緒に死
んでいたと思うから、と言う。


 戻ってきた民子は光恵に、本当に奈々美が顧客伝票を盗んだのか聞
く。
 光恵は本当ではないが、不要な人材は早く切るべき、と答える。
 民子は、そういうことを決めるのは、社長であるわたし!と激昂。


 明和中央出版・編集長 朝倉邦男(小市慢太郎)を、久恒が訪ねる。

 朝倉は、鬼頭についてよく知っていた。でも、記事にできるのは、
知っていることの三割という。
 久恒は、実は鬼頭についての情報を朝倉に売りに来たのだ。
 朝倉は100万を渡し、この件を絶対他社には漏らさないように、
と条件を出す。


 鬼頭は、民子の作る料理もおいしいと言う。
 民子は一時、病人の世話をしていたから、と言う。

 民子は黒谷を呼び、白湯を持ってこさせる。
 「な、怖い男じゃないだろ」と鬼頭。

 鬼頭は卵焼きを食べさせて貰っている途中、突然民子の体を求める。
 民子は、「知りました。権力者はお金や権力を手にするほど、臆病
になるんですね」と言う。


 秦野が、鬼頭はますます民子に夢中になっていると言う。
 「そうですか」と相づちを打つ小滝。小滝は最近民子とは連絡を取
っていない。そして秦野に、そろそろ鬼頭か自分か、はっきりさせて
貰わなければならないと言う。

 そこに民子が来る。用件は「会いたいから会いに来た」だけ。そし
て小滝に、鬼頭には小滝を刺し殺す体力は残っていないから安心する
よう言う。

 民子は、初めて連れてこられたとき、繰り返し考えていたのは、誰
が味方かということ。でも、今ならわかる。それは自分が決めること
だった、と言う。

 小滝は最初からそう言っていただろうと言う。


 美代子が芳仙閣をやめる。

 如月初音(東ちづる)は、芳仙閣は火の車。退職金は出ないという。
 美代子は、それはかまわない。それより芳仙閣に火を放ったら?火
の車ならよく燃えるでしょ、と言う。

 初音は、自分は女性たちをよく見てきた。だから言うけど、美代子
は民子にはなれない、と。


 間宮は白妙で民子と会っている。米子がいないと、民子も大変だね
と言う。
 民子は、米子は暇を貰ったのだろうと、軽く受け流す。そして、間
宮とは縁を切ったはずだが、と言う。

 間宮は三日前に鬼頭に会ったとき、死相が出ていた。自分のこうい
う勘はよく当たるのだと言う。

 そこに美代子がやってくる。
 間宮は外で待っているよう言う。
 美代子は民子に、マスカレードの株式を公開したら教えて。買って
差し上げるから、と言う。

 美代子が出て行くと間宮は、女はちょっと高いものを買ってやると、
セレブ気取りと皮肉る。
 民子はいいのでは。それより、政治家ってお金になるのね。それと
も、鬼頭にお金を出して貰った?と言う。
 間宮は険しい顔で否定。そして立ち上がると、今日は民子がいかに
鬼頭にくいこんでいるかがわかっただけでも収穫だった。民子は今、
とてもつごうのいいポジションにいる。
 そういえば先日、多摩川の河川敷に、女性の視察死体が上がった。
髪は長い歩にテールだった、と言う間宮。

 −− 何かが動き始めている。まだわたしの想像もつかない何かが。


 奈々美と会う光恵。これからどうするか聞く光恵。このまま田舎に
帰って平穏に暮らすか、そうでない方を選ぶか、と。


 久恒は朝倉に、なんで記事になっていないのだと詰め寄る。
 朝倉は、あれは記事にはならない。金を返せとは言わないが、他社
へ持って行っても同じだろう。
 『桐沢柊次』という男を以前追ったことがある。でも、その追って
いた記者は行方不明になった。この件は明和中央出版とは無関係だと
言う。

 桐沢関連の写真の中に、小滝が写っているものがある。


 鬼頭の容態が思わしくない。鬼頭は民子に、自分に何かあったら、
秦野に相談しろと言う。自分には妻子がいない。だからこの屋敷も財
産も、すべて民子に与える。
 そして秦野に、今のうちにそういう遺言書を作っておくよう命じる。

 小滝を殺しておけ、と命じる鬼頭。


 間宮が小滝を白妙に招く。下座に座っている間宮。
 芳仙閣は近く店をたたむ。間宮は初音に、初音の丼勘定が災いした
な、と軽口を言う。

 初音は間宮と小滝が知り合いのことに驚くが、間宮は小滝を尊敬し
ているという。


 久恒は、妻・薫(網浜直子)に、離婚届と、慰謝料を渡し、なるべ
く早く息子・太郎(吉川史樹)をつれてここを出て行け。行き先は誰
にも知らせるな。親戚にも、オレにも、と言う。

 寝ていた太郎は久恒に、大きくなったら刑事になり、久恒と共に、
悪い人を捕まえると寝言を言う。

 久恒は問いかける薫に、刑事やっていたら100年たっても稼げな
いような目もくらむような大金を作ってやるというと、出て行く。


 小滝は秦野に電話して、どっちに決めたか問う。
 秦野は自分も聞きたいことがあるので、一緒に飯を食おうと言う。

 民子が電話をしてもつながらない。タクシーをとばす民子。


 ニューロイヤルホテルの総支配人室へ、おそるおそる入る民子。で
も、無人。

 隣のプライベート・ルームを覗くと、久恒がうずくまっている。

 久恒は突然咳をして苦しみだし、民子は慌てて久恒を助け起こす。

 「動き始めたみたいだな、何かが。つきあってやるよ、あんたに」
と民子に言う久恒。


寸  評  いよいよ民子のターニングポイント?これから、民子が主導権を
取るのでしょうか?
 でも、米子があんな形で死んでしまうとは思いませんでした。

 また、最後の鬼頭の小滝を殺せという命令は実行に移されるのでし
ょうか?
 小滝が死んでしまっては、ストーリーがしまりません。生きていて、
欲しいです。

 美代子は鼻につきますが、初音に民子にはなれないと言われて、溜
飲が下がりました。やはり民子は、あのような立場になるだけの器量
があったのですね。

 ところで、秦野はどうして弁護士資格まであるのに、殺人にまで手
を染めるようになったのでしょうか。いったい、上海で何があったの
でしょうか。
 原作では、偽弁護士だったそうなので、あんなことをやっても、不
思議はないのですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 もう、旧聞に属しますが、荒川静香の金メダルを見て、ドラマ関連ネタを書
こうとしていたのでしたが、急遽、題材を変えました。
 これまで、五輪関係のテレビを見る気もなく、録画しておいたドラマを見て
いました。
 でも、荒川静香の金を知り、俄然フィギュアを見たい!と思うようになりま
した。彼女のフリー、そしてエキシビションの優雅さに感動しました。
 テレビの録画はこの二つはやるのですが、SP(ショートプログラム)は、
やらないか、やったとしても、ほんの数秒程度です。一度、SPも通しで見た
い、と思っているところです。

 もともとスポーツにはほとんど興味がなかったのですが、冬季五輪では、フ
ィギュア・スケートだけは好きでした。ハードなスポーツらしいのですが、見
ているだけでは、バレエと変わらず、優雅に見えます。

 ウィンター・スポーツを一つだけやるとしたら何にするか、と問われたら、
アイススケートと答えます。
 でも、まだやったことはありません。早くやってみたいものです。(って、
子供の時からの夢なのですが)(鈴木)

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